「映姫様って、風船爆弾なんですか?」
「へ? 何を言ってるのです?」
小町の夢にそんな事が出てきたのさ。だから、素朴な疑問は本人に聞いてみればすぐに解決じゃない?
そうだよねぇ?そういうことだよねぇ?
「だから、風船爆弾なんですよね?」
「違いますよ。なんなんですか?」
何なんでしょうね。分からないのでしょうね。小町だって勢いで聞いているのだから、分からないのでしょうね。
「距離を操れるんですよね」
「それは、貴女でしょう?」
誘導でした。こういう分からないときは、こういう分からないことでごまかすんですね。むずかしいことは、全部、映姫様に任せておけばいいと思うんですよねぁ。
「そうでしたね」
「何が言いたいのですか?」
言いたいことはほかにあるんですがね。今、映姫が座っている丸太は小町のお昼寝用の枕なんですなんて夢の中でしかいえませんね。
お昼時その、枕じゃないと駄目なんですよう。
「……あの、あたいは夢を見ているんですよ」
「へぇ、どんな夢ですか? 私に出来ることなら協力しますが?」
ちょ、ちょっと、違うってだから夢オチ、もしくは何寝言っていると罵って欲しかった。
上司を捕まえて、わけのわからないこと聞いてしまったから、へんな方向に持っていて話を映姫の大好きな説教に持っていってごまかそうとしたのに。
なんだか、勘違いされてる。あたいが何か夢を語り出したと思っている。
「それは、その」
「どうしたんです? 言わないと協力できませんよ」
そんなこといわれもねぇ、どうなんでしょう。急に夢なんて出てくるかな?
……どうなんだろう?
「あたい、あたいは」
「今はまだいいたくないのですね。良いです。言わなくても応援しています」
やばぁあい。ぜんぜん関係ないこと考えた上に、映姫様がオーエン、オーエンとかいいながら応援するところを想像してしまった。
妙にまじめくさった顔でオーエン、オーエンと連呼しながら応援するんだと思ったら妙ににやけてしまいそうになる。
もう駄目かも知れない。映姫ふぁまがくっちを見て訝しげぇな表情、表情筋。うくくく、尺の動きが妙にもう駄目。
「映姫様のバカァー!!」
「ぅえ?」
なんだか、あたいはそのままそこから走り出して逃げ出していたのさ。
もうなんだか、自分にも分からない。
ただ、ポカンとこちらを見ていた映姫様が可愛かったことを思い出している。
そして、今どう言い訳して謝ろうか考えている。
「へ? 何を言ってるのです?」
小町の夢にそんな事が出てきたのさ。だから、素朴な疑問は本人に聞いてみればすぐに解決じゃない?
そうだよねぇ?そういうことだよねぇ?
「だから、風船爆弾なんですよね?」
「違いますよ。なんなんですか?」
何なんでしょうね。分からないのでしょうね。小町だって勢いで聞いているのだから、分からないのでしょうね。
「距離を操れるんですよね」
「それは、貴女でしょう?」
誘導でした。こういう分からないときは、こういう分からないことでごまかすんですね。むずかしいことは、全部、映姫様に任せておけばいいと思うんですよねぁ。
「そうでしたね」
「何が言いたいのですか?」
言いたいことはほかにあるんですがね。今、映姫が座っている丸太は小町のお昼寝用の枕なんですなんて夢の中でしかいえませんね。
お昼時その、枕じゃないと駄目なんですよう。
「……あの、あたいは夢を見ているんですよ」
「へぇ、どんな夢ですか? 私に出来ることなら協力しますが?」
ちょ、ちょっと、違うってだから夢オチ、もしくは何寝言っていると罵って欲しかった。
上司を捕まえて、わけのわからないこと聞いてしまったから、へんな方向に持っていて話を映姫の大好きな説教に持っていってごまかそうとしたのに。
なんだか、勘違いされてる。あたいが何か夢を語り出したと思っている。
「それは、その」
「どうしたんです? 言わないと協力できませんよ」
そんなこといわれもねぇ、どうなんでしょう。急に夢なんて出てくるかな?
……どうなんだろう?
「あたい、あたいは」
「今はまだいいたくないのですね。良いです。言わなくても応援しています」
やばぁあい。ぜんぜん関係ないこと考えた上に、映姫様がオーエン、オーエンとかいいながら応援するところを想像してしまった。
妙にまじめくさった顔でオーエン、オーエンと連呼しながら応援するんだと思ったら妙ににやけてしまいそうになる。
もう駄目かも知れない。映姫ふぁまがくっちを見て訝しげぇな表情、表情筋。うくくく、尺の動きが妙にもう駄目。
「映姫様のバカァー!!」
「ぅえ?」
なんだか、あたいはそのままそこから走り出して逃げ出していたのさ。
もうなんだか、自分にも分からない。
ただ、ポカンとこちらを見ていた映姫様が可愛かったことを思い出している。
そして、今どう言い訳して謝ろうか考えている。
この出来事の後幻想郷で小町を見たものは誰もいない模様
さすがに評価を渡すわけには行かんが、読んだぜ! とは伝えておこう。振り回され続けるえーき様可愛い。
しかしなんだ。これをプロットにして話を膨らませれば面白いものも書けそうなのに、惜しいなぁ。
でも「良い」「悪い」でわければ「良い」と思える話だった
最近の反応を見る限り、大多数の読者からは数を上げることに熱中しすぎて本来の実力を出し惜しみしていると思われているのではないでしょうか