今日はやけに寒い。 あぁ雪が降っている。 あのときと変わらない雪が降っている。 フラン...
「お姉様起きてっ」 紅魔館の主、レミリア·スカーレットは妹のフランドール·スカーレットに起こされた。
「うー何? フラン...」眠たげに目をこすりながらレミリアはたずねた。朝の早い時間だというのにフランはやけにテンションが高く嬉しそうだ。
「雪っ雪が降っているの!」フランは嬉しそうに答えた。
道理で寒いわけだと思いつつぼんやりとした口調でレミリアは呟いた「へぇ...雪か」
「うん、雪。 お姉様、遊ぼ...?」フランは恐る恐るたずねた。最近レミリアは遊んでくれなかった。というのも、忙しかったからなのだがフランは自分は姉に嫌われてしまったのでは、と不安に思っていたのだ。もちろんそんなことはない。
「そうね。久しぶりの雪だし、遊びましょうか。」そういって笑うレミリア。
フランは嬉しそうに叫んだ「やったぁ!!」フランの喜びようにレミリアは胸が痛んだ。最近は忙しかったためフランと話しすらしていなかった。
「お姉様早く早くっ」フランは早く外に出たくてそわそわしている。
レミリアは「はいはい」といって手袋をはめてマフラーを首にまいた。
「うわ~やっぱり外は寒いわね」白い息を吐きながらレミリアはブルリと身震いした。辺りは銀世界だというのに、まだ雪が降っている。
一方フランはレミリアとは違い雪のなかを走り回ってはしゃいでいる。手袋やマフラーなどをしていないというのに、全く寒そうにはみえない。雪にはフランの足跡が点々とついている。
「お姉様ぁ」フランに不意に呼ばれて振り向くと、シュッと音をたてて拳ほどの雪玉が頬をかすめていった。
「わっ」と驚くレミリアをよそにフランは「あ~惜しい」などといって悔しがっている。少し頭にきたレミリアは大きめの雪玉をフラン目掛けて投げつけた。ボスっと音がして、フランの顔面に雪玉が直撃した。
思わず「ぷっ」と吹き出すレミリア。フランは「うー冷たっ」と言って、首をブルブルと振っている。その姿は犬のようでレミリアはまた笑ってしまった。
フランはふと「そうだ、お姉様! 咲夜逹も呼んでこよっ」と言った。どうやら、多人数で雪合戦をしたいようだ。
レミリアも「そうね」と言って、賛成する。咲夜逹と雪合戦をするのも面白そうだと思いにやつく。
「じゃあ呼びに行きましょう」とレミリアが言ったがフランは「私はここで雪だるま作って待っているからお姉様行ってきてっ」とすっかり雪だるまに夢中だった。
私がいくのね...と思いつつ「呼んでくるわ」とフランに言い紅魔館へレミリアは戻って行った。
紅魔館のなかは外よりは暖かいためレミリアは手袋をつけて尚、かじかむ手をさすった。
「咲夜~いる~?」レミリアはまず咲夜を探した。普段ならすぐ見つかるのだが、なかなか咲夜が見つからずイライラしているとパチュリーに会った。
「あっパチェ良いところに」パチュリーを探す手間が省けて(とはいっても大概は図書館にいるのだが)ラッキーだと思いながらレミリアは言った。
「何か用?レミィ」とたずねるパチュリー。
レミリアは少し照れくさそうに「一緒に雪合戦しない...?」と言った。別にフランが誘っているのだからレミリアは恥ずかしがる必要はないのだが、なんだかレミリアはこの年にもなって雪遊びなんてと内心馬鹿にされるのではと恥ずかしかった。
慌てて「フランがみんなで雪合戦やりたいって言ってたのよ」と付け足したが、パチュリーは特に気にすることもなく「良いけれど本を読み終わってからね」とゲホっと咳をしながら言った。
レミリアはパチュリーのいう本がどの本かわからなかったが、とりあえず「分かったわ」と言っておいた。
「そういえば咲夜なら出掛けてるわよ。しばらくしたら帰ってくると思うけど...」パチュリーはふと思いついたかのように言った。どうやら、咲夜は博麗神社へ行っているようだ。
「そう... じゃあ帰ってきたら教えてちょうだいね。」レミリアはそう言い、仕方ない戻るか...とフランのもとへ戻ろうとした。 そのとき...
