真っ青に晴れ渡る幻想郷の空。雀の鳴き声がまだらに耳に届いてくる。朝日を受けながらむっくしりと起き上がり、ぼさぼさになった髪の毛を手櫛で梳かしてから朝食を食べる。パンとキノコの炒め物。これをあわせて食べると美味しい。あと、野菜スープ。柔らかく温かい野菜をやんわりと噛む。そうすると、甘味が十分に舌にさわり、そしてコンソメ風に仕立てたスープそのものの味が引き締めてくれる。これから一日頑張るぞ、という気分にさせてくれるのだ。
朝食を片づけた後は、ささと顔を洗って、今日の服を決める。
「さあて」
片方の口角を上げながら魔理沙は手を顎に当ててクローゼットを見詰めながら考え始める。実は、この作業が朝いちばん時間がかかるし、頭も使うのだ。女の子だったら経験した事があるだろう、今日一日の衣服を決める事。その日のポテンシャルにも影響してくるし、特に、今日はここ一番で決めなければならない。なぜなら。
「アリスの家にお呼ばれしたからには、バシッと決めたいな」
……と、独り言を言ってしまうくらいの理由があるからだ。
魔理沙はこれでもない、あれでもないとクローゼットの中の衣服の森を掻き分けて考える。気取らずいつも通り? それとも、ちょっと背伸びして洒落こんでみるか? いやしかし……
しばらく迷ったあと、クローゼットの中で目を瞑って
「これだ!」
と思った服を掴んで目の前に引っ張り出してきた。結局最後は運である。
ハンガーにかかった服を、そろそろと目を開けて見てみる。
長袖のシャツにボタンがついた黒いベスト、同じくスカート、リボンのついた帽子だった。はあ、と一息つき、やっぱりいつも通りがいいのか、と安堵したようながっかりしたような、そんな気持ちでパジャマを脱ぎ、いそいそとシャツに袖を通し始めた。
ふう、とあくびを一回して、腕を伸ばす。ストレッチを入念に行ってから、箒に手をかけた。きゅ、と握って、微妙に手との空間を作ってからもう一度、強く握る。
「よし、行くか」
ドアを勢い良く開けて、少しの食料、八卦炉、マジックアイテム、そして――
「喜んでくれるといいな」
にいと笑って、鞄をぽんと叩いた。そして、助走をつけ箒に跨り、ふわっと浮き上がる。今日も調子は上々。
魔法の森の上空をかっ飛ばす!
かちゃかちゃと音を立てるキッチン。人形たちがせわしなくその周りで飛び交っている。オーブンからはふんわりと甘い匂いが漂い、鼻孔をこまやかに刺激する。
「喜んでくれるといいな」
アリスはため息をつきながら、先程の匂い、ケーキの土台を飾り付ける生クリームを泡立てていた。白いホイップクリームが段々とふわふわになっていくのは、見ていてなんだか楽しい。それに、食べてもらう人の事を考えたら、一層美味しくなる気がする。……そんな事を考えていたら、クリームが手についてしまった。すかさず、人形が掬い取ってくれる。
「ふふ、ありがと」
アリスは人形に微笑みかけながら、
(魔理沙に、こんな事されてみたいかも)
と、ふっと考えてしまい、泡立てる手が少しゆるんだ。
「い、いやいや」
泡立て器を持ち直し、そんな事するために呼んだんじゃない! と言い聞かせる。
魔理沙と話をしたいから自分の家に呼んだのは事実だが、そんなやましい事など、考えてはいない。そうよ、考えてなんかいないわ。そもそも、魔理沙が音沙汰ないのがいけないのよ。ほんと気まぐれなんだから。躍起になってボウルの中身をぐいぐいとかき混ぜる。すると、ケーキが焼きあがった。と同時にこんこん、とドアを叩く音が聞こえ、
