東風谷早苗は、時に意味不明な人間である。
どれぐらい意味不明かというと、人里で子供が集団いじめに会っているのを見つけると「どうして亀甲縛りじゃなくて羽交い絞めなんですか!」とマジギレし、いじめっ子をボコボコにするくらい意味不明である。
そんな彼女の意味不明さは、彼女の内面に住む『2人の東風谷早苗』が基になっている。
「な……なぜ、こんなところにプチプチが……っ!?」
そして、とある日の昼下がり。
諏訪子の部屋の机に置かれた緩衝材を見たこと――それをきっかけとして、彼女の内面に住まう天使と悪魔は姿を現すのである。
◇
「商店街の福引で、『神様ペア旅行券』が当たっちゃったんだよねー」
諏訪子がその旨を早苗に伝えたのは、つい昨夜の出来事であった。
苦笑気味な口調で放たれた言葉だったが、早苗はその顔をパッと輝かせる。
「え、もしかして……特賞ですか!?」
「あー……まあ、うん。特賞」
「すごい、すごい! 特賞を1回で当てちゃうなんて、流石は諏訪子様ですっ!」
「いや37回やり直したんだけど」
「何回やってんだよ!」
実に鋭く放たれたツッコミに、諏訪子はなおも苦笑を浮かべるばかり。
彼女は一度小さく頬を掻いて、それから再び口を開いた。
「まあともあれ、当たっちゃったものは使わなきゃ意味ないでしょ? だから明日、早速神奈子と旅行へ行こうと思うんだけどさ」
「いいじゃないですか! 是非お楽しみなさってください!」
「うん、ありがとう。でも、早苗は――その、お留守番になっちゃうんだけど」
「それぐらい構いません! 私のことはお気になさらずっ!」
申し訳なさそうに言う諏訪子だったが、早苗にとってそんなことは問題にならなかった。
寧ろ神様2人がまともに休暇を取っていないことを知っていた為に、彼女は諏訪子の言葉に嬉しさを感じていた。
諏訪子は少し瞳を潤ませ、「うん、ありがとう早苗」と言葉を返す。早苗が優しい少女に育ってくれたことが、諏訪子にとっては嬉しかった。
そう、これが東風谷早苗の普段である。
やや癖のある性格ではあるが、その行動には他人への思いやりが秘められている。そんな彼女の存在は、守矢神社の二柱にとって大変誇らしいものであった。
それは翌朝、2人を旅行へ送り出した後でも変わらない。
早苗は2人が旅行へ行っている間に、2人の部屋を掃除してしまおうと考えたのだ。今頃お2人は旅行に胸を馳せておられるのだろうなと考えると、不思議と早苗の心も弾む。
しかし、まさか掃除の為に入った諏訪子の部屋で『プチプチ』を見つけるとは――誰が思っただろうか。
その『プチプチ』が、普段の優しい早苗を混沌に導くとは――誰が思いつくであろうか。
「こっ……これは、ぷ、ぷぷぷぷプチプチ……っ!?」
諏訪子の机にぽんと置かれた1枚の緩衝材。その美しい凹凸を見ただけで、早苗は胸の高鳴りが抑えられなくなった。開かれた両手が小刻みに震えを起こしている。
果たして、私はどれぐらいの間プチプチを潰していないだろう? そんなことを考えながら、彼女は思わず外の世界にいた頃を思い出してしまう。
ああ、あっちでは毎日『∞プチプチ(\819)』を潰していたなあ――
「……っ、いけない」
いつの間にかプチプチへ右手を伸ばしていた自分を、早苗は反射的に抑圧した。
左手で右手を握りながら、まず早苗はどうしてプチプチがここにあるのかを考える。
この守矢神社に、この幻想郷に、何故プチプチが存在しているのだろう?
(……まさか、幻想郷へ移り住むとき、諏訪子様が外から持ってきた?)
その可能性は十分に考えられた。
もし諏訪子が大のプチプチファンで、幻想郷にプチプチが存在しないことを憂い1枚だけ持ってきたとしたら。
(このプチプチは……諏訪子様の宝……っ!)
