Coolier - 新生・東方創想話

大霊宴会 妖夢受難

2005/08/24 04:54:49
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 なんだかんだで西行妖は満開にならず、それとなく平和になり
、ようやく幻想郷にも春がやってきた頃――――



冥界、件の巨大な妖怪桜を名物とする白玉楼が広大な庭。
そこには、これでもかというほどの霊たちが集まっていた。
大人の霊、子供の霊、老人の霊・・・・ありとあらゆる霊が、
それでもなお余裕のある庭にひしめき合っている。


その大勢の霊たちの前には木組みで作られたステージのような物が置いてあった。
ちなみに、ここの庭師の力作である。
白玉楼の主である少女に命じられ、慣れない大工仕事を寝ずに五日続け完成させた物であった。

「完成した時は朝日が眩しかったものです。何事も全力でやれば、やって出来ないことはないんですね。
 ああ、この指ですか?ええ、ちょっと金槌で―――慣れないものですから・・・
 いえ、この傷は努力の証。勲章ですよ」
以上が庭師の談である。
その後、完成を嬉々として主に告げた所、「なんかダサい」と一言ポツリと言われ、
庭師はしばらくショックで立ち上がれなかったらしいが。
まあ、それはともかく。

霊たちはなぜか、それぞれにぼそぼそと話し合いながら鬼気迫る形相をしているものが多い。
中には足で地面を何度も軽く踏みつける者や
(幽霊なのに?とかいう野暮ったい問いは幻想郷においてさしたる意味はもたない)
腕組みをしながら指をせわしなく動かしている者、
見えない何かを凝視しながら脂汗を流している者もいた。
さながら何かとても、途轍もなく大事な事柄を待ち焦がれている様な――――。

突然、その霊たちからざわめきが起こった。

ステージに上がる人影が見えたからだ。

その人影は青い服と帽子を身に着け、美しい赤い髪を持ち、妙な模様が描かれた布を頭に巻いていた。
白玉楼が主、西行寺 幽々子である。
幽々子はゆっくりとステージ脇の階段を上り、
木組みのステージの真ん中まで来ると霊たちをぐるりと見渡した。
霊たちは、しん、と静まり返り、皆揃って幽々子の方に目を向けていた。
幽々子はそれを見ると満足そうに薄く笑みを浮かべ、軽く一礼した。
そして、そして――霊たちが、大勢の霊たちが今の今まで待ちに待っていた一言が放たれた。

「今より、ここ、白玉楼にて――――」


「第五回大霊宴会を開始します!」

こうして――――――――


白玉楼において、大宴会が開かれた。




霊たちは大声で騒ぎながら、酒なりお菓子なりそれぞれ好きな物を持ち込んで宴会を楽しんでいた。
近所同士の付き合いの連中や年の近い物同士などはグループで集まっているが、中には
酒瓶を持ちながらあちこち歩き回り、見知らぬ者同士で杯を交し合う者もいた。
基本的に陽気なものが多い霊たちならではである。

西行寺幽々子とそのお付きの剣術指南役目改め庭師、半霊半人の剣士魂魄 妖夢はステージ前の
比較的人がまばらな所に座り、お茶と茶菓子を広げていた。

「今回は本当に多いわねえ。やっぱりウチの庭にしといて正解だったわね」
幽々子はのんびりとお茶を飲みながら言った。
「そうですね。今回はあまりに参加者が多かったもので・・・この人数ではあの寂れ神社には入りませんから」
妖夢が答える。
大霊宴会の第一回から第四回までは博霊神社で行われた。もちろん霊夢の許可などとらずに。
霊夢は嫌な顔をするが、それでも宴会はさせてくれるのだった。
だったら。と、毎日のように宴会をしに神社に通っていたが、今回は参加者の人数が半端じゃなかったため、
仕方なく白玉楼の庭を使うことにしたのだった。

「それにしても・・・もう、このステージ使わないのよねえ。ていうか邪魔」
「お嬢様が私の努力の結晶に対してあんまりなお言葉を・・・」
「考えてみると挨拶にしか使わないならそもそも必要なかったような気がするわねー」
「ああっ!私の努力の結晶が存在理由をあっさり否定されたー・・・・ってゆーか、
 私に作らせたのはお嬢様ですがッ!?」
などというあんまり実のない会話(妖夢にとっては大事な所だが)をしていると――――。

