私はレミリア。幻想郷で一目置かれるほどの実力者で、吸血鬼である。
大きな館に住んでいる。自慢の館で、紅魔館というパンチの効いた名前。そして、住人達も個性的なメンバー。喘息持ちの魔女、その使い魔の小悪魔、格闘戦特化の門番、瀟洒だけど胸が無いメイド長、破壊神な我が妹。
もし、喧嘩を売る奴が居ても…まぁ、1分も持たないどころか、泣いて逃げ出すだろう。バクテリアが捕食者のクジラと戦うくらい、無理な話だ。
だからかも知れないが…私はいつも暇を持て余す。退屈だわ。
今日も暇になりそうだったので、咲夜を呼んでみる。待つまでも無く、「さ」の辺りで目の前に来てた。エスパーかお前。
さて、呼び出したのは良いけれど…なーんにも考えてなかった。無表情だが、私を見る目が「なんですか?まだですか?」と言っている。
これは困った。流石に、なんとなくなんて言えない。あ、そうだ。寝ぼけてたって事にしちゃおう。ベッドに入って…と。わざとらしくない程度に、寝息を立てて…。完璧ね。
―ちっ
…おい。この従者、今舌打ちしたぞコンチクショウ。あ、しかも今「ウゼェ」って言った。耳良いからね私。ふははは…はぁーん。泣きそうだ。咲夜にウゼェとか言われたら、ショックで泣き…ぐー。
はっ!?寝てた?うおっ、眩しっ。あーあ、太陽が出てきちゃってるじゃない。しょうがない、ご飯でも食べよう。…ん?咲夜寝てるのかな?気配が…動かない。うーん…まっ、まずはご飯ダヨ。
―食堂へ移動中
お?結構妖精いるなぁ…あ、私に気づいた。そんな慌てて挨拶しなくても良いのに。え?なんか作ってくれるの?いや、遠慮しとく。というより、自分で作りたい気分なの。
と、言うわけで…じゃーん、卵かけご飯。わーい、おいしー。お、何?シャケくれんの?ありがとう。…はー、良いね。和の心だね。ワサビだね。え?ワビサビ?そっかぁ、どっちでもいいじゃない。殺すよ?
…ふふふ。舌打ちなんかする不良メイドに、お仕置きターイム。鍵穴から見る限り、寝ているようです隊長。…普通に呼んで欲しい?そりゃ駄目だ。今は隊長なんだから…私が隊長じゃないのかって?愚問だな門番。バレた時、一番偉いやつが悪いんだ。だから、私はその他大勢で、隊長が門番な。横暴?はっはっはっ、黙って隊長してれば良いんだよ、死にたいの?よし、突撃。
―ガチャ
………………………………OH。ドアの前に立っているなんて驚きですね、隊長。じゃあ、私はこれでゅふっ…。あのー、咲夜さん?襟首掴まないでくれます?そもそも私関係ないもん!門番にそそのかされ…って、なんで美鈴は帰っていいのさ?私も帰る!やだー!帰るー!え?ちょっと、タイム。ごめん。まって!アッーーーーー!
スミマセンでした。ごめんなさい。いたずらしませんごめんなさい。はい、おやすみなさい。……あー…怖かった。アイツ怒らせたら駄目だ。特に睡眠を邪魔しては駄目だ。おそろしい。パチェんとこでも行こう。
やっほーパチェ。なにしてんの?はぁ…?よくわかんない。うん。私も?嫌だよ。勉強したくない。魔法はパチェに任せ…それ良いわね。太陽光遮断魔法か。あ、まだ研究中なの?日焼け止めくらいかぁ…たしかに試すのは怖いかなぁ。えー…そっかな?私くらい高位だったら大丈夫?いやぁ…そんな事あるかもねー、えへへ。分かった、その魔法かけて。へ?もう終わり?おっけー。じゃあ、門番の所に行ってくる。
おっす隊長。…そんな猫みたいに飛び上がる事無いでしょう?え?怒ってないわよ。咲夜が一枚上手だっただけでしょ。ところで、見て気が付かない?え?どこ?胸のとこ?あ、ホントだ。黄身かなぁ…朝に卵かけご飯食べたから…。って、そうじゃなくて、傘よ。日傘、してないでしょ?今更慌ててんじゃないわよ。パチェの魔法で、大丈夫らしいの。…なんでまだ慌ててんのよ。…翼?………ぎゃー、燃えてる!灰になってる!落ち着け私、まだあわわわわわわてるような時間じゃ…。
酷い目にあったわ。あ、フラン。何してるの?ぶーーーーっ!妖精バラしてんじゃないわよっ!あ、咲夜。丁度良いところに、咲夜も言ってあげてよ。…いやいやいや!カーペットが汚れるからとかいう問題じゃねーよ!なんで不思議そうな顔するんだよ!やってらんねー!もう寝る!
