「ねえ、咲夜は結婚とかしないの?」
「結婚……ですか?」
朝食を済ませ、軽くパフェを食べてる時の事であった。
「結婚と言いますと、あの男女がするアレですか」
「そう、それよ」
「あの、お嬢様、こう言うのもアレですが、結婚出来ると思いますか?」
「あら、スタイルも良いし、顔も美人、おまけに性格も……マアイインジャネエノ」
何故最後が投げやりなのか、伊達にパーフェクトメイドじゃないですよ。
「正に女性の大三元ですね。でも何でいきなりそのような事を?……ああ、そういう事ですか」
「どういうことよ?」
「結婚する相手が居ないかの確認かーらーの!プロポーズですね。お受けいたします」
「ナイワー、月で無双した依姫並みにナイワー」
「永遠に明けない弾幕の夜を!」
「おい、やめろ泣くぞ、年甲斐もなく泣くぞ、お前」
「あ、はい、何かすみません」
……あ、しまった寧ろ、見たかった
「私達妖怪は、そもそも「結婚」という概念をそもそも持ってるの自体あまり居ないけど、人間は違うでしょ?」
「はあ……逆に言いますが」
「そもそも、年中無休で働いてるのに出会いがあるかと」
「午後半休だけどな!」
「無休に無給ですし!ついでに図書館にむきゅーとか言う生物居ますし!年中むきゅーって言ってますよ!正に年中むきゅーですよ!」キリッ
「里に買い物行かすときに、毎回お釣り帰ってこないんだけど、いや良いんだけどさ。後、生物言うな……その決まった!って顔やめなさい」
「悪魔の館なだけに、住民は夜も起きてないとイメージが崩れる為、起きてないといけませんし!」
「いや、そんな決まり無いから、しかも三国志全巻一日で読んだりするからでしょ、それ」
「休みが無いから、旅行にもいけません!」
「しょっちゅう霊夢ん所の温泉入りに行ってるけどな、お前。というか結婚関係無くなってない?」
「夜中自室のベットに何故かお嬢様が入っていますし!パワハラです」
「まて、「私」の自室何だから入ってるのは当然だろ、というか何当然のように私の部屋を勝手に自室にしてんだ。自分の部屋で寝なさいよ」
「ッハ、一緒に寝てる事があるって事を天狗に流して外ボリを埋める作戦が!閃きました」
「外ぼり処か、土に埋めるわよ」
「それは、墓まで一緒についていくって事ですね!やったー!」
「ポジティブすぎてこのメイド困るわーそういうのは無いから」
「それに何か、この職場の人たち大体が帽子かぶってるし!」
「おい、それ唯の愚痴だろ」
「いや、正直な所ですね。入りたての時、そのナイトキャップを買ってこないと行けないのかなーとか思っていました」
「そんなルール無いからね。ここ」
「紅魔異変の時に、魔理沙が来ましたよね?」
「ん?ああ、そうね。解決したのは霊夢だったが」
「初めに魔理沙が来た時、美鈴が寝てたじゃないですか、それでその後にあの格好のパチュリー様ですよ」
「……ああ、そういう事かパッと見パジャマだしねぇ、言っちゃあれだけど」
「パチュリー様の後に、私と遭ったわけなんですが、思いっきり申し訳なさそうな感じでしたよ」
「眠ってる処起こしちゃったか、起こすつもりはなかったんだが、あまり私の魔法は静かなのが無くて、何かすまん。 とか言ってましたよ」
「……つまりアレか、私と弾幕ごっこした時やたら、弾撃ってこないのは、私に合うまでで疲れて体力がなくなったんじゃ無くて遠慮してただけだったのか、おい」
「しかも、お嬢様もナイトキャップを被ってるので、やっぱり寝起きだったんじゃないか?とか後日聞いて来ましたよ」
へこむわーと言って、お嬢様は頭を抱えてしまった。
勿論、勝負は勝負で、あの魔理沙がそんな手抜きをするわけがなく、実際には避けながら撃ってる暇がなかっただけなのですが
まだ余り、弾幕ごっごに慣れていなかったらしいですし、あの頃は
「まあ、そんなわけで結婚する気は無いですね」
「ふーん、まあ、そっちの方が助かるからいいんだけど……9割以上結婚と関係ない話題じゃなかった?」
「結婚自体人生の墓場とか言いますし、一緒に居て心地よい関係の相手でも無ければ、ほいほいする物じゃないですね。薬の成分並には関係ありましたよ」
数%有るかすら怪しいわね。とか言ってますが気にしません
「……ですが」
「ん?」
「何時か来る可能性が無くはないかもしれませんし、予習はしておいたほうが良いかもしれないですよね?」