「おーいアリス、来たぞ」
と、魔理沙の声が聞こえた。
まだケーキできあがってないんだけど! と心の中で言いつついそいそと手を拭き、玄関まで走ってドアを開けた。
「いらっしゃい、あなたにお菓子を作ってたんだけど、まだ出来上がってないのよ」
と、時間よりだいぶ早く来た魔理沙に少し嫌味をたれるように言うと、
「ごめん、早く飛ばしすぎたんだ」
意外にもあっさりと返されたため、肩透かしをくらった。
魔理沙はもとから人と待ち合わせすると早めに着いているタイプだ。それを見越してお菓子作りをしていなかった自分が悪いのでは、と恥ずかしくなったが、そうこうしている暇はない。ケーキにホイップクリームをぬり、盛り付けをして、紅茶を淹れなければ。
「そこに座ってて。すぐ準備するわ」
と言い、キッチンに入った。
そわそわと帽子を取り、アリスの準備ができるのを待つ。やっぱ、もう少しゆっくり来れば良かった。五分前行動は基本だが、それが行き過ぎるとかえって迷惑をかけてしまう。勉強になった。
しばらくすると、アリスが紅茶とケーキを持ってきた。自分の目の前に、白いホイップクリームの上にあかあかとした苺が乗ったケーキが出される。
「魔法の森で取った苺よ。毒は無いから安心して」
「まあ、毒なんてあったら一目で分かるけどな」
「魔法の森に住居を置いてたら当然ね。どうぞ、食べて」
「そんじゃ、お言葉に甘えて」
フォークでふんわりと切れ目を入れ、ひとくち運ぶ。すると、柔らかいスポンジの控え目な甘味が口全体を包み、そしてホイップクリームのはっきりとした甘味がなめらかに舌を撫でてゆく。最後に、苺の甘酸っぱさがきゅんと心地良い。アリスの作った菓子は初めて食べたが、こんなに美味いと思わなかった。
「うん、美味いぜ。流石アリスってとこだな」
「そう? ありがとう。貴女がもう少し遅く来ていたらもっと美味しかったかもね」
「んん、ごめんって」
紅茶を飲みながら色んな話をした。最近の幻想郷の話、やって来た新参、自分自身の近況。あと、魔法についての考察や技術についての議論。同じ魔法使いのアリスとはやはり話が噛み合う。やっぱり同業者だな、と感じる場面は多々ある。そして、話は他愛もないところへ道がそれたり、互いに笑い合うところもあった。
「ところで、アリスはなんで私を呼んだんだ?」
一番気になるところをそれとなしに切り出してみた。アリスは表情を変えずに、
「まあ、貴女と話がしたかった、からかしら。貴女はほんと、用事がある時しか私と話さないから。たまにはどうでも良い話がしたくなっても良いじゃない」
おいおい、嬉しい事言ってくれるじゃないか。思わず頬が緩みそうになる。すると、アリスがすかさず
「今日の朝は何食べたの」
と聞いてきた。なぜ朝食? と思ったが、
「今日はパンとキノコの炒め物、それに野菜スープだぜ」
と答える。
「貴女は本当にキノコが好きね」
「まあ、本業だからな。……もし良かったら、食べに来てもいいんだぜ」
「都合の良い時にお邪魔させてもらうわ」
心の中でガッツポーズを決めた。とても自然な流れで次への取っ掛かりを作れた。私、偉い。偉すぎるぜ。楽しみだ。どんな料理を作ろう。
魔理沙に誘われた。まさか、まさかね。あの魔理沙が。でも、次も会えるかと思うと、楽しみすぎる。ニヤけそうになるのを必死で抑える。表情変わってないわよね?
