「こいしちゃん、なにか食べたいものはありますか?」
「んー、甘いのが食べたいなー。ひじりんのオススメはどこ?」
「向こうの方に馴染みの団子屋さんがあるんですが、とても美味しいですよ」
人と人と行き交う街道を歩いていると、聖白蓮に手を引かれた古明地こいしとすれ違った。無邪気な笑顔を浮かべて応えるこいしに、聖も笑顔で応える。
最近命蓮寺に入り浸るようになったと聞いていたが、随分と馴染んでいるようだ。連れ添う姿は親子のようにも見える。
地底の妖怪とはいえ、ああしている分には可愛らしいものだ。それが正常なのかどうかはともかく、悪いことではない、と思う。
「布都ちゃん、今日も元気そうだね」
「ははは、そうだとも。我はいつでも元気であるぞ」
「相変わらず無駄にドヤ顔だね。煎餅食べるかい?」
「頂こう!」
視線を煎餅屋に向けると、店主に餌付けされている物部布都が目に入る。店主の言う通り、無駄にドヤ顔であり偉そうであった。
しかし、その振る舞いにはどこか愛らしさも感じる。それ故に店主も邪険に扱うことはしないのだろう。
美味しそうに煎餅をかじる彼女を後にして私は歩を進める。特に目的があるわけではない。強いていうならこうして里を巡回することが、茨木華扇の目的を果たすことと言える。
誰からも敬われ尊ばれ、そして畏れられる。堅苦しいと言われようとも、仙人とはこうあるべきだと私は考えている。
ときには彼女らのような愛らしさが羨ましくもなるが、残念ながら私はとうに大人の風格を備えているのだ。
『ちゃん』付けなんてものは夢のまた夢、『様』付けがデフォルトの仙人だ。なんと言っても、この界隈で数少ない良識キャラである私が敬われないわけがない。
いやはや困ったものだ全く。
「おや、華扇ちゃん。一杯食べて行かないかい?」
ほら、蕎麦屋の店主だって私のことを……ん?
「華扇ちゃんちぃーす!」
道行く大工……えっ?
「ヘイ、華扇ちゃんどうしたんだい? 鳩が豆電球喰らったような顔をしちゃって?」
「オイオイトム、それじゃ眩しくて見えないぜ」
「それくらい魅力的ってことさ!」
「HAHAHA!」
……あ?
◇
「私を『華扇ちゃん』呼ばわりとは何事ですか! 喧嘩売ってるんですか!」
「いやいや、いきなりなによ」
「私は仙人ですよ!? 常識人でお姉さんキャラなのに、何ですか『華扇ちゃん』って!」
「それと私のところに怒鳴りこんでくるのと一体何の関係があるのよ」
というか、何の話?
そう言って、居間で麦茶をすすっていた霊夢は湯のみに麦茶を注いでこちらによこす。
私はそれを一気に飲み干して乾いた喉を潤し一息つく。冷たい麦茶は日焼けした体といきり立った思考を覚ましてくれた。
いけないいけない、暑さのせいもあってつい取り乱してしまった。
「すいません、ちょっとショックだったもので……」
「あんたがそこまでショック受けるって、何があったのよ」
「それが……」
私は先程の出来事を話す。
ふんふん頷きながら聞いていた霊夢は『なるほど』と呟き、残っていた麦茶を飲み干す。
ふぅ、と一息ついた霊夢は一言、
「別にいいんじゃない?」
至極どうでもよさそうな応えを返すと、煎餅をかじり始める。
まぁ、そうですよね。私がどう呼ばれようと霊夢には関係ないですし、あなたは関係ないことにはとことん無関心ですものね。
一人肩を落とす私に霊夢は不思議そうに訊ねる。
「『華扇ちゃん』呼ばわりされたのがそんなに嫌?」
「そりゃあそうですよ。私は仙人なのに、そこらの小童みたいな呼ばれ方じゃ威厳も何もあったものじゃありません」
確かに古明地こいしや物部布都を羨ましく思うときもあるが、あくまで一時的な欲求にすぎない。
