以前、ある人からこう問われた事があります。
Q:巫女って、結構暇なんじゃない? ちょっと羨ましいかも。
A:暇なのは認めるけどね、でも……
Q:でも?
☆
★
☆
「ふあぁぁぁ~」
盛大なアクビで目を覚ます事になった。
昨日は物置の整理したので、体のあちこちが痛いなあ。
こりゃ、相当無理したか? あいてててて……
「むにゅ~」
けど何もしない訳にもいかないので、眠い目をこすりながら布団を畳む。
寝間着を脱ぎすてて、下着を身につける。面倒なので、胸にはサラシで。
髪をリボンで結いながら、今日は何をしようかとまだぼやける頭でゆーっくりと考えますか。
今日は、誰も来ないはず。
魔理沙は数日前から魅魔と一緒に温泉旅行に出かけてしまった。
幽霊に温泉も何も有ったものじゃない気がするんだけど……。
レミィは来ない。
忠実な従者が「こんな殺人的な太陽光線の中、お嬢様を歩かせる訳には行きませんわ!」
って、ヒステリックに叫んでた気がする。まあ、来られたら来られたで厄介だけど。
死人嬢と半人前の庭師が来る気配も無い。
来る理由も無いだろうし、死人が神社を闊歩するのも見てて難だ。
霖之助さんは、お盆と年末は何故か忙しいらしい。本人曰く「この時期はかきいれ時だから」だとか。
月面人が来る気配もないし、お祭りの気配も無いからだれも萃まらないし。
さて、今日も暇な一日になりそうね……。
「ごはんできたわよ~」
忘れてた、あいつがいたんだ。
何故だか数日前ふらりとやってきて、それからこの神社に居座ってるのだけど。
まあいいか、食事は作ってくれるし、洗濯とかの家事もしてくれるんだし。
まだぼやけが残った頭で居間に行くと、すでに朝食が並んでいた。
玄米・麩のお吸い物・おひたし・冷や奴、冷や奴が贅沢かもしれない。
ちゃぶ台の向かいには、豊かな金髪の女性。いや、妖怪が一人。
「いっただっきま~す♪」
「いただきます……」
朝からテンション高いなあ、ひょっとして高血圧なのかしら?
それはともかくと、もぐもぐもぐもぐもぐ……。
ちくしょー、私より料理は上手いでやんの。
まあ、ウン百年生きていて、料理すらできないようじゃ色々と失格なのだけど。
「あら、おひたしが美味しく出来てる♪」
「さいですか」
「霊夢、ちゃんと食べないと大きくなれないわよ?」
「貴女に言われるまでも無いわ」
「はい、冷や奴食べる?」
「……いただくわ」
しかし、一体なんだろうか?
スキマの妖怪、八雲 紫が何故私にここまで世話を焼いてくれるんだろう?
人の好意は素直に受ける主義だけど、こいつが何故ここまで世話を焼いてくれるのかが解らない。
まあ、ゴハン作らなくて良い分楽だからそのままにしてるんだけどね。
「ごちそうさまー」
「ご馳走様でしたっ♪」
「さて、今日も一日何かをしますかっと」
そう言いながら食器を片付けようとすると。
「あら、洗い物なら私がやっておくわ」
「……そう? じゃあお願いね」
あの怠け者の代名詞とも取れる紫が、アクティブに行動している。
これだけでも不気味なのだけど、この世話焼きっぷりがその不気味さを更に加速させている。
「霊夢、リボンが曲がっているわよ」
わざわざ人の頭のリボンまで心配してくれる。少々鬱陶しいけど……。
「じゃあ、境内の掃除でもしてくるわ」
「はーい、行ってらっしゃい……あら?」
「どしたの?」
紫が目を細めて私の体をじろじろと見回す。それこそ撫で回すように。
その視線がある一点で止まった。……私の胸の辺りで。
「霊夢、ブラしてないでしょ?」
いきなり何を言い出すかこのおばはんは。
「駄目よ? 霊夢もそろそろ大きくなってきてるんだから、ちゃんとしなさい」
「嫌よ」
「だーめ、ちゃんとしないと形崩れを起こすわよ?」
「付けた時の感覚が気持ち悪いんだもん」
あれはどうもしっくり来ない。
2~3度ほど付けてみたけど、肩の紐が邪魔だし、なんか強制的にがっちりとさせられるのって気持ち悪い。
「わがまま言ってないで、ちゃんと着替えなさいってば」
「嫌な物は嫌なの、わがまま言ってないでちゃんと理解しなさい」
「んもう~反抗期ねえ」
だーかーらー。
なんでこう、不気味なまでに世話焼いてくるのかこのおばはんは。
ていうか、なんだその反抗期ってのは。あんたは私の母親か?