もう一度確認すると、幻想郷にはプチプチなど勿論存在しない。緩衝材そのものに需要が存在しないからだ。
ゆえに、こういうことなのだろう。
諏訪子様はたった1枚プチプチをこちらへ持参し、毎夜毎夜潰したい欲求を我慢しながら「憂鬱だわ」などと溜め息がちに呟いているのだ。
そう結論付けた早苗に、最早選択の余地などあるはずがない。主上の宝物を破壊する従者が、一体この世のどこに居るだろうか。
《いいよ……もう、潰しちゃえばいいじゃん?》
「……っ!?」
しかし――彼女のプチプチを潰したい欲求は予想以上に大きかった。
理性では潰さないと結論付けた彼女に、その更に深く、内面から語りかける声が1つ。
『ちょっと、そんなの許される訳ないでしょ!?』
そこへ加わる、また新たな声が1つ。
先に聞こえた言葉の主の、これ見よがしに舌打ちする音が早苗に聞こえてきた。
突然の出来事に、彼女はピクリとその場で立ち竦む。しかし、彼女はその正体を知っていた。ずっと昔から幾度も聞いた事のある、天使と悪魔の囁きを。
◇
2人の天使と悪魔は、それぞれ『さなてん』と《こあさな》という。
無論、有頂天のお嬢ちゃんだとか紅魔館の地下図書館に居る小悪魔だとかそういうのは関係ない。これは外の世界に居たときから既に早苗が名付けていた名前だ。
どんな状況で現れるか――それはずばり今回のような状況のとき。気が動転したり、何か頭に血が昇ったりすると2人は現れる。
初めては十数年前の話になるが、キッカケは小学校で早苗の筆箱に落書きをした馬鹿者の男子がいたことだった。
彼女はズキリと胸を痛め、同時に頭へ血が昇った。キッと憎悪の込められた視線を男子生徒に向け、その男子生徒がビクと怯んだその瞬間。
《よし、殺れ! ぶっ飛ばせ!》
『早苗、暴力はダメだよ!』
彼女の内側から、そんな2つの声が聞こえてくる。
だが、頭へ血の昇った彼女に迷う余地は無かった。こあさなに言われるまでもなく、彼女は男子生徒の目の前へ踏み込み――その股間を思いっきり蹴り上げる。
男子生徒は「ぷぎょすぽっ!!」という謎の台詞と共に一瞬で悶絶の表情に変わり、その場でうずくまってしまった。
俗に言う『ち~ん(笑)』という状態であり、心なしか早苗もスッキリと心の晴れた心地がしたものだ。
その数分後早苗は男子生徒と共にお説教を受け、『だから言ったのに……』と拗ねたさなてんの声が聞こえたことは言うまでも無いが。
次に現れたのは、その数年後。小学5年生のときだ。
隣の席に座っていた男の子(勿論ぶぎょすぽとは別人)がやけにもじもじしていることに気付いた早苗は、その男の子の股間を見て驚愕した。
(これは…… O MO RA SHI ……っ!)
実に盛大であった。ジーパンの股間部分はシミで真っ黒黒になっていた。
子供心に早苗がドン引きしたことは言うまでも無いが、それでも彼女には少し気持ちが分かった。おしっこ我慢するのは辛いもんね、と。
『さあ、男の子を助けてあげようよ、早苗!』
《おう、晒し者にしてやりなさいよ!》
そして聞こえてくる、2人の天使と悪魔の声。
彼女は葛藤した。ここで大声を出し「せんせー、さらいや君がお漏らししてるー!」と言うことは容易いが、それは限りなく人間の屑的所業である。
逆に、男の子を助けることもまた至難の業だ。誰にも事実がバレないよう、彼を着替えのある保健室まで連れて行くという、難易度の高いミッションを遂行しなければならないのだから。
「せ……せんせー。さらいや君が具合悪いみたいなので、保健室まで連れて行ってあげてもいいですか?」
しかし、彼女も鬼にはなれなかった。男の子が驚いた様子でこちらを見つめ、早苗はそれにウインクを返す。
2人は立ち上がって、ズボンのシミを覆い隠すように早苗が前に出る。幸い他の生徒には一切ばれず、やや懐疑的な視線を向けていた先生にはこっそりと男の子の股間部分を見せ、それを納得させることにも成功した。