親しい友人に呼ばれるならともかく、名前も知らないような一般人にまで呼ばれていいわけがない。
そもそも今まで私は『仙人様』『華扇様』と呼ばれていたのに、久しぶりに里に顔を出したらこの有り様だ。
「威厳ねえ。それらしいことしてないんじゃないの?」
むっ、それは聞き捨てならない。
「私は教えを請うものに知恵を授けることもありますし、道に迷う者に指針を示したことだってあります。最近はあなた達と付き合い始めたので数は減りましたが」
「私としては修行の数はもっと減らして欲しいところだけどね。里での啓蒙活動ならともかく、動物園修行は勘弁よ」
「あなたがそれ以外まともにしようとしないからでしょうが」
怠そうに団扇を扇ぐ霊夢に、呆れた視線を送るが涼しげに躱される。私は小さく溜息を付いた。
あの死神は霊夢に修行をつけても無駄だと言っていたが、やらないよりはマシだと思って時々修行をやらせている。
そうは言っても、里での啓蒙活動くらいしかまともにやろうとしないのだが。殆ど私の後ろをついて来ているだけだし、何故か顔を合わすもの全員にデートと間違えられるし。
これで少しは巫女らしくなるかと常々思っているのだけど、まったく改善の様子は見られない。これなら糠に釘を刺すほうが手応えがある。
「里でする修行だったら、たまにならいいわ。あ、餡蜜なんていいかもね」
「それは遊びたいだけ……」
その時、脳裏に閃くものがあった。
私は何度か霊夢を連れて修行を兼ねた啓蒙活動を行なった。もちろんそれは里の者も見ているだろう。
しかし、霊夢は未だ自堕落なままだ。つまり私は成果を上げていないということになる。
結果を出さない者は信頼を得られない。いくら口で言っても虚言にしかならない。
つまり。
「んー、どしたの? それとも団子のほうがよかった?」
霊夢はだらけた肢体を投げ出して、はたはたと胸元を扇いでいた。よく見れば髪には寝ぐせまでついている。
……あなたか。
「あなたのせいですよ! あなたが自堕落な巫女のままだからそれを矯正出来ない私が舐められてるんです!」
「えっ、華扇、っていきなりなに!?」
「来なさい! 今日こそあなたを巫女らしくしてみせます!」
「ちょっ、待って! まだ寝ぐせ治してない!」
「私が治してあげます! いいから来る!」
宣言した私は戸惑う霊夢の手を引いて玄関へと向かう。
行き先は人里。今日こそ民衆に私の手腕を見せつけねばならない。
彼らに自らの意志で『華扇様』と呼ばせてみせる!
わたしの強い決意とは裏腹に、握った手からは控えめな力しか返ってこなかった。
◇
「暑いー休憩しようよー」
「まだぐるっと回っただけで何もしてないでしょう」
「それでも暑いものは暑いのよ。今の私達には休憩が必要なの、絶対にそうなの」
溶けかけの氷のような弱音を吐く霊夢。その歩みはほとんど私に引きずられていると言ってもいいくらい遅い。
「あなたって人は……」
溜息をついて私は立ち止まる。逃げられると面倒なので手を掴みっぱなしにしていたのだが、牛歩並の霊夢のペースに合わせていてはどうしようもない。
効率も悪いし、こんなぐだった霊夢の姿を里人に見せたところで私の名誉が回復するとは思えない。
ならば、いっそのことアメを与えてから言うことを聞かせるべきだろうか。
「……はぁ、わかりましたよ。少し休憩しましょう」
「ほんと!」
「ただし! それからは私に付き合ってもらいますよ!」
私は目を輝かせる霊夢にぴっと指を立てて念押しする。あまり甘やかすと余計堕落しかねない。
ここははっきりと約束させて――
「付き合う付き合う! ほら、餡蜜食べに行きましょう!」
「こら、そんなに引っ張らないでください! はしたないですよ!」