「やあ。ちょうどいいステージがあるよ姉さん」
「あらあら、誰が作ったのかしら?・・・・ちょっとダサいけど」
聞き捨てならない言葉に妖夢は眉をつり上げながら、声が聞こえてきた方を振り向いた。
赤い服に茶けた髪、背の低い少女は道化のようなとんがり帽子をしている。
側にはぱたぱたと飛んでいる羽根つきのキーボードがあった。
リリカ・プリズムリバー。騒霊と呼ばれる種類(?)の霊である。隣には姉のルナサ・プリズムリバー、
メルラン・プリズムリバーもいた。
「騒霊の方々が何の御用?私は貴方方の参加は聞いていませんが・・・」
妖夢は先ほどの言葉を気にしているのか、メルランをジト目で睨みつつ言った。
メルランはまったくそんな事は気にせず。というか、気づいてもいない素振りで優雅なポーズをとり
「宴会といえば、こう、荘厳かつ軽快な音楽が付き物でしょう。となれば私達三姉妹、
 何処だろうと駆けつけるしだいですわ」
と言い放った。
「さすがメルラン。イイ事言う」
「うふふふ。そうでしょう姉さん。これでドサクサに紛れて騒ぎ放題って寸法ね!」
「ちょっとメルラン姉さん、本音が漏れてる漏れてる」

とまあ、そういう魂胆らしい。
妖夢は普段結界の向こう側で暮しており、
たまに結界の上から冥界に入って来るこの三姉妹の事は知っている。
言葉や態度はちょっとアレだが、その演奏の腕前は間違いなく確かだということも。
とりあえず、幽々子にお伺いしてみようとしてみると、
幽々子は茶菓子を口に詰め込んでいるところだった。
「ひひんひゃはふゃふゅふゃひはひは」
「お嬢様、は行以外もちゃんと使えるようになってから喋って下さい!ああもうはしたない」
その後とりあえず幽々子からの許可もとれ、三姉妹はステージ上で準備にとりかかっていた。
宴会中の霊たちは早くもステージ前に集まり声援を送っていた。
あの三姉妹、なかなかに人気があるのだろうか。
最前列には「リリカたん萌え」とか「ルナサ様最高」とか書いてある団扇を振り回して
涙を流しながら絶叫している集団もいた。
「こんなに大事になるとは・・・私がしっかり管理しなければ」
妖夢は密かに決意していた。
いつもの博霊神社ならどれだけ騒ぎ散らかし倒そうが、
賽銭をパクろうとする者が居ろうが知った事ではないのだが、
今回は自分が管理している白玉楼。荒らさせる訳にはいかない。
と、妖夢がキョロキョロと不審者が居ないか目を光らせていたその時。

「待てェェェェイッッ!!」×3

突然野太い声が三重で聞こえた。
同時に、霊たちの中から三つの影がシュバッ!という効果音とともに舞った。
そして、三姉妹たちのいるステージ上に降り立つ。

そこには、何というか――岩のようにデカく漫画のキャラのような嘘臭い位の筋肉を持ち、
髪をビシッと角刈りに揃えた男が居た。なぜか着衣はふんどし一つである。それがコピペで三人。
三姉妹たちは呆然と立ち尽くしていた。
「ガハハハハ!!我々はッ!!」
一番左のが何やら言おうとした時――――。
物凄い勢いで長刀の剣閃が男の居た場所を貫いた。
「ぬおおおおおおおおおおおおおっ!!?」
残念ながら男は直前で身をかわしたので無事だ。
「ちッ!仕留め損ねたか!」
長刀の持ち主は当然庭師、妖夢である。妖夢は刀を構えると、
ふんどしブラザーズ(勝手に命名)に向き直った。
「まあいい。次で仕留めねば・・・あんまり長く見てると目の毒そうだし」
「ちょっと待てえい!!何だその害虫のような扱いはッ!?」
害虫が抗議するが、妖夢は構えを解かない。
「黙りなさい。少なくとも霊や人間にとって有益なタイプじゃなさそうだわ」
「勝手に決めるでないッ!ワシらはれっきとした騒霊じゃッ!!」
その言葉に三姉妹たちが反応した。
「ね、姉さん。まさか・・・」
「聞いたこと、ある・・・冥界で一部に人気を誇る騒霊三兄弟・・・」
「純白のふんどしがトレードマークという変態演奏グループ・・・」
「おい、最後のは余計じゃ!」
真ん中のが文句を言う。何一つ間違ってなかったように思えるが。
「えーと、で、結局何なのよ?あんまりアンタ達の情報なんかいらないからもう斬っちゃっていいかしら?」
「いい訳あるかッ!!?というかお前こそ何者じゃい!?いきなり斬りかかってきおって!!」
「そうじゃ兄者ッ!もっと言ってやれいッ!」
「小兄者はいっつもそれじゃ!自分で言ったらんかい!!」
どうやら、左のほうから兄のようである。
妖夢は名前を聞く気も覚える気もない為、左から一番、二番、三番と名付けた。
「私はここの庭師よ。宴会だからってハメはずし過ぎる輩には容赦しないわ」
「ワシらはそんなつもりででてきたんじゃないわい」
「うむ。宴会には荘厳かつ軽快な音楽が付き物じゃが・・・
 そこの小娘たちに真の音楽という物が奏でられるものかのう?」
「そこで、ワシらが漢の音楽で皆の魂を震わしてやろうとそういう訳じゃ!」
一番、二番、三番が順にまくしたてた。
三姉妹はそれを聞くとさすがにムッとしたのか、一歩前に踏み出して反撃を始めた。
「・・・アンタたち、失礼・・・・・」
「まったくよ!せっかく私たちがそりゃもう好き勝手に騒ぎまくれる所だったのに!」
「メルラン姉さん、本音が漏れてる漏れてる」
と、ステージ上は妙な熱気に包まれていた。
「こうなったら!」
「うむ!」


