『もーこーもーこーもこもこもーこー、ふーじーわーらーもーこー♪』
「人の名前で妖しげな宗教ソングを歌うなぁっ!!」
「続きまして、私の全てを歌いました。聴いてください」
「無視かよっ!?」
『ずっとニートでいたーい♪ずっとモコタンラーブ♪大好きなモコタンに囲まれてー♪』
「いい加減にしろーっ!!」
『そのまま焼死体にいぃぃぃぃぃぃぃぃいっ!♪!」
…相変わらずの人を超えたドツキ漫才
その世界に今の私は…入ることすらできない。ただの傍観者となるしかないのだ
自嘲
嗚呼、私はあの時なんと言った?
人間を、妹紅を守ると言ったではないか。
なのに、今の私は…
「じゃ、次の歌を聴いてちょうだいっ!!『モコ鍋』イキますっ!!」
「いくんじゃねえぇぇぇぇぇぇぇえっ!!」
…いけない、弱気を吐くのはやめたのだった
妹紅との約束だったじゃないか
今の私は、今の私にできることをするのみだ
さぁ、帰ろう
『 』のために
「はぁはぁはぁはぁ…と、いけない。帰らなきゃ」
「ええぇ―――っ!!もうぅ―――っ!?」
「コワっ!!せめて仕舞えっ!!その垂れ下がってるのっ!!」
「あら、失礼」
ぐりゅぐりゅぐりゅ
「これでよし、と……あら、もこたん。どうしたの青い顔して」
「…アンタと違って私はまともだからねー…」
「? それより、なんで帰っちゃうのよー。夜はこれからよ?」
「うっさい」
「むー、もこたんったらいつもそうね。月に一度は絶対会わな……ああっ!!謎は全て解けたっ!!」
「…んだよ一体」
「ごめんなさい、もこたん。私ったらデリカシーが無くて」
「今更何を」
「だって…アノ日でしょ?」
「は?」
「うん、分かるわ。あれは女性として辛いものねー…血は出るしダルイし」
「いつものことじゃないか、このニートゾンビが…つか、何の話だ?」
「え?」
「アノ日ってなんだよ?」
「…逆セクハラ?いつの間にそんな高等テクを!?」
「はぁ?」
「………え、本気?知らないの?」
「だから何がだよ」
「…えーと、『月もの』のことなんだけど」
「『憑き物』?パゼストバイフェニックスのことか?」
「………」
おいおいおいおい、マジですよこの子
「…ということは」
ぽくぽくぽくちーん
「もこたん、私が大人の階段をぶべらあぁぁっ!!」
「さ、帰ろ」
「え――り――――――――――んっ!!!」
「はい、何でしょうか」
「モコタンが純粋かつ無垢な身体でハァハァするは私のリビドーが襲い襲われ子を成せと命令するのっ!!」
「…………嗚呼、とうとう…ウドンゲ。座敷牢の準備」
「はい、ただいま」
「私は正常よっ!!」
「みんなそう言うんですよ」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
「なるほど。確かにあの蓬莱人は月に一度会わないですね」
「でしょ?だから出して」
「あのハクタクにも会いませんよね」
「うん。はやく出して」
「でも生理じゃないんだ。なんだろ?」
「さぁ。お願い出して」
「…ふむ、要調査が必要かもしれないわね」
「そうですね。ではまずは尾行をしますか」
「ストーカー行為だね。うーん楽しみ」
「ストーカーしていいのは私だけよっ!!つか早く出してっ!!なんか頭がぼーっとしてきたからっ!!」
「ダメですよ、姫。もう少し冷静になってください」
「…師匠。これ、座敷牢じゃないですよね」
「えっと、確かアイアン・メイデンだったかな?
