Coolier - 新生・東方創想話

半人半霊の買い物

2012/06/16 19:04:34
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「妖夢~」
「何でしょうか、幽々子様」
「冷蔵庫の中身がないから、買い物に行ってきて~」
「わかりました。」

私は、机に向かい、財布を持って、買い物に出かけた。
さて、今日の夕食は、オムライスにしましょう。幽々子様も好きですし、私も好きです。
人間の里で、いろいろ買い物しないといけませんね。
私は、空を飛び人間の里に向かった。



『人間の里』



さて、材料は、卵とたまねぎとケチャップと牛乳と塩とこしょう。お米は、家にあるので買わなくてもいいかな。

「ん?妖夢じゃないか。いったい何しに来たんだ」

突然、後ろから声をかけられたので、刀を抜き、声のした方に突きつけた。

「あぶね。私だ、妹紅だ」
「あ、妹紅さんでしたか、これは、失礼しました」

それに驚いた妹紅さんは、手に火をだし、構えました。
私は、刀を鞘にもどして、妹紅さんのほうをみました。

「で、何でしょうか」
「今日は、何しにここに来たんだ?」
「幽々子様からお使いを頼まれたので」
「なるほど、お使いをしにここに来たってわけだな」
「はい」
「しっかし、今日は、いろんな人とあんだな」

いろんな人?私は、首を傾げました。

「ああ、妖夢は知らないか。さっきまで、花の妖怪や、狐の妖怪や、博霊の巫女まで来ていたぞ」

藍さんも人里に来ていることは、結界の見回りか、私と同じお使いかもしれません。霊夢さんと幽香さんは、わかりませんね。

「そうですか」
「しっかし、驚いたな。博霊の巫女が、人里に来るとは」
「たぶん、人里に妖怪がいないか見回りじゃないですか?」
「そうだといいな」

苦笑いをして、腕時計の方をみました。

「そろそろ竹林の方にいくか」
「用事があるのですか?」
「ニート姫と遊ぶ用事があるからな」
「そうですか」
「じゃあな」

どうやら、輝夜さんと決闘でしょう。さて、私は、買い物の続きをしましょう。


♢ ♢ ♢


えーと、卵とけちゃぷ買いましたし、次は・・・

「む、妖夢じゃないか」

突然、肩に手を置かれたので刀を抜き、声のしたほうに、突き付けた。

「うぉ、あぶね。」
「こんにちは、藍さん」
「まず、刀のもどしてくれないか」

刀を鞘にもどして、藍さんの方を見ました。

「あーびっくりした」
「別にそこまで、びっくりしなくても」
「目の間に刀を突き付けられて、だれってびっくりするだろう」

うーんそうなのかな?

「その袋なにが、入っているのですか?」

袋の中を見てみると、油揚げがぎっしりと入っていた。

「すごいですね」
「今日の夕食だからな」
「油揚げだけの夕食ですか?」
「いや、今日の夕食は、うどんだ」
「そうですか」

私は、てっきり油揚げだけの、夕食かおもいました。

「そういえば、妖夢」
「なんでしょうか」

「そちらに、紫様が見えなかったか?」
「紫様?」

そういえば、部屋から幽々子様の話し声が聞こえていましたね。でも、高い声だったから紫様の声じゃないからな。

「幽々子様の部屋から話し声がしましたけど、紫様の声では、ありませんでしたよ」
「そうか。朝から、紫様見えなくてな。そっちに行っているかと思ってな」
「そうなんですか」
「まぁ、博霊神社のほうに行っているだろう」

藍さんは目をつぶり、考えていた。
たしかに紫様は、霊夢さんのところか、幽々子様のところしか行きませんからね。

「あら、狐と半霊じゃない」

後ろの方から、殺気が感じたので刀を抜いて、後ろを振り返るとそこには、だれもいなっかた。

「まったく、なんで刀を抜くのかしら」

横の方を見てみると、腕を組んでいたメイド長の咲夜さんが立っていた。

「すいません。殺気が感じたので」
「殺気とか、だしていないから」
「時間を止めることは、便利だな」

たしかに時間を止めることは、便利ですね。
私も、時間を止めてみたいですね。使い道は、庭の手入れと修行かな。

「さっきから、何の話をしているの?」
「朝から、紫様の姿が見えなくてそれで、どこに行ったか話し合っていたんだ」
「スキマ妖怪?」

咲夜さんは、あごに手をあてて、ここあたりがあるような顔をしていた。

「そういえば・・・来ていたわね」
「「まじで!!」」

紫様は、何故レミリアさんの館にいったんだろう?

「何故、紫様は、お前の家に行ったんだ?」
「わからないわよ。館の周りをうろうろして帰って行ったわ。じゃ、逆に聞くけどスキマ妖怪がなぜ、館に来たの?」
「紫様の考えは理解できない」

どうやら、どちらともわからないみたいですね。

「まぁ、よかったじゃないですか藍さん」
「たしかに、帰って紫様に聞いてみよう。」
「私も、お嬢様に聞いてみましょう」
「あ、私まだ買い物の途中でした。」
「そうか、止めて悪かったな」
「いえ、きにしないでください」
「それでは、また」

私は、お二人に一礼をして、別れた。


♢ ♢ ♢


「ただいま戻りました」
「おかえりなさい。妖夢」

部屋の中に入ると幽々子様は、座布団の上に座ってお団子を食いながら、待っていてくださった。
私も、腰を下ろした。

「幽々子様質問していいですか?」
「質問を許可するわ」
「今日誰と話していたんですか?」
「あー紫よ」

え!でも、紫様の声じゃなかったはず。声も高いし、どうなっているんだ?

「ふふ」

幽々子様は、すこし笑ったあと、団子を一口食わえた。

「理解していない顔ね」
「ええ」
「それは、これよ」

そして、幽々子様がだしたのは、膨らんだ小さな袋だった。そして、吸ってみると・・・

「妖夢~」
「!!」

幽々子様の声が高くなった。

「これは、どうゆうことですか?」
「実はね、紫がおもしろい空気を集めて、みんなに配っているのよ。」

なるほど、だからレミリアさん館に行ったのか。

「それより~妖夢~お腹すいた~」
「今、夕食の準備にはいります。今日は、オムライスですよ」
「わーい!」
「あと、声を戻してください」
「数分たったら元に戻るわ」

私は、台所に向かい夕食の準備にとりかかった・・・
「幽々子様できましたよ」
「では、さっそく食べましょう」
「「いただきまーす」」

そして、今日一日終わったのであった。
妖夢の買い物の物語を書いてみました。
自分も買い物したとき醤油とソースを間違えて買ってしまいました。あのときは、ひどく怒られた。
まぁそれは、置いといて、最後まで読んでありがとうございました。
半霊の桜
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コメント



0.710簡易評価
19.40名前が無い程度の能力削除
面白いか面白くないかと言われればあまり面白くはないです
単調で話の盛り上がりに欠けるといいましょうか
ただ登場人物のキャラクターをなぞっているだけのように見えます
次の作品では「中身のある作品」を期待させていただきます
21.30名前が無い程度の能力削除
いまいち
22.100名前が無い程度の能力削除
僕はほのぼのしていて良いと思いました。