『やったね、早苗っ!』
《ちっ……》
こうして、さなてんが主張した正義は遂行されたのである。早苗の心も必然と達成感によって満たされた。
もっとも、その先生が「あーさらいや、お前漏らしちゃったかーWWWWWWWWWWWWWWWしょうがないなーWWWWWWWWWWWWW」などとKY甚だしい発言をしてくれたお陰で彼の名誉が爆散した訳だが、そんな些細なことは問題じゃない。
ちなみにどちらも股間の話であったことは完全なる偶然であり、早苗が股間フェチであるとかそういう事実は一切存在しないので注意。
そして現在――諏訪子の部屋にて。
またも早苗に聞こえた2つの声は、早々と論争を始めているところだった。
『また貴方ね、こあさな!』
《……えっと、ごめんなさいどなたですか》
『さなてん! 何回も会っているのになんで覚えないんですか!』
ああ、実にいつも通りだと早苗は感じた。こあさなが煽りさなてんがそれを買う、見事なまでにテンプレートの流れである。
その後も2人はぎゃあぎゃあとやっていたが、しばらくするとそれも収まる。そこからは割と建設的な会話が始まった。
『ともかく……そのプチプチは絶対に潰しちゃ駄目よ、早苗!』
その口火を切ったのはさなてんである。強い口調で、早苗の心に潜むプチプチ破壊衝動を排除しにかかった。
当の早苗はといえば、この2人は恐らく自分が無意識に生み出している妄想だと理解していた。しかしその声は確かに心へ響き渡っているのだから、はなはだ馬鹿馬鹿しいと思いつつも言葉を返す。
「そんなこと、分かってますよ。これは諏訪子様の宝ですからね」
本心からの言葉だ。彼女の心ではそのように決意が固まっている。
しかし、こあさなは余裕の体で《っふ……》などと含み笑いを漏らした。
それに反応するのは勿論さなてんである。
『なにがおかしいのですか?』
《いやあ、それが本当に早苗の本心なのかなと思ってねー》
挑発的な口調でこあさなは返事をする。さなてんは青筋でも浮かんでいそうな程震える声で再び語り始めた。
『いいですか、早苗は諏訪子様へ深い思いやりを持っているのですよ。そんな早苗が、こと諏訪子様の悲しむことを果たしてするでしょうか!? 馬鹿なことは言わないで下さいっ!』
《などと意味不明な供述をしており……》
『何が意味不明なんですかっ!』
《教えて欲しい? じゃあ早苗、貴方は本当に諏訪子様に思いやりを持っているの?》
突然話を振られた早苗は、これはいよいよ他人事では済まされないなと理解した。
そろそろ傍目の感覚をやめて、この面倒臭い2人組には帰って頂こう――
「勿論です。私は諏訪子様へ深い敬愛の気持ちを持っています。仮にも貴方だって私の一部なのですから、それぐらいは理解しているのではありませんか?」
キッパリと早苗は言い放った。頼もしい彼女の言葉にさなてんも『ほら、ほらー! ざまあみろー!』などと天使とは思えない口調で便乗を始める。
しかしこあさなは、依然として余裕の口調でそれに答えてきた。
《そう、私は決して早苗と別人では無いの。だから私の意識は早苗自身の意識に他ならない》
「そ、それは……」
『早苗、こんな腐れ外道の言うことに耳を傾ける必要はありません』
《黙れ、穢れた血め》
『マグルじゃねーよ』
早苗は動揺した。確かに、こあさなの意識は私自身から生まれているもの。それは即ち、早苗自身にプチプチを潰してしまえという不敬の念があったことに他ならない。
いや――それは初めから知っていた。そう早苗は思う。プチプチを潰してしまってもいいかもしれない、そんな儚い希望が無ければこの2人は現れていないのだから。
早苗の揺れ動く心に気付いたこあさなは、尚も誘惑という名の猛攻を続ける。
《さあ、早苗。その手でプチプチを掴んで……あの快感は、もうすぐそこにあるわ……!》
こあさなの言葉が、麻薬のような甘い蜜が早苗の心に浸透していく。
