いつまでこうしていられるだろう、少女はずっと恐れてる。
それは誰にもわからないけれど、そう遠くない話だろう。
霧雨魔理沙はベッドの上で、寝っころがって本を読んでる。
いつもはそうではないけれど、今日は寝っころがっている。
背中にかたいでっぱりが、当たってそれが気になっている。
背中の下にあるのは毛布、そのまた下にはハードカバーの本。
部屋を片付けないからよって、アリスが言うと思うから。
霧雨魔理沙はなんにも言わない。
霧雨魔理沙の部屋は狭い。
ほんとは結構広いんだけど。
部屋中本が山積みで、足の踏み場もないくらい。
机の前かベッドの上か、あとは空でも飛んでくれ。
飛べない魔理沙はただの魔理沙だ。
空飛ぶ魔理沙は、……普通の魔理沙だ。
ベッドの上では魔理沙が寝転び、机の前には人形遣い。
魔理沙の資料が読みたいといって、夕方頃にやってきた。
魔理沙とアリスは仲がいい。
普通の友達くらいには。
友達くらいに仲は良いけど、部屋で二人は何にも云わない。
魔理沙は本を読んでいて、アリスは資料を漁ってる。
そろそろ夜になっただろうかと、魔理沙は少し背伸びした。
魔理沙の部屋には窓がない。あるけど今は本棚の裏。
机の上の燭台と、壁にかけてるランタンは照らす。
灯りが進む先を見ると、人形遣いの影がゆれた。
風でも吹いているのだろうか。
本棚の裏で窓が軋んだ。
手にする本の難解さに、魔理沙は顔をしかめている。
理論は苦手なんだというと、アリスは鼻で笑うのだろう。
それを思ってさらにしかめる。
魔理沙は人の10倍は、実験漬けの毎日だ。
努力が好きなわけではなくって。
やってみないと分からないから。
魔法使いを名乗っていても、やっぱり魔理沙は人間だ。
空が飛べても魔砲が撃てても、それでも彼女は人間だ。
横目でにらんだ人形遣いは、資料に夢中で気付かない。
アレとわたしはべつのいきもの。
魔法使いになるのだろうか。
霧雨魔理沙は魔法使いに。
おとといの夜は図書館に行った。
パチュリー・ノーレッジの魔道図書館。
あれと、これと、それからあの本。
ひょいひょいひょいっと帽子に入れて。
手を振り立ち去る魔理沙の背中。
魔女の言葉が突き刺さる。
あれは占術、こっちは使い魔、それからあれは薬の本よ。
あれこれ眺めて魔女っ子ごっこ?
里の子どもを見てごらんなさい。
みいんなとっくに卒業よ。
帰るつもりがあるんだったら、早くするのが貴女のためよ。
そうでないなら頭を下げて、素直に教えを請いなさい。
誰でもなれたら苦労は無いわ。
ダメなら寿命を削るだけ。
私の体を見てごらんなさい。
上手くいってもこのありさまよ。
魔理沙は聞かずに図書館を出た。
力いっぱい飛ばして帰った。
そうだろうかと魔理沙は悩む。
これまでいろいろやってきたのも、ごっこ遊びに過ぎないと?