「勝負だッ!!!」


ステージ上の六人が同時に叫んだ。


ちなみに、なんとなく居場所が無くなった妖夢はすごすごと元の場所に帰って行った。



さて、お立合い。
かくして、キーボードのリリカ、トランペットのメルラン、ヴァイオリンのルナサと
和太鼓を持った三番、尺八を構えた二番、
一番が持っているのは通常のものの倍近くありそうな巨琴であろうか。
とりあえず、異状な光景ではあった。

「お嬢様、なんか状況がどうでもいいほうに複雑化して行ってますが、いいのでしょうか・・・?」
「いいじゃない~宴会ってのは楽しければあとはだいたいど~でもいいものな~の~~」
「うわわ、お嬢様っ!?な、何を!?いきなり抱きついてこないでくださ
 って酒クサッ!!!呑んでますね!?」
「酒ってのは~宴会において最低限必要なものな~の~よ。ならば呑まないでかあ~」
あきらかに酔った幽々子が通常の三倍で訳のわからんことを言い出している。
いかん。危険である。妖夢が会場を見渡すと、
あっちこっちで出来上がった酔っ払いという種族が群れを成していた。
こうなってくると、何をやらかすやら・・・
「お嬢様、私は警備に回ってきま、って
 やめて下さいやめて下さいそんな所触んないで揉まないで捏ねないで」
さんざん弄ばれた後、ようやく開放された妖夢はすでに汗だくで疲労困憊状態ではあったが、
それでも警備に回る為にふらふらと歩き出した。

と、何やら不可思議な音色にふとステージ上に目をやると――

ステージ上ではプリズムリバー三姉妹とふんどしブラザーズが「同時に」演奏していた。
「ええッ!?勝負って、交互に弾きあったりして審査するものじゃ・・・」
妖夢のツッコミなど誰も気にせずに、ステージ上の六人は全力でそれぞれの楽器の演奏を続けている。
プリズムリバー三姉妹の曲は透き通るように繊細かつ軽快なテンポで美しい旋律を奏でている。
三人の楽器が見事に組み合い、まさに音の虹である。
最前列にいるファン達は曲に合わせて手拍子や拍手で応援していた。

一方、ふんどしどもの方はというと、一種異様な雰囲気を醸し出していた。
とても組み合う音ではないのだが、なんというか、
おどろおどろしい不気味な旋律が体の心までズシンと響く感じである。
正直良い曲とか言う訳ではなく、ただただ凄い曲である。
向こうの方から「ゲンさんが成仏してもうた」
「ああ、何かを為した男の顔じゃあ。大往生じゃあ」などと聞こえてくるが、
何か不可解な力でも出ているのだろうか。知りたくもないが。

あまりに出ている音が違う為、両方の曲がハッキリ聞こえてしまうのである。しかし、
「これ、いったい誰がどうやって勝敗決めるのかしら・・・」
やっぱり、誰も答えてはくれなかった。


それからの妖夢は大変であった。
酔った勢いで結界を勝手に越えようとする者を止めたり、喧嘩を始める者を止めたり、斬ったり。
酔った勢いで服を脱ぎ始めようとする幽々子を止めたり、そしたら逆に脱がされそうになったり。
仕事は山ほどあった。


・・・なんだか半分人間の部分が多少霊の方へ近づいてしまったのではないだろうか。
そう思えるほど妖夢は疲れ果てていた。
見ると、ステージ上の戦いは既にパフォーマンス込みの勝負になっているのか、
三姉妹はフォーメーションを組んで
ぐるぐる回りながら演奏している。
ふんどし達は楽器が大きく動けない為か、アクロバットな演奏をしていた。
一番は琴の上に逆立ちしながら弾いている。正直、どうやって音が出ているのか謎だったが、なんとなく
気にしたほうが負けのような気がした。
二番と三番はなんというか人体の脅威、としか言いようがないポーズで楽器を弾いている。
妖夢はもうツッコみ疲れ果てていた。

