~姉妹Aでの実験~
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
どこかへ行ったきり姉に姿を見せていなかった妹は、帰ってくるなり唐突にこんな事を言い放つ。その言葉に姉は固まり、書き物をする為のペンを落としてしまった。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
先程と変わらず、とてもいい笑顔で続ける。その場に人がいるならば、全員が納得して満点を上げるであろう満面の笑みだ。
しかし、ここには姉と妹しかいない。そして、その笑顔の数少ない観測者である姉はその百点満点な妹に対して嫌いと言われてしまっている。
なんで?
姉の頭の中はほとんどその四文字で埋め尽くされていた。普通、脈絡も無しにいきなり嫌われてしまったらそうなるのは当然だろう。
唐突に、脈絡も無く発せられた言葉に対する疑問。それが本来持つべきなんで?であって、それこそが一般的な反応だと言えるだろう。もちろん、一般的でない反応を示すものもいて、この姉がそれに該当する。
なんで、妹の笑顔はあんなに素敵に輝いているのだろう?
ショックを受けている様子だった姉は、実のところ妹の笑顔に見惚れていたということだ。結局、この姉自身も妹の笑顔に満点を上げている事になる。
これで、この妹の笑顔はどんな状況であろうと満点を貰える物だと言うことが出来るだろう。もちろん被験者である姉が特別に残念であるという可能性があるので、対象を変える等して後々追求していく必要性があるだろう。
さて、この実験は妹の笑顔がどれだけ素晴らしいものなのかと言う事を証明するための物ではない。話が大きく逸れてしまったようだ。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
最早壊れたおもちゃである。多分、妹は姉に何らかの反応があるまでこの一文を吐露し続けるのであろう。
この姉の固まりっぷりを見るに、さして大きな反応を示す事はないだろう。妹が飽きるまで暴言を吐かれ続ける存在となってしまうのでは無いだろうか。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応なし。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応なし。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応……あり。反応あり! ほんの少しだけ、ビクッ、と小刻みに震える。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
「こ……こいし……」
息が荒くなり、顔が紅潮。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
「駄目……駄……目……よ……」
細かく痙攣しだす。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
大きく仰け反り、気絶。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応なし。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
「こいし様、もう大丈夫です! 後生ですから!」
「えー、お燐のケチ」
完全ノックアウトなされたさとり様がマウントをかけられ続けるのをこれ以上見るのは辛かった。なので実験はここで終了とする。胸は痛いが、これも姉妹のありかたを拝見するため。
こちら、古明地姉妹では、このような結果となった。
そちらの実験記録も楽しみにしている。それでは、また。
~姉妹Bでの実験~
「お姉さまなんか、大嫌い!」
今回の実験では、二つの姉妹で同じような状況を起因する場合、反応にどのような違いがあるのかというのを検証するためのものだ。
この度使用する事となった起爆剤は【妹から笑顔で大嫌いと告げられる】という物で、ともすれば非人道的とも捉えられかねない実験である。
「い、いきなりどうしたんだ? 何か気に障る事でもしたかな」
「ううん! ただお姉さまが嫌いになっただけー」
「……え?」
しかし、対象の姉妹二組はこれぐらいの事で壊れるような繋がりでは無いと言う事はスタッフ一同良く理解している。その前提があるからこそ、この実験は成り立つ。
もしこの実験を見ている人がいるならば、何故こんな事をする必要があるのか? という疑問が投げかけられることだろう。
正直に言うと、私にもわからない。言ってしまうと、発起人は今回の実行役である二人の妹で、私はこういうのはどうでしょうとイベントを提案したに過ぎないのである。
「そ、ん、な……私の事、嫌いだなんて、今までで一度も」
「しょーがないよ。これも『時のながれ』って言うやつかな!」
『姉の普段見ない表情が見たい』。それが妹様たちの願いであり、実質的な強要だった。そこで今回の実験会が開催される運びとなったわけだ。
しかし、どちらの姉も一定以上のカリスマ性を持っておられる方々。些細な事なら受け流してしまうだろうから、実験の結果はさして見ごた……新たな発見の無いものとなるかも知れない。
「大体さー、お姉さま最近へたれてない? そんなだから嫌われちゃうんだよ」