彼女の右手は一瞬痙攣して、それからゆっくりと動き始めた。向かう先には――諏訪子のプチプチが1枚。
『ま、待って早苗! そんなことをすれば貴方自身も傷ついてしまいます!』
《そんなことは無いわ、待っているのはあの甘美な快感だけ》
『嘘! 早苗、貴方も感じた事があるでしょう! 人を傷つけてしまったとき、心をきゅうと締め付けるあの痛みをっ!』
《ああー……それ、ガンだよ》
『ガンじゃねーよ! 心っつってんだろっ!』
さなてんの台詞のベクトルが変な方向へ行く間に、早苗はプチプチを右の指でつまみ上げた。
既にその目は虚ろだ。『不覚……っ!』と、さなてんは慌てて早苗のフォローに入る。
『待って、早苗! そのプチプチを1つでも潰したら、もう貴方は止まれなくなります! 一時の感情に呑まれてはいけませんっ!』
「……っ」
着実にゲームオーバーへ向かっていた早苗の手がはたと止まる。
そう……この一歩が命取り。止められない止まらない、何とかえびせんと似た感覚の一歩。それを早苗も理性で感じ取ったのだ。
彼女の額から脂汗が流れ落ちる。彼女の葛藤は今や頂点に達しており、それは2人もよく理解していた。
『さあ、早くその手を引いて。元の日常へ戻りましょう!』
《こんなチャンスは二度と無いわよ……「普段の早苗」なんて、ただ理性に抑圧されているだけ》
『理性があってこその人間ではありませんか! さあっ!』
《理性に縛られているようじゃ、貴方が求める感覚には遠く及ばないわ……思い出しなさい、あの甘美で愛しい感覚――プチ、プチプチ、プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ》
『ちょ、やめ――』
《プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ――
プチッ。
『あ――――』
早苗の理性と1つの凸が潰れたのは、全く同時の出来事である。
◇
やってしまった。
やってしまったのだ。
「あ、あああ……」
気付いたときには、既に全ての凸を潰されたプチプチが目の前に落ちていた。
説明などこれだけで十分である。
『だから言ったのに……』
後悔のどん底に落ちた早苗を内側からさなてんが追い討ちし、そのまま逃げるように消えていく。
こあさなに至っては、そもそも言葉すらかけてこない。
これも、早苗の分かっていることだった筈なのだ。さなてんの言うことは全くその通りで、やってしまった後に助けてくれる者はどこにもいないと、分かっていた筈なのだ。
しかし、もう遅すぎる。手遅れである。パーなのである。
(いったい、私は何ということを……っ)
拳を握りしめ、精一杯の後悔が心に渦を巻く。
そんなことを思ったところで既に手遅れだということも、早苗はしっかりと理解していた。
それを踏まえて彼女が思いつく行動手段は、潰してしまったプチプチ――物的証拠を隠滅するくらいだ。
卑劣な自分が、自分でも嫌になる。まるで心の拠り所が見つからない。せめてもの償いとして諏訪子の部屋を片付けてみたものの、心に巣食った罪悪感は全く消える様子を見せなかった。
失意を抱えて諏訪子の部屋を後にする。居間へ戻って炬燵に潜り込み、混沌とする心を何とか収めようと必死になる。
(……謝ろう。諏訪子様が帰ってきたら、絶対に)
彼女の良心は、その答えしか弾き出せない。
混沌に包まれた心中はあらかた治められた。しかし、私は果たして諏訪子様に許して頂けるだろうか? そんな不安は、蓄積されるように増大するばかり。
「……」
涙の滲む瞳と共に、早苗はその顔を両腕へうずめる。
そのまま、彼女の意識は遠くなっていく。
◇
鳥の囀りが遠くに聞こえた。
身体と頭の両方が痛い。早苗は思わず小さな呻き声を上げてしまう。
伸びをすると、何かが身体に絡みついている感覚を覚えた。不快では無い、柔らかい感触の何かだ。
(……毛布?)