弾幕ごっこは大好きだけど、それとこれとは話が別だ。
それとも別ではないのだろうか。
弾幕ごっこで楽しむように。
魔法使いはごっこだろうか。
魔理沙は弾幕ごっこが好きだ。
スカッとするし、負けないし、みんなに一目置かれるからだ。
里の娘じゃできないことだ。
大きなおうちの娘じゃなくて、霧雨魔理沙でいられるからだ。
ほうら結局それだけじゃない。
パチュリーの声が頭に響く。
魔法使いになりたいんじゃない。
ただの魔理沙でいたくないだけ。
貴女はそれでいいのかしらね。
人であるのが尊いと知らず。
それは違うとこころで叫ぶ
それは違う?と頭に響く。
もしもやめると言いだしたなら、人形遣いはどう思うだろう。
魔理沙の机で資料を睨む、彼女はなんて言うだろう。
魔理沙の懊悩露知らず、人形遣いは机に向かう。
魔法理論は杜撰で、単純。
それでもアリスが頼りにしてる、霧雨魔理沙の研究レポート。
データの量と正確さには、彼女も一目置いているのだ。
あのさ、と魔理沙が声をかける。
自分で思っていたよりずっと、小さくかすれた声になった。
人形遣いは何にも言わず、魔理沙はちょっぴり尻込みする。
やっぱり聞こえてなかったのかな。
もいちど言うには勇気がないと、魔理沙が思ったそのときだ。
なんなの、さっさと話しなさいよと、背を向けたままアリスが言った。
何ってわけじゃないんだけどさ。
何ってわけじゃアないんだけどさあ。
いつまでこうしていられるのかなって。
最近ちょっぴり思うんだ。
こうしている、ってどういうことよ。
アリスは椅子の背もたれに、片肘付いて振り返る。
魔理沙は何だか気恥ずかしくて、ごろんとアリスに背を向けた。
アリスは友達だけれども、先輩であり、お姉さんだ。
5年後私は何してるかな。
こうして家でダラダラしてさ。
たまにはアリスが来たりしてさ。
異変に首を突っ込んでさ。
何かあったの、とアリスがたずねる。
どうせ霊夢かパチュリーに、なんか言われたんでしょうけど。
そんなのあんたが決めることでしょ。
それでも私が個人的に、何か言うことがあるとすればね。
いずれは里にね、帰るべきじゃない?
霊夢はきっと、気にしないわよ。
アリスはおおよそ察していた。
魔理沙は弾幕ごっこに強く、そこで評価をされてしまった。
彼女はそこに自分の価値が、唯一無二の自分の価値が、あると信じて疑わない。
気骨があって努力家だから里でも通用するだろうに。
妖怪なんていいもんじゃない。
出来ることなら人間に、戻りたいやつも多いのに。
なんだよやっぱりそうなのかよ。
アリスもおんなじことをいうのか。
魔理沙は何だか人形遣いに、裏切られたような気がしていた。
そうだやっぱりこいつらは、私達とは違うんだ。
背を向けたまま目をつむって、体をギュッと丸めて黙る。
その背にアリスの指先が触れた。
驚く魔理沙が振り向くと、人形遣いは机を離れ、ベッドの端に座っていた。
あんたは妖怪が身近すぎて、それがよくないことなのかもね。
魔法使いになるだなんて、ロクなことじゃあないんだからね。
世界の真理や人工意識、魔法理論の完全統一。
そんなくだらないもののために、全てを捨てる狂人たちよ。
私もそうよ、分かってる?
アリスの瞳は酷く優しく、酷くいびつで濁って見えた。
魔理沙はひっ、と体を退いた。
だからやめろと言うんじゃないわ、分かった上で選びなさい。
誰でもできることではないから、先輩魔女に頼りなさい。
人形遣いはそれだけ言うと、あとは黙って魔理沙を見つめた。
選択の時が迫ってるんだ、ほんとはずっと気付いていたけど。
霧雨魔理沙はどうするだろうか。
それでも意地を張るのだろうか。
下らぬ意地や見栄っ張りでも、100年通せばプライドだ。
そうする覚悟があるんだろうか。
分からなくても、分からなくては。
あっという間に君も大人さ。
アリスに聞いてはみたけれど、悩みは全然解決しない。
それでも悩み続けなくちゃと、ただただそれだけが分かっただけだ。
霊夢はきっと死ぬんだろうな。
咲夜も確か、死ぬってハナシだ。
早苗はどうだかわからないけど、行くべき道は決まっているって。
みんな一人で決めたんだろう、いつか私も決めるんだろう。
いつかはいつか。
今じゃない。
今じゃなけど先じゃない。
言うほど未来のことじゃない。
全部を手には入れられなくて、何を決めても何か失う。
それでも誰かが見守っている、その選択を見届けている。
それじゃ帰るわって、アリスを止めて。
魔理沙は一緒に階下へ連れ立つ。
送っていくよ私の箒で。
そっちのほうが早いから、って。
ほんとのところはあともう少し、一人になりたくなかっただけで。
扉を開けると風が冷たい。
アリスを後ろに座らせて、地を蹴る影がふわりと浮かぶ。
体に掴まるアリスの腕は、ヒトと同じに暖かい。
もしも私が魔法をやめて、人間の里に戻ったらさ。
それでも二人は友達なのか?