「お、お姉ちゃんだって頑張ってるわ。咲夜いなくても色々出来るし」
「プリン食べてる時の顔なんて、カリスマの欠片も無いよ」
「うぅ!」
「へたれみりあ」
「……う、う」
そう思っていた時期が私にもありました。まさかこんな光景を拝めることになるとは。
お嬢様は妹様に嫌いだと言われた事が無かった。これは初めて知った事実だった。そして、その事実は思った以上にこの姉妹に取っては大きい物だったのかもしれない。
お嬢様の滅多に見れない半ベソ顔がそれを表している。
「う……う、う」
想像以上に非人道的な事だったみたいだ。こうしてはいられない、今すぐ誤解を……
「う、う、」
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
「え?」
「妹に嫌われた、嫌われちゃった。あはははは。そりゃそうよね何百年もあんなところに繋ぎ止めていたんだもの。うふふ。当然ね」
「お、お嬢様。あれは違うんです。妹様はお嬢様の事大好きですよ」
「嫌いだよ!」
「妹様!?」
この状況を楽しんでいらっしゃる。駄目だ、このままではまずい。
「フラン、私はあなたの事が大好きよ! だから、力尽くでも私の事、あはは、好きになるようにさせてあげる!」
こうなってしまった責任は私にある。しかし、最早私の力の及ぶところでは無くなってしまった。
この場にいたら滅んでしまうので、とりあえず撤退しようと思ったときに、妹様がこちらに向いているのに気付いた。それと同時に、妹様の口元が大きく歪む。
「……うふふ、ありがとね。咲夜」
~従者と猫と巫女の密会~
「そんなこんなで、今回の実験は無事終了ですね」
「わりと無事じゃ無かったわ、お燐さん」
「それで、何で家に来たわけ?」
某日、博麗神社にて。従者二人はこたつの中でお互いを労っていた。
「すいませんでした。こちらだけ穏便に終わってしまって」
申し訳なさそうに謝る燐に対し、咲夜は全く気にしてないからと笑いかける。
「あなたが悪いわけじゃないんだから、謝る必要は無いわ。お二方の提案に乗っかってしまった私にも責任はあるのだし」
「ちょっとちょっとちょっと! このまま無視するなら追い出すわよ」
「あ、お邪魔してます」
「お邪魔してるわ。まあ、いつもの事じゃない?」
「いつもの事にされたら困る!」
「どちらかの家に二人で集まると、変に悟られたら困るじゃないですか」
「それなんだけど、さとりさんにはばれてるんじゃない?」
「特に何も言われてないので、大丈夫じゃないかと……」
もしかしたらまたやってほしいと思っているのではないか。咲夜はそんな考えが頭の片隅に浮かぶが、燐には黙っておくことにした。
「ここじゃなくで里の甘味処にでも集まればいいじゃない」
「え? ここ、甘味処じゃなかったかしら」
「違いますよ、温泉宿です」
「わかったわ。表に出て」
「あら、せっかく新しいお菓子を仕入れてきたのに。甘味処じゃないならいらないわね」
「はい、お茶。どうぞごゆっくりね。いやー寒いわね今日は」
三人分のお茶を手早く用意すると、霊夢も二人の輪の中へと入っていった。
「それで? 何したの」
「いえ、かくかくしかじかでこいし様とフランさんの願いを叶えて差し上げました」
「なかなかバイオレンスな妹達ね」
「そんなお茶目なところも可愛いポイントよ」
「それってお茶目の範疇なのかしら……」
霊夢の指摘も空しく、二人の会話は止まらない。咲夜、燐は共に姉妹の魅力的な所を次々と並べ立てていく。
熱い身内自慢合戦においてけぼりな霊夢は適当に相槌をうちながら、二人が手をつけなくなってきたお菓子をもくもくと、幸せそうに口へ運び続ける。
「妹様の方が可愛らしいわ。少し腹黒なところもポイント高いわよ。お嬢様なんかはわざとらしい黒さで何とも言い難い愛くるしさを発揮してるし」
「それなら、さとり様とこいし様は透明さが売りですね。お二人とも透明すぎて黒く見えますけど、それも中々乙です」
「うんうん、そうね……あ、このお菓子も美味しい!」
こうして、それぞれの充実した時間は過ぎていくのであった。
~妹による謝罪~
「お姉ちゃん、ごめんね」
「大丈夫よ、こいし。私は何でも受け止めるから」
「じゃあ嫌い!」
「はあはあ」
「お姉さま、ごめんなさーい」
「いや、びっくりしたよ。そういうことだったのなら安心したな」
「大好きだよ、へたれお姉さま!」
「うー……」
~今回の実験に全く関係が無い姉妹Cの日常的な会話~
「寒いね、お姉ちゃん。葉っぱも全部散っちゃって、すっかり冬って感じ。それに、いつの間にかもう大晦日だよ……お姉ちゃん?」
「……」
「し、死んでる……」
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
どこかへ行ったきり姉に姿を見せていなかった妹は、帰ってくるなり唐突にこんな事を言い放つ。その言葉に姉は固まり、書き物をする為のペンを落としてしまった。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
先程と変わらず、とてもいい笑顔で続ける。その場に人がいるならば、全員が納得して満点を上げるであろう満面の笑みだ。
しかし、ここには姉と妹しかいない。そして、その笑顔の数少ない観測者である姉はその百点満点な妹に対して嫌いと言われてしまっている。
なんで?