「いいからいいから! こんな暑いところにはいられないっての!」
牛歩から一転、舞い上がった様子の霊夢はぐいぐい私の手を引っ張り歩き始める。
本当に感情の浮き沈みがわかりやすい少女だ。嬉しければ可愛い笑顔を見せて、不満があれば露骨なしかめっ面を見せる。
けれど、不思議と嫌な感じはしない。むしろ、この私に率直な感情をぶつけられる彼女には好感すら覚える。
「あそこの餡蜜は甘さがちょうどいいの。華扇も気に入ると思うわ」
味を思い出したのか、楽しみで仕方ないと言わんばかりの笑顔を向ける霊夢に私の頬も自然と緩んでいた。
やっぱり、彼女の笑顔は少女らしく可愛らしい。それは素直に賞賛したい。
しかし、
「それはいいんですけどね、約束は守ってもらいますよ」
「わかってるってば。相変わらずお固いわね」
「あなたが柔らかすぎるんですって」
「柔らかいほうが壊れづらいし対応しやすいじゃない」
ズボラと言うか、大雑把というか。本当にわかっているのか若干不安だ。
これは逃げられないようにしっかりと手綱は握っておかねばなるまい。
私は意気揚々と歩を進める彼女の手を離すまいと、握った手に力を入れなおす。霊夢は一瞬だけ私に振り返ったが、すぐに視線を戻して早足で歩いて行く。
餡蜜に逸る気持ちはわかるが、もう少しゆっくり歩いて欲しい。言っても聞き入れてはくれないだろうから、黙っておくけど。
「ここよ」
言って、霊夢は立ち止まり一つの甘味処を指さす。彼女お気に入りの甘味処は純和風と言った出で立ちで、最近目立ち始めたカフェテラスとは趣きを逆にする店だった。
静観な佇まいは地味とも言えるが、しっとりとした落ち着きのある空気は如何にも彼女好みだろう。もちろん私もこういう空気は好きだ。
「おや、霊夢さんと華扇さん。こんにちは」
「あ、霊夢。久しぶりだね。デート?」
掛けられた声に視線を移動させる。通りに面した長椅子には見覚えのある二人の少女が腰掛けていた。
とりあえず、だ。どうして私が霊夢と歩いているとデートと間違えられるのか。肩をすくめて私は応える。
「こんにちはお二方。それとデートではありません、これでも修行のつもりです」
あらそうなんですか、とわざとらしく驚いたのは聖。ほんとに? と疑わしそうな視線を向けるのはこいし。霊夢は何も言わなかった。
「ずいぶん楽しそうな修行だね。快楽に耐える修行?」
「霊夢が暑いから休憩したいと言い出しましてね。それだけですよ」
こいしの揶揄に苦笑いで応え、私は長椅子を指さし座ってもいいか訊ねる。聖はどうぞ、と笑顔で応えると端に寄る。
空いたスペースに私と霊夢は腰掛け、店員に餡蜜二つを注文する。はいよ、と威勢のいい声が返ってきた。
「じゃあさ、さっきまでは何の修行してたの?」
「啓蒙活動のようなことですよ。それ以外に霊夢がしたがらないもので」
「ふぅん?」
興味深そうにこいしは私と霊夢の顔を見比べる。無表情で黙ったまま霊夢と視線が合うと無邪気そうな笑顔を見せた。
妖怪と言えども笑顔は綺麗なものだ。ささくれ気味だった心がなだらかになっていくの感じる。
「……ッチ」
「こ、こら霊夢! いくらなんでも失礼ですよ!」
そんな彼女に霊夢は舌打ちで応えるという非礼な態度を取る。
慌てて叱責するが、応えようともせず睨むようにこいしと顔を突き合わせる。対するこいしは気を害した風でもなく、ただニコニコしているだけだ。
それだけなのだが、両者の間の空気はかなり悪く感じられる。間に挟まれた私が言うのだから間違いない。真夏の日差しが冷たいような気すらしてくる。
助けを求めて聖に目をやるが、優しい微笑みを返されるだけで頼りになりそうにない。
その間にも空気の悪さは加速していく。