……まあ、私にはお母さんってのがどんなのかが解らないんだけどね。
「とにかく、私はそのままで良いから。好きにさせて」
「しょうがないわねぇ、じゃあ……」
「じゃあ?」
「強制的にするしかないわね」
「弾幕(やる)気かしら?」
「いいえ? こうするの」
紫がそう言った時だった。
突然、胸が異様な感覚に襲われた。
何の前触れも無く何かが服の下に現れて、私の胸を勝手に包み込む。
「あ? わきゃ?」
その何かが脇をするすると通って、背中で合体。
ついでに肩にも紐のようなものが引っかかった。
振って沸いたあまりの奇妙な感覚に、間抜けな悲鳴しか出せない私。
「ちょ……ちょっと、これって」
「昔の藍も同じだったから~こうして付けてあげたのよ~」
「おひおひ」
唐突過ぎて全然理解できなかったけど、今の状況を頭の中で整理してみるとすぐに回答が出た。
つまり、今の私は強制的に着替えさせられたのだ。
しかもピンポイントで胸の部分だけ。
上着を着たまま下着だけを着替えさせるなんて馬鹿げた事だけど、
目の前のスキマや物事の境界を操る奴なら、それも可能なんだろう。
よく見りゃ、紫の手にはさっきまで私の胸に巻かれていたサラシが握られてる。
しっかし……なんてアホな能力の使い方だか。(げんなり)
「は~い、じゃあいってらっさい」
「……左様ですか」
もう、何も言い返す気力も残ってなかった。
とりあえず、外に出て箒を手に境内を掃除する事にする。
え? ブラを脱がないのかだって?
いや、めんどくさいし。服脱いで、もう一回着るの。
・
・
・
太陽が天頂に昇った頃、社務所から紫の声が聞こえてきた。
「そろそろお昼ご飯にしましょう~」
これには反論も反対意見も無く賛成する。
夏の暑い日差しを受け続けるのもいい加減辛いし、何よりお腹がすいてきた。
社務所に戻ると、おそうめんが私を待っていた。
しかも、白い中にカラフルな色つきそうめんが混ざってる。
なんつーか、私の好みをしっかり押さえている所が嬉しくてくやしい。
「はーい、霊夢ちゃ~ん。取ってあげるわ~」
「いや、良いってば。自分で取るから」
紫が取ってくれた分は、ちゃんと色つきが沢山入ってる。
何でだか解らないけど、この色がついたのが入ってると嬉しいのよねぇ。
お腹に入れば一緒なんだけどさ。
「夏はおそうめんねえ」(つるつる)
「でも、食べすぎには注意しないと」(ちゅるちゅる)
「なんで?」(ちゅるるん)
「おそうめんは意外と栄養が無いのよ、夏バテ起こしやすいの」(ちゅるるるるっ)
「左様ですか」(ちゅるりん)
こー言う感じで栄養の事を突っついてくるのもおばはんくさい。
母親は得してこういうものだと聞いた事があるけど……。
「さて、今日は洗濯日和よねぇ」
「明日で良いわよ、そんなに無いし」
「だーめーよ、女の子は清潔にしないと!」
ご飯を食い終わった後、またもやアグレッシブに動き出す紫。
こんな状況、彼女の式達が見たらどう思うやら。
「私は疲れたから寝るわ~」
「そう? じゃあ縁側で涼んでなさい」
私が縁側で寝転がっている間も、紫は休む事無く働いてる。
洗濯物を干し終わると、社務所の掃除、夕食の仕込み……。
あの気力は何処から出てくるんだろう?
