「悪いねえ、後は任せたよ」
地上から追われた妖怪たちの楽園、地底。
酒に喧嘩、なんでもござれのこの場所で、今日も妖怪たちはどんちゃん騒ぎをする。そんな地底で、最近鬼達の中でまことしやかな噂が流れていた。
星熊勇儀に”いいヤツ”が出来たのではないか、という内容である。
最近になって勇儀の酒を飲む量が著しく減った、というのが発端になった。今日も今日とて一区切りがつくと、さっさと帰ってしまったのだ。
日によっては酒を飲んでない時もあった。しかもその後はどこぞをふらふらしているらしい。こうなってくると、勇儀の下についている鬼の若衆は気が気でなくなってきた。というわけである。
知り合いである橋姫に聞いても、特に何かを知っているというわけでもないらしい。いよいよもって怪しくなってきた。
配下である若衆達だが、勇儀を慕っていないものはいない、というほどに彼女は人気がある。
地底の顔役という責務、鬼達を纏め上げているというイメージから、それこそ鬼のように思われるかもしれないが、気風がよく、情に厚い。そしてなにより美人である。人気の出ない理由が無かった。
しかしそんな勇儀でありながら、付き従っている鬼達でも、まともに色の話は聴いたことが無い。古参の鬼ですら、勇儀様は戦いと酒が伴侶と言わしめる程である。
だからこそこの噂は、若衆達の間では死活問題と言っていい程の重さを持っていた。
「というわけで、頼むよヤマメちゃん!」
「何がというわけでなのか分からないんだけど、アンタ達が勇儀を大好きだって事はよく分かったわ」
大通りにある一軒の飲み屋。その奥にある宴会用の座敷で、黒谷ヤマメは沢山の鬼達に頭を下げられていた。ちなみに一緒に遊んでいたキスメは、今の状況を理解できておらず、ヤマメの隣で文字通りヤマメの後ろに隠れていた。
勇儀の身辺調査を頼みたい。そのまま宴会になった座敷で、ヤマメは最近の勇儀の姿を思い返していた。
ここ数日会ってはいなかったが、一月ほど前のあった時は、今までと全く変わらない態度だった。それを考えると、その噂となる出来事は本当に最近のこととなる。
宴も酣というところで、ヤマメは若衆たちの願いを聞くことを了承した。単に面白そうだったからである。それで弱みなどを握れたら尚のことだ。もし本当に色恋沙汰だとしたら、最高に面白いだろう。
久しく見なかったヤマメの歪んだ笑い顔を見て、キスメは桶の中に頭を引っ込めるのだった。
「で、なんで私まで一緒に行かなきゃならないのよ」
「いいじゃん。旅は道ずれ、世は情けってさ」
「……私一人じゃ、ヤマメ止められないから。ごめんね、パルスィ」
「可愛らしいわね、キスメ。妬ましい。まあいいわ。どうせ暇だし」
翌日の夕方。大通りの繁華街を、妖怪三匹は練り歩いていた。勇儀の仕事場へと向かうためである。
言葉こそやる気の無いパルスィではあるが、その顔には笑顔が浮かんでいる。やはり企みごとは楽しいらしい。
そんなこんなで歩いていると、丁度勇儀が帰っている姿を発見した。急いで横道に身を隠す。どうやら気付かれずには済んだようだ。いきなりばれてしまっては目も当てられない。
直接尋ねてみれば、とキスメは提案した。本来ならばそれが一番なのだろうが、それはヤマメによって却下された。面白くないかららしい。パルスィもヤマメの意見に否定的な態度を取っていないところから、どうやらそうなのだろう。つまりは暇なのだ。
「さあ、追跡開始だ」
そんなこんなで追跡を開始した三匹の妖怪。ちなみに本人達は完璧なる尾行だと思っているが、住人達には思いっきりにばれている。誰もそのことについて突っ込んだりしないのは、地底なりの優しさである。