「別にいいよー。それよりさ、霊夢。啓蒙して周ってたんでしょ?」
「それが?」
「その割にずいぶん楽しそうだなーって。修行嫌いの霊夢なのに不思議だね」
「休憩できるから楽しそうだっただけよ。さっきまでは死にかけてたし」
「わざとそういうポーズをとってたんじゃないの? 一緒に休むために」
「どうかしらね。そう言えばここで何を食べていたの?」
「お団子。あんことみたらし。あと2本ずつくらいなら食べれるんだけどなぁ」
「そうなの。じゃあ、お姉さんが奢ってあげるわ」
「わぁい、霊夢ありがとう。お姉ちゃんのお土産まで買ってくれるなんてやさしいっ」
「どういたしましてうふふ」
そう言って霊夢は笑顔に見える表情を作って店員に追加注文をする。
……? なんだかよくわからないけど、解決したんだろうか。仲良く握手してるし。
ただ、その割には空気の悪さが頂点に達しているような。霊夢も泥沼の裁判を繰り広げた挙句、全く不本意の和解決断をした原告みたいな苦い顔をしているが。
まあ、解決したんならそれでいいだろう、うん。私はそう納得した。
「こいしちゃん、あまり霊夢さんをからかってはいけませんよ」
「はぁい」
「それと霊夢さん。私はごま団子が食べたいです」
「……あんたに慈悲ってものはないのか」
「一応ライバルですので。あ、商売上のですよ」
聖は言葉に併せて思わせぶりな視線を私にやってきたが、その真意はわからない。
霊夢と聖は宗教の点からライバルといえるが、私と聖は別にそういう関係ではないし、何のライバルというのだろう。
表情からなにか読み取ろうと試みるが、楽しそうに私達を眺める彼女からは何も読めそうにない。同じ笑顔でも霊夢はすぐにわかるのだけど。
その霊夢はやけくそ気味に『ごま団子も追加! 4本!』と店員に向かって怒鳴っていた。
今度会ったらぶん殴ってやる! 込められた怒気は思わず私も引いてしまうくらいだった。
「お二人は何をしていたので?」
私は話題を変えるため聖とこいしに話しかける。
「こいしちゃんが遊びに来たので散歩を。何処か出かける約束もしていましたしね」
「聖はすごいんだよ、何処へ行っても知り合いがいるんだもの。お姉ちゃんとは大違い」
「ははは……」
無意識なのか、さり気なく姉を傷つける発言をするこいしには苦笑いが出る。見れば聖も似たような表情だった。
ただ、苦笑いで済ませるということは悪気はないとわかっているからか。その程度には付き合いが長いのだろう。
「仲がいいのねあんたたち。親子みたいね」
不貞腐れたように頬杖をついたまま霊夢は言う。さっきまでずいぶんと楽しげな様子だったのに、何故だか今は不機嫌そうだ。
こいしは聖の顔を覗き込み、芝居がかった風に言う。
「だってよ聖お母さん。邪魔者はそろそろ退散しませんか?」
「そうねこいしちゃん。二人の邪魔をするのも悪いし、お暇しましょうか」
二人は顔を見合わせると、くすくす笑い合う。
別に邪魔になどなっていませんよ、と言いかけたとき、
「はい、団子と餡蜜。どうぞごゆっくり」
丁度注文の品が運ばれきた。店員にお礼を言って餡蜜を受け取る。
アンコを囲むように白玉と色鮮やかな果物が置かれ、その上には黒砂糖色の蜜が格子状にかけられている。
甘さだけでなく、さっぱりとした味わいも楽しめそうな一品だ。さすが霊夢と言ったところか、美味しい和菓子を見つけるのは得意なようだ。
「それではまた。今度は宴会の時にでも」
「じゃあね霊夢。それと華扇ちゃん」
「は、はいっ?」
思わず餡蜜に夢中になっていた私は間の抜けた声で応えてしまう。
というかあなたまで私を『華扇ちゃん』と呼ぶんですか。
「だって華扇ちゃん見てて面白いし可愛いもん」
「面白いってどういう意味……」
