このSSはかなり設定が違うのでそういうのがお嫌いな方は読まない方がいいです。
特にメディスンが別人になっています。
魔理沙とアリスはこの間の四季の花が一度に咲いたことを話していた。
「そういえば、咲夜から聞いたんだが鈴蘭が一面に咲いている場所があるっていってたぜ」
「鈴蘭かぁ…あの花少し摘んでこようかしら?」
「何に使うんだ?」
「花はね、色々とあるのにこしたことはないのよ」
「そんなもんかな…」
魔理沙は紅茶を啜った。
アリスは咲夜に場所を聞き、鈴蘭の咲いている場所へ向かった。
「うん…? この香りは鈴蘭の毒かしら…まあ、私にはこれ位平気だけど…」
アリスは鈴蘭畑へと降り立った。
「確かに一面鈴蘭ね…」
「誰!?」
奥から一人出てきた。
「こんな所にも住んでいる人がいるのね…」
メディスンとアリスは対峙した。
「!!!!」
「あ………アリ………ス………?」
「ど、どうして!!………ここに………あなたが!!!??」
「あり………アリス…………アリス………会い………タカッタ………ア……アリ……ス……」
メディスンはアリスにゆっくりと近付いてくる。
「い、いやあああぁぁぁぁぁ!!!!」
アリスはその場を全力で逃げ出した。
「はあっ…はあっ…はあっ………!!!
なんであの子が………あそこに!!!!???」
アリスは驚きを隠せない。
「ドーシタノ? アリス…」
上海が心配そうにアリスに近寄る。
「ううん………大丈夫よ……私は、大丈夫だから」
(あの人形は………私が以前に………)
「アリスー…」
(これは上海には関係ないわ…私一人で起こした事だもの! なんとかしなくっちゃ)
(明日、もう一度確かめてみる…それで、全て終わらせる!)
「上海、今日は着いてきちゃ駄目だからね」
「アリスー…」
「そんなに心配しなくて大丈夫だから、それじゃあ、行ってくるね」
「アリス………」
「メディスン!!! どこに居るの!!!」
アリスは再び鈴蘭畑に赴いた。
「あ………アリス………来てくれたんだ」
「メディスン………あなたがなぜここに居るかは分からない……
あなたは私は以前に捨てた人形の一つ………
私の事を怨んでるの!!!??」
「それはそうよ………」
メディスンの声が変わった。
「私はあなたに捨てられた…そして私は泣いた…マスターに捨てられた…
ワタしハマすたーに捨てラれた………ははははハハはハハハ!!!!!」
「メディスン………あの時は仕方が無かったのよ!!!」
「ダガ、お前がワタシを捨てたのは既にジジツなことナノダ!!!」
「それは………そうだけど………」
「アナタニモ……ワタシの苦痛を味わって貰うわ!!!!!」
メディスンはアリスに突っ込んできた。
(速い!!!並みの人形じゃないわ!!)
アリスはその場を飛んだ。
「オソイ!!!」
メディスンは飛びさるアリスの足首を捕まえ、鈴蘭畑に投げつけた!!
「きゃああああぁぁぁぁあ!!!!」
ザザザザザザザ……
鈴蘭畑を薙ぎ倒すアリス。
それに応じて鈴蘭の毒も多量に舞う。
(このままじゃ不味い……メディスンの前に毒にやられる…)
「アリス………」
フォウッ!
メディスンは飛び、アリスを押さえつけた!!
「ぐぅっ………!!!」
アリスは首を押さえつけているメディスンの手を払おうとしている。
「ハハハ………そんなチカラでハ無理だ…」
「あっ………くっ……」
「マスたーより私の方が優れてイルミタいだな………」
「こんなにも……力の差があるなんて……」
「私はこの鈴蘭がアレバ、誰にもマケナイ!!!」
「そん……なに………私の事が………憎い!!!!!????」
「ナンダト?」
「そんなに殺したいのなら!!! 殺せばいいじゃない!!!」
「ソコマデいうなら殺してやろう!!!」
メディスンの爪がアリスの腹部目掛けて振り下ろされる!!!
