白玉楼に朝が来る。
それは当たり前の事だ。
朝が来ることは…。
「う…ん…もう朝ですか…幽々子様を起こしに行かないと…???」
妖夢は目が覚めて天井を見ると変な感じがした。
「あれ…ここは」
妖夢は身体を起こす。
妖夢は自分の身体をくまなく見る。
「えええええぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
白玉楼の朝に妖夢の声が響いた。
「ゆ、幽々子様になってる!?」
「もしかして!」
妖夢(身体は幽々子)は幽々子を起こしに自分の部屋へと向かった。
バターン!!
「幽々子様! 幽々子様! おきてください! 大変なんですよ!」
「うう…ん…どうしたの? 妖夢…」
「自分の身体を見てください!」
幽々子は起きると目の前に自分の身体があった。
「幽体離脱なんていつものことじゃない…」
「そうじゃなくて、自分の身体をご覧になってください」
幽々子は自分の身体を見る。
「あら」
改めて幽々子は実感した。
「これはいったいどうしたのかしら?」
「わかりません…朝起きたらこのように…」
つまりは、
妖夢の身体の中に幽々子が、
幽々子の身体の中に妖夢が、
入れ替わってしまったわけである。
「幽々子様! ここは手分けして探しましょう」
「何を?」
「何をってもとに戻る方法ですよ!」
「わかったわ」
「私は紅魔館に行ってきます。 あそこの図書館なら何かあるかもしれないですし」
「じゃあ、私は霊夢にでも聴いてみるわ」
「では行ってまいります」
妖夢は紅魔館へ、幽々子は博麗神社へと向かった。
「確か、紅魔館はあっちだったような…」
妖夢は向かっている所でメイドにあった。
「あら、幽々子さん。 今日はいかが成されたのですか?」
「咲夜さん、紅魔館の図書館にちょっと用事があるのですが…」
(なんか違和感があるわね…なんだろう)
「ええ、いいですわ。 じゃあ、一緒に行きましょう」
「かたじけない」
「博麗神社はあっちよね~」
幽々子は別にいいか、みたいな感じで博麗神社へ向かっている。
「よう、一人なんて珍しいな」
「あ、魔理沙」
「これからどこへ行くんだ?」
「ちょっと霊夢の所にね」
「ちょうどいいぜ、私も霊夢の所に用があったんだ」
「じゃあ、一緒に行きましょう」
「あ、ああ」
(なんか今日の妖夢変だな…)
咲夜の案内で図書館へと連れてきてもらった妖夢。
「では、どうぞ。 幽々子さん」
「ありがとう」
「ごゆっくり…」
咲夜はその場を離れた。
(やっぱり変よね…今日の幽々子さん、いつもはあんなに丁寧な口調じゃないんだけどなぁ)
「パチュリーさん、パチュリーさんは居ますか?」
「何? 貴女に『さん』づけで呼ばれると変なんだけど…」
「あ、ごめんなさい…じゃあ、パチュリー」
「それも変ね…まあ、いいわ何て呼んでも。 で、今日は何用かしら?」
「ちょっと調べ物をしたいんですが…」
「貴女が調べ物なんて珍しいわね…いいわよ、好きなだけ見ていって」
「あ、ありがとうございます。 では、お言葉に甘えて…」
妖夢は広大な図書館を虱潰しに探していった。
「そろそろだぜ」
「久しぶりね、ここに来るのは」
「え、昨日も来てただろ?」
「そうだったかしら?」
「まあ、いいか。ちょっとボケてるんだろ、妖夢は…」
二人は博麗神社へと降り立った。
「また来たの?」
霊夢が境内の端から出てきた。
掃除の最中だったらしい…。
「ねぇ、霊夢、ちょっと聞きたいんだけど…」
「何?」
「貴女の神社に書庫があったわよね、ちょっと調べたいんだけど…」
「別にいいわよ、だけど埃が積もっているかもね」
「じゃあ勝手に調べていくわよ」
「どうぞ」
幽々子は書庫へと向かった。
「なあ、霊夢」
「何?」
「今日の妖夢、変じゃないか?」
「確かにね、妖夢ならあんなにずうずうしくないし…」
「見つからない…こんだけ調べたのに…」
「お目当ての本は見つかった?」
パチュリーが下から妖夢に問う。
「見つかりませんでした…うう…」
「一体何を探していたの?」
「それは…」
「パチェ! パチェ~~! どこにいるの?」
「あ、レミリアが呼んでるわ…」
「見つけた」
レミリアがパチェを見つけた。
「何してるんだ、妖夢」
「え、妖夢ってここにいるのは幽々子さんですよ」
「いや、それは妖夢だ、中身はな」
「レミリアさん、分かるのですか?」
「いつもの感じじゃないし…それにあいつなら此処にこないだろう」
「だから違和感があったのですね」
いつの間にか咲夜もその場に居た。