その後、本を読んだり、魔法書を書いたりしていると、夕暮れが近くなっていた。橙色に染められた空は、朝とはまた違った意味で晴れやかだ。壁に掛けられた時計が六時を知らせる。すると、
「あ、あー、んん、アリス、例の魔導書はどこにあったっけ?」
「例の魔導書……?知らないわよ、そんなの」
「名前が分からないんだ」
「名前がわからないのなら、書庫まで行って私が」
「い、いやいいんだ、探して来る!」
そう言って、部屋を飛び出して行った。
変な魔理沙。
三十分ほど待たされていた気がする。いくらなんでも遅い、なにをしているのかしらと椅子を立った時、魔理沙が玄関のドアを開けて、
「アリス!」
と叫び、私の手首を掴んで走り出した。
「えっ、な、なに、どうしたの」
「いいからいいから!」
魔理沙に連れられるまま外に飛び出す。すると。
空には沢山の流れ星が、自分に降ってくるようにきらめいていた。
「…………すごい」
それはとても綺麗で、真っ直ぐの輝きを持っていて。ひゅん、ひゅんと貫かれそうなくらい勢いがあった。
「すごいな、綺麗だな! 今日はアリスのケーキも美味しかったし、流れ星も見れたしでほんと良い日だなー!」
魔理沙がかかかと笑う。私は流れ星に見惚れ、本当にこちらに降ってきそうだと、うっとりしていた。こっちに流れてきそう、こっちに…………ん?
「てっ」
額になにか当たった。
「あっ」
魔理沙が間の抜けた声を出す。当たったものを拾って見てみると、
「金平糖……」
「あちゃ……ばれたか」
「もしかして、貴女の魔法?」
「んー、まあ、そうじゃないか?」
往生際が悪いところが魔理沙らしい。でも、とても嬉しかった。これが、魔理沙なりの、意思表示なのだろう。
「ありがとう、魔理沙」
「なんだよ、急に」
「なんでも」
また、貴女の家にお邪魔したいわ、と呟こうとしたら、また金平糖が頬に当たった。そして、ばらばらばらと大量に金平糖が降ってきた。
「い、いたいいたいいいたい!」
「いた、いたた!魔法が切れた!」
かくして、その日の魔法の森は、金平糖だらけになっていたそうな。
おしまい。
朝食を片づけた後は、ささと顔を洗って、今日の服を決める。
「さあて」
片方の口角を上げながら魔理沙は手を顎に当ててクローゼットを見詰めながら考え始める。実は、この作業が朝いちばん時間がかかるし、頭も使うのだ。女の子だったら経験した事があるだろう、今日一日の衣服を決める事。その日のポテンシャルにも影響してくるし、特に、今日はここ一番で決めなければならない。なぜなら。
「アリスの家にお呼ばれしたからには、バシッと決めたいな」
……と、独り言を言ってしまうくらいの理由があるからだ。
魔理沙はこれでもない、あれでもないとクローゼットの中の衣服の森を掻き分けて考える。気取らずいつも通り? それとも、ちょっと背伸びして洒落こんでみるか? いやしかし……
しばらく迷ったあと、クローゼットの中で目を瞑って
「これだ!」
と思った服を掴んで目の前に引っ張り出してきた。結局最後は運である。
ハンガーにかかった服を、そろそろと目を開けて見てみる。
長袖のシャツにボタンがついた黒いベスト、同じくスカート、リボンのついた帽子だった。はあ、と一息つき、やっぱりいつも通りがいいのか、と安堵したようながっかりしたような、そんな気持ちでパジャマを脱ぎ、いそいそとシャツに袖を通し始めた。
ふう、とあくびを一回して、腕を伸ばす。ストレッチを入念に行ってから、箒に手をかけた。きゅ、と握って、微妙に手との空間を作ってからもう一度、強く握る。
「よし、行くか」
ドアを勢い良く開けて、少しの食料、八卦炉、マジックアイテム、そして――
「喜んでくれるといいな」
にいと笑って、鞄をぽんと叩いた。そして、助走をつけ箒に跨り、ふわっと浮き上がる。今日も調子は上々。
魔法の森の上空をかっ飛ばす!