そんな事を考えながら、眠りに落ちてしまった。
・
・
・
目を覚ますと、あたりはすでに薄暗い。
起きたタイミングで、紫がスイカをお盆に載せて持ってきてくれた。
……浴衣に着替えても似合う金髪って卑怯な気がする。
なんであんな風に何でも着こなしてしまうんだろう。
二人してスイカをしゃぐしゃぐと齧りながら、ある事を質問した。
どうしても彼女に聞かなければならない事があるからだ。
「ねえ紫」
「なぁに?」(しゃぐしゃぐ)
「一体何があったの?」
「……何でもお見通しなのね、貴女は」
「いや、普通わかるって。これだけ違うんだから」
「……」
「で、一体全体どうしたの?」
「最近ね……」
「……」
「……」
「……」
「最近、藍が橙ばっかりにかまってて、私の事相手にしてくれないの」
「……」
「橙も『藍さま藍さま』って、藍ばっかりなの」
「……」
「……」
「左様で」
それだけ聞くと、後は二人してスイカを齧るだけだった。
なんだ、そう言う事だったのか。
ここ数日間の疑問が氷解したわ。
だからやさしかったのか。
つまりなんだ……。
☆
★
☆
A:つまりね、暇すぎるのよ。
Q:……?
A:暇も過ぎると苦痛になるの。
Q:なるほどね、だから……
A:だから神社には誰かがやってくるの。暇つぶしのために。
今日も何事も無い一日だった。
明日も何事も無い事が約束されてる。
ここには誰も来ない。人間も神も。
妖怪? ああ、毎日来るわ。
音楽CD『蓬莱人形』より抜粋。
Q:巫女って、結構暇なんじゃない? ちょっと羨ましいかも。
A:暇なのは認めるけどね、でも……
Q:でも?
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「ふあぁぁぁ~」
盛大なアクビで目を覚ます事になった。
昨日は物置の整理したので、体のあちこちが痛いなあ。
こりゃ、相当無理したか? あいてててて……
「むにゅ~」
けど何もしない訳にもいかないので、眠い目をこすりながら布団を畳む。
寝間着を脱ぎすてて、下着を身につける。面倒なので、胸にはサラシで。
髪をリボンで結いながら、今日は何をしようかとまだぼやける頭でゆーっくりと考えますか。
今日は、誰も来ないはず。
魔理沙は数日前から魅魔と一緒に温泉旅行に出かけてしまった。
幽霊に温泉も何も有ったものじゃない気がするんだけど……。
レミィは来ない。
忠実な従者が「こんな殺人的な太陽光線の中、お嬢様を歩かせる訳には行きませんわ!」
って、ヒステリックに叫んでた気がする。まあ、来られたら来られたで厄介だけど。
死人嬢と半人前の庭師が来る気配も無い。
来る理由も無いだろうし、死人が神社を闊歩するのも見てて難だ。
霖之助さんは、お盆と年末は何故か忙しいらしい。本人曰く「この時期はかきいれ時だから」だとか。
月面人が来る気配もないし、お祭りの気配も無いからだれも萃まらないし。
さて、今日も暇な一日になりそうね……。
「ごはんできたわよ~」
忘れてた、あいつがいたんだ。
何故だか数日前ふらりとやってきて、それからこの神社に居座ってるのだけど。
まあいいか、食事は作ってくれるし、洗濯とかの家事もしてくれるんだし。
まだぼやけが残った頭で居間に行くと、すでに朝食が並んでいた。
玄米・麩のお吸い物・おひたし・冷や奴、冷や奴が贅沢かもしれない。
ちゃぶ台の向かいには、豊かな金髪の女性。いや、妖怪が一人。
「いっただっきま~す♪」
「いただきます……」
朝からテンション高いなあ、ひょっとして高血圧なのかしら?
それはともかくと、もぐもぐもぐもぐもぐ……。
ちくしょー、私より料理は上手いでやんの。
まあ、ウン百年生きていて、料理すらできないようじゃ色々と失格なのだけど。
「あら、おひたしが美味しく出来てる♪」
「さいですか」
「霊夢、ちゃんと食べないと大きくなれないわよ?」
「貴女に言われるまでも無いわ」
「はい、冷や奴食べる?」
「……いただくわ」
しかし、一体なんだろうか?