キャアアアアアア
悲鳴が聞こえた。明らかにフランの声より高い悲鳴だった。あれはフランの声ではない。フランの声じゃないとすれば...嫌な予感がした。紅魔館の近くには人間が迷いこむ事がある。パチュリーも青い顔をしている。
「先に行っているわ」そう言いレミリアはフランのもとへ急いで向かった。
「お姉様起きてっ」 紅魔館の主、レミリア·スカーレットは妹のフランドール·スカーレットに起こされた。
「うー何? フラン...」眠たげに目をこすりながらレミリアはたずねた。朝の早い時間だというのにフランはやけにテンションが高く嬉しそうだ。
「雪っ雪が降っているの!」フランは嬉しそうに答えた。
道理で寒いわけだと思いつつぼんやりとした口調でレミリアは呟いた「へぇ...雪か」
「うん、雪。 お姉様、遊ぼ...?」フランは恐る恐るたずねた。最近レミリアは遊んでくれなかった。というのも、忙しかったからなのだがフランは自分は姉に嫌われてしまったのでは、と不安に思っていたのだ。もちろんそんなことはない。
「そうね。久しぶりの雪だし、遊びましょうか。」そういって笑うレミリア。
フランは嬉しそうに叫んだ「やったぁ!!」フランの喜びようにレミリアは胸が痛んだ。最近は忙しかったためフランと話しすらしていなかった。
「お姉様早く早くっ」フランは早く外に出たくてそわそわしている。
レミリアは「はいはい」といって手袋をはめてマフラーを首にまいた。
「うわ~やっぱり外は寒いわね」白い息を吐きながらレミリアはブルリと身震いした。辺りは銀世界だというのに、まだ雪が降っている。
一方フランはレミリアとは違い雪のなかを走り回ってはしゃいでいる。手袋やマフラーなどをしていないというのに、全く寒そうにはみえない。雪にはフランの足跡が点々とついている。
「お姉様ぁ」フランに不意に呼ばれて振り向くと、シュッと音をたてて拳ほどの雪玉が頬をかすめていった。
「わっ」と驚くレミリアをよそにフランは「あ~惜しい」などといって悔しがっている。少し頭にきたレミリアは大きめの雪玉をフラン目掛けて投げつけた。ボスっと音がして、フランの顔面に雪玉が直撃した。
思わず「ぷっ」と吹き出すレミリア。フランは「うー冷たっ」と言って、首をブルブルと振っている。その姿は犬のようでレミリアはまた笑ってしまった。
フランはふと「そうだ、お姉様! 咲夜逹も呼んでこよっ」と言った。どうやら、多人数で雪合戦をしたいようだ。
レミリアも「そうね」と言って、賛成する。咲夜逹と雪合戦をするのも面白そうだと思いにやつく。
「じゃあ呼びに行きましょう」とレミリアが言ったがフランは「私はここで雪だるま作って待っているからお姉様行ってきてっ」とすっかり雪だるまに夢中だった。
私がいくのね...と思いつつ「呼んでくるわ」とフランに言い紅魔館へレミリアは戻って行った。
紅魔館のなかは外よりは暖かいためレミリアは手袋をつけて尚、かじかむ手をさすった。
「咲夜~いる~?」レミリアはまず咲夜を探した。普段ならすぐ見つかるのだが、なかなか咲夜が見つからずイライラしているとパチュリーに会った。
「あっパチェ良いところに」パチュリーを探す手間が省けて(とはいっても大概は図書館にいるのだが)ラッキーだと思いながらレミリアは言った。
「何か用?レミィ」とたずねるパチュリー。
レミリアは少し照れくさそうに「一緒に雪合戦しない...?」と言った。別にフランが誘っているのだからレミリアは恥ずかしがる必要はないのだが、なんだかレミリアはこの年にもなって雪遊びなんてと内心馬鹿にされるのではと恥ずかしかった。
慌てて「フランがみんなで雪合戦やりたいって言ってたのよ」と付け足したが、パチュリーは特に気にすることもなく「良いけれど本を読み終わってからね」とゲホっと咳をしながら言った。
レミリアはパチュリーのいう本がどの本かわからなかったが、とりあえず「分かったわ」と言っておいた。
「そういえば咲夜なら出掛けてるわよ。しばらくしたら帰ってくると思うけど...」パチュリーはふと思いついたかのように言った。どうやら、咲夜は博麗神社へ行っているようだ。
「そう... じゃあ帰ってきたら教えてちょうだいね。」レミリアはそう言い、仕方ない戻るか...とフランのもとへ戻ろうとした。 そのとき...
キャアアアアアア
悲鳴が聞こえた。明らかにフランの声より高い悲鳴だった。あれはフランの声ではない。フランの声じゃないとすれば...嫌な予感がした。紅魔館の近くには人間が迷いこむ事がある。パチュリーも青い顔をしている。
「先に行っているわ」そう言いレミリアはフランのもとへ急いで向かった。
私も二人が好きなのでよく書いちゃいます。そういうものですよね。
後編もがんばってください!
期待しています。
この長さなら、前後に分ける必要はないかもしれません
後編待ってますよー!
私は、淡々とした物語は好きだが、この作品は単調過ぎて面白みに欠ける。他の作品を参考にすると良いと思う。オススメは冬扇さんと胡椒中豆茶さん。
もっと素敵な言い回しを希望。
とは言え、初投稿という点も考慮して今後に期待。ファイト!