家に帰るのかと思っていたが、勇儀が最初に立ち寄ったのは、意外なことに地霊殿だった。
「仕事の報告かしらね」
流石に中に潜入するわけにもいかない。さてどうしようかと考えていると、おもむろにヤマメが声を上げた。
「仕方がないね、私に任せておきなさい。出でよわが眷属!」
そう言うと、どこからともなく蜘蛛が現れた。ヤマメが頼んだと一言告げると、蜘蛛は常人が見たら吃驚するほどの速度で、地霊殿へと向かっていった。
「……何今の」
「偵察用の蜘蛛ちゃん。この地底で、私の情報網から逃れるすべはない」
「初めて聞いたわよそんなん」
まじでうかつなことは出来ないと、この時パルスィは思った。しばらく近くの廃屋で身を隠していると、勇儀が出てくるのを確認した。身を隠してやり過ごし、蜘蛛の到着を待つ。
到着した蜘蛛を掌に乗せ、ヤマメはしきりに首を振っている。その姿はシュールそのものだが、パルスィは深く考えるのはやめた。
「で、どうだったの?」
「なんかさとりと話していたみたいだね」
「それはわかるわよ。話の内容を聞いてるの」
「いやそれがさあ、この子にはまだ理解できなかったみたい。可愛いなあ、こいつめ」
やはりヤマメだったか。蜘蛛と戯れるその姿を見て、パルスィは今更ながらに、誘いを断ればよかったと肩を落とすのだった。
気を取り直して追跡を再開した三匹。次に勇儀が訪れたのは、案の定自宅だった。キスメを桶ごと抱きかかえ、パルスィはその頭を撫でている。
勇儀の噂が真実なのか嘘なのか。勇儀の性格を考えれば聞くのが一番手っ取り早いのだが、そんなことをしなくても、勇儀には何かがあったことをパルスィは確信していた。だからこそ、キスメの提案にも乗らなかったのだ。
誰も聞いていないのだから、嘘をつくも何もない。しかし、その一方で確かに酒を飲む量が減っている。現状から推測すると”酒が嫌いな人物と頻繁に会っているか、酒が入っていると面倒なことをやっている”という考えがしっくりくるだろう。
誰にも言わないのは、話す必要がないからだろう。もしくは打ち明ける段階ではないか。そこまで考え、途端に不毛なことをしているなあと溜息をつく。
ヤマメに言って帰ろう。そんなに大したことではない気がしてきた。パルスィがヤマメに帰ると告げようとしたときだった。
「出てきた!」
ヤマメの言葉で、三匹は気配を消して近くの茂みに隠れる。そんな三匹の目の前には、確かに勇儀がいた。だが、そこで三匹の動きは完全に固まった。
身体のラインをやんわりと表現する真っ白なセーター。それとは対照的な、膝下まで隠す赤を基調としたスカート。どこで手に入れたのか、ブーツを履いている。
食事でも入っているのだろうか、バスケットをその手に持って、笑顔を浮かべながら勇儀は家を後にした。
「勇儀が、かわいい……だと……」
それからたっぷりと時間をかけた後のヤマメの言葉で、どうにか三匹は正気へと戻った。
「いやいやいや、これはいよいよきな臭くなってきたね。もしかして、まじだったりとか?」
「勇儀、綺麗だったね」
「ちがうぞキスメ、あれは可愛いというものだ。だがその中に、本来の美しさも兼ね備えている、星熊勇儀恐るべし」
ヤマメの妙が説得力のある一言を呟いたところで、何かのきしむ音をキスメは聞いた。その音の発信源が、自分の桶から聞こえている。よく見ると、桶を握るパルスィの手が震えている。
「なんで……」
「どったのさパルスィ。ってか何か変な音聞こえない?」
「なんでちょっと服を変えたくらいであんなに可愛くなってんのよ。何?あの笑顔?そんなに楽しみなことがあるのかしら」
