「あれ? 今日は1月3日」
「そうですよ紫様どうしました?」
紫が目覚めてみると1月3日だった。どうして何日かわかったかというと壁にかけられたカレンダーが日めくりだった。
「藍どうして起こしてくれなかったの?」
「気持ちよさそうに寝ていらっしゃいましたから」
藍は別に目覚ましじゃない。なんとなくで起こしたり起こさなかったりだ。
「それはありがたいけど初日の出を見逃したわ」
「すみません」
毎年初日の出を見ているわけではない。特に普段気にしているわけではない。
「むしろ、考えてみれば大晦日も寝ていたわ」
そして、よく考えてみると、クリスマスも祝った覚えが無かった。
それを思い出したとたんに冷汗が出てきた。
「どうしました? すごい汗ですよ」
「クリスマスに霊夢と祝うって約束していたのを忘れてた」
今日は1月3日だから、10日間位待たせてしまっている計算だ。
「そういえば、そんなことを話していましたね」
「どうしよう、きっと霊夢は凍えて待っているわ。そして、怒っている」
さすがに10日間も待っていないだろうと藍は思ったが、起こさなかった手前にバツが悪くていえなかった。
「今から謝りに行ったら許してくれるかも知れませんよ」
「……行ってくる。私は謝りに行って一緒にクリスマスを祝ってくる」
ようやく布団から紫は這い出てた。何日ぶりになるのかわからない、室内の空気は冷え切ってとても寒い。
思わず壁にかかっている温度計を見ると室温は20度だ。適温よりも5度も低いどおりで寒いはずだ。
「普段着のまま寝てたんですね」
「すぐに動けるように寝巻きは着ないのよ」
準備はすぐにできた。布団の中には生活用品と一緒に眠っていたのでよれたプレゼントの箱が入っていた。
「ご武運をお祈りは別にしなくてもいいですよね」
「ええいいわ。行ってくる」
こうして、紫は霊夢が待っている神社に向かった。外の気温は15度肌を刺すような寒さが紫を襲った。
隙間を使えばすぐにたどりつくことができるが、どんな顔して霊夢に会えばいいのかわからなかった。
だから寒くても、考えながら神社に到着するのに3日間もかかってしまった。
「……霊夢いる?」
紫が縁側から神社の中に声をかけても返事はなかった。
「大変! もしかしたら、霊夢は中で凍えて待っているかもしれないわ」
この、気温を考えると寒さで身体が動かなくなっているかもしれない。重篤な病気になっているかもしれない。
そう思ったら、紫はいてもたってもいられず神社に飛び込んだ。
「霊夢! 何処? 何処にいるの?」
腹のそこから本人もびっくりするほどの声が出た。
「霊夢! 霊夢!」
「……何よ! うるさい!」
紫が叫んでいると、奥から霊夢が出てきた。どうやら、寝ていたようだ。
凍えていた様子はない。
「あ、紫。久しぶりね」
「霊夢、良かった! ごめんね。クリスマスの約束守れなくって!」
「クリスマスって。そういえば来なかったわね。待ってたのに」
「ごめんなさい。ごめん」
「別にそんなに謝らなくてもいいわ」
寛大な心を持った霊夢に紫は救われたと思った。
そう、紫は許されたのだ。
「じゃあ、これ。私からのクリスマスプレゼント」
「あ、ありがとう」
ちょっと、遅くなってしまったが紫はクリスマスプレゼントを霊夢に渡すことができて今年はもう思い残すことが無かった。
「じゃあ、霊夢! また来年会いましょう!」
「え? まだ今日は1月・・・」
プレゼントを渡した急に恥ずかしくなった紫は霊夢の話を聞かずに隙間を作って帰って行った。帰ったらまた来年まで冬眠だ。
「そうですよ紫様どうしました?」
紫が目覚めてみると1月3日だった。どうして何日かわかったかというと壁にかけられたカレンダーが日めくりだった。
