「レミリア、飯の時間だぜ」
「一応、臨時雇用でも私は主人、あなたはメイドなのよ。言葉の使い方に気をつけなさい」
咲夜は夏季休業中、そのかわりに今のメイド長は魔理沙だ。パチュリーの本を盗んだところを、レミリアに捕まって、罰として咲夜のかわりをすることになってしまった。
「じゃあ、レミリアお嬢さま、飯だぜ」
「……私が、馬鹿だったわ」
魔理沙に言葉使いは無理だった。むしろ、それに気付かないレミリアが悪いとまでは言わないが。
ついでに、魔理沙の格好は普段とかわりない。
「今日はエビフライだぜ!」
「わーい! やったー!」
前菜とかは飛ばしていきなりなのだが、レミリアは大人のお子様なのでエビフライが大好きだった。さっきまでは、魔理沙が嫌いだったが今はとっても大好きだ。
でも、分別はついてる。魔理沙への好きは、咲夜に対するもとは違う。
レミリアは、フォークでエビフライをさした。サクッと、衣の裂ける良い音がする。
そして、うきうき気分で口に運んで食べた。とても美味しかった。
「ねえ、咲、違った。魔理沙おいしい。いままで食べたことのない位美味しい」
「なんだぁ? ザリガニがそんなに旨いのか? 変わってるな」
魔理沙は沢でザリガニを釣って、レミリアに食べさせたのだった。別に意地悪とかではない、単純にすぐ手に入る素材だったので採ってきて使っただけだ。
「ザリガニ? エビじゃないの? ねえ?」
「さあ、知らないぜ!」
レミリアは思う。ザリガニ、新手の妖精の類か? それとも、ザリというからには、なんなんだろうと真剣に考える。ザリ、ザ、リ、もしかしたらガニが重要なのかもしれない。
「ザリって、もしかして私は、今神を食べちゃったの?」
「は? 何言ってるんだぜ?」
レミリアはザリが神の訛りだと思った。自分がそう思うのだからそうに違いない。咲夜と話す時は必ずレミリアが正しいからだ。
「ザリガニって言うのはなぁ......あれ? 私もわからないぜ! 待て、でもあれってエビでいいんだよな? ははは」
「何? あなた、得体の知れない食べ物を、私! この! レミリア・スカーレットに食べさせるの!」
紅魔館の主、夜の王にたかだか魔法使いにもなれてない人間風情がなんてものを食べさせるんだとレミリアは思う。
「なんだぁ? 何怒ってるんだ? ザリガニはそんなに不味かったか?」
「……もう一本食べたい」
レミリアは自分の気持ちに正直だった。咲夜はあんまり、エビフライを作ってくれないので魔理沙がメイド長をやっているうちに沢山食べたかった。レミリアは思う。たぶん、ザリガニというのは庶民のエビフライなのだ。いつも伊勢というところからエビを取り寄せているから身近にあった美味いもの似気付かなかったのだと。
「なんだ? 気に入ったのか?」
「……ええ、気に入っていないけど気に入った」
「でもな、また今度だぜ! ザリガニのエビフライは今は在庫切れだぜ。今度また釣ってきてやるからな」
「そうなの?」
レミリアはその後に出された牛丼という食べのに感動した。それから、デザートにというか飴玉を出されて喜んだ。
魔理沙もなんだか、最初は嫌々メイドをやっていたがレミリアがいちいち喜ぶものだから楽しくなった。
そんな、ことがあって食事は終わった。魔理沙はその他にもメイドっぽいと思うことを沢山やってあげた。
レミリアが寝るときに絵本も読んであげたりした。
そして、明け方にレミリアが寝付いた。その寝顔を魔理沙は見て、またザリガニを釣ってやろうと思った。そして、自身もねむいけれども冷蔵庫に入っていたエビでザリガニを釣ってやろうと思い明け方の沢に出かけて行ったのだった。
「一応、臨時雇用でも私は主人、あなたはメイドなのよ。言葉の使い方に気をつけなさい」
咲夜は夏季休業中、そのかわりに今のメイド長は魔理沙だ。パチュリーの本を盗んだところを、レミリアに捕まって、罰として咲夜のかわりをすることになってしまった。