どんどんと軋む音が大きくなっていく。キスメはパルスィに止めてと言おうとしたが、深く俯いていてその顔を見ることができない。
「あんな笑顔を見せられたら、そりゃあ鬼だろうが神だろうが人間だろうがいちころでしょうよ。そしてきっと、相手を私たちの前に連れてくるんだわ」
「あわわ……ヤ、ヤマメ、なんかパルスィが……」
「それでね、きっと私の前で惚気るのよ。そして最後に言うんだわ。お前も速く相手を見つけろって。許さん、許さん……」
「パルスィ!そこまでいくとただの被害妄想だ!」
「んぬおぉ妬ましやああぁ!」
「ぎゃあああ!!桶があ、キスメがああ!」
桶を木っ端微塵に握りつぶし、パルスィは憤怒の表情で追跡を再開しようとする。それを止めることに、大分時間が経ってしまったのは言うまでもない。
ちなみにキスメはパルスィに抱きかかえられたまま失神していた。
「ほんっとうにごめんなさいね、キスメ。後でうんと良い桶弁償するから!」
「ううん、気にしてないよ。パルスィが元に戻ってくれただけで、嬉しいから」
「ああもう可愛らしいわね、妬ましい」
「おいパルスィ貴様、私への謝罪は無しか」
「ごめん」
「軽いねー」
地底の大通り、三匹は勇儀の追跡を再開すべく歩いていた。道行く妖怪たちは、見るも無残なほどにぼこぼこになっているヤマメを見て、道を譲っている。ちなみにキスメは無傷のまま、パルスィに抱きかかえられている。
パルスィの暴走によって勇儀を見失ってしまったため、情報を集めようと考えたが、その必要はなくなった。店で買い物をしている勇儀の姿を発見したからだ。
勇儀が店主に礼を言って去っていくのを見送って、ヤマメたちは店主に話しかけた。
話を聞くと、地底牛の牛乳といくつかの食べ物を買っていったようだ。
「まさか、手料理か!」
「その可能性はないとも言い切れないわね。だから酒を減らしているのかしら」
「勇儀の料理、おいしいよね」
三者三様の考えを口に出しながら、店主に礼を言って追跡を再開する。しばらくすると、ある屋台の前で勇儀の足が止まった。
屋台の店主と楽しそうに会話をしている。その店主の姿に、パルスィ達は見覚えがあった。
地底の異変の後に、地上との交流がわずかではあるが再開された。基本的には物が中心だが、中には興味を持った妖怪や、物見遊山の人間までが現れるようになった。
大体は地底への進入経路で絶望するか、丁重にお帰りいただいているが、あそこの店主は地底に向かって飛び込んだという経歴を持っていた。
ヤマメが偶然張っていた蜘蛛の巣に引っかからなかったら、綺麗な血の花を咲かせていただろう。
料理の修行をしに来たというその若き青年は、妖怪を納得させられる程の料理を作りたいという理由と、単身文字通りに飛び込んだという意気込みを勇儀に買われて、特例で地底での居住を許可された。
味のほうは悪くなく、ちょくちょくヤマメたちも顔を出している。最近では常連も出来ていると聞かされた。
「面倒を見ているうちに、母性がくすぐられたか」
「もしかしたら、店主から迫ったのかもしれないわよ?勇儀ってそういう経験なさそうだし」
「あそこの屋台も美味しいよね。今日あそこで食べたいな」
もはやキスメは本来の目的を忘れ始めている。その言葉に軽く同意しながら成り行きを見守っていると、勇儀が会話を切り上げるのが見えた。どうやら店主が目的ではないようだ。
勇儀が去ったのを確認し、ヤマメたちは店主に挨拶をする。どうやら近況などの世間話をしていたらしい。
「そういえばさ店主、今日の勇儀かわいくなかった?」
ヤマメが、それとなく出した言葉の意味を、パルスィは瞬時に理解した。どうやら軽く揺さぶってかまをかけようという魂胆らしい。
