この話は紅魔館を舞台に展開していきます。
また、オリキャラとして妖怪が出てきます。
・紅魔館ヴワル魔法図書館にて
「パ、パチュリー様! これは一体・・・?」
我が主、パチュリー・ノーレッジが血まみれで倒れていた。
そして私の存在に気がつくと視線をこちらに向けこう言った。
「真理」
ただ一言そうつぶやく、そして意識を失ってしまった。
「真理? いったい何のことですか?」
しかし、パチュリーは答えない。いや、答えることができなかったのである。
・現在
「パチュリー様、何の本を読んでいるのですか?」
「見ればわかるでしょうに」
「いや、全然わからないのですが・・・・」
整頓された机の上に置いてある本はどこか外国の文字で書かれたものだった。
それらの本に視線を向けて、パチュリーは理解したようだった。
「・・・ああ、文字が読めないのね。これはロシア語で書かれた本で、そっちはヘブライ語で書かれた本よ。どちらも使い魔について書かれた本。」
「博識ですね・・・って使い魔ってどういうことですか!まさか私との契約を解除するんですか!」
「勘違いしないで、これから呼び寄せるであろう使い魔はあなたとは役割が違うの。つまり、あなたが不利益を被るものではないわ。むしろ、あなたを助けるために呼ぶのよ」
「・・・・と言いますと?」
まったく状況が飲み込めなかった。
「ほら、力仕事や単純作業といったことをさせるための使い魔よ。こういう妖精でもできる仕事を私の自慢の使い魔であるあなたにさせるのは忍びないでしょ」
「それはどうも」
うれしいがなんか照れる。
「それでどのような使い魔を何体呼び寄せるつもりですか?」
「呼び寄せるのは1体だけど、何を呼ぶかはまだ決めてないのよね」
「でも、今夜中には決めて明日にはもう呼び寄せているわ」
「何か私に手伝えることは?」
「特にないわ。強いて言えば、集中したいから研究室には誰もいれないでちょうだい」
「わかりました、それではおやすみなさい」
「ええ、おやすみ」
私は図書館を後にして自分の部屋に戻った。
この時はまだ紅魔館に降りかかる厄事をこれっぽっちも予想していなかった・・・
続く
ただ、短すぎて話としての評価はできません。創想話は「作品集」という単位で切り替わってしまうため、短いエピソードを多く並べるよりある程度纏まった分量を一本5作品として投稿して頂く方がユーザーとしては読みやすく評価もしやすいのですよー
この10倍、20倍くらいの長さまでは一作品としてまったく問題ないと思われます。これだけでは流石にフリーレスで失礼しますが、続き、頑張ってください!
※意図的であれば聞き流していただきたいのですが、「ヴワル魔法図書館」は曲名であって、パッチェさんのいる地下図書館の名前ではないそうですよー
この8~9倍の量は最低でも欲しい
まずはしっかり一作書き上げてから投稿されてはいかがですか。
創想話にようこそ。
そして次からはもう少し長くしようと思います。
これからは「大図書館」あたりに変更します。