振り向かないでそう聞く魔理沙に、人形遣いはクスリと笑う。
なんて言ったら満足するの、そんなの今は分かりっこない。
やめてもいいし、続けてもいい。
決めた未来に後悔しない、覚悟があればそれでいいのよ。
アリスの言葉を考えながら、二人は風でゆっくり揺れる。
あと何回の夜を飛ぶのか。
月が落ちてく反対側で、夜の東に「いつか」が迫る。
隣り合わせの明日を信じて。
.
それは誰にもわからないけれど、そう遠くない話だろう。
霧雨魔理沙はベッドの上で、寝っころがって本を読んでる。
いつもはそうではないけれど、今日は寝っころがっている。
背中にかたいでっぱりが、当たってそれが気になっている。
背中の下にあるのは毛布、そのまた下にはハードカバーの本。
部屋を片付けないからよって、アリスが言うと思うから。
霧雨魔理沙はなんにも言わない。
霧雨魔理沙の部屋は狭い。
ほんとは結構広いんだけど。
部屋中本が山積みで、足の踏み場もないくらい。
机の前かベッドの上か、あとは空でも飛んでくれ。
飛べない魔理沙はただの魔理沙だ。
空飛ぶ魔理沙は、……普通の魔理沙だ。
ベッドの上では魔理沙が寝転び、机の前には人形遣い。
魔理沙の資料が読みたいといって、夕方頃にやってきた。
魔理沙とアリスは仲がいい。
普通の友達くらいには。
友達くらいに仲は良いけど、部屋で二人は何にも云わない。
魔理沙は本を読んでいて、アリスは資料を漁ってる。
そろそろ夜になっただろうかと、魔理沙は少し背伸びした。
魔理沙の部屋には窓がない。あるけど今は本棚の裏。
机の上の燭台と、壁にかけてるランタンは照らす。
灯りが進む先を見ると、人形遣いの影がゆれた。
風でも吹いているのだろうか。
本棚の裏で窓が軋んだ。
手にする本の難解さに、魔理沙は顔をしかめている。
理論は苦手なんだというと、アリスは鼻で笑うのだろう。
それを思ってさらにしかめる。
魔理沙は人の10倍は、実験漬けの毎日だ。
努力が好きなわけではなくって。
やってみないと分からないから。
魔法使いを名乗っていても、やっぱり魔理沙は人間だ。
空が飛べても魔砲が撃てても、それでも彼女は人間だ。
横目でにらんだ人形遣いは、資料に夢中で気付かない。
アレとわたしはべつのいきもの。
魔法使いになるのだろうか。
霧雨魔理沙は魔法使いに。
おとといの夜は図書館に行った。
パチュリー・ノーレッジの魔道図書館。
あれと、これと、それからあの本。
ひょいひょいひょいっと帽子に入れて。
手を振り立ち去る魔理沙の背中。
魔女の言葉が突き刺さる。
あれは占術、こっちは使い魔、それからあれは薬の本よ。
あれこれ眺めて魔女っ子ごっこ?