「そうかしら?」
「そうですよ!と言う事でお嬢様。あーん」
「何、そのさくらんぼは?」
「ほら、定番のアーンですよ。これ無くして結婚は語れません。ほら、あーん」
「え、ちょ、わ、わかったから」
ぱくっと口に入れると恥ずかしそうに俯いた。やばいこれはやばい100人居たら200人が振り向く可愛さである。……100人が二度見に決まってるでしょう
「……お嬢様ってさくらんぼの茎を、口の中で結べますか?」
「まあ、その位ちょろいわよ」
ほら、と言って茎を口から取り出した、見事な……
「あの、お嬢様」
「何かしら」
「何でこの茎喋々結びに成ってるんですか」
「結べって、あなたが言ったんじゃない」
予想外デースってレベルじゃないですね。これ
「ま、まあそれはそうとして、知ってますか?さくらんぼの茎を結べる人ってキスが上手らしいんですよ。それが本当かここで試してm」
「ああ、私がキスしたら接触面をそのまま食いちぎるから」
「お、お嬢様になら食べられても構いません……よ?どっちの意味合いでも可です」
「おい、やめろリアクションに困る。どっちの意味でもいやよ……顔染んなああああ!」
さすが、お嬢様奥手である。
「では、次に行きましょう」
「次あるのか……」
「仕事から帰ってきた時のアレです」
「ああ、あれか分かった」
何だかんだ乗ってくれるお嬢様、まじ天使。
「では、行きます。お帰りなさいあなた♪
ごはんにする?ライスにする?そ・れ・と・も、白米にする?」
「日本人かぁ!!どんだけ米好きなのよ!しかも最後生のまま!?手抜きって問題じゃないわ!」
「お嬢様、お言葉ですが、素材そのままの味というものをですね」
「そのまますぎるわ!ストライクど真ん中直球コースすぎるわよ!味って何よ100回位かんでブドウ糖にでもしろっていうの!?」
……次回のM-1優勝も夢じゃないですね、さすがお嬢様
「では、気を取り直してもう一度」
「まともに頼むわよ」
「お帰りなさい、あなた
ごはんにする?お風呂にする?そ・れ・と・も、た・わ・し?」
「ごはんで」
あかんわー、まじボケ殺しですわー。というか考えたら吸血鬼にお風呂ってどうなんでしょうか。流水がダメなのでここでは泡風呂ならぬ、泡のみで体を洗ってますが、そもそも代謝が殆んどないらしいので汚れないとの事
って、いやいや
「……お帰りなさい、あなた
私にする?わたくしにする?そ・れ・と・も わ・ら・わ?」
「仕事帰りなんだ、死ぬほど疲れている。寝さしてくれ」
「お嬢様、仕事を言い訳にして家庭を放置すると大抵ロクなことがありませんよ」
「まてい、今の質問に食べるものも無けりゃ風呂すらなかったじゃない!」
「ふふふ、私にそれを言わせますか、さすがお嬢様。食べるなら私を、もちろん性てk「言わせないわよ」
「イケズですわ、およよよよ」
うわ、お嬢様が蔑んだ目で見ていらっしゃる。
……いやこれはこれで良いかもしれません
「何だかんだで子供が生まれました。名前を何と名づけますか?」
「レッド・スカーレットで」
「……獅子は我が子を千尋の谷へ突き落とす。と言いますが、子供が将来親に復讐をしたくなりそうな名前ですね」
「え、だめなのこれ?良い名前だと思ったんだけど」
「お嬢様、こう言ってしまうのもアレですが、もはやイジメと言うよりも子供が絶望を背負う位酷い名前です。たぶん12歳位になったら、
真っ先に、誕生日プレゼントとか要らないから名前を変えてくれって言い出す位ですよこれ」
「ひど!どんだけこの名前ダメなのよ!いや咲夜だけが、そう思ってる可能性も」
「ちょっと待っててくださいね」
「え?」
………………………………
……………………
…………
「どこ行ってたの?」
「図書館と博麗神社の方に行って、この名前について評価を聞いてきました」
「いや、全員から満点貰えるでしょ」
「1、パジャマじゃない魔法着だ。さんから
親の毛という毛をピンセットで抜いても文句言えない名前 との事」
「あの、パジャマ遠慮ないわね。怖いんだか怖くないんだか分かりにくいわ、いや普通に極悪だけど」
「パジャマでいいんですか、次金髪美人さんから
私が付けられたら家中の飲み水に、にんにくのおろし汁入れる程度にひどい」
「……あの、常闇妖怪風情が」