「今頃幽々子は何をしているんだか…妖夢の身体を使って遊んでいるんじゃないのか?」
「そのような恐ろしい事を考えてなかった…」
「早くいったほうがいいわよ…貴女の清純が失われるわよ」
「はい!」
妖夢は真っ先に博麗神社へと向かった。
「忙しい人ね」
「大方探しに来たのはもとに戻る方法だろう」
「ああ、それなら…」
「疲れたわ…霊夢、お茶とお団子お願いね」
「随分とでかい態度ね」
「まあ、いいじゃないの」
霊夢は渋々持ってきた。
「御代わり」
「はやっ!」
しばらく幽々子は霊夢の団子を食べていた。
「もう、お腹一杯」
「食べすぎだぜ、妖夢」
「今日の貴女、ちょっと変よ」
「そうかしら?」
「この良い匂いは…」
隙間が空いて…
「私にも頂戴」
紫だ。
「今日は全部妖夢が食べちゃったの」
「どこに妖夢がいるの?」
「ここにいるじゃないか」
魔理沙は妖夢の事を指差して言う。
「今回は何の遊びかしら、幽々子」
「「幽々子!?」」
二人の声が重なる。
「だから変だったのか…」
「食欲もありえないし…」
「幽々子様~!!!」
妖夢が紅魔館から戻ってきた。
「あ、紫様。 お久しぶりです」
「なんか妖夢なのはわかっているんだけど、幽々子に『様』づけで呼ばれるのも変ね」
「紫様もわかっておっしゃるのですか?」
「まあね」
「なんか違和感だな…」
「まるで+と-ね」
「入れ替わるとまるで正反対ね」
「紫、なんとかして戻る方法はないの?」
「それは白玉楼の霊の仕業でしょう、ちょっとした悪戯でしょ。 一日経てばなおるわ」
「そうなんですか…よかった」
「その霊を見つけないとね…」
「何に使うつもりですか」
「い、いや、あはは」
(これで好きな時に入れ替われるなんていったら斬られちゃうわ)
「良かったな、妖夢」
「はい」
「丁寧語の幽々子も良い感じなんだけどね」
「ざっくばらんは妖夢もまた良い感じだな」
「まあ、そういう事よ」
「じゃあ、妖夢。 帰りましょうか」
「はい、幽々子様」
「なんか変な感じね」
幽々子、妖夢のやりとりを見ていると違和感の一言だ。
「はあ、今日は疲れました…明日には戻っている事を願って寝ましょう」
「今日は楽しかったわ…あの霊を見つけておかないとね♪」
二人は考える事まで両極端だった。
それは当たり前の事だ。
朝が来ることは…。
「う…ん…もう朝ですか…幽々子様を起こしに行かないと…???」
妖夢は目が覚めて天井を見ると変な感じがした。
「あれ…ここは」
妖夢は身体を起こす。
妖夢は自分の身体をくまなく見る。
「えええええぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
白玉楼の朝に妖夢の声が響いた。
「ゆ、幽々子様になってる!?」
「もしかして!」
妖夢(身体は幽々子)は幽々子を起こしに自分の部屋へと向かった。
バターン!!
「幽々子様! 幽々子様! おきてください! 大変なんですよ!」
「うう…ん…どうしたの? 妖夢…」
「自分の身体を見てください!」
幽々子は起きると目の前に自分の身体があった。
「幽体離脱なんていつものことじゃない…」
「そうじゃなくて、自分の身体をご覧になってください」
幽々子は自分の身体を見る。
「あら」
改めて幽々子は実感した。
「これはいったいどうしたのかしら?」
「わかりません…朝起きたらこのように…」
つまりは、
妖夢の身体の中に幽々子が、
幽々子の身体の中に妖夢が、
入れ替わってしまったわけである。
「幽々子様! ここは手分けして探しましょう」
「何を?」
「何をってもとに戻る方法ですよ!」
「わかったわ」
「私は紅魔館に行ってきます。 あそこの図書館なら何かあるかもしれないですし」
「じゃあ、私は霊夢にでも聴いてみるわ」
「では行ってまいります」
妖夢は紅魔館へ、幽々子は博麗神社へと向かった。
「確か、紅魔館はあっちだったような…」
妖夢は向かっている所でメイドにあった。
「あら、幽々子さん。 今日はいかが成されたのですか?」
「咲夜さん、紅魔館の図書館にちょっと用事があるのですが…」
(なんか違和感があるわね…なんだろう)
「ええ、いいですわ。 じゃあ、一緒に行きましょう」
「かたじけない」
「博麗神社はあっちよね~」
幽々子は別にいいか、みたいな感じで博麗神社へ向かっている。
「よう、一人なんて珍しいな」
「あ、魔理沙」
「これからどこへ行くんだ?」
「ちょっと霊夢の所にね」
「ちょうどいいぜ、私も霊夢の所に用があったんだ」