里の子どもを見てごらんなさい。
みいんなとっくに卒業よ。
帰るつもりがあるんだったら、早くするのが貴女のためよ。
そうでないなら頭を下げて、素直に教えを請いなさい。
誰でもなれたら苦労は無いわ。
ダメなら寿命を削るだけ。
私の体を見てごらんなさい。
上手くいってもこのありさまよ。
魔理沙は聞かずに図書館を出た。
力いっぱい飛ばして帰った。
そうだろうかと魔理沙は悩む。
これまでいろいろやってきたのも、ごっこ遊びに過ぎないと?
弾幕ごっこは大好きだけど、それとこれとは話が別だ。
それとも別ではないのだろうか。
弾幕ごっこで楽しむように。
魔法使いはごっこだろうか。
魔理沙は弾幕ごっこが好きだ。
スカッとするし、負けないし、みんなに一目置かれるからだ。
里の娘じゃできないことだ。
大きなおうちの娘じゃなくて、霧雨魔理沙でいられるからだ。
ほうら結局それだけじゃない。
パチュリーの声が頭に響く。
魔法使いになりたいんじゃない。
ただの魔理沙でいたくないだけ。
貴女はそれでいいのかしらね。
人であるのが尊いと知らず。
それは違うとこころで叫ぶ
それは違う?と頭に響く。
もしもやめると言いだしたなら、人形遣いはどう思うだろう。
魔理沙の机で資料を睨む、彼女はなんて言うだろう。
魔理沙の懊悩露知らず、人形遣いは机に向かう。
魔法理論は杜撰で、単純。
それでもアリスが頼りにしてる、霧雨魔理沙の研究レポート。
データの量と正確さには、彼女も一目置いているのだ。
あのさ、と魔理沙が声をかける。
自分で思っていたよりずっと、小さくかすれた声になった。
人形遣いは何にも言わず、魔理沙はちょっぴり尻込みする。
やっぱり聞こえてなかったのかな。
もいちど言うには勇気がないと、魔理沙が思ったそのときだ。
なんなの、さっさと話しなさいよと、背を向けたままアリスが言った。
何ってわけじゃないんだけどさ。
何ってわけじゃアないんだけどさあ。
いつまでこうしていられるのかなって。
最近ちょっぴり思うんだ。
こうしている、ってどういうことよ。
アリスは椅子の背もたれに、片肘付いて振り返る。
魔理沙は何だか気恥ずかしくて、ごろんとアリスに背を向けた。
アリスは友達だけれども、先輩であり、お姉さんだ。
5年後私は何してるかな。
こうして家でダラダラしてさ。
たまにはアリスが来たりしてさ。
異変に首を突っ込んでさ。
何かあったの、とアリスがたずねる。
どうせ霊夢かパチュリーに、なんか言われたんでしょうけど。
そんなのあんたが決めることでしょ。
それでも私が個人的に、何か言うことがあるとすればね。
いずれは里にね、帰るべきじゃない?
霊夢はきっと、気にしないわよ。
アリスはおおよそ察していた。
魔理沙は弾幕ごっこに強く、そこで評価をされてしまった。
彼女はそこに自分の価値が、唯一無二の自分の価値が、あると信じて疑わない。
気骨があって努力家だから里でも通用するだろうに。
妖怪なんていいもんじゃない。
出来ることなら人間に、戻りたいやつも多いのに。
なんだよやっぱりそうなのかよ。
アリスもおんなじことをいうのか。
魔理沙は何だか人形遣いに、裏切られたような気がしていた。
そうだやっぱりこいつらは、私達とは違うんだ。
背を向けたまま目をつむって、体をギュッと丸めて黙る。
その背にアリスの指先が触れた。
驚く魔理沙が振り向くと、人形遣いは机を離れ、ベッドの端に座っていた。
あんたは妖怪が身近すぎて、それがよくないことなのかもね。
魔法使いになるだなんて、ロクなことじゃあないんだからね。
世界の真理や人工意識、魔法理論の完全統一。
そんなくだらないもののために、全てを捨てる狂人たちよ。
私もそうよ、分かってる?