(これは………私への断罪なのね……ごめんね…上海………もう、帰れそうにないわ……)
アリスは覚悟を決めて目を閉じた。
「アリスーーーー!!! ダメーーーーー!!!!」
上海が横から割り込み、アリスの変わりにメディスンの爪を受けた。
「上海!!! どうして着いてきたの!!!???」
「アリスガ、イツモト………チガカッタカラ………」
「邪魔が入ったか!!」
「アリス………ニンギョウハ、マスターノイノチヲワケルモノ……
イキルモシヌモ……マスターシダイデス………
スベテノニンギョウのオモイハ……アリス……アナタトトモニアル………
ソレヲ……ワスレ………ナイ……デ……アリス…」
「上海! 上海!!!!!」
上海は動かない……
「それもニンギョウか……ワタシと同じ………」
「メディスン……あなたは許さない!!!」
「たかがニンギョウイッピキ壊されたクライでナニをイウカ!!??」
「上海はね、あんたが思っているよりずっとずっと………私の親友だったんだから!!!!」
アリスは本を展開した!!!
「この感じ…ワタシを捨てた時とオナジ!!!!」
「さあ、来なさい! 今度は私がお前を壊してあげる!!」
「望むトコロだ!!!!」
「私の力よ……大地に根付き混沌を呼び覚ませ!!」
アリスの呼び声に応じ、地面から大量の死霊が湧いて出てくる!
「コノ感じダ!! ワタシを捨てた気とオなじ!!!」
メディスンはもうただのアリスを殺そうとしている殺人人形と化している。
「このヨウナ死霊ドモでワタシを止められるトオモッテイルノカ!!!???」
メディスンは死霊を薙ぎ倒しながら、アリスに突進してくる。
「クラエ!!!!」
メディスンの爪がアリスに襲い掛かる!!!
「宙に浮かぶ水の分子よ! 我が身を護る盾となれ!!!」
アリスは瞬時に詠唱し、水のバリアを張る!
メディスンの爪は威力を吸収され、アリスにかわされる。
(流石にこの本を展開した状態だと長くは持たないわね…次で勝負よ!! パチュリー、あなたの技、借りるわ!!!!)
「これで終わりよ!!! 日の究極魔法! ロイヤルバーストフレア!!!!」
「ナニっ………グッ………グァアアアアアア!!!!」
鈴蘭畑一面眩い光に包まれた。
「はあっ………はあっ………はあっ………メディスンは!!!」
アリスはメディスンを探し、そして見つけた。
「ごめんなさい……メディスン………」
「マダダぁ!!!」
メディスンの爪がアリスの脇腹に突き刺さる!!!
「が……あっ……」
「ドウダ!? イタイカ!! イタイダロウ!! 毒がオマエの体内にハイリコミジワジワといた ぶってクレル!!!」
「引っかかったわね………」
「ナニ!!!!????」
「私は、これを狙っていたのよ!!!」
ガシッ
アリスはメディスンの頭を掴み、
(さよなら……メディスン)
「無の究極魔法!! メモリーイレイザー!!!!」
二人ともその場に倒れた。
(駄目だ………もう動けないや………このまま死ぬのかな………)
「はっ………ここは………」
アリスは、目が覚めた。
「ここは私の家………??」
「あ、目が覚めましたか?」
「!!!????」
そこには倒したはずのメディスンが居た。
「あ、あなた、メディスン?」
「はい、そうですよ」
「どうしてここに?」
「私が目覚めたら血だらけで倒れているマスターがいたからここに連れてきたんです」
「あ…」
アリスは傷が手当てされているのに気付いた。
「それにマスターって…」
「だってマスターはマスターじゃないですか」
「そう……ね」
(過ちを犯した記憶だけ消せたみたいね……犠牲は大きかったわね……上海)
「マスター、それと……」
「?」
アリスはメディスンの方を見る。
「アリスー!!」
「しゃ、上海!!」
「ブジデヨカッターー」
「ど、どうして!?」
「メディスンニナオシテモラッタノー」
「メディスンが……?」
「ええ、そちらもボロボロになっていましたので私が修復しておきました」
「ありがとう…それにメディスンこれからも一緒に居てくれる」
「勿論ですよ! マスター、アリス」
(ごめんなさい…メディスン
私は貴女に酷い事をしたわ
こんな私を許してくれるかしら?