スキマの妖怪、八雲 紫が何故私にここまで世話を焼いてくれるんだろう?
人の好意は素直に受ける主義だけど、こいつが何故ここまで世話を焼いてくれるのかが解らない。
まあ、ゴハン作らなくて良い分楽だからそのままにしてるんだけどね。
「ごちそうさまー」
「ご馳走様でしたっ♪」
「さて、今日も一日何かをしますかっと」
そう言いながら食器を片付けようとすると。
「あら、洗い物なら私がやっておくわ」
「……そう? じゃあお願いね」
あの怠け者の代名詞とも取れる紫が、アクティブに行動している。
これだけでも不気味なのだけど、この世話焼きっぷりがその不気味さを更に加速させている。
「霊夢、リボンが曲がっているわよ」
わざわざ人の頭のリボンまで心配してくれる。少々鬱陶しいけど……。
「じゃあ、境内の掃除でもしてくるわ」
「はーい、行ってらっしゃい……あら?」
「どしたの?」
紫が目を細めて私の体をじろじろと見回す。それこそ撫で回すように。
その視線がある一点で止まった。……私の胸の辺りで。
「霊夢、ブラしてないでしょ?」
いきなり何を言い出すかこのおばはんは。
「駄目よ? 霊夢もそろそろ大きくなってきてるんだから、ちゃんとしなさい」
「嫌よ」
「だーめ、ちゃんとしないと形崩れを起こすわよ?」
「付けた時の感覚が気持ち悪いんだもん」
あれはどうもしっくり来ない。
2~3度ほど付けてみたけど、肩の紐が邪魔だし、なんか強制的にがっちりとさせられるのって気持ち悪い。
「わがまま言ってないで、ちゃんと着替えなさいってば」
「嫌な物は嫌なの、わがまま言ってないでちゃんと理解しなさい」
「んもう~反抗期ねえ」
だーかーらー。
なんでこう、不気味なまでに世話焼いてくるのかこのおばはんは。
ていうか、なんだその反抗期ってのは。あんたは私の母親か?
……まあ、私にはお母さんってのがどんなのかが解らないんだけどね。
「とにかく、私はそのままで良いから。好きにさせて」
「しょうがないわねぇ、じゃあ……」
「じゃあ?」
「強制的にするしかないわね」
「弾幕(やる)気かしら?」
「いいえ? こうするの」
紫がそう言った時だった。
突然、胸が異様な感覚に襲われた。
何の前触れも無く何かが服の下に現れて、私の胸を勝手に包み込む。
「あ? わきゃ?」
その何かが脇をするすると通って、背中で合体。
ついでに肩にも紐のようなものが引っかかった。
振って沸いたあまりの奇妙な感覚に、間抜けな悲鳴しか出せない私。
「ちょ……ちょっと、これって」
「昔の藍も同じだったから~こうして付けてあげたのよ~」
「おひおひ」
唐突過ぎて全然理解できなかったけど、今の状況を頭の中で整理してみるとすぐに回答が出た。
つまり、今の私は強制的に着替えさせられたのだ。
しかもピンポイントで胸の部分だけ。
上着を着たまま下着だけを着替えさせるなんて馬鹿げた事だけど、
目の前のスキマや物事の境界を操る奴なら、それも可能なんだろう。
よく見りゃ、紫の手にはさっきまで私の胸に巻かれていたサラシが握られてる。
しっかし……なんてアホな能力の使い方だか。(げんなり)
「は~い、じゃあいってらっさい」
「……左様ですか」
もう、何も言い返す気力も残ってなかった。
とりあえず、外に出て箒を手に境内を掃除する事にする。
え? ブラを脱がないのかだって?