「じゃあ、レミリアお嬢さま、飯だぜ」
「……私が、馬鹿だったわ」
魔理沙に言葉使いは無理だった。むしろ、それに気付かないレミリアが悪いとまでは言わないが。
ついでに、魔理沙の格好は普段とかわりない。
「今日はエビフライだぜ!」
「わーい! やったー!」
前菜とかは飛ばしていきなりなのだが、レミリアは大人のお子様なのでエビフライが大好きだった。さっきまでは、魔理沙が嫌いだったが今はとっても大好きだ。
でも、分別はついてる。魔理沙への好きは、咲夜に対するもとは違う。
レミリアは、フォークでエビフライをさした。サクッと、衣の裂ける良い音がする。
そして、うきうき気分で口に運んで食べた。とても美味しかった。
「ねえ、咲、違った。魔理沙おいしい。いままで食べたことのない位美味しい」
「なんだぁ? ザリガニがそんなに旨いのか? 変わってるな」
魔理沙は沢でザリガニを釣って、レミリアに食べさせたのだった。別に意地悪とかではない、単純にすぐ手に入る素材だったので採ってきて使っただけだ。
「ザリガニ? エビじゃないの? ねえ?」
「さあ、知らないぜ!」
レミリアは思う。ザリガニ、新手の妖精の類か? それとも、ザリというからには、なんなんだろうと真剣に考える。ザリ、ザ、リ、もしかしたらガニが重要なのかもしれない。
「ザリって、もしかして私は、今神を食べちゃったの?」
「は? 何言ってるんだぜ?」
レミリアはザリが神の訛りだと思った。自分がそう思うのだからそうに違いない。咲夜と話す時は必ずレミリアが正しいからだ。
「ザリガニって言うのはなぁ......あれ? 私もわからないぜ! 待て、でもあれってエビでいいんだよな? ははは」
「何? あなた、得体の知れない食べ物を、私! この! レミリア・スカーレットに食べさせるの!」
紅魔館の主、夜の王にたかだか魔法使いにもなれてない人間風情がなんてものを食べさせるんだとレミリアは思う。
「なんだぁ? 何怒ってるんだ? ザリガニはそんなに不味かったか?」
「……もう一本食べたい」
レミリアは自分の気持ちに正直だった。咲夜はあんまり、エビフライを作ってくれないので魔理沙がメイド長をやっているうちに沢山食べたかった。レミリアは思う。たぶん、ザリガニというのは庶民のエビフライなのだ。いつも伊勢というところからエビを取り寄せているから身近にあった美味いもの似気付かなかったのだと。
「なんだ? 気に入ったのか?」
「……ええ、気に入っていないけど気に入った」
「でもな、また今度だぜ! ザリガニのエビフライは今は在庫切れだぜ。今度また釣ってきてやるからな」
「そうなの?」
レミリアはその後に出された牛丼という食べのに感動した。それから、デザートにというか飴玉を出されて喜んだ。
魔理沙もなんだか、最初は嫌々メイドをやっていたがレミリアがいちいち喜ぶものだから楽しくなった。
そんな、ことがあって食事は終わった。魔理沙はその他にもメイドっぽいと思うことを沢山やってあげた。
レミリアが寝るときに絵本も読んであげたりした。
そして、明け方にレミリアが寝付いた。その寝顔を魔理沙は見て、またザリガニを釣ってやろうと思った。そして、自身もねむいけれども冷蔵庫に入っていたエビでザリガニを釣ってやろうと思い明け方の沢に出かけて行ったのだった。
なぜそれを出さないと言いたいが怪我の功名すぎて
メイド魔理沙が意外と合っていますね
だが、一番美味いのは焼いた爪である。
熱を通した後に殻から漂うあの香ばしい匂い、口当たりはタラバガニそっくり。
ちょっぴり焦がした爪を、ヤケドしないように気をつけながらパキッと割ってちゅるっと食べた時の味ったらない。
天ぷらにして塩で食べてもいける、ああ辛口の日本酒かご飯があれば。
何が言いたいかと言えば、うっかりお腹減ってしまった人はお嬢様かわいすぎると書くべき。