風邪をひいてしまった。頭が痛い。
半人半霊とはいえ、半人側は割と普通に人間の病気にかかる。
一年に一回くらいは、こうして風邪もひく。幼少のころなどは、もっともっと病弱で、しょっちゅう体調を崩していた。
でも、幽々子様に出会ってからは、少しはこの体もしっかりしてきたようで、風邪をひく頻度も下がってきた。
それに、たとえ風邪をひいたって、幽々子様と会ったらすぐに元気になれるのだ。
どんなに頭が痛くっても、体が熱っぽくっても、幽々子様と顔を合わせていると、本当にそれが収まってくる。
やっぱり幽々子様は私のお仕えする方。
幽々子様は私の生きる理由だから、幽々子様に会うと、この体も奮起してくれるんだろう。
私にとって昔から、幽々子様は永遠亭の賢者にも勝る名医だった。
「あら、妖夢。体調がすぐれないのかしら」
幽々子様のことを考えていたら、廊下でばったりと幽々子様に会ってしまう。
すぐに体調の悪さを見抜かれて、少し恥ずかしいのもあり、うれしいのもあり。
「大丈夫ですよ、幽々子様。さぁ、ご飯の用意をしますからね」
本当に大丈夫。
だって幽々子様に会ったんだもの。
この体はいっぱい頑張ってくれる。だってほら、やっぱり頭が痛いのも、収まってきたもの。
「そう、うふふ。楽しみにしているわね」
「お任せ下さい!」
もう、体の重みも感じない。
私は意気揚々と厨房へと駆けていく。
やっぱり幽々子様は、私にとっての最高の名医なんだ。
そうして走り出す私の後ろで、幽々子様はぽつりとよくわからないことを言っていた。
「それにしても、ウィルスって天国に行けるのかしら?」
半人半霊とはいえ、半人側は割と普通に人間の病気にかかる。
一年に一回くらいは、こうして風邪もひく。幼少のころなどは、もっともっと病弱で、しょっちゅう体調を崩していた。
でも、幽々子様に出会ってからは、少しはこの体もしっかりしてきたようで、風邪をひく頻度も下がってきた。
それに、たとえ風邪をひいたって、幽々子様と会ったらすぐに元気になれるのだ。
どんなに頭が痛くっても、体が熱っぽくっても、幽々子様と顔を合わせていると、本当にそれが収まってくる。
やっぱり幽々子様は私のお仕えする方。
幽々子様は私の生きる理由だから、幽々子様に会うと、この体も奮起してくれるんだろう。
私にとって昔から、幽々子様は永遠亭の賢者にも勝る名医だった。
「あら、妖夢。体調がすぐれないのかしら」
幽々子様のことを考えていたら、廊下でばったりと幽々子様に会ってしまう。
すぐに体調の悪さを見抜かれて、少し恥ずかしいのもあり、うれしいのもあり。
「大丈夫ですよ、幽々子様。さぁ、ご飯の用意をしますからね」
本当に大丈夫。
だって幽々子様に会ったんだもの。
この体はいっぱい頑張ってくれる。だってほら、やっぱり頭が痛いのも、収まってきたもの。
「そう、うふふ。楽しみにしているわね」
「お任せ下さい!」
もう、体の重みも感じない。
私は意気揚々と厨房へと駆けていく。
やっぱり幽々子様は、私にとっての最高の名医なんだ。
そうして走り出す私の後ろで、幽々子様はぽつりとよくわからないことを言っていた。
「それにしても、ウィルスって天国に行けるのかしら?」
ありがとうございます!
(短いのがとても残念