命芽吹く春。夢溢れる春。
ここ、紅魔館の門では美鈴が立ったまま居眠りしている。春眠は暁を覚えない、というか彼女の場合それがデフォである。
紅美鈴睡眠中。おしおきが怖くて昼寝なんてしてられるか。そんな気概すら感じる。
「た、大変です!」
外を掃いていた妖精メイドCが駆けてくる。ちなみにAとBは本日非番。
「むふにゃ?寝てませんよ?」
寝てるやつはだいたいそう言う。
「中国さん!外にいた妖精から聞いたんですけど高速で飛行する物体がこっちに近づいてるみたいです!」
「な、なんだってー!」
美鈴の知っている範囲だとこの幻想郷で高速で飛行するものなどブン屋か白黒。二択である。
「ものすごく嫌な予感が……」
射命丸は取材を目的に来るので問題ない。しかし、白黒は盗みが目的なうえに門番隊やメイドたちをのしていくのでたちが悪い。
「中国さん。どうしましょう?」
「最悪の事態を想定しておいたほうがいいでしょう。魔理沙さん対策のフォーメーションでいきましょう!」
おぜう姉妹やメイド長の手を煩わせるわけにはいかない。あくまでも入り口で防ぐのだ。
「わかりました!私、みんなに伝えてきます!」
美鈴も臨戦体制で陣取る。しかし。
「魔理沙さん来ないで魔理沙さん来ないで……」
あくまでも後ろ向きな思考。射命丸の可能性に賭けている。
近くから爆発音が聞こえる。野良妖精たちがボコられているのだろう。この時点で魔理沙じゃんか。
「いや、まだわかりません」
いいかげん現実を見ようや。
「ようっ!邪魔するぜ」
案の定、恐怖の白黒魔神が来てしまった。しかしフォーメーションを指示したからには負けるわけにはいかない。
「今日こそ通しませんよ魔理沙さん!いざ、私と勝負です!」
勇猛果敢に立ち向かう美鈴。ロッキーのテーマを流すには早いかな?
「恋符『ノンディレクショナルレーザー』」
「あぎゃーっ!」
期待を裏切らない一発KO。周りのメイドや門番隊ものびてしまった。
紅魔館守備は魔理沙相手には役に立たないようだ。
数分後にホクホク顔で図書館から出てきた魔理沙の手には『もしもドラキュラの真似を敬老野球の真鍋爺が酔ってしたら』が握られていたそうな。
ここ、紅魔館の門では美鈴が立ったまま居眠りしている。春眠は暁を覚えない、というか彼女の場合それがデフォである。
紅美鈴睡眠中。おしおきが怖くて昼寝なんてしてられるか。そんな気概すら感じる。
「た、大変です!」
外を掃いていた妖精メイドCが駆けてくる。ちなみにAとBは本日非番。
「むふにゃ?寝てませんよ?」
寝てるやつはだいたいそう言う。
「中国さん!外にいた妖精から聞いたんですけど高速で飛行する物体がこっちに近づいてるみたいです!」
「な、なんだってー!」
美鈴の知っている範囲だとこの幻想郷で高速で飛行するものなどブン屋か白黒。二択である。
「ものすごく嫌な予感が……」
射命丸は取材を目的に来るので問題ない。しかし、白黒は盗みが目的なうえに門番隊やメイドたちをのしていくのでたちが悪い。
「中国さん。どうしましょう?」
「最悪の事態を想定しておいたほうがいいでしょう。魔理沙さん対策のフォーメーションでいきましょう!」
おぜう姉妹やメイド長の手を煩わせるわけにはいかない。あくまでも入り口で防ぐのだ。
「わかりました!私、みんなに伝えてきます!」
美鈴も臨戦体制で陣取る。しかし。
「魔理沙さん来ないで魔理沙さん来ないで……」
あくまでも後ろ向きな思考。射命丸の可能性に賭けている。
近くから爆発音が聞こえる。野良妖精たちがボコられているのだろう。この時点で魔理沙じゃんか。
「いや、まだわかりません」
いいかげん現実を見ようや。
「ようっ!邪魔するぜ」
案の定、恐怖の白黒魔神が来てしまった。しかしフォーメーションを指示したからには負けるわけにはいかない。
「今日こそ通しませんよ魔理沙さん!いざ、私と勝負です!」
勇猛果敢に立ち向かう美鈴。ロッキーのテーマを流すには早いかな?
「恋符『ノンディレクショナルレーザー』」
「あぎゃーっ!」
期待を裏切らない一発KO。周りのメイドや門番隊ものびてしまった。
紅魔館守備は魔理沙相手には役に立たないようだ。
数分後にホクホク顔で図書館から出てきた魔理沙の手には『もしもドラキュラの真似を敬老野球の真鍋爺が酔ってしたら』が握られていたそうな。
作品自体は糞つまらなかったです
あと前作の方が良かった。以上。