互いに「やるわね」とか「ううむ」とか言い合ってるのを見ると、どうやら互角らしい。
第三者には基準点がまったくわからないが。

「なかなかやりおるのう小娘ども!!だが勝つのはワシらじゃあ!」
「ふふふ。そうは行きませんわ。まだまだ行きますわよ!」
二番とメルランが言い合いながら火花を散らしている。
確か二人の楽器は尺八とトランペットだったような気がするが、
どうやって演奏しながら会話をこなしているのだろうか。
妖夢はこれがプロの技なのだろうと強引に納得した。
と、唐突に今まで一糸乱れぬフォーメーションを見せていた三姉妹に妙な動きがあった。
なんだかメルランがふらふらと一人で前に出てきたと思えば
「私達三姉妹に音楽で勝てる者なでこの幻想郷にいるわけが
 ひほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほッ!!」
突然何か抜けてはいけないネジが外れてしまったように、叫びながら滅茶苦茶な動きを始めた。
「メルラン姉さんがバグッた――――ッ!!」
「悪い癖・・・」
それを見ていた二番は何か感じ入る所でもあったのか、同じような動きをして対抗しだした。
「ワシに対する挑戦かッ!?いいだろう!受けて立つッ!!」
「ひほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほッ!!」
止めたほうがいいのだろうかと妖夢は思ったが、
あそこに割って入るほどの勇気と体力は今持ち合わせていなかった。
というか、大切なものを失くしてしまいそうなので見ない方がいいような気がした。

そして、宴もたけなわ――――――――

ひたすら一人で警備をしていた妖夢のHPは限りなく少なくなっていた。
格ゲーでいうと既にゲージが赤く点滅している。今なら超必殺技がだせるだろうか。
そんな体力は無いが。

幽々子はすっかり寝入ってしまっている。寝ぼけて死蝶をだすので危なっかしくてしょうがない。
周りに柵を立てて「危険入るな」という看板を立てておいたが、他の人からは何かと勘違いされたのか
花束とかお賽銭が手向けてある。この際気にしてられないが、お嬢様が起きた後どう思われるのだろう?


ステージ上の不毛な争いはいつのまにか和解のほうに動いたのか、六人のセッションになっていた。
観客は喜んでいる様なのでもうどうでもよかった。


とっぷりと日も暮れ、冥界は夜の静寂に包まれていた。
宴会も終了の時間である。

「いい音だったわ・・・ありがとう」
「ワシらもまだまだじゃ。幻想郷は広いもんじゃあのう。
 こんな少女達にここまで素晴らしい音が出せるとは・・・」

三姉妹とふんどしたちは何か分かり合えたものがあったらしく、笑顔で握手している。汗が眩しかった。
特に二番とメルランには深く通じ合える何かを得たのか、目の幅と同じ長さの涙を流しつつ
「よかったわ・・・強敵(とも)よ・・・」
「ああ・・・・わしゃあもう・・・ああ・・・夕日が眩しいのう・・・」
「ええ・・・」
そんなものは出ていないのだが、二人には見えるらしい。

妖夢はようやく一息ついていた。
お茶をひとすすり。
「はあ~・・・」
五臓六腑に染み渡るとはこの事か。
「お疲れ様。妖夢」
「あ、お、お嬢様ッ!!いえ、決してサボッて居た訳ではッ!!」
「いいのよ。今日は頑張っていたものね」
「お嬢様・・・・」
その言葉だけでも今日の苦労が報われるようだった。

次の言葉さえなければ。



「明日も・・・よろしくね?妖夢」


「・・・・・・・へ・・・?」

「明日は今日の二倍ぐらい参加希望者がいるから、そのつもりでね?」

「・・・・・・・はい?・・・・・・」

「ハッハッハッ。無論ワシらも参加予定じゃ!」
「私達も~」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





妖夢は、何だか目に見えるものを全て斬り捨てたくなった。








結論として。

幻想郷は今日も平和だったという。
初めまして。初投稿どころか初作品なので、色々と未熟極まりないかと思いますが、
読んで頂いた方々には本当に感謝します。

まだ東方シリーズの深い世界設定を理解しきってないかもしれませんが、妖夢とかへの愛で
カバーしていきたいものです。

今回はだいぶ好き勝手に書いてしまってますが、幻想郷はこんな奴等がいてもいいかも?
ぐらいの感じで読んで頂けると幸いです。

また、ネット環境不備の為友人宅からの投稿になっております念の為(笑
水中花火
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コメント



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17.70名前が無い程度の能力削除
褌三兄弟の名前は、アドン・サムソン・バランでしょうか?