Coolier - 新生・東方創想話

Plasma river signal

2012/04/07 02:03:57
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「たまには、外で練習しない。」

今日の出来事はこのメルランが唐突に言い出したことから始まった。

「えっ、メル姉急にどうしたの。」

そう、いつもメルランは突然なことを言い出す。思いつきで行動するのはよくないから直しなさいといつも言ってるのに。

「なんかさーいつもこの廃館だと新鮮味がないのよねー。」
「じゃあ、どこで練習するの。あまり人妖が多いとこだと騒ぎになるよ。」
「大丈夫。あの霖之助がやってる店の近くなら人が少なくて思うぞんぶん練習ができるから。」
「ああ、霖之助なら少しぐらいうるさくても許してくれるよね。」

私の妹たちはどうして人の迷惑を考えられないのだろう。姉として二人の将来がすごく心配だ。

「そうと決まったら、さっそくレッツゴー。ルナ姉もいくよー。」

魔法の森につくやすぐに私たちは練習を始めた。もうすぐ桜が咲く時期なのでまた博麗神社で演奏をすることになるから練習をしておかなければ、あの巫女に針で刺されてしまう。
さっきは、メルランの意見に少し反対だったが外で演奏するのも悪くない。

「今日はなんか調子いい感じがする。」
「メル姉も、私もなんか調子がいい。」

こんな、何気ない会話をしながら練習していたその時だった。急に周りの音が何も聞こえなくなってしまった。それは、私だけでなくメルランやリリカも同じみたいだ。
楽器から音を出そうとしても何もならなくなっていた。
そんなことで私たちが動揺していると急に近くの木の葉っぱが揺れだした。そこにむかってメルランが思いっきり石をなげた。
「痛ッ」
続けて、リリカも石を投げた。
「痛い痛い。」
石のせいで能力が解けたのか音が聞こえるようになった。
そして三人の妖精が木から落ちてきた。とりあえず縄で縛りあげておいた。

「さてと、いろいろきいていきますか。」

メルランが妖精たちに詰め寄っていった。妖精達はふるえているがまあ仕方ないだろう。メルランは怒ると怖いから。

「あんたらの名前は。赤、黄、青の順番で。」
「サニーミルク。」「ルナチャイルド。」「スターサファイア。」
「そう…今日のところは許してあげるわ。」

縄を解くと妖精たちは一目散に逃げて行った。そこで、私とリリカはメルランがまだ怒っていることに気付いた。そしてそれが周りに飛び火するのも。

「メル姉、落ちつこ。」
「あー霖之助のとこ行くよ。」

「うちは愚痴を聞く居酒屋じゃないんだけど。」
「うるさいわね。今日くらい付き合いなさいよ。」

メルランが店主に突っかかってる。店主もあきらめているらしく途中から酒を出してくれた。

「メル姉、何に怒ってるの。」
「さっきの妖精に決まってるでしょう。」
「えー少しいたずらされただけじゃん。」
「違うわよ。いたずらは別にいいの。」
「じゃあ、何が問題なの。」
「あんた、気づかなかったの。私たちとすごくかぶってるじゃない。」
「えっそう。」
「そうよ。まず三人組というところ、そして色。後私たちの帽子、ルナ姉は月、私は太陽、リリカは星。そこであいつらの名前覚えてるでしょ。」
「確か、サニーミルク、 ルナチャイルド、スターサファイアだったよね。」
「そうよ、サニー、ルナ、スターって私たちとかぶってるじゃない。ルナ姉なんかにいたっては色、月、無口な性格、すべてかぶってるじゃない。私たちが違うとこなんてリリカと私の色が反対なところだけじゃん。」
「なるほどね。確かにかぶってるわね。」
「霖之助~あいつらどうにかできない。」
「やれやれ、急に僕にふらないでくれるかい。それと、君たちもルナサみたいに静かに飲んでくれ。」

そう言って店主は私の方を見た。

「まあ、あの妖精をどうにかする前に君たちが新しい特徴を持つのはどうだい。」
「新しい特徴ね。んーたとえば何。」
「そうだね、この前本で見たんだが外の世界にある信号機なんかはどうだい。」
「「信号機?」」
「ああ、色は赤、黄、青の三色で外の世界ではこの信号機が出す命令には人は逆らえないらしい。」
「何それ、すごいじゃない。」
「確か、青が出す命令は進め、黄色が出すのが注意しろ、そして赤が出すのが止まれらしいよ。また、この信号機の出す命令に逆らって赤のときに進むと警察というのに捕まえられて罰が与えられるらしいよ。」

この先も店主は信号機について話していた。初めは興味深そうに聞いていたメルランとリリカも寝てしまった。

「寝てしまったか。ルナサ連れてけるかい。」

私は店主に大丈夫ということをつげ店を後にした。家につき妹たちを布団に連れて行った。寝ているときは静かでかわいいと思う。この様子が起きているときにもあればいいのに。まあ、元気でなければこの子たちではないと思う…


「今日の出来事はこんな感じかな。」
私は日記を机の中にしまい、妹たちの眠るベッドへ向かった。





「ねえ、メル姉、ルナ姉の日記勝手に見ていいの。」
「大丈夫よ。今ルナ姉は買い物に行っていないから。ばれなければ問題ないよ。」
「そうね、人の日記を見るのって楽しいし。」
「次いくわよ、次。」

その時、私たちの後ろから声が聞こえた。

「あんたたち人の部屋で何してるの。」

そこには鬼の形相をしたルナサがいた。

「ルナ姉、違うのメル姉が見よって言い出したの。」
「ちょっとリリカあんたも楽しそうに見てたじゃない。」
「メルラン、リリカ、こんな妹たちには罰が必要ね。」
「ちょっちょ、ルナ姉。」
「ルナ姉ごめん。」

偽弦「スードストラディヴァリウス」

「「ぎゃー」」

この後メルラン、リリカの2人はルナサの機嫌の信号機に逆らうことができなくなった。


END
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コメント



0.300簡易評価
2.無評価名前が無い程度の能力削除
あとがきがうるさい
4.無評価名前が無い程度の能力削除
確かに後書きがうるさいな
5.無評価名前が無い程度の能力削除
すみませんm(_ _)m別の所に書いたのを移して来たので
次からは気を付けます
8.無評価名前が無い程度の能力削除
創想話は転載禁止ですよ、と。
9.無評価名前が無い程度の能力削除
あとがき凄いですね。
何故か此方が貴方を知っているかのようなテンションで語り掛けてくる。時折混ざる独り言も寒いし、「これを読む時は」なんてのは前書きでやれという話です。
道程は厳しいでしょうが、まぁ頑張って下さい



あと、あくまで私感ですが、「~~。」より「~~」の方が良いと思います。前者だと、特にこの作品のように短い台詞が多い場合にうざったく感じてしまいます。
13.無評価名前が無い程度の能力削除
はい、頑張ります
14.無評価名前が無い程度の能力削除
あとがき消しました
18.70名前が無い程度の能力削除
最後の日記云々がよくわからなかった。それ以外は面白かったです。