炬燵に潜っていたはずの身体は随分と外に出ていて、そこへ毛布がしっかりと掛けられている。
覚束ない身体をようやっと起こし、時計を見てみれば日付が変わって既に7時間が経っていた。
しまったな、と早苗は思う。いつからかはよく覚えていないが、うたた寝の延長でレム睡眠に突入してしまったのか。歯磨きもしていなければ身体も洗っていないのは非常にマズい。
未だハッキリしない思考回路でそんな事を考えながら、早苗は意識を失う直前を思い出そうと試みた。
どうして、私は炬燵なんかで寝ていたんだっけ――
「――あ」
そして文字通り――目が覚めた。忘れていた、忘れたかった全てを思い出した。
早苗の胸が、心臓がきゅうと締め付けられる。身体の芯から響き渡る、叩きつけられるような心音を感じる。
居間には今、誰もいない。お勝手の電気は付いているが、果たしてどちらの神様がそこには居るのか。
昨日は決意したはずの「絶対に謝る」意志は、睡眠のせいか幾分と薄まってしまっていた。
今すぐにでもお勝手へ向かい、そこに諏訪子が居れば即座に謝ればいい。理屈では分かっていても身体が言う事を聞いてくれない。
「あ、早苗。起きてたの」
「……っ!?」
不意に、早苗へ声が掛けられた。首から背筋にかけて、ゾワリと悪寒が降りてくる。
しかしそこに居たのは、居間と廊下を繋ぐ襖を開けて立っていたのは、八坂神奈子。
心なしか、早苗は安堵した。
「あ、か、神奈子……さま」
「どうしたの? 豆鉄砲喰らったイノシシみたいな顔して」
「どんな顔ですか」
早苗の反応に、神奈子は小さく笑みを浮かべた。自然と早苗にも微笑がこぼれる。
ことテンションを引き上げる自然さに関しては、神奈子は非常に巧者であるということを早苗はよく知っていた。
神奈子はいつも通りの定位置に腰かけると、早苗に掛けられた毛布を見て、また笑う。
「早苗らしくないわねえ。昨日は疲れてたの?」
「え、いや……はい」
「まあ、そんなこともあるわ。その毛布、諏訪子がかけたやつだから。しっかりお礼言っときな」
「……はい」
早苗に浮かぶのは、毛布を掛けてくれた諏訪子に対する感謝などではない。
ひたすらな罪悪感と、どうしようもない恐怖感だけだ。
「はい、お待たせー。朝ご飯出来たよー」
「お、諏訪子。お疲れ様」
「……っ」
気付くと、諏訪子がお勝手から3人分の食事と共に居間へ入っていた。
早苗は縮こまった、どちらともつかない視線を諏訪子に向ける。諏訪子は食事を机に置くと、そんな早苗の視線に気が付いたようで、
「早苗。よく眠れた?」
悪戯な、からかうような笑顔を浮かべ、そう問いかけてくる。
そんな表情に、早苗は心中で恐懼した。この状況でこんなことを言うなんて、それは、つまり、もう。
「居間の炬燵で眠っちゃうなんて、早苗も可愛いところあるんだねえ」
「やっぱり諏訪子もそう思う?」
「あー、神奈子も? だよねー」
後続の言葉を聞いても、早苗はもう確信を固めていた。
こんなにも自然で優しく見える諏訪子の笑顔が、今はまったく輝いて見えない。何でもない様子の筈なのに、それが無言の圧力に思えてくる。
諏訪子も神奈子の横に座り、簡単に挨拶をして朝食に口を付ける。早苗も何とか自然に振舞おうと、湯気を上げる味噌汁に手を伸ばす。
「あ、早苗。お部屋掃除してくれて、ありがとね?」
すると諏訪子は、尚も残酷なまでの笑顔で、言うのだ。
◇
やっぱり、謝ろう。そう決心するまでに時間はかからなかった。
かかる筈が無かった。
「……」
諏訪子の部屋の扉。その目前で、早苗は一度足踏みする。
果たして諏訪子様にどう思われているのか。失望されているのではないのか。
考えたくなくても、どうしても頭によぎってしまう。これまで揺るぎない忠義を二柱に捧げてきたからこそ。それだけに彼女の心は揺らめき、混迷する。
(……勇気を出そう)
それでも、東風谷早苗はもうこれ以上、一度決めたことを歪曲させたくなかった。
震える手で拳を作り、ゆっくりと引き上げていく。高鳴る心臓に鞭を打ち、ゆっくりと扉を2回叩く。
「ん、誰?」
何事もないような諏訪子の声が、扉を通して聞こえてくる。
それが怖い。
「さ、さな……え、です」