姉の頭の中はほとんどその四文字で埋め尽くされていた。普通、脈絡も無しにいきなり嫌われてしまったらそうなるのは当然だろう。
唐突に、脈絡も無く発せられた言葉に対する疑問。それが本来持つべきなんで?であって、それこそが一般的な反応だと言えるだろう。もちろん、一般的でない反応を示すものもいて、この姉がそれに該当する。
なんで、妹の笑顔はあんなに素敵に輝いているのだろう?
ショックを受けている様子だった姉は、実のところ妹の笑顔に見惚れていたということだ。結局、この姉自身も妹の笑顔に満点を上げている事になる。
これで、この妹の笑顔はどんな状況であろうと満点を貰える物だと言うことが出来るだろう。もちろん被験者である姉が特別に残念であるという可能性があるので、対象を変える等して後々追求していく必要性があるだろう。
さて、この実験は妹の笑顔がどれだけ素晴らしいものなのかと言う事を証明するための物ではない。話が大きく逸れてしまったようだ。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
最早壊れたおもちゃである。多分、妹は姉に何らかの反応があるまでこの一文を吐露し続けるのであろう。
この姉の固まりっぷりを見るに、さして大きな反応を示す事はないだろう。妹が飽きるまで暴言を吐かれ続ける存在となってしまうのでは無いだろうか。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応なし。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応なし。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応……あり。反応あり! ほんの少しだけ、ビクッ、と小刻みに震える。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
「こ……こいし……」
息が荒くなり、顔が紅潮。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
「駄目……駄……目……よ……」
細かく痙攣しだす。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
大きく仰け反り、気絶。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
反応なし。
「お姉ちゃんなんて、大嫌い!」
「こいし様、もう大丈夫です! 後生ですから!」
「えー、お燐のケチ」
完全ノックアウトなされたさとり様がマウントをかけられ続けるのをこれ以上見るのは辛かった。なので実験はここで終了とする。胸は痛いが、これも姉妹のありかたを拝見するため。
こちら、古明地姉妹では、このような結果となった。
そちらの実験記録も楽しみにしている。それでは、また。
~姉妹Bでの実験~
「お姉さまなんか、大嫌い!」
今回の実験では、二つの姉妹で同じような状況を起因する場合、反応にどのような違いがあるのかというのを検証するためのものだ。
この度使用する事となった起爆剤は【妹から笑顔で大嫌いと告げられる】という物で、ともすれば非人道的とも捉えられかねない実験である。
「い、いきなりどうしたんだ? 何か気に障る事でもしたかな」
「ううん! ただお姉さまが嫌いになっただけー」
「……え?」
しかし、対象の姉妹二組はこれぐらいの事で壊れるような繋がりでは無いと言う事はスタッフ一同良く理解している。その前提があるからこそ、この実験は成り立つ。
もしこの実験を見ている人がいるならば、何故こんな事をする必要があるのか? という疑問が投げかけられることだろう。
正直に言うと、私にもわからない。言ってしまうと、発起人は今回の実行役である二人の妹で、私はこういうのはどうでしょうとイベントを提案したに過ぎないのである。
「そ、ん、な……私の事、嫌いだなんて、今までで一度も」
「しょーがないよ。これも『時のながれ』って言うやつかな!」
『姉の普段見ない表情が見たい』。それが妹様たちの願いであり、実質的な強要だった。そこで今回の実験会が開催される運びとなったわけだ。
しかし、どちらの姉も一定以上のカリスマ性を持っておられる方々。些細な事なら受け流してしまうだろうから、実験の結果はさして見ごた……新たな発見の無いものとなるかも知れない。
「大体さー、お姉さま最近へたれてない? そんなだから嫌われちゃうんだよ」
「お、お姉ちゃんだって頑張ってるわ。咲夜いなくても色々出来るし」
「プリン食べてる時の顔なんて、カリスマの欠片も無いよ」
「うぅ!」
「へたれみりあ」
