紫が幻想郷を造った理由
絵本風
これは人類が誕生する前、遠い遠い昔のこと。
地球には2つの世界がありました。
1つは地球の土地で、天災がよくおこる神がいない荒れた世界でした。
もう1つは神様が自ら創ったそれはそれは豊かな世界でした。そしてそこに住む住人たちは皆がみな違う特徴を持っていました。
羽がある者、角がある者、大変長寿な者もいました。
しかし、誰もが気にせず平和に暮らしていました。
しかしある日、どこから来たのか小さな少女が現れました。外見は基本的に普通の姿でしたが、少女はあまりに異端な能力を持っていました。
その能力のためいつも少女は『独り』でした。
そんなある日、少女は偶然にも神様に出会いました。
「あら、あなた。どうしたの?」
普段は誰もはいってこれない神域に入ってきた少女に神様は驚きつつも、神様は少女に尋ねました。
「…」
しかし少女は神様を見上げるだけで口は開きません。
「あ、これいる?」
神様は偶然持っていたそれはそれは美しい、神界一といわれる、とても綺麗な花を差し出しました。
「…」ふるふる
しかし少女は首を振るだけです。
「じゃあ、服がほしい?」
神様はたった今着ていたこの世界でも10しか咲いていない花の芯を使用したさらに美しい服を差し出しました。
「…」ふるふる
しかし少女は服を受け取ろうとはしませんでした。
「ん~、じゃあじゃあ、これは?」
神様がポッケから出したのは、この世界の誰もが知っている『願いを叶えてくれる宝石』でした。
これなら受け取ってくれるだろうと神様は笑顔で差し出しました。
「…」ふるふる
しかし少女はくびをふります。
神様は困って少女に聞きました。
「あなたは今なにを望んでいるの?」
すると、少女は初めて口を開きました。
「おともだち…」
とても綺麗な声でした。
神様は初めて喋ってくれたことに喜びました。
「なるほど、分かった。どんな友達がほしいんだい?羽がある子かい?死なない子かい?」
しかし少女はまた首を振り、神様を指差しました。
「あなた。」
「へ?わたし?」
神様は素っ頓狂な声を上げてしまいました。
少女は話を続けます。
「あなたも…いつも『一人』…いつもみてた。…わたしと違うけどおなじ。…だからおともだちになりにきた。」
神様は少女の話しを黙って聞いていました。
確かにその通りかもしれません。
ならこの子は私の唯一の友達になるために来てくれたのだろう。神様は思いました。
そして、微笑んで少女に手をさしだしました。
「そっか。じゃあ、よろしくね。」
神様がそう言うと、少女は花のような笑顔を浮かべて「うん!!」と元気よく返事をしました。
神様はやっと笑ってくれたな。と思いました。
「あなた、名前は?」
神様が少女に聞くと、少女が首を振りました。
「まだないから、あなたがきめて。」
神様は悩みました。
しばらく悩んで、この不思議な少女との縁と少女似合う神界一綺麗な花の色の名前を足して思いつきました。それは素敵な響きの名前でした。
それから何百年、何千年も二人で今までより、ずっと幸せに過ごしました。
しかし、その幸せはある日を境に突如消え失せてしまいました。
そのある日とは、外の世界の知恵を持つ、人類の誕生でした。
人類は、崇める物や畏れる物を求めました。
そして、その求められた存在は、ある者は外の世界の神に、ある者は妖怪に、ある者は小さき存在になりました。
そして、その世界には二人以外のすべての者がきえました。
そして、誰もいなくなった世界は神と共に消えてゆく運命になります。神様は分かっていましたが、少女には黙っていました。
せめて、最期までこの少女と遊んでいたい。たとえ今消えても、少女は助けたい。『少女が外にでても、誰かと共に歩いてゆけますように』
消えゆく世界の神様は生まれて初めて願いました。
そして、終わりの時が来ました。世界は端から闇に包まれ、まだ残っている二人で過ごした小さな世界で神様は少女にこの世界を出て行くように頼みました。
しかし少女は首を振ります。少女は神様に
「一緒にきえよう?」
といいました。
神様は少女を必死に説得しましたが、少女は首を振りつづけます。とうとう神様は泣いてお願いをしました。すると少女は神様の願いを感じたのか、ゆっくり頷きました。
