私のご主人様のパチュリー様が、手首を切って私に出かけないで治療してとアピールしてきます。
私はどうすればいいのでしょうか?
この前は、自分の首にナイフを押し当てて私が出かけるのを阻止しました。
「コア、もし、出かけるならば私はこのナイフを自分の首に刺すわ」
こんなことを言われては、出かけるわけにも行きませんでした。
で、今日は今手首を切っています。
幸いなのか、それとも計算なのか今のところ死んでしまうような深さでも出血ではないようです。
でも多分これから、また言うと思います。
「ねえ、見てコア、私大怪我したの。もし、コアがこのまま出かけたらもっと大怪我してしまうかもしれない」
予想通りでした。やはり言いました。
多分、私が出かけたら本当に手首をもっと深く切るでしょう。
そして、帰ってきた私はパチュリー様の絶命した姿を見つけることになるでしょう。
それでは、困ります。
主人が死ぬと私は、召喚される前にいた地獄に戻らなくてはなりません。
旧地獄とかではありません。
きっと、紅魔館を追い出されて、また人買もとい悪魔買に商品として扱われるでしょう。
悪魔買は天使のような風貌をしていることが多いのです。まあ、元々天使をしていたやつらが、転職してることが多いのでそれも仕方ないのですがね。
ですが、性格は残忍でいつも酷いことばかりします。
私も、寝ているときに爪を剥がされたことがありました。魔法で、麻酔をかけて全部剥がしてから魔法を解くのです。
あの時の苦痛を今日みたいに寒い日に思い出します。
「だからね、出かけないでね。ずっと、傍にいてよね」
「はい、分かってますよ。今、治療しますからね」
パチュリー様も人間ではありませんですから、体力は人間以下でも治癒能力は高いようで適当な治療を私は施します。
私のイメージの中で、消毒できそうなミシン油が偶々有ったのでそれを使い。適当な、布切れを包帯代わりにして治療は終了です。
「っ痛、あ、ありがとう」
「どういたしまして」
お礼を、言ったパチュリー様はどこかの我侭吸血鬼や狂った吸血鬼よりかはましなのでしょう。
でも、私が治療をした後に治療でつかった道具とかを片付けに以降としたときにまた出かけると思ったらしくさっきとは違うほうの腕を切ったことにはさすがに閉口しました。
「コア、見てもう片方の手にも傷ができちゃった」
「……」
それでも、私はパチュリー様に死なれては困るのでまた治療したのです。
まあ、悪魔買に売られるということ抜きにしてももしかしたら付き合いの長いパチュリー様に気が合ったのかもしれないです。
しかも展開が一辺倒なだけなので前回より文章が手抜きに見える
スピードだけじゃ勝てないよ。
それでもまぜこぜな雰囲気は一直線に突き刺さってきたけど……。
多少は読者のご想像に、でもやはり簡単でもエピソードはあったほうが話に入りやすい
苦手な人が多そうなテーマですが、しっかりとバックボーンを描写すればまだ点数は入るはず。