店主は少しばかり顔を赤くしながら頷いた。別に聞く気も無いのだが、店主は語り始める。要点をまとめると、店主にとっての理想の女性像らしい。一通りの話を聞いて、どうやら片思いだということは分かった。
「あの人に認められたら、凄く嬉しいでしょうね」
追跡を再開しながら、パルスィは店主が最後に言った言葉を思い返す。さとりというわけではないが、嘘を言っているようには感じられなかった。きっと店主はシロだろう。
最初こそはだるくて仕方がなかったが、今になってパルスィの中には興味が湧いていた。一体勇儀ほどの奴が誰と会っているというのか。段々と見たくなってきた。
つかず離れずの距離で追跡を続ける三匹。勇儀はそれこそ店に入ったり、井戸端会議に参加したりと、ゆっくりとした足取りで歩を進める。
普段とは違う清楚な雰囲気を出しているが、やることはあまり変わらないらしい。しかし、勇儀が会話に参加すると、皆が笑顔になってるのを見て、今更ながらに、やはり顔役と呼ばれる勇儀の人気をパルスィは再認識した。
ふらふらと歩いている勇儀だったが、その足は、とある方向に向かっていく。人気は段々と無くなっていった。
「ねえパルスィ、この先ってさ」
「完全に居住区からは外れるわね。確か、未開発地区だった気がするけど」
「泉があるんだよね」
勇儀が向かった先は、未開発地区と呼ばれる場所である。地底の環境に対応した植物や生物達が、ほぼ手付かずの状態で残っている。用事もないのに足を踏み入れるような場所ではない。
あの辺りに何者かが住んでいるという話は、パルスィもヤマメも聞いたことが無かった。もしかして単なる沐浴ではなかろうかと、期待外れな考えが浮かんでしまうほどに、何も無い場所なのだ。
今までよりも充分に距離をとって、勇儀を尾行する。ほぼ一本道となっているこの道の先には先程キスメが言ったように大きな泉があり、勇儀の足は案の定そこで止まった。
歪に成長している植物達の茂みに、ヤマメたちは姿を隠す。しばらくの間勇儀は何者かを探すかのように辺りを見回していたが、泉を見て何かを発見したのか、視線がそこで止まった。
「おうい、出てきてくれないか」
最初、その言葉は自分達に発せられたものではないのかとパルスィ達は身を硬くしたが、どうやら違うらしい。その言葉が聞こえたのか、泉の水面に微かな波が広がる。その波は少しずつ、勇儀の立つ岸辺へと近づいていった。
「河童か?」
「聞いたこと無いわよ」
「水浴びしたいなあ」
パルスィ達の言葉を他所に、何かが水面から姿を現す。その姿を見て、三匹は口を開けたままに呆けていた。
勇儀が軽く指を鳴らす。すると、ヤマメたちの身体がいつの間にか拘束されていた。自分達の身体に枷がつけられていた。
「あんた達も、出てきなよ」
「んで、なんだってこんなとこまで来たんだい?」
「いやあ、なんか勇儀が可愛い格好してたからさ、思わず尾行しちゃった」
「この土蜘蛛に誘われて」
「水浴びしたくなって」
勇儀に見つかり、ヤマメ達は仕方なく事情を説明した。勿論、若衆たちのことは伏せて、ではあるが。キスメは本当に水浴びがしたいのだろう。三者の言い訳を聞いて、勇儀は深く息を吐く。
「んでさあ勇儀」
「なんだい?」
「この子達に会いに来たの?」
「そうだよ」
そう言って、勇儀は足元にいるものを抱き上げる。真っ黒な子猫だった。もう一匹、白い毛並みが美しい狼が、傍には控えている。
「か~わいいだろ?この前ここで酒を呑んでたら偶然出会ってね」
「親は?」
「そう思って捜したけど、見つからなかった。どうやらこいつがこの子の親代わりみたいだね」