「んー? 早苗か、いいよ入って」
言われるがままに扉を開き、恐る恐る凶行の現場へ入っていく。
俯いていた顔を上げると、そこには何事も無い、ただただ普通の洩矢諏訪子が座っていた。
昨日も、今朝も、今も。全く変わらない穏やかな笑顔なのに、それが逆に早苗を追い詰めていく。
喉の奥から、声帯から、震えが止まらない。
「……? どしたの」
「っ!? あ、えと、その……」
そして早苗は、更に致命的なことに気が付いてしまうのだ。
――謝罪の言葉など、ろくすっぽ考えていなかった。
「あ、あう……」
言葉が出てこない。変な声ばかりが口から漏れる。
完全にパニックだった。何を言えば許して貰えるかなど、考えられる精神状態に無い。
諏訪子が見せる怪訝な表情も、今の早苗には見えていなかった。だから――彼女が取れる手段は1つだけだった。
「ご……ごめんなさいっ!!」
瞬間。彼女の身体は地に伏す。
「本当に、本当にごめんなさいっ!」
「……」
「ごめんなさい……っ! ごめ……っ」
ただ、ひたすらに謝罪の言葉を叫び続ける。涙なのか鼻水なのか、ぐずぐずと声が濁ってしまう。
諏訪子は黙ってそれを見つめていたが、不意にゆっくりと膝を曲げ、早苗の肩に優しく手をかけた。
早苗がくしゃくしゃの顔を諏訪子に向ける。諏訪子はそれを見て苦笑いし、それから小さく口を開いた。
「早苗の気持ちは、よく伝わったよ」
「っ……すわ、こ、さま……!」
「でもさ、どうして謝ってるのか分からないと、私だって困っちゃうよ」
……。
「……へっ?」
早苗の顔が、一瞬硬直した。
「……え?」
諏訪子もつられて、穏やかな笑顔のままにその顔を固まらせた。
◇
早苗の自白を聞いた諏訪子の取った行動は、爆笑だった。
「あはっ、あははははっ!! さ、早苗、あんたって奴は、あははっ!!」
「う、うう~……」
「あ、あんたの中の私はどれだけ陰湿的な性格なの、プチプチくらいでそんな、あはははっ!!」
諏訪子の目尻には涙の雫が、早苗の目尻にも涙の雫が。
勿論、持っている意味の全く違う涙である。
「それで、早苗は私がずっと嫌味を言ってたと思ってたの?」
「……だって、ぐすっ」
「あーはいはい、泣かないのー!」
割とガチで泣いている早苗を、諏訪子は優しく抱き留めた。
ぽんぽんと背中を叩き撫でて、ずっと変わらなかった優しい声で早苗に語りかける。
「ほんとに、早苗は時々意味不明だよねえ」
「……」
「プチプチ潰したくらいで怒るなんて普通の人間だってあり得ないのに、まして私は神様だよ?」
「……でも、諏訪子様の宝物だから」
「へ?」
「諏訪子様が向こうから持ってきた宝物だから、そんな大切なものを潰したのに……」
「……あー」
それ以上の言葉は、涙に詰まる早苗からは出てこなかった。
本来ならば、これも一笑に伏すような下らない話だ。まさか本気でプチプチを宝物だと思っていたのかと、尚更にからかわれてもおかしくはない。
それでも、諏訪子は感じ取ることが出来た。確かに今は意味不明だけど、それでもこれは普段通りの、全く変わらない――早苗だ。
「……私を想って、そんなに泣いてくれてるんだよね。ありがとう」
「そん、な……、」
「でも、はい。話を聞いて」
言葉を返そうとした早苗の口に、すっと諏訪子が人差し指を当てる。
同時に早苗が静かになったところで、諏訪子は再び言葉を紡ぎ出した。
これまで以上にハッキリとした、そんな苦笑の色を込めて。
「あのプチプチさ、……河童の土産物店に100円で売ってたやつなんだよね」
◇
キッカケは「プチプチを河童の技術で再現してほしい!」という“神奈子”の要望だった。
無論河童の技術を以ってすればそれぐらいは簡単なことであり、パパパッと作り上げた河童の1人が「物の試し」と潰してみたところ――
「なんか色々と凄くて、一気に河童の中で流行っちゃったみたいねえ」
妖怪の山の麓、間欠泉地下センターのすぐ近く。
河童が収入増加を目的として開店した土産物店に、守矢神社の3人は訪れていた。
先程から所々の説明をしているのは神奈子であり、その顔はどこかしら誇らしげだ。プチプチの再現を提案した張本人である彼女は、それを自らが打ち立てた功績のように考えているのだろう。