いや、めんどくさいし。服脱いで、もう一回着るの。
・
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太陽が天頂に昇った頃、社務所から紫の声が聞こえてきた。
「そろそろお昼ご飯にしましょう~」
これには反論も反対意見も無く賛成する。
夏の暑い日差しを受け続けるのもいい加減辛いし、何よりお腹がすいてきた。
社務所に戻ると、おそうめんが私を待っていた。
しかも、白い中にカラフルな色つきそうめんが混ざってる。
なんつーか、私の好みをしっかり押さえている所が嬉しくてくやしい。
「はーい、霊夢ちゃ~ん。取ってあげるわ~」
「いや、良いってば。自分で取るから」
紫が取ってくれた分は、ちゃんと色つきが沢山入ってる。
何でだか解らないけど、この色がついたのが入ってると嬉しいのよねぇ。
お腹に入れば一緒なんだけどさ。
「夏はおそうめんねえ」(つるつる)
「でも、食べすぎには注意しないと」(ちゅるちゅる)
「なんで?」(ちゅるるん)
「おそうめんは意外と栄養が無いのよ、夏バテ起こしやすいの」(ちゅるるるるっ)
「左様ですか」(ちゅるりん)
こー言う感じで栄養の事を突っついてくるのもおばはんくさい。
母親は得してこういうものだと聞いた事があるけど……。
「さて、今日は洗濯日和よねぇ」
「明日で良いわよ、そんなに無いし」
「だーめーよ、女の子は清潔にしないと!」
ご飯を食い終わった後、またもやアグレッシブに動き出す紫。
こんな状況、彼女の式達が見たらどう思うやら。
「私は疲れたから寝るわ~」
「そう? じゃあ縁側で涼んでなさい」
私が縁側で寝転がっている間も、紫は休む事無く働いてる。
洗濯物を干し終わると、社務所の掃除、夕食の仕込み……。
あの気力は何処から出てくるんだろう?
そんな事を考えながら、眠りに落ちてしまった。
・
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目を覚ますと、あたりはすでに薄暗い。
起きたタイミングで、紫がスイカをお盆に載せて持ってきてくれた。
……浴衣に着替えても似合う金髪って卑怯な気がする。
なんであんな風に何でも着こなしてしまうんだろう。
二人してスイカをしゃぐしゃぐと齧りながら、ある事を質問した。
どうしても彼女に聞かなければならない事があるからだ。
「ねえ紫」
「なぁに?」(しゃぐしゃぐ)
「一体何があったの?」
「……何でもお見通しなのね、貴女は」
「いや、普通わかるって。これだけ違うんだから」
「……」
「で、一体全体どうしたの?」
「最近ね……」
「……」
「……」
「……」
「最近、藍が橙ばっかりにかまってて、私の事相手にしてくれないの」
「……」
「橙も『藍さま藍さま』って、藍ばっかりなの」
「……」
「……」
「左様で」
それだけ聞くと、後は二人してスイカを齧るだけだった。
なんだ、そう言う事だったのか。
ここ数日間の疑問が氷解したわ。
だからやさしかったのか。
つまりなんだ……。
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A:つまりね、暇すぎるのよ。
Q:……?
A:暇も過ぎると苦痛になるの。
Q:なるほどね、だから……
A:だから神社には誰かがやってくるの。暇つぶしのために。
今日も何事も無い一日だった。
明日も何事も無い事が約束されてる。
ここには誰も来ない。人間も神も。
妖怪? ああ、毎日来るわ。
音楽CD『蓬莱人形』より抜粋。
ところで誤字っぽいのだが、翠まら~は萃まら~なのでは?
「小人閑居して悪事を為す」
「ゆかりん閑居して家事を為す」んですね。
暇つぶしというよりは拗ねた感じのゆかりん萌え!
それはそうと、ゆかりんいいなぁ!!!
と、冗談はこれくらいにしてご馳走様なのです。
なんだか、パンターD型の如き出来具合です。(謎
本当はもっとゆかりんの浴衣姿について、詳細な内容を記入するつもりだったのですが、説明っぽくなったので止めました。
思い切ってこれだけ省いてみたのですが、逆効果じゃないのかのかなあ?
大切な人と自分との間に、必ずひかれる素敵なスキマ。
操るつもりで、たまには操られてみようかな。
最後の一言へのつなぎに、ただ脱帽です。
こーゆー感じの作品、大好きです