「じゃあ、一緒に行きましょう」
「あ、ああ」
(なんか今日の妖夢変だな…)
咲夜の案内で図書館へと連れてきてもらった妖夢。
「では、どうぞ。 幽々子さん」
「ありがとう」
「ごゆっくり…」
咲夜はその場を離れた。
(やっぱり変よね…今日の幽々子さん、いつもはあんなに丁寧な口調じゃないんだけどなぁ)
「パチュリーさん、パチュリーさんは居ますか?」
「何? 貴女に『さん』づけで呼ばれると変なんだけど…」
「あ、ごめんなさい…じゃあ、パチュリー」
「それも変ね…まあ、いいわ何て呼んでも。 で、今日は何用かしら?」
「ちょっと調べ物をしたいんですが…」
「貴女が調べ物なんて珍しいわね…いいわよ、好きなだけ見ていって」
「あ、ありがとうございます。 では、お言葉に甘えて…」
妖夢は広大な図書館を虱潰しに探していった。
「そろそろだぜ」
「久しぶりね、ここに来るのは」
「え、昨日も来てただろ?」
「そうだったかしら?」
「まあ、いいか。ちょっとボケてるんだろ、妖夢は…」
二人は博麗神社へと降り立った。
「また来たの?」
霊夢が境内の端から出てきた。
掃除の最中だったらしい…。
「ねぇ、霊夢、ちょっと聞きたいんだけど…」
「何?」
「貴女の神社に書庫があったわよね、ちょっと調べたいんだけど…」
「別にいいわよ、だけど埃が積もっているかもね」
「じゃあ勝手に調べていくわよ」
「どうぞ」
幽々子は書庫へと向かった。
「なあ、霊夢」
「何?」
「今日の妖夢、変じゃないか?」
「確かにね、妖夢ならあんなにずうずうしくないし…」
「見つからない…こんだけ調べたのに…」
「お目当ての本は見つかった?」
パチュリーが下から妖夢に問う。
「見つかりませんでした…うう…」
「一体何を探していたの?」
「それは…」
「パチェ! パチェ~~! どこにいるの?」
「あ、レミリアが呼んでるわ…」
「見つけた」
レミリアがパチェを見つけた。
「何してるんだ、妖夢」
「え、妖夢ってここにいるのは幽々子さんですよ」
「いや、それは妖夢だ、中身はな」
「レミリアさん、分かるのですか?」
「いつもの感じじゃないし…それにあいつなら此処にこないだろう」
「だから違和感があったのですね」
いつの間にか咲夜もその場に居た。
「今頃幽々子は何をしているんだか…妖夢の身体を使って遊んでいるんじゃないのか?」
「そのような恐ろしい事を考えてなかった…」
「早くいったほうがいいわよ…貴女の清純が失われるわよ」
「はい!」
妖夢は真っ先に博麗神社へと向かった。
「忙しい人ね」
「大方探しに来たのはもとに戻る方法だろう」
「ああ、それなら…」
「疲れたわ…霊夢、お茶とお団子お願いね」
「随分とでかい態度ね」
「まあ、いいじゃないの」
霊夢は渋々持ってきた。
「御代わり」
「はやっ!」
しばらく幽々子は霊夢の団子を食べていた。
「もう、お腹一杯」
「食べすぎだぜ、妖夢」
「今日の貴女、ちょっと変よ」
「そうかしら?」
「この良い匂いは…」
隙間が空いて…
「私にも頂戴」
紫だ。
「今日は全部妖夢が食べちゃったの」
「どこに妖夢がいるの?」
「ここにいるじゃないか」
魔理沙は妖夢の事を指差して言う。
「今回は何の遊びかしら、幽々子」
「「幽々子!?」」
二人の声が重なる。
「だから変だったのか…」
「食欲もありえないし…」
「幽々子様~!!!」
妖夢が紅魔館から戻ってきた。
「あ、紫様。 お久しぶりです」
「なんか妖夢なのはわかっているんだけど、幽々子に『様』づけで呼ばれるのも変ね」
「紫様もわかっておっしゃるのですか?」
「まあね」
「なんか違和感だな…」
「まるで+と-ね」
「入れ替わるとまるで正反対ね」
「紫、なんとかして戻る方法はないの?」
「それは白玉楼の霊の仕業でしょう、ちょっとした悪戯でしょ。 一日経てばなおるわ」
「そうなんですか…よかった」
「その霊を見つけないとね…」
「何に使うつもりですか」
「い、いや、あはは」
(これで好きな時に入れ替われるなんていったら斬られちゃうわ)
「良かったな、妖夢」
「はい」
「丁寧語の幽々子も良い感じなんだけどね」
「ざっくばらんは妖夢もまた良い感じだな」
「まあ、そういう事よ」
「じゃあ、妖夢。 帰りましょうか」
「はい、幽々子様」
「なんか変な感じね」
幽々子、妖夢のやりとりを見ていると違和感の一言だ。
「はあ、今日は疲れました…明日には戻っている事を願って寝ましょう」
「今日は楽しかったわ…あの霊を見つけておかないとね♪」
二人は考える事まで両極端だった。