これがレミリアの平均的な一日である。
大きな館に住んでいる。自慢の館で、紅魔館というパンチの効いた名前。そして、住人達も個性的なメンバー。喘息持ちの魔女、その使い魔の小悪魔、格闘戦特化の門番、瀟洒だけど胸が無いメイド長、破壊神な我が妹。
もし、喧嘩を売る奴が居ても…まぁ、1分も持たないどころか、泣いて逃げ出すだろう。バクテリアが捕食者のクジラと戦うくらい、無理な話だ。
だからかも知れないが…私はいつも暇を持て余す。退屈だわ。
今日も暇になりそうだったので、咲夜を呼んでみる。待つまでも無く、「さ」の辺りで目の前に来てた。エスパーかお前。
さて、呼び出したのは良いけれど…なーんにも考えてなかった。無表情だが、私を見る目が「なんですか?まだですか?」と言っている。
これは困った。流石に、なんとなくなんて言えない。あ、そうだ。寝ぼけてたって事にしちゃおう。ベッドに入って…と。わざとらしくない程度に、寝息を立てて…。完璧ね。
―ちっ
…おい。この従者、今舌打ちしたぞコンチクショウ。あ、しかも今「ウゼェ」って言った。耳良いからね私。ふははは…はぁーん。泣きそうだ。咲夜にウゼェとか言われたら、ショックで泣き…ぐー。
はっ!?寝てた?うおっ、眩しっ。あーあ、太陽が出てきちゃってるじゃない。しょうがない、ご飯でも食べよう。…ん?咲夜寝てるのかな?気配が…動かない。うーん…まっ、まずはご飯ダヨ。
―食堂へ移動中
お?結構妖精いるなぁ…あ、私に気づいた。そんな慌てて挨拶しなくても良いのに。え?なんか作ってくれるの?いや、遠慮しとく。というより、自分で作りたい気分なの。
と、言うわけで…じゃーん、卵かけご飯。わーい、おいしー。お、何?シャケくれんの?ありがとう。…はー、良いね。和の心だね。ワサビだね。え?ワビサビ?そっかぁ、どっちでもいいじゃない。殺すよ?
…ふふふ。舌打ちなんかする不良メイドに、お仕置きターイム。鍵穴から見る限り、寝ているようです隊長。…普通に呼んで欲しい?そりゃ駄目だ。今は隊長なんだから…私が隊長じゃないのかって?愚問だな門番。バレた時、一番偉いやつが悪いんだ。だから、私はその他大勢で、隊長が門番な。横暴?はっはっはっ、黙って隊長してれば良いんだよ、死にたいの?よし、突撃。
―ガチャ
………………………………OH。ドアの前に立っているなんて驚きですね、隊長。じゃあ、私はこれでゅふっ…。あのー、咲夜さん?襟首掴まないでくれます?そもそも私関係ないもん!門番にそそのかされ…って、なんで美鈴は帰っていいのさ?私も帰る!やだー!帰るー!え?ちょっと、タイム。ごめん。まって!アッーーーーー!
スミマセンでした。ごめんなさい。いたずらしませんごめんなさい。はい、おやすみなさい。……あー…怖かった。アイツ怒らせたら駄目だ。特に睡眠を邪魔しては駄目だ。おそろしい。パチェんとこでも行こう。
やっほーパチェ。なにしてんの?はぁ…?よくわかんない。うん。私も?嫌だよ。勉強したくない。魔法はパチェに任せ…それ良いわね。太陽光遮断魔法か。あ、まだ研究中なの?日焼け止めくらいかぁ…たしかに試すのは怖いかなぁ。えー…そっかな?私くらい高位だったら大丈夫?いやぁ…そんな事あるかもねー、えへへ。分かった、その魔法かけて。へ?もう終わり?おっけー。じゃあ、門番の所に行ってくる。
おっす隊長。…そんな猫みたいに飛び上がる事無いでしょう?え?怒ってないわよ。咲夜が一枚上手だっただけでしょ。ところで、見て気が付かない?え?どこ?胸のとこ?あ、ホントだ。黄身かなぁ…朝に卵かけご飯食べたから…。って、そうじゃなくて、傘よ。日傘、してないでしょ?今更慌ててんじゃないわよ。パチェの魔法で、大丈夫らしいの。…なんでまだ慌ててんのよ。…翼?………ぎゃー、燃えてる!灰になってる!落ち着け私、まだあわわわわわわてるような時間じゃ…。
酷い目にあったわ。あ、フラン。何してるの?ぶーーーーっ!妖精バラしてんじゃないわよっ!あ、咲夜。丁度良いところに、咲夜も言ってあげてよ。…いやいやいや!カーペットが汚れるからとかいう問題じゃねーよ!なんで不思議そうな顔するんだよ!やってらんねー!もう寝る!
これがレミリアの平均的な一日である。
こういう話もいいなぁ