ま、いいじゃない。これなら頭にのぼった血も抜けるし静かになるしデータも取れゲフンゴフン」
「…うん、まぁ、平和だしいいかぁ」
「私は平和じゃ…な……」
「あ、静かになった」
「成功ね」
「何がっ!?」
「…まったく、穴だらけになっちゃったじゃない」
「まぁまぁ」
「…師匠、その不審な行動についてですがいくつか私なりに考えてみたのですが」
「いいわ、言いなさい。ウドンゲ」
「一つ、旅に出ている」
「却下。そのときは最低一週間は帰ってこないわ」
「一つ、紅魔館の門番のところにいる」
「却下。あの中国とやらには確かに会っているようだけどあくまでも友人としてよ。(ホントはカウンセラーと患者)
それに夜の紅魔館はおいそれと行けるものではないわ」
「え、えーとえーと、じゃあ……」
「ブー、時間切れ。ボッシュートです。てゐ」
「はーい、こっち来てねー」
「えっ!?何その縄っ!!いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!連れてかれるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうっ!!」
ててっててっみょみょ~~ん
「…何かに似てたわね…まるで地獄に引き込まれる亡者?」
「そうよっ!!分かったわっ!!」
「姫、興奮すると血が零れますよ…にて、何が分かったのですか?」
「あのハクタクよっ!!アイツがもこたんを唆したのよっ!!そうに違いないわっ!!」
「なるほど…一理ありますね」
「こうしてはいられないわっ!!早くもこたんを助けに行かなくては――――――――っ!!」
「あ、姫…私も行くべきかしら?」
「はい、というわけで現在もこたんのお家の前にきています」
「…普段からこの行動力があってくれればニートにならないのに…」
「んじゃま、入りますか」
ガラッ
「…あら?」
「いませんねぇ」
「…………………」
「姫?」
「……そう。そうなのね。やっぱりあの半獣が獣になってもこたんを連れ出したのね?」
「あー、いや、姫?」
「…今頃、もこたんにあんな事こんな事そんな事どんな事をしてるのね?……ふ、ふふふふふふふふふ」
「…壊れた、か」
「………………行くわよ」
「何処へですか?」
「決まってるじゃない」
「ハクタク狩りよ」
―――――嗚呼、地獄の修羅ってコレかぁと思いました―――――
E・Yさん談
―――続く―――
「人の名前で妖しげな宗教ソングを歌うなぁっ!!」
「続きまして、私の全てを歌いました。聴いてください」
「無視かよっ!?」
『ずっとニートでいたーい♪ずっとモコタンラーブ♪大好きなモコタンに囲まれてー♪』
「いい加減にしろーっ!!」
『そのまま焼死体にいぃぃぃぃぃぃぃぃいっ!♪!」
…相変わらずの人を超えたドツキ漫才
その世界に今の私は…入ることすらできない。ただの傍観者となるしかないのだ
自嘲
嗚呼、私はあの時なんと言った?
人間を、妹紅を守ると言ったではないか。
なのに、今の私は…
「じゃ、次の歌を聴いてちょうだいっ!!『モコ鍋』イキますっ!!」
「いくんじゃねえぇぇぇぇぇぇぇえっ!!」
…いけない、弱気を吐くのはやめたのだった
妹紅との約束だったじゃないか
今の私は、今の私にできることをするのみだ
さぁ、帰ろう
『 』のために
「はぁはぁはぁはぁ…と、いけない。帰らなきゃ」
「ええぇ―――っ!!もうぅ―――っ!?」
「コワっ!!せめて仕舞えっ!!その垂れ下がってるのっ!!」
「あら、失礼」
ぐりゅぐりゅぐりゅ
「これでよし、と……あら、もこたん。どうしたの青い顔して」
「…アンタと違って私はまともだからねー…」
「? それより、なんで帰っちゃうのよー。夜はこれからよ?」
「うっさい」
「むー、もこたんったらいつもそうね。月に一度は絶対会わな……ああっ!!謎は全て解けたっ!!」
「…んだよ一体」
「ごめんなさい、もこたん。私ったらデリカシーが無くて」
「今更何を」
「だって…アノ日でしょ?」
「は?」
「うん、分かるわ。あれは女性として辛いものねー…血は出るしダルイし」
「いつものことじゃないか、このニートゾンビが…つか、何の話だ?」
「え?」
「アノ日ってなんだよ?」
「…逆セクハラ?いつの間にそんな高等テクを!?」