かちゃかちゃと音を立てるキッチン。人形たちがせわしなくその周りで飛び交っている。オーブンからはふんわりと甘い匂いが漂い、鼻孔をこまやかに刺激する。
「喜んでくれるといいな」
アリスはため息をつきながら、先程の匂い、ケーキの土台を飾り付ける生クリームを泡立てていた。白いホイップクリームが段々とふわふわになっていくのは、見ていてなんだか楽しい。それに、食べてもらう人の事を考えたら、一層美味しくなる気がする。……そんな事を考えていたら、クリームが手についてしまった。すかさず、人形が掬い取ってくれる。
「ふふ、ありがと」
アリスは人形に微笑みかけながら、
(魔理沙に、こんな事されてみたいかも)
と、ふっと考えてしまい、泡立てる手が少しゆるんだ。
「い、いやいや」
泡立て器を持ち直し、そんな事するために呼んだんじゃない! と言い聞かせる。
魔理沙と話をしたいから自分の家に呼んだのは事実だが、そんなやましい事など、考えてはいない。そうよ、考えてなんかいないわ。そもそも、魔理沙が音沙汰ないのがいけないのよ。ほんと気まぐれなんだから。躍起になってボウルの中身をぐいぐいとかき混ぜる。すると、ケーキが焼きあがった。と同時にこんこん、とドアを叩く音が聞こえ、
「おーいアリス、来たぞ」
と、魔理沙の声が聞こえた。
まだケーキできあがってないんだけど! と心の中で言いつついそいそと手を拭き、玄関まで走ってドアを開けた。
「いらっしゃい、あなたにお菓子を作ってたんだけど、まだ出来上がってないのよ」
と、時間よりだいぶ早く来た魔理沙に少し嫌味をたれるように言うと、
「ごめん、早く飛ばしすぎたんだ」
意外にもあっさりと返されたため、肩透かしをくらった。
魔理沙はもとから人と待ち合わせすると早めに着いているタイプだ。それを見越してお菓子作りをしていなかった自分が悪いのでは、と恥ずかしくなったが、そうこうしている暇はない。ケーキにホイップクリームをぬり、盛り付けをして、紅茶を淹れなければ。
「そこに座ってて。すぐ準備するわ」
と言い、キッチンに入った。
そわそわと帽子を取り、アリスの準備ができるのを待つ。やっぱ、もう少しゆっくり来れば良かった。五分前行動は基本だが、それが行き過ぎるとかえって迷惑をかけてしまう。勉強になった。
しばらくすると、アリスが紅茶とケーキを持ってきた。自分の目の前に、白いホイップクリームの上にあかあかとした苺が乗ったケーキが出される。
「魔法の森で取った苺よ。毒は無いから安心して」
「まあ、毒なんてあったら一目で分かるけどな」
「魔法の森に住居を置いてたら当然ね。どうぞ、食べて」
「そんじゃ、お言葉に甘えて」
フォークでふんわりと切れ目を入れ、ひとくち運ぶ。すると、柔らかいスポンジの控え目な甘味が口全体を包み、そしてホイップクリームのはっきりとした甘味がなめらかに舌を撫でてゆく。最後に、苺の甘酸っぱさがきゅんと心地良い。アリスの作った菓子は初めて食べたが、こんなに美味いと思わなかった。
「うん、美味いぜ。流石アリスってとこだな」
「そう? ありがとう。貴女がもう少し遅く来ていたらもっと美味しかったかもね」
「んん、ごめんって」
紅茶を飲みながら色んな話をした。最近の幻想郷の話、やって来た新参、自分自身の近況。あと、魔法についての考察や技術についての議論。同じ魔法使いのアリスとはやはり話が噛み合う。やっぱり同業者だな、と感じる場面は多々ある。そして、話は他愛もないところへ道がそれたり、互いに笑い合うところもあった。
「ところで、アリスはなんで私を呼んだんだ?」
一番気になるところをそれとなしに切り出してみた。アリスは表情を変えずに、
「まあ、貴女と話がしたかった、からかしら。貴女はほんと、用事がある時しか私と話さないから。たまにはどうでも良い話がしたくなっても良いじゃない」
おいおい、嬉しい事言ってくれるじゃないか。思わず頬が緩みそうになる。すると、アリスがすかさず
「今日の朝は何食べたの」
と聞いてきた。なぜ朝食? と思ったが、
「今日はパンとキノコの炒め物、それに野菜スープだぜ」
と答える。
「貴女は本当にキノコが好きね」
「まあ、本業だからな。……もし良かったら、食べに来てもいいんだぜ」
「都合の良い時にお邪魔させてもらうわ」
心の中でガッツポーズを決めた。とても自然な流れで次への取っ掛かりを作れた。私、偉い。偉すぎるぜ。楽しみだ。どんな料理を作ろう。
魔理沙に誘われた。まさか、まさかね。あの魔理沙が。でも、次も会えるかと思うと、楽しみすぎる。ニヤけそうになるのを必死で抑える。表情変わってないわよね?