顔を上げた少女は目に一杯の涙を浮かべていました。
涙を我慢している少女は神様に約束をします。
「わたしが…わたしがあなたのうみだしたみんなをまもる。あたらしいせかいをつくる。だから、わたしがせかいをつくったとき、あなたも、あなたもぜったいうまれてきてよね!…だいすきだよ」
少女は最後に神様とハグをして、世界をでていきました。
残った神様は『独り』になりました。寂しさをまぎらわすために少女の顔を思い浮かべます。
「ははっ、まいったな。約束、されちゃったな。あーあ、………………だいすきだよ。………か。はじめて、あいされたな。……………楽しかったな。平和で平和で、………………私も大好きだよ。またね。〇〇〇」
神様は徐々に迫ってくる、自分の闇に震えながら、最期まで少女の幸せを願っていました。
絵本風
これは人類が誕生する前、遠い遠い昔のこと。
地球には2つの世界がありました。
1つは地球の土地で、天災がよくおこる神がいない荒れた世界でした。
もう1つは神様が自ら創ったそれはそれは豊かな世界でした。そしてそこに住む住人たちは皆がみな違う特徴を持っていました。
羽がある者、角がある者、大変長寿な者もいました。
しかし、誰もが気にせず平和に暮らしていました。
しかしある日、どこから来たのか小さな少女が現れました。外見は基本的に普通の姿でしたが、少女はあまりに異端な能力を持っていました。
その能力のためいつも少女は『独り』でした。
そんなある日、少女は偶然にも神様に出会いました。
「あら、あなた。どうしたの?」
普段は誰もはいってこれない神域に入ってきた少女に神様は驚きつつも、神様は少女に尋ねました。
「…」
しかし少女は神様を見上げるだけで口は開きません。
「あ、これいる?」
神様は偶然持っていたそれはそれは美しい、神界一といわれる、とても綺麗な花を差し出しました。
「…」ふるふる
しかし少女は首を振るだけです。
「じゃあ、服がほしい?」
神様はたった今着ていたこの世界でも10しか咲いていない花の芯を使用したさらに美しい服を差し出しました。
「…」ふるふる
しかし少女は服を受け取ろうとはしませんでした。
「ん~、じゃあじゃあ、これは?」
神様がポッケから出したのは、この世界の誰もが知っている『願いを叶えてくれる宝石』でした。
これなら受け取ってくれるだろうと神様は笑顔で差し出しました。
「…」ふるふる
しかし少女はくびをふります。
神様は困って少女に聞きました。
「あなたは今なにを望んでいるの?」
すると、少女は初めて口を開きました。
「おともだち…」
とても綺麗な声でした。
神様は初めて喋ってくれたことに喜びました。
「なるほど、分かった。どんな友達がほしいんだい?羽がある子かい?死なない子かい?」
しかし少女はまた首を振り、神様を指差しました。
「あなた。」
「へ?わたし?」
神様は素っ頓狂な声を上げてしまいました。
少女は話を続けます。
「あなたも…いつも『一人』…いつもみてた。…わたしと違うけどおなじ。…だからおともだちになりにきた。」
神様は少女の話しを黙って聞いていました。
確かにその通りかもしれません。
ならこの子は私の唯一の友達になるために来てくれたのだろう。神様は思いました。
そして、微笑んで少女に手をさしだしました。
「そっか。じゃあ、よろしくね。」
神様がそう言うと、少女は花のような笑顔を浮かべて「うん!!」と元気よく返事をしました。
神様はやっと笑ってくれたな。と思いました。
「あなた、名前は?」
神様が少女に聞くと、少女が首を振りました。
「まだないから、あなたがきめて。」
神様は悩みました。
しばらく悩んで、この不思議な少女との縁と少女似合う神界一綺麗な花の色の名前を足して思いつきました。それは素敵な響きの名前でした。
それから何百年、何千年も二人で今までより、ずっと幸せに過ごしました。
しかし、その幸せはある日を境に突如消え失せてしまいました。
そのある日とは、外の世界の知恵を持つ、人類の誕生でした。
人類は、崇める物や畏れる物を求めました。