その罪はこれからの貴女と一緒に暮らしながら償うわ。
私と貴女は二つで一つ。
どちらかが欠けてはいけないのよ)
特にメディスンが別人になっています。
魔理沙とアリスはこの間の四季の花が一度に咲いたことを話していた。
「そういえば、咲夜から聞いたんだが鈴蘭が一面に咲いている場所があるっていってたぜ」
「鈴蘭かぁ…あの花少し摘んでこようかしら?」
「何に使うんだ?」
「花はね、色々とあるのにこしたことはないのよ」
「そんなもんかな…」
魔理沙は紅茶を啜った。
アリスは咲夜に場所を聞き、鈴蘭の咲いている場所へ向かった。
「うん…? この香りは鈴蘭の毒かしら…まあ、私にはこれ位平気だけど…」
アリスは鈴蘭畑へと降り立った。
「確かに一面鈴蘭ね…」
「誰!?」
奥から一人出てきた。
「こんな所にも住んでいる人がいるのね…」
メディスンとアリスは対峙した。
「!!!!」
「あ………アリ………ス………?」
「ど、どうして!!………ここに………あなたが!!!??」
「あり………アリス…………アリス………会い………タカッタ………ア……アリ……ス……」
メディスンはアリスにゆっくりと近付いてくる。
「い、いやあああぁぁぁぁぁ!!!!」
アリスはその場を全力で逃げ出した。
「はあっ…はあっ…はあっ………!!!
なんであの子が………あそこに!!!!???」
アリスは驚きを隠せない。
「ドーシタノ? アリス…」
上海が心配そうにアリスに近寄る。
「ううん………大丈夫よ……私は、大丈夫だから」
(あの人形は………私が以前に………)
「アリスー…」
(これは上海には関係ないわ…私一人で起こした事だもの! なんとかしなくっちゃ)
(明日、もう一度確かめてみる…それで、全て終わらせる!)
「上海、今日は着いてきちゃ駄目だからね」
「アリスー…」
「そんなに心配しなくて大丈夫だから、それじゃあ、行ってくるね」
「アリス………」
「メディスン!!! どこに居るの!!!」
アリスは再び鈴蘭畑に赴いた。
「あ………アリス………来てくれたんだ」
「メディスン………あなたがなぜここに居るかは分からない……
あなたは私は以前に捨てた人形の一つ………
私の事を怨んでるの!!!??」
「それはそうよ………」
メディスンの声が変わった。
「私はあなたに捨てられた…そして私は泣いた…マスターに捨てられた…
ワタしハマすたーに捨てラれた………ははははハハはハハハ!!!!!」
「メディスン………あの時は仕方が無かったのよ!!!」
「ダガ、お前がワタシを捨てたのは既にジジツなことナノダ!!!」
「それは………そうだけど………」
「アナタニモ……ワタシの苦痛を味わって貰うわ!!!!!」
メディスンはアリスに突っ込んできた。
(速い!!!並みの人形じゃないわ!!)
アリスはその場を飛んだ。
「オソイ!!!」
メディスンは飛びさるアリスの足首を捕まえ、鈴蘭畑に投げつけた!!
「きゃああああぁぁぁぁあ!!!!」
ザザザザザザザ……
鈴蘭畑を薙ぎ倒すアリス。
それに応じて鈴蘭の毒も多量に舞う。
(このままじゃ不味い……メディスンの前に毒にやられる…)
「アリス………」
フォウッ!
メディスンは飛び、アリスを押さえつけた!!
「ぐぅっ………!!!」
アリスは首を押さえつけているメディスンの手を払おうとしている。
「ハハハ………そんなチカラでハ無理だ…」
「あっ………くっ……」
「マスたーより私の方が優れてイルミタいだな………」
「こんなにも……力の差があるなんて……」
「私はこの鈴蘭がアレバ、誰にもマケナイ!!!」
「そん……なに………私の事が………憎い!!!!!????」
「ナンダト?」
「そんなに殺したいのなら!!! 殺せばいいじゃない!!!」
「ソコマデいうなら殺してやろう!!!」
メディスンの爪がアリスの腹部目掛けて振り下ろされる!!!
