夜は静寂を貫いていた。いつも窓から漏れた蛙の声も、草木を揺らす音もなにも聞こえない。薄く雲が貼られた藍の空にぼやけた檸檬が浮かぶ。窓際に飲みかけのコップを置くとその中にも月を見つけた。
「ここまで追ってくるなんて、ね」小さな水面に触れると光の玉がふやけた。撫でるような夜に落ち着かない鼓動が私の中で響く。
今も、贖罪を、求めているのかもしれない。しかし、過ぎて、しまったのだ。小さな月に「……今も、この中にいる未来だってあったんだよね」語りかける。自分なりの整理はした。あとはそのまま生きるだけ。浮かぶ月が沈むようにきっといつか消えてくれる。笑顔が、彼女達の自分を慕ってくれた笑顔が。
空を見上げる。雲が抜けると、随分くっきりと見えた。今宵の月はこんなにも乾いている。願わくばその乾きを我が朱にて潤してみせよう。コップを傾け、残りのぬるい酒を片付けると私は覚悟を形成する。月の光は誰も見守りはしない。月が私の苦しみを糧にこんなにも輝いているのだから。
「ここまで追ってくるなんて、ね」小さな水面に触れると光の玉がふやけた。撫でるような夜に落ち着かない鼓動が私の中で響く。
今も、贖罪を、求めているのかもしれない。しかし、過ぎて、しまったのだ。小さな月に「……今も、この中にいる未来だってあったんだよね」語りかける。自分なりの整理はした。あとはそのまま生きるだけ。浮かぶ月が沈むようにきっといつか消えてくれる。笑顔が、彼女達の自分を慕ってくれた笑顔が。
空を見上げる。雲が抜けると、随分くっきりと見えた。今宵の月はこんなにも乾いている。願わくばその乾きを我が朱にて潤してみせよう。コップを傾け、残りのぬるい酒を片付けると私は覚悟を形成する。月の光は誰も見守りはしない。月が私の苦しみを糧にこんなにも輝いているのだから。
表現力は確かにあるようだ。で?このなんかかっこよさげなうどんちゃんが何すんの?
もうちょっと伝えたいことはっきりしてくれません?
いかんせん短すぎるのでこの評価しか出来ないことをお許し下さい。