香霖堂の中で霖之助が道具の整理をしている中、いつもどおり仕事棚兼会計用の棚の中でお客を待っていた阿音は、退屈だったので周囲を見渡し始める。
自分の近くにある商品だけでも何があるのか把握しておこうと考えたのかもしれない。
とはいっても、何に使うかわからない小物や置物ばかりで、触れてもいいのかすらわからない。
仕方なく、視線を入口に戻そうとして、不意に角ばった物体が目に入る。
「あれ?」
丈夫そうな外見だから触っても大丈夫だろうと思ったのかもしれない。
すっと、それに手を伸ばして、両手の中で遊び始めた。
「ああ、まだその持ち主の歴史は見たことがないのかな? それはミニ八卦炉といってね」
霖之助が一度手を止めて、自作の道具の説明をしようと阿音に近づいたとき。
「あー、懐かしいなぁ……」
たったその一言が、霖之助の動きを一瞬だけ止めてしまう。
「あれ? どうしたの?」
「阿音、今、何か言わなかったかい?」
「ううん。何にも?」
それは、いつもと変わらないはずの。何気ない昼下がりのことであった。
まぁなにはともあれGJ!
→芯?
>妹紅はため息をつきながらそれを受け取るが、それ以上特に攻めることもなく。
→責める
>そして、改めて慧音を照会しようと、顔を後ろに向けたら。
→紹介
>考え方、生活の癖は強い方だけが残り、齢方から引き継げるのは大切な想いの一部だけ。
齢方?(私の無知でしたらすいません。両方?)
14、18さんも指摘しておりますが
>「妹紅っ! 駄目ぇぇぇっっ!!」
> 間に合わないと知りながらも、阿音は叫ぶ。
>あまりのことに足を止めた椛の上、そこで震える阿音の声だけが静寂の中に響いた。
その声で我に返った椛が、阿音を下ろして慌てて前に進む。
>その姿に椛も、阿音も目を奪われる中で、
阿音→阿祷かな?文脈的に
あなたの妹紅はすばらしい。