「じゃあね二人とも!」
お土産の団子を入れた買い物袋を下げたこいしは、ぶんぶん手を振って人ごみに向かって駆けていく。聖も軽く頭を下げると、その背中を追っていく。
「はぁ……やっと行ったか」
心底疲れたという霊夢の呟きも私に耳には届かない。
こいしが言った『面白いし可愛い』の意味。可愛いはそのまま受け取るとして、面白いとはどういうことか。
面白いことをしているつもりはないだが、意図せずして笑われるようなことをしているのだろうか。
それはいけない、私は愉快な仙人を目指しているわけじゃないのだ。これからは気を引き締めなければなるまい。
ということは、だ。まずは間近なところから引き締めるべきだろう。
「霊夢」
「ああ?何よ、せっかくゆっくりと食べられると思ったのに」
「何ですか一人だけ先に食べようとは。いいですか、こういった状況では気が緩むというのもわかります。しかし、こういった時だからこそ芯の部分は緩めてはいけないのです。なぜなら一度緩んだ芯を締め直すというのは賢者や聖人であっても難しいのですから。逆に言えば、それが出来るようになったものこそ賢人聖人と言われるので」
「うるさい黙れ」
「むぐっ」
うんざりした顔の霊夢が、口に何かを突っ込んで塞ぎにかかってきた。
せっかく有り難い話をしているのに黙れとはなんだ、と抗議したかったが口に広がる甘みに、脳が味わうことだけに専念するよう命令してくる。
すっきりしたベタつかない甘さの団子と、固すぎず柔らか過ぎない白玉。これは、
「美味しいですね」
「でしょ? だから今は黙って食べなさい。息抜きは余計なことを考えてするものじゃないわ」
「むぅ」
それには反論したいところもあったが、今は餡蜜を味わうことだけに集中したい。
そんなことを考えてしまうくらいに餡蜜は美味しいし、
「この味ね、この味」
霊夢の笑顔は可愛かった。
「……そうですね。今はしっかり休んでおきましょう」
匙を使って手元の餡蜜から白玉を一つ持ち上げる。美味しい白玉は固すぎず柔らか過ぎないもの。人もまた同じなのだろうか。
まぁ、今はそんなことはどうでもいいか。わざわざ口に出しても鬱陶しいと一蹴されるだけだ。
自分でも驚くくらいな投げやりな思考。だけど、今はこれが正しいのだろう、きっと。
そう思って、持ち上げた白玉を口に運ぼうとして、気がついたことがあった。
「っと霊夢」
「なに華せ、ん……?」
「何ですかそんな顔をして。早く口を開けてください」
「い、いやなんで……」
「さっき一つもらいましたから、こうしないと不公平です」
「そうだけど、うー……」
何をそんなに悩んでいるのか。霊夢は目の前に差し出された匙を前に視線を下げて唸り声を上げていた。
「ほら、余計なことは考えずに食べるんでしょう? しっかりと修行に向けて体力をつけておかないと」
「……はぁ。やっぱりあんたはそうなのね」
……? 他に何かあるのだろうか。
不思議そうな私の顔を見た霊夢は小さく溜息をつくと、差し出された白玉を頬張る。
じっくりと、貴重なもののように咀嚼し味わうと、
「……うん、やっぱり美味しい」
霊夢は暑さのせいか、少し上気した笑顔で呟いた。
華扇ちゃん無意識攻め・・・こういうのもあるのか
確かに真面目だけど隙の多い華扇ちゃんはこういう事態になりそうですよね
美味しゅうございました
こいしちゃんとひじりんも、霊夢の内心を分かりやすくするいい役割してました。
霊夢さんはもっと素直になるべき。
ハヤクキヅイチャエヨー
「「HAHAHAHAHA!!」」
マーベラス。
華扇ちゃん完璧超人なんだけど抜けてて隙がありすぎる。
だがそれがいい。
これは華扇「ちゃん」と呼ばざるを得ないですね。
HAHAHA!