狼は抱き上げられた子猫を見つめ、その子猫は勇儀の指を齧っている。なるほど、母性をくすぐられたというヤマメの言葉は外れてはいなかった。
子猫を地面に降ろし、置かれていたバスケットから、小皿とさっき買っていた牛乳を取り出した。どうやら子猫に与えるために買ってきたらしい。
皿に注がれた牛乳をちろちろと舐める子猫の姿を見て、勇儀は幸せそうに目を細めている。
「なんかいつもと雰囲気が違うよね」
「ああ、この服かい?最近若い奴らに送られてね。着る機会が無いからさ。たまにはいいかなーと思ってさ」
「なんで酒を呑んでないのかしら?アンタにしては珍しい」
「いやさあ、偶に力加減間違えちゃうからさ、素面の方が良いんだよ」
「ああ、まあアンタが力加減間違えたらこの子達じゃあ耐えられないわね」
「だろ?」
以前から、何度も勇儀は力加減というものを間違えている。それは叩かれて長屋を三軒ほどぶち抜いたヤマメであったり、酔った勢いで抱きつかれて骨の軋んだパルスィであったり。
若衆達の間にも、被害者は多数いる。というよりか、勇儀と接していてこの被害に会ったことが無いという者の方が少ないだろう。ちなみにキスメは、勇儀もちゃんと手加減しているのか、未だに被害に会ったことは無い。
牛乳を飲み終わった子猫が、勇儀の周りをひょこひょこと歩く。その意図を察して、勇儀は再び子猫を抱き上げた。
「にゃー」
勇儀の声につられて、子猫もにゃあと一声を挙げる。それを聞いて、勇儀もにゃーと鳴き帰す。狼は勇儀を信頼しているのか、その傍で目を閉じていた。
「……なあパルスィ、私達の目の前にいるのは本当に勇儀なのかな?なんだかとっても可愛いんだが」
「妬ましさで爆発しそうよ」
「ねえ勇儀、私も、触っていいかな?」
「ん?ほら。キスメだにゃー」
しばらく子猫と戯れていた勇儀達だったが、ふとキスメがある疑問を口に出した。
「ねえ勇儀。この子達、飼わないの?」
「うーん、こいつらもここが気に入っているみたいだしね」
「そっか。ね、じゃあさ、私もここに来ていいかな?もっと遊びたい」
「ああ。そうしておくれ」
ともあれ、噂の内容は、大したことではなかったらしい。未だに戯れているキスメと勇儀を見て、ヤマメはパルスィに視線を送る。パルスィは肩をすくめていた。
噂の内容を若衆達に伝えると、皆心底安堵した表情を浮かべていた。これで今回の件は片付いた、かのように思われた。
だが最近になって、また若衆たちが騒ぎ出したのだ。
事の発端は、一匹の若い鬼が勇儀に噂の猫達と会ってみたいと言ったことだった。この若鬼の名誉のために付け足しておくと、勿論純粋な好奇心からである。
案の定というべきか。動物を可愛がる勇儀の姿を見て、それを他の連中に言ってしまったのだ。
皆が思った。可愛い姐さんを見てみたいと。
いつぞやの飲み屋のいつぞやの座敷で、いつぞやのように鬼の若衆達がヤマメに頭を下げていた。ヤマメの前には、どこから手に入れたのか、カメラというものが置かれている。ちなみにキスメは子猫の所へと遊びに行っている。
「頼むヤマメちゃん!これで勇儀姐さんの可愛い顔を!」
「却下」
今日も地底は平和である。
俺も思っちまったw
誤字報告を
>最近になって勇儀の酒を飲む良が減った、
→酒を飲む量
猫にミルクを与えるときは、粉ミルクを人肌程度に温めたものを与えましょう。
いや、まあ普通の良い話って事なんだけど
>「パルスィ!そこまでいくとただの被害妄想だ!」
俺にとってはこのツッコミがこのSSで一番面白い所だった
しかも心の中で思うでもなく直接相手に叫ぶ辺り
キスメちゃんの水浴びも見てみたいです
角が生えていなければそれなりに似ていると思う。