その後、本を読んだり、魔法書を書いたりしていると、夕暮れが近くなっていた。橙色に染められた空は、朝とはまた違った意味で晴れやかだ。壁に掛けられた時計が六時を知らせる。すると、
「あ、あー、んん、アリス、例の魔導書はどこにあったっけ?」
「例の魔導書……?知らないわよ、そんなの」
「名前が分からないんだ」
「名前がわからないのなら、書庫まで行って私が」
「い、いやいいんだ、探して来る!」
そう言って、部屋を飛び出して行った。
変な魔理沙。
三十分ほど待たされていた気がする。いくらなんでも遅い、なにをしているのかしらと椅子を立った時、魔理沙が玄関のドアを開けて、
「アリス!」
と叫び、私の手首を掴んで走り出した。
「えっ、な、なに、どうしたの」
「いいからいいから!」
魔理沙に連れられるまま外に飛び出す。すると。
空には沢山の流れ星が、自分に降ってくるようにきらめいていた。
「…………すごい」
それはとても綺麗で、真っ直ぐの輝きを持っていて。ひゅん、ひゅんと貫かれそうなくらい勢いがあった。
「すごいな、綺麗だな! 今日はアリスのケーキも美味しかったし、流れ星も見れたしでほんと良い日だなー!」
魔理沙がかかかと笑う。私は流れ星に見惚れ、本当にこちらに降ってきそうだと、うっとりしていた。こっちに流れてきそう、こっちに…………ん?
「てっ」
額になにか当たった。
「あっ」
魔理沙が間の抜けた声を出す。当たったものを拾って見てみると、
「金平糖……」
「あちゃ……ばれたか」
「もしかして、貴女の魔法?」
「んー、まあ、そうじゃないか?」
往生際が悪いところが魔理沙らしい。でも、とても嬉しかった。これが、魔理沙なりの、意思表示なのだろう。
「ありがとう、魔理沙」
「なんだよ、急に」
「なんでも」
また、貴女の家にお邪魔したいわ、と呟こうとしたら、また金平糖が頬に当たった。そして、ばらばらばらと大量に金平糖が降ってきた。
「い、いたいいたいいいたい!」
「いた、いたた!魔法が切れた!」
かくして、その日の魔法の森は、金平糖だらけになっていたそうな。
おしまい。
グルメ…だよな?
ただ、途中で一人称に変わるのは良いのですが、本文を見てみると別に三人称でも通用する書き方に思えます。せっかく一人称ならば台詞で全て語らず、心理描写を強調させて二人の絶妙な距離感を描けたのではと思います。
最後の金平糖は、人知れず背伸びをし、幼い心に恋を仄めかす魔理沙らしい表現と言えましょう。言い訳の歯切れの悪さ、そして最後の最後で失敗するのも、やはり良い意味で魔理沙らしく、とても好みです。
金平糖の魔法とはなんとも魔理沙らしい。