……ルーミアじゃなくて魔理沙何ですが、まあいいや
「そんな訳なので名前は、相手の方に付けてもらいましょう」
「え、何、何で私が結婚するみたいな方向に」
「あ、博麗神社に天狗が居たので、一緒に寝たりしている事を流しました」
「お前なあああああああ!」
「んなもん、前から知ってますが、今更ですか?と返されました」
「屋敷内の情報がダダ漏れすぎて泣きたいわ……」
「泣くなら私の胸の中でどうぞ!」
「あ、泣く気収まった」
「何故ゆえに!」
………………………………
……………………
…………
次の日の朝
「お嬢様、こんな物がポス……美鈴が天狗からの新聞に挟んであったとの事」
「お前、今美鈴の事をポストとか言おうとしなかったか?」
「いえいえ、そんな事ありませんわ、強いて言うなればあの胸に挟まれたいですね」
「どこのおっさんだお前」
美鈴から受け取った封筒をお嬢様に手渡すと
封筒の中身を見るやいなや
「……咲夜、ちょっと私は出かけてくるわ」
「お供しますか?」
「要らないわ、夜までには帰る」
「はあ、分かりました」
「ペンは剣より強しとは言うけど、そのペンを二度と持てない様にさせてくるわ!」
お嬢様が出て行ったのを見送り、封筒の中身を勝手ながら見ると
「あら、これは天狗にしては気がきくじゃない」
一枚のチラシが入っておりました。
大事な方との永遠の証にと、ペアリングの紹介のチラシが
………………………………
……………………
…………
ドン!
「へ?何で一緒に寝てることを知ってるのかですって?そりゃ咲夜さんは小さい頃からレミリアさんに甘えっ子でしたからねえ、何を今更と」
ドンドン!
「ついでにあの二人以上に仲が良い人物を知りませんよ、周囲から見たらもう……ねぇ?」
ドン!ドッドンカッ!ドドドドン!カッ!
「……何かさっきからドアがノックされてるんですが誰でしょうね。アハハハ」
フルコンボダドンッ!
「人んちのドアで何してるんですか!!!」
ガチャ
「……あ」
「結婚……ですか?」
朝食を済ませ、軽くパフェを食べてる時の事であった。
「結婚と言いますと、あの男女がするアレですか」
「そう、それよ」
「あの、お嬢様、こう言うのもアレですが、結婚出来ると思いますか?」
「あら、スタイルも良いし、顔も美人、おまけに性格も……マアイインジャネエノ」
何故最後が投げやりなのか、伊達にパーフェクトメイドじゃないですよ。
「正に女性の大三元ですね。でも何でいきなりそのような事を?……ああ、そういう事ですか」
「どういうことよ?」
「結婚する相手が居ないかの確認かーらーの!プロポーズですね。お受けいたします」
「ナイワー、月で無双した依姫並みにナイワー」
「永遠に明けない弾幕の夜を!」
「おい、やめろ泣くぞ、年甲斐もなく泣くぞ、お前」
「あ、はい、何かすみません」
……あ、しまった寧ろ、見たかった
「私達妖怪は、そもそも「結婚」という概念をそもそも持ってるの自体あまり居ないけど、人間は違うでしょ?」
「はあ……逆に言いますが」
「そもそも、年中無休で働いてるのに出会いがあるかと」
「午後半休だけどな!」
「無休に無給ですし!ついでに図書館にむきゅーとか言う生物居ますし!年中むきゅーって言ってますよ!正に年中むきゅーですよ!」キリッ
「里に買い物行かすときに、毎回お釣り帰ってこないんだけど、いや良いんだけどさ。後、生物言うな……その決まった!って顔やめなさい」
「悪魔の館なだけに、住民は夜も起きてないとイメージが崩れる為、起きてないといけませんし!」
「いや、そんな決まり無いから、しかも三国志全巻一日で読んだりするからでしょ、それ」
「休みが無いから、旅行にもいけません!」
「しょっちゅう霊夢ん所の温泉入りに行ってるけどな、お前。というか結婚関係無くなってない?」
「夜中自室のベットに何故かお嬢様が入っていますし!パワハラです」
「まて、「私」の自室何だから入ってるのは当然だろ、というか何当然のように私の部屋を勝手に自室にしてんだ。自分の部屋で寝なさいよ」
「ッハ、一緒に寝てる事があるって事を天狗に流して外ボリを埋める作戦が!閃きました」
「外ぼり処か、土に埋めるわよ」
「それは、墓まで一緒についていくって事ですね!やったー!」
「ポジティブすぎてこのメイド困るわーそういうのは無いから」