そして、その求められた存在は、ある者は外の世界の神に、ある者は妖怪に、ある者は小さき存在になりました。
そして、その世界には二人以外のすべての者がきえました。
そして、誰もいなくなった世界は神と共に消えてゆく運命になります。神様は分かっていましたが、少女には黙っていました。
せめて、最期までこの少女と遊んでいたい。たとえ今消えても、少女は助けたい。『少女が外にでても、誰かと共に歩いてゆけますように』
消えゆく世界の神様は生まれて初めて願いました。
そして、終わりの時が来ました。世界は端から闇に包まれ、まだ残っている二人で過ごした小さな世界で神様は少女にこの世界を出て行くように頼みました。
しかし少女は首を振ります。少女は神様に
「一緒にきえよう?」
といいました。
神様は少女を必死に説得しましたが、少女は首を振りつづけます。とうとう神様は泣いてお願いをしました。すると少女は神様の願いを感じたのか、ゆっくり頷きました。
顔を上げた少女は目に一杯の涙を浮かべていました。
涙を我慢している少女は神様に約束をします。
「わたしが…わたしがあなたのうみだしたみんなをまもる。あたらしいせかいをつくる。だから、わたしがせかいをつくったとき、あなたも、あなたもぜったいうまれてきてよね!…だいすきだよ」
少女は最後に神様とハグをして、世界をでていきました。
残った神様は『独り』になりました。寂しさをまぎらわすために少女の顔を思い浮かべます。
「ははっ、まいったな。約束、されちゃったな。あーあ、………………だいすきだよ。………か。はじめて、あいされたな。……………楽しかったな。平和で平和で、………………私も大好きだよ。またね。〇〇〇」
神様は徐々に迫ってくる、自分の闇に震えながら、最期まで少女の幸せを願っていました。
それよりも気になったのは全然「絵本風」と感じなかったことです、普通の文章と同じ漢字かな混じりなのがその原因でしょう。
作者様の頭では絵本のようなイメージが膨らんでいたのでしょうがそれを伝えるにはちょっと足りないと思います。
さてこの文章ですが…所々平仮名になってるだけですね、それも基準が酷くいい加減です
文型や接続詞もごく少数を使いまわしているだけだし文章構成が下手なのを絵本風だと言って誤魔化している様にしか見えませんでした
作品自体は二次設定中心のようですが、個人的に興味も湧いていい題材だと思う一方、分量が少なくて説明不足、物足りなさを感じる上にあとがきから察すると続き物のようなので尚更短すぎる感が否めません。
次回以降の作品で改善すべきは分量。連作物なら少なくとも一話につき20kbくらいは欲しい。
ここまで偉そうな事言いましたが、僕の意見が正しいかどうかなんて分かるわけではないので、参考程度に受け取って貰えるとありがたいです。
次作以降に期待しています。
、
感想と違って、指摘や評価というのは善意の押し付けだったりします、その人の価値観が多分に混じるので、全部その通りに動くのは成長の妨げになるかもしれません。指摘や評価内容というのは参考に留めておいて、それを念頭に自分の作品、他人の作品を考えながら読むのが一番いいと思いますよ。
具体的な事は言えませんが、作者さんの学ぼうという姿勢は素晴らしいと思います、頑張って下さいね
良かったんだけど、後書きで絵本風はもうやらないなんてチャレンジ精神に欠けてる事言ってるので点数は低めで
最初諦めたらやっぱりダメですよね。もうちょっと頑張ろうと思います!
文章は拙い部分があるので20点くらいですかね。ストーリーは説明不足なところが多々あるので評価不可能ですが、期待を込めて30点です。
これは本編は藍とオリキャラメインになりそうなので、もっと小説が上手くなったらもっともっと見てください。よろしくお願いします!!
しかし、丁寧に書いていると思います。
丁寧と巧いとはまた違いますから、作者様なりの丁寧さで書いていってくだされば、今の段階で簡素ながら成立してはいますので、すぐに上達するでしょう。
個人的には気になるストーリーですので期待を込めまして。もう少し長い方がここでは好まれますよ
褒めてくれて、ありがとうございました。