「はぁ?」
「………え、本気?知らないの?」
「だから何がだよ」
「…えーと、『月もの』のことなんだけど」
「『憑き物』?パゼストバイフェニックスのことか?」
「………」
おいおいおいおい、マジですよこの子
「…ということは」
ぽくぽくぽくちーん
「もこたん、私が大人の階段をぶべらあぁぁっ!!」
「さ、帰ろ」
「え――り――――――――――んっ!!!」
「はい、何でしょうか」
「モコタンが純粋かつ無垢な身体でハァハァするは私のリビドーが襲い襲われ子を成せと命令するのっ!!」
「…………嗚呼、とうとう…ウドンゲ。座敷牢の準備」
「はい、ただいま」
「私は正常よっ!!」
「みんなそう言うんですよ」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
「なるほど。確かにあの蓬莱人は月に一度会わないですね」
「でしょ?だから出して」
「あのハクタクにも会いませんよね」
「うん。はやく出して」
「でも生理じゃないんだ。なんだろ?」
「さぁ。お願い出して」
「…ふむ、要調査が必要かもしれないわね」
「そうですね。ではまずは尾行をしますか」
「ストーカー行為だね。うーん楽しみ」
「ストーカーしていいのは私だけよっ!!つか早く出してっ!!なんか頭がぼーっとしてきたからっ!!」
「ダメですよ、姫。もう少し冷静になってください」
「…師匠。これ、座敷牢じゃないですよね」
「えっと、確かアイアン・メイデンだったかな?
ま、いいじゃない。これなら頭にのぼった血も抜けるし静かになるしデータも取れゲフンゴフン」
「…うん、まぁ、平和だしいいかぁ」
「私は平和じゃ…な……」
「あ、静かになった」
「成功ね」
「何がっ!?」
「…まったく、穴だらけになっちゃったじゃない」
「まぁまぁ」
「…師匠、その不審な行動についてですがいくつか私なりに考えてみたのですが」
「いいわ、言いなさい。ウドンゲ」
「一つ、旅に出ている」
「却下。そのときは最低一週間は帰ってこないわ」
「一つ、紅魔館の門番のところにいる」
「却下。あの中国とやらには確かに会っているようだけどあくまでも友人としてよ。(ホントはカウンセラーと患者)
それに夜の紅魔館はおいそれと行けるものではないわ」
「え、えーとえーと、じゃあ……」
「ブー、時間切れ。ボッシュートです。てゐ」
「はーい、こっち来てねー」
「えっ!?何その縄っ!!いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!連れてかれるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうっ!!」
ててっててっみょみょ~~ん
「…何かに似てたわね…まるで地獄に引き込まれる亡者?」
「そうよっ!!分かったわっ!!」
「姫、興奮すると血が零れますよ…にて、何が分かったのですか?」
「あのハクタクよっ!!アイツがもこたんを唆したのよっ!!そうに違いないわっ!!」
「なるほど…一理ありますね」
「こうしてはいられないわっ!!早くもこたんを助けに行かなくては――――――――っ!!」
「あ、姫…私も行くべきかしら?」
「はい、というわけで現在もこたんのお家の前にきています」
「…普段からこの行動力があってくれればニートにならないのに…」
「んじゃま、入りますか」
ガラッ
「…あら?」
「いませんねぇ」
「…………………」
「姫?」
「……そう。そうなのね。やっぱりあの半獣が獣になってもこたんを連れ出したのね?」
「あー、いや、姫?」
「…今頃、もこたんにあんな事こんな事そんな事どんな事をしてるのね?……ふ、ふふふふふふふふふ」
「…壊れた、か」
「………………行くわよ」
「何処へですか?」
「決まってるじゃない」
「ハクタク狩りよ」
―――――嗚呼、地獄の修羅ってコレかぁと思いました―――――
E・Yさん談
―――続く―――
なんつーハイペースですかっ!
腹筋痛いっての! アプロ何とかいらないくらい腹筋鍛えられるっての!
あーもーそれにしてもアイアンメイデン萌え。
箱入りならぬアイアンメイデン入り少女を止めてください・・E・Y殿・・w
うわぁ。
続き楽しみにしてます。