しかし、残った2人がそれを素直に受け止められる筈も無く。
早苗は不満そうに口を尖らせ、諏訪子は呆れた様子でため息を吐いた。「え、なに、それは」と狼狽える神奈子。
そんな姿に諏訪子はもう一度大きくため息を吐いて、それからゆっくりと神奈子を諌め始める。
「あのさぁ……神奈子にも早苗がプチプチで云々、話したよね?」
「ん、ああ、うん」
「だからさ。要するに、早苗が落ち込んでるのも、泣いちゃったのも、全部神奈子の責任なんだよ?」
「なんでよ! それはおかしい!」
土産物店の中で、人目を憚らず二柱はぎゃあぎゃあと騒ぎ始める。
店員の河童が不審な視線をこちらに向けてくるのを早苗は何となく感じ取った。流石に少々恥ずかしくなり、彼女は2人の仲裁に入る。
「ま、まあ、お2人とも落ち着いてください……私だって色々勝手に勘違いして、プチプチを潰しちゃったのは事実だし」
「え」
「そ、そんなことないよ~。早苗は何にも悪くないっ!」
神奈子様はともかく、諏訪子様は私を元気付けようとしてくれている。
分かっているからこそ、その優しさに頼り切りではいけないと早苗は切に思う。
もう心配してくれなくても大丈夫だと、言葉ではなく行動で伝えたいとも。
「……早苗?」
不意に早苗が2人から離れ、2人を訝しげに見つめていたカウンターの河童へ近づいていく。
河童はギクリと姿勢を正すが、カウンターの前まで辿り着いた早苗が何かするということもなく。
ただ、カウンターに平積みされたそれを――プチプチを1つ取って、河童に言葉をかけた。
「これ1つ。いただけますか?」
『やあ、早苗。元気だった?』
《プチプチを潰す快感、あのゾクゾク……良かったでしょう?》
そして、早苗の予想通り――現れた。
調子のいい天使様と、トラブルメーカーの悪魔様が。
「はい、元気でしたよ」
店内の全員から視線を向けられる中で、それを全く気にせず、早苗は自分自身に答えを返した。
案の定、それらの視線は怪訝なものへと変わる。何故早苗は独り言を言っているのか、と。
それでも、早苗はさなてんとこあさなの言葉だけに耳を傾ける。
『なんというか、宝物じゃなかったみたいだけど……でも自制って大切だと思うのです。ね?』
《さあ、早苗。そのプチプチも潰して見せなさいな。快感はすぐそこにあるわ》
言い訳がましいさなてんと、いつもと全く変わらないこあさな。
そのどちらもが、早苗の本質の一部。彼女自身だ。
そんな自分に嫌悪するからこそ、彼女はどちらの言葉にも従う気は無かった。
天使と悪魔の、予想の斜め上へ行きたかった。
「ふふ……」
ゆえに、早苗は別の意味で、意味不明な行動を取る。
謎の笑いを見せたかと思えば、彼女は持っていたプチプチを2つ折りにし――
「えいっ」バチバチバチッ!!
ねじった。
『あ、ああ!?』
《えっ、ええっ!?》
内面に居る2人が一様の反応を見せる。早苗自身であるにもかかわらず、その行動に驚きの声を響かせる。
ああ、と。早苗は快感であった。
快感のままに、目の前に立つ諏訪子と神奈子を見つめる。
2人は、天使と悪魔と同じように、驚いた表情を顔に貼り付けていた。
しかし早苗の満足気な笑顔を見て、自然とその頬が緩み――破顔した。
「は、ははっ……」
「あは……あははっ! 早苗、なにそれっ?」
店内が歓声に包まれる。
いつも通り、いやいつも通りとは少し違う早苗に、山の二柱は沸き立った。
『さ、早苗……貴方は何という……』
《そんな、ねじるなんて! そんなの全然気持ちよくないっ!!》
その逆に、狼狽の止まないさなてんとこあさなの声を聞いて。
彼女は少しだけ意地悪な、達成感という快感だけをその胸に抱いていた。
お漏らしの子……絶対早苗さんに惚れたに違いない。
それにしても捻るという究極……流石早苗さん、分かってらっしゃる。
途中で読む気が失せそうになった(-.-;)
オッスオッス
途中のぷちぷちが多すぎるのはもうちょい何とかならなかったもんか
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スクロールしながらどんどんテンションが下がっていったわ