「それに何か、この職場の人たち大体が帽子かぶってるし!」
「おい、それ唯の愚痴だろ」
「いや、正直な所ですね。入りたての時、そのナイトキャップを買ってこないと行けないのかなーとか思っていました」
「そんなルール無いからね。ここ」
「紅魔異変の時に、魔理沙が来ましたよね?」
「ん?ああ、そうね。解決したのは霊夢だったが」
「初めに魔理沙が来た時、美鈴が寝てたじゃないですか、それでその後にあの格好のパチュリー様ですよ」
「……ああ、そういう事かパッと見パジャマだしねぇ、言っちゃあれだけど」
「パチュリー様の後に、私と遭ったわけなんですが、思いっきり申し訳なさそうな感じでしたよ」
「眠ってる処起こしちゃったか、起こすつもりはなかったんだが、あまり私の魔法は静かなのが無くて、何かすまん。 とか言ってましたよ」
「……つまりアレか、私と弾幕ごっこした時やたら、弾撃ってこないのは、私に合うまでで疲れて体力がなくなったんじゃ無くて遠慮してただけだったのか、おい」
「しかも、お嬢様もナイトキャップを被ってるので、やっぱり寝起きだったんじゃないか?とか後日聞いて来ましたよ」
へこむわーと言って、お嬢様は頭を抱えてしまった。
勿論、勝負は勝負で、あの魔理沙がそんな手抜きをするわけがなく、実際には避けながら撃ってる暇がなかっただけなのですが
まだ余り、弾幕ごっごに慣れていなかったらしいですし、あの頃は
「まあ、そんなわけで結婚する気は無いですね」
「ふーん、まあ、そっちの方が助かるからいいんだけど……9割以上結婚と関係ない話題じゃなかった?」
「結婚自体人生の墓場とか言いますし、一緒に居て心地よい関係の相手でも無ければ、ほいほいする物じゃないですね。薬の成分並には関係ありましたよ」
数%有るかすら怪しいわね。とか言ってますが気にしません
「……ですが」
「ん?」
「何時か来る可能性が無くはないかもしれませんし、予習はしておいたほうが良いかもしれないですよね?」
「そうかしら?」
「そうですよ!と言う事でお嬢様。あーん」
「何、そのさくらんぼは?」
「ほら、定番のアーンですよ。これ無くして結婚は語れません。ほら、あーん」
「え、ちょ、わ、わかったから」
ぱくっと口に入れると恥ずかしそうに俯いた。やばいこれはやばい100人居たら200人が振り向く可愛さである。……100人が二度見に決まってるでしょう
「……お嬢様ってさくらんぼの茎を、口の中で結べますか?」
「まあ、その位ちょろいわよ」
ほら、と言って茎を口から取り出した、見事な……
「あの、お嬢様」
「何かしら」
「何でこの茎喋々結びに成ってるんですか」
「結べって、あなたが言ったんじゃない」
予想外デースってレベルじゃないですね。これ
「ま、まあそれはそうとして、知ってますか?さくらんぼの茎を結べる人ってキスが上手らしいんですよ。それが本当かここで試してm」
「ああ、私がキスしたら接触面をそのまま食いちぎるから」
「お、お嬢様になら食べられても構いません……よ?どっちの意味合いでも可です」
「おい、やめろリアクションに困る。どっちの意味でもいやよ……顔染んなああああ!」
さすが、お嬢様奥手である。
「では、次に行きましょう」
「次あるのか……」
「仕事から帰ってきた時のアレです」
「ああ、あれか分かった」
何だかんだ乗ってくれるお嬢様、まじ天使。
「では、行きます。お帰りなさいあなた♪
ごはんにする?ライスにする?そ・れ・と・も、白米にする?」
「日本人かぁ!!どんだけ米好きなのよ!しかも最後生のまま!?手抜きって問題じゃないわ!」
「お嬢様、お言葉ですが、素材そのままの味というものをですね」
「そのまますぎるわ!ストライクど真ん中直球コースすぎるわよ!味って何よ100回位かんでブドウ糖にでもしろっていうの!?」
……次回のM-1優勝も夢じゃないですね、さすがお嬢様
「では、気を取り直してもう一度」
「まともに頼むわよ」
「お帰りなさい、あなた
ごはんにする?お風呂にする?そ・れ・と・も、た・わ・し?」
「ごはんで」
あかんわー、まじボケ殺しですわー。というか考えたら吸血鬼にお風呂ってどうなんでしょうか。流水がダメなのでここでは泡風呂ならぬ、泡のみで体を洗ってますが、そもそも代謝が殆んどないらしいので汚れないとの事