(これは………私への断罪なのね……ごめんね…上海………もう、帰れそうにないわ……)
アリスは覚悟を決めて目を閉じた。
「アリスーーーー!!! ダメーーーーー!!!!」
上海が横から割り込み、アリスの変わりにメディスンの爪を受けた。
「上海!!! どうして着いてきたの!!!???」
「アリスガ、イツモト………チガカッタカラ………」
「邪魔が入ったか!!」
「アリス………ニンギョウハ、マスターノイノチヲワケルモノ……
イキルモシヌモ……マスターシダイデス………
スベテノニンギョウのオモイハ……アリス……アナタトトモニアル………
ソレヲ……ワスレ………ナイ……デ……アリス…」
「上海! 上海!!!!!」
上海は動かない……
「それもニンギョウか……ワタシと同じ………」
「メディスン……あなたは許さない!!!」
「たかがニンギョウイッピキ壊されたクライでナニをイウカ!!??」
「上海はね、あんたが思っているよりずっとずっと………私の親友だったんだから!!!!」
アリスは本を展開した!!!
「この感じ…ワタシを捨てた時とオナジ!!!!」
「さあ、来なさい! 今度は私がお前を壊してあげる!!」
「望むトコロだ!!!!」
「私の力よ……大地に根付き混沌を呼び覚ませ!!」
アリスの呼び声に応じ、地面から大量の死霊が湧いて出てくる!
「コノ感じダ!! ワタシを捨てた気とオなじ!!!」
メディスンはもうただのアリスを殺そうとしている殺人人形と化している。
「このヨウナ死霊ドモでワタシを止められるトオモッテイルノカ!!!???」
メディスンは死霊を薙ぎ倒しながら、アリスに突進してくる。
「クラエ!!!!」
メディスンの爪がアリスに襲い掛かる!!!
「宙に浮かぶ水の分子よ! 我が身を護る盾となれ!!!」
アリスは瞬時に詠唱し、水のバリアを張る!
メディスンの爪は威力を吸収され、アリスにかわされる。
(流石にこの本を展開した状態だと長くは持たないわね…次で勝負よ!! パチュリー、あなたの技、借りるわ!!!!)
「これで終わりよ!!! 日の究極魔法! ロイヤルバーストフレア!!!!」
「ナニっ………グッ………グァアアアアアア!!!!」
鈴蘭畑一面眩い光に包まれた。
「はあっ………はあっ………はあっ………メディスンは!!!」
アリスはメディスンを探し、そして見つけた。
「ごめんなさい……メディスン………」
「マダダぁ!!!」
メディスンの爪がアリスの脇腹に突き刺さる!!!
「が……あっ……」
「ドウダ!? イタイカ!! イタイダロウ!! 毒がオマエの体内にハイリコミジワジワといた ぶってクレル!!!」
「引っかかったわね………」
「ナニ!!!!????」
「私は、これを狙っていたのよ!!!」
ガシッ
アリスはメディスンの頭を掴み、
(さよなら……メディスン)
「無の究極魔法!! メモリーイレイザー!!!!」
二人ともその場に倒れた。
(駄目だ………もう動けないや………このまま死ぬのかな………)
「はっ………ここは………」
アリスは、目が覚めた。
「ここは私の家………??」
「あ、目が覚めましたか?」
「!!!????」
そこには倒したはずのメディスンが居た。
「あ、あなた、メディスン?」
「はい、そうですよ」
「どうしてここに?」
「私が目覚めたら血だらけで倒れているマスターがいたからここに連れてきたんです」
「あ…」
アリスは傷が手当てされているのに気付いた。
「それにマスターって…」
「だってマスターはマスターじゃないですか」
「そう……ね」
(過ちを犯した記憶だけ消せたみたいね……犠牲は大きかったわね……上海)
「マスター、それと……」
「?」
アリスはメディスンの方を見る。
「アリスー!!」
「しゃ、上海!!」
「ブジデヨカッターー」
「ど、どうして!?」
「メディスンニナオシテモラッタノー」
「メディスンが……?」
「ええ、そちらもボロボロになっていましたので私が修復しておきました」
「ありがとう…それにメディスンこれからも一緒に居てくれる」
「勿論ですよ! マスター、アリス」
(ごめんなさい…メディスン
私は貴女に酷い事をしたわ
こんな私を許してくれるかしら?
その罪はこれからの貴女と一緒に暮らしながら償うわ。
私と貴女は二つで一つ。
どちらかが欠けてはいけないのよ)
書かない筈が無いですしね
でも個人的には…
こう、もう一寸ハッピーエンドな終わり方が望ましかったですな
なにせチキンなもんで(笑
メディスンではない人形が暴走するネタはよく見かけるので、もう一捻り欲しかったかなぁ…。
内容的にも二番煎じの感は否めません。