アリスの瞳は酷く優しく、酷くいびつで濁って見えた。
魔理沙はひっ、と体を退いた。
だからやめろと言うんじゃないわ、分かった上で選びなさい。
誰でもできることではないから、先輩魔女に頼りなさい。
人形遣いはそれだけ言うと、あとは黙って魔理沙を見つめた。
選択の時が迫ってるんだ、ほんとはずっと気付いていたけど。
霧雨魔理沙はどうするだろうか。
それでも意地を張るのだろうか。
下らぬ意地や見栄っ張りでも、100年通せばプライドだ。
そうする覚悟があるんだろうか。
分からなくても、分からなくては。
あっという間に君も大人さ。
アリスに聞いてはみたけれど、悩みは全然解決しない。
それでも悩み続けなくちゃと、ただただそれだけが分かっただけだ。
霊夢はきっと死ぬんだろうな。
咲夜も確か、死ぬってハナシだ。
早苗はどうだかわからないけど、行くべき道は決まっているって。
みんな一人で決めたんだろう、いつか私も決めるんだろう。
いつかはいつか。
今じゃない。
今じゃなけど先じゃない。
言うほど未来のことじゃない。
全部を手には入れられなくて、何を決めても何か失う。
それでも誰かが見守っている、その選択を見届けている。
それじゃ帰るわって、アリスを止めて。
魔理沙は一緒に階下へ連れ立つ。
送っていくよ私の箒で。
そっちのほうが早いから、って。
ほんとのところはあともう少し、一人になりたくなかっただけで。
扉を開けると風が冷たい。
アリスを後ろに座らせて、地を蹴る影がふわりと浮かぶ。
体に掴まるアリスの腕は、ヒトと同じに暖かい。
もしも私が魔法をやめて、人間の里に戻ったらさ。
それでも二人は友達なのか?
振り向かないでそう聞く魔理沙に、人形遣いはクスリと笑う。
なんて言ったら満足するの、そんなの今は分かりっこない。
やめてもいいし、続けてもいい。
決めた未来に後悔しない、覚悟があればそれでいいのよ。
アリスの言葉を考えながら、二人は風でゆっくり揺れる。
あと何回の夜を飛ぶのか。
月が落ちてく反対側で、夜の東に「いつか」が迫る。
隣り合わせの明日を信じて。
.
独特な文体だけど読みやすかったです。
私はそう思ってます。
とても深い作品でした。
実験屋と理論屋は車の両輪ですから、そこでコンプレックスを感じることはない…と思いますが感じちゃいますよねやっぱり。
狭まったことに気付き、急に面白さよりも怖さが出てくるんですよね。特に夜に我に返って悩むと死にたくなる。
でも実はこれが一生を決めるっていう選択は、実は毎日のように色々な形で訪れている筈です。
今が選択の時であると気付いてしまった選択でのみ悩むことは、若さであり積むべき経験なのでしょうが。
インフラも整っていない時代に全ての庇護を捨てて10代前半で家を飛び出せる気骨があれば、
一流までで満足するのであればきっと何でもできるし何にでもなれるのでしょうが…。
選ばないことを選んだりもするしな
エヴァンゲリオンのシンジ君みたいに、逃避することを続けて選ばないことを続ける人もいる。
決断することで、選ばれなかった方の自分を殺すのが嫌だからなんだろうなと思う。
けれど、選ばないという選択肢は、それはそれで緩慢な死を迎えることになるので……
魔理沙の立場は希望があって、まだ軽いかもしれん
言い方を変えれば、ほほえましいレベル
魔理沙頑張れ
よく人間のままでいるか魔法使いになるかの選択なのは見るけど
さらにそれを突っ込んだのはあまり見ないから良かったです
そろそろ決めなければ…
こんな風に年齢差を感じるものは割と珍しいくていい
魔理沙は悩みがよく似合う