「藍どうして起こしてくれなかったの?」
「気持ちよさそうに寝ていらっしゃいましたから」
藍は別に目覚ましじゃない。なんとなくで起こしたり起こさなかったりだ。
「それはありがたいけど初日の出を見逃したわ」
「すみません」
毎年初日の出を見ているわけではない。特に普段気にしているわけではない。
「むしろ、考えてみれば大晦日も寝ていたわ」
そして、よく考えてみると、クリスマスも祝った覚えが無かった。
それを思い出したとたんに冷汗が出てきた。
「どうしました? すごい汗ですよ」
「クリスマスに霊夢と祝うって約束していたのを忘れてた」
今日は1月3日だから、10日間位待たせてしまっている計算だ。
「そういえば、そんなことを話していましたね」
「どうしよう、きっと霊夢は凍えて待っているわ。そして、怒っている」
さすがに10日間も待っていないだろうと藍は思ったが、起こさなかった手前にバツが悪くていえなかった。
「今から謝りに行ったら許してくれるかも知れませんよ」
「……行ってくる。私は謝りに行って一緒にクリスマスを祝ってくる」
ようやく布団から紫は這い出てた。何日ぶりになるのかわからない、室内の空気は冷え切ってとても寒い。
思わず壁にかかっている温度計を見ると室温は20度だ。適温よりも5度も低いどおりで寒いはずだ。
「普段着のまま寝てたんですね」
「すぐに動けるように寝巻きは着ないのよ」
準備はすぐにできた。布団の中には生活用品と一緒に眠っていたのでよれたプレゼントの箱が入っていた。
「ご武運をお祈りは別にしなくてもいいですよね」
「ええいいわ。行ってくる」
こうして、紫は霊夢が待っている神社に向かった。外の気温は15度肌を刺すような寒さが紫を襲った。
隙間を使えばすぐにたどりつくことができるが、どんな顔して霊夢に会えばいいのかわからなかった。
だから寒くても、考えながら神社に到着するのに3日間もかかってしまった。
「……霊夢いる?」
紫が縁側から神社の中に声をかけても返事はなかった。
「大変! もしかしたら、霊夢は中で凍えて待っているかもしれないわ」
この、気温を考えると寒さで身体が動かなくなっているかもしれない。重篤な病気になっているかもしれない。
そう思ったら、紫はいてもたってもいられず神社に飛び込んだ。
「霊夢! 何処? 何処にいるの?」
腹のそこから本人もびっくりするほどの声が出た。
「霊夢! 霊夢!」
「……何よ! うるさい!」
紫が叫んでいると、奥から霊夢が出てきた。どうやら、寝ていたようだ。
凍えていた様子はない。
「あ、紫。久しぶりね」
「霊夢、良かった! ごめんね。クリスマスの約束守れなくって!」
「クリスマスって。そういえば来なかったわね。待ってたのに」
「ごめんなさい。ごめん」
「別にそんなに謝らなくてもいいわ」
寛大な心を持った霊夢に紫は救われたと思った。
そう、紫は許されたのだ。
「じゃあ、これ。私からのクリスマスプレゼント」
「あ、ありがとう」
ちょっと、遅くなってしまったが紫はクリスマスプレゼントを霊夢に渡すことができて今年はもう思い残すことが無かった。
「じゃあ、霊夢! また来年会いましょう!」
「え? まだ今日は1月・・・」
プレゼントを渡した急に恥ずかしくなった紫は霊夢の話を聞かずに隙間を作って帰って行った。帰ったらまた来年まで冬眠だ。
正月早々にえーりんが頭抱える訳だ
ほのぼのとするお話でした。
良いお話でした
それにしても、こんな紫を支える藍様を応援したくなるw
あけおめ!
名前を見ずとも、文章を読めば分かるというか。
氏独特のかけあいが面白かったです。
しかしゆかりん、もう来年まで寝る計画を立ててるのかw
テンポ良かったけどもう少しグダグダ続けても良かったと思う