「……う、う」
そう思っていた時期が私にもありました。まさかこんな光景を拝めることになるとは。
お嬢様は妹様に嫌いだと言われた事が無かった。これは初めて知った事実だった。そして、その事実は思った以上にこの姉妹に取っては大きい物だったのかもしれない。
お嬢様の滅多に見れない半ベソ顔がそれを表している。
「う……う、う」
想像以上に非人道的な事だったみたいだ。こうしてはいられない、今すぐ誤解を……
「う、う、」
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
「え?」
「妹に嫌われた、嫌われちゃった。あはははは。そりゃそうよね何百年もあんなところに繋ぎ止めていたんだもの。うふふ。当然ね」
「お、お嬢様。あれは違うんです。妹様はお嬢様の事大好きですよ」
「嫌いだよ!」
「妹様!?」
この状況を楽しんでいらっしゃる。駄目だ、このままではまずい。
「フラン、私はあなたの事が大好きよ! だから、力尽くでも私の事、あはは、好きになるようにさせてあげる!」
こうなってしまった責任は私にある。しかし、最早私の力の及ぶところでは無くなってしまった。
この場にいたら滅んでしまうので、とりあえず撤退しようと思ったときに、妹様がこちらに向いているのに気付いた。それと同時に、妹様の口元が大きく歪む。
「……うふふ、ありがとね。咲夜」
~従者と猫と巫女の密会~
「そんなこんなで、今回の実験は無事終了ですね」
「わりと無事じゃ無かったわ、お燐さん」
「それで、何で家に来たわけ?」
某日、博麗神社にて。従者二人はこたつの中でお互いを労っていた。
「すいませんでした。こちらだけ穏便に終わってしまって」
申し訳なさそうに謝る燐に対し、咲夜は全く気にしてないからと笑いかける。
「あなたが悪いわけじゃないんだから、謝る必要は無いわ。お二方の提案に乗っかってしまった私にも責任はあるのだし」
「ちょっとちょっとちょっと! このまま無視するなら追い出すわよ」
「あ、お邪魔してます」
「お邪魔してるわ。まあ、いつもの事じゃない?」
「いつもの事にされたら困る!」
「どちらかの家に二人で集まると、変に悟られたら困るじゃないですか」
「それなんだけど、さとりさんにはばれてるんじゃない?」
「特に何も言われてないので、大丈夫じゃないかと……」
もしかしたらまたやってほしいと思っているのではないか。咲夜はそんな考えが頭の片隅に浮かぶが、燐には黙っておくことにした。
「ここじゃなくで里の甘味処にでも集まればいいじゃない」
「え? ここ、甘味処じゃなかったかしら」
「違いますよ、温泉宿です」
「わかったわ。表に出て」
「あら、せっかく新しいお菓子を仕入れてきたのに。甘味処じゃないならいらないわね」
「はい、お茶。どうぞごゆっくりね。いやー寒いわね今日は」
三人分のお茶を手早く用意すると、霊夢も二人の輪の中へと入っていった。
「それで? 何したの」
「いえ、かくかくしかじかでこいし様とフランさんの願いを叶えて差し上げました」
「なかなかバイオレンスな妹達ね」
「そんなお茶目なところも可愛いポイントよ」
「それってお茶目の範疇なのかしら……」
霊夢の指摘も空しく、二人の会話は止まらない。咲夜、燐は共に姉妹の魅力的な所を次々と並べ立てていく。
熱い身内自慢合戦においてけぼりな霊夢は適当に相槌をうちながら、二人が手をつけなくなってきたお菓子をもくもくと、幸せそうに口へ運び続ける。
「妹様の方が可愛らしいわ。少し腹黒なところもポイント高いわよ。お嬢様なんかはわざとらしい黒さで何とも言い難い愛くるしさを発揮してるし」
「それなら、さとり様とこいし様は透明さが売りですね。お二人とも透明すぎて黒く見えますけど、それも中々乙です」
「うんうん、そうね……あ、このお菓子も美味しい!」
こうして、それぞれの充実した時間は過ぎていくのであった。
~妹による謝罪~
「お姉ちゃん、ごめんね」
「大丈夫よ、こいし。私は何でも受け止めるから」
「じゃあ嫌い!」
「はあはあ」
「お姉さま、ごめんなさーい」
「いや、びっくりしたよ。そういうことだったのなら安心したな」
「大好きだよ、へたれお姉さま!」
「うー……」
~今回の実験に全く関係が無い姉妹Cの日常的な会話~
「寒いね、お姉ちゃん。葉っぱも全部散っちゃって、すっかり冬って感じ。それに、いつの間にかもう大晦日だよ……お姉ちゃん?」
「……」
「し、死んでる……」
あとは綿月姉妹、ユキマイ、幻月夢月だけど、この辺は資料が少ないからなぁ……。
さとレミ、いいですよね。
タイプの違うそれぞれの妹、姉の対比と姉のダメっぷりが面白かった。こういう形式なら二組と言わず、もっと他の姉妹も使えばよかったかも。
それにしてもオチ…