って、いやいや
「……お帰りなさい、あなた
私にする?わたくしにする?そ・れ・と・も わ・ら・わ?」
「仕事帰りなんだ、死ぬほど疲れている。寝さしてくれ」
「お嬢様、仕事を言い訳にして家庭を放置すると大抵ロクなことがありませんよ」
「まてい、今の質問に食べるものも無けりゃ風呂すらなかったじゃない!」
「ふふふ、私にそれを言わせますか、さすがお嬢様。食べるなら私を、もちろん性てk「言わせないわよ」
「イケズですわ、およよよよ」
うわ、お嬢様が蔑んだ目で見ていらっしゃる。
……いやこれはこれで良いかもしれません
「何だかんだで子供が生まれました。名前を何と名づけますか?」
「レッド・スカーレットで」
「……獅子は我が子を千尋の谷へ突き落とす。と言いますが、子供が将来親に復讐をしたくなりそうな名前ですね」
「え、だめなのこれ?良い名前だと思ったんだけど」
「お嬢様、こう言ってしまうのもアレですが、もはやイジメと言うよりも子供が絶望を背負う位酷い名前です。たぶん12歳位になったら、
真っ先に、誕生日プレゼントとか要らないから名前を変えてくれって言い出す位ですよこれ」
「ひど!どんだけこの名前ダメなのよ!いや咲夜だけが、そう思ってる可能性も」
「ちょっと待っててくださいね」
「え?」
………………………………
……………………
…………
「どこ行ってたの?」
「図書館と博麗神社の方に行って、この名前について評価を聞いてきました」
「いや、全員から満点貰えるでしょ」
「1、パジャマじゃない魔法着だ。さんから
親の毛という毛をピンセットで抜いても文句言えない名前 との事」
「あの、パジャマ遠慮ないわね。怖いんだか怖くないんだか分かりにくいわ、いや普通に極悪だけど」
「パジャマでいいんですか、次金髪美人さんから
私が付けられたら家中の飲み水に、にんにくのおろし汁入れる程度にひどい」
「……あの、常闇妖怪風情が」
……ルーミアじゃなくて魔理沙何ですが、まあいいや
「そんな訳なので名前は、相手の方に付けてもらいましょう」
「え、何、何で私が結婚するみたいな方向に」
「あ、博麗神社に天狗が居たので、一緒に寝たりしている事を流しました」
「お前なあああああああ!」
「んなもん、前から知ってますが、今更ですか?と返されました」
「屋敷内の情報がダダ漏れすぎて泣きたいわ……」
「泣くなら私の胸の中でどうぞ!」
「あ、泣く気収まった」
「何故ゆえに!」
………………………………
……………………
…………
次の日の朝
「お嬢様、こんな物がポス……美鈴が天狗からの新聞に挟んであったとの事」
「お前、今美鈴の事をポストとか言おうとしなかったか?」
「いえいえ、そんな事ありませんわ、強いて言うなればあの胸に挟まれたいですね」
「どこのおっさんだお前」
美鈴から受け取った封筒をお嬢様に手渡すと
封筒の中身を見るやいなや
「……咲夜、ちょっと私は出かけてくるわ」
「お供しますか?」
「要らないわ、夜までには帰る」
「はあ、分かりました」
「ペンは剣より強しとは言うけど、そのペンを二度と持てない様にさせてくるわ!」
お嬢様が出て行ったのを見送り、封筒の中身を勝手ながら見ると
「あら、これは天狗にしては気がきくじゃない」
一枚のチラシが入っておりました。
大事な方との永遠の証にと、ペアリングの紹介のチラシが
………………………………
……………………
…………
ドン!
「へ?何で一緒に寝てることを知ってるのかですって?そりゃ咲夜さんは小さい頃からレミリアさんに甘えっ子でしたからねえ、何を今更と」
ドンドン!
「ついでにあの二人以上に仲が良い人物を知りませんよ、周囲から見たらもう……ねぇ?」
ドン!ドッドンカッ!ドドドドン!カッ!
「……何かさっきからドアがノックされてるんですが誰でしょうね。アハハハ」
フルコンボダドンッ!
「人んちのドアで何してるんですか!!!」
ガチャ
「……あ」
紅魔館に対する魔理沙の誤解が新鮮でいい
吸血鬼を自分で家に招いてるんじゃあ世話無いぜ。
ちっさく(小さい咲夜さん)について詳しく聞きたい所ですね。昔っから甘えん坊だったのかー
結婚の話全然してないじゃんw
・・・もっと咲レミの濃度を増やしてもいいのよ?
あと四捨五入しなくても十分…