Coolier - 新生・東方創想話

絶望ルナサちゃん

2012/01/25 20:45:41
最終更新
サイズ
15.02KB
ページ数
1
閲覧数
2486
評価数
10/36
POINT
2000
Rate
10.95

分類タグ


※この物語はフィクションであり、実在する団体・人物・作品とは一切関係ありません

 プリズムリバー邸の重厚な扉が、静かに開かれる。
 うつむいて目をこすりながら、リリカがだんまりと帰ってきたのだ。
 姉の姿を見るや否や、その胸に飛び込んで泣きついた。

「ルナ姉! 私、すっごいがんばったのに! ソロコンサート駄目駄目で! 居眠りが多くって!」

 その一言で、ルナサは全てを悟ったかのように微笑んだ。

「がんばった、と言ったわね」
「う、うん」
「それなら、当然! 世の中、がんばっちゃうと失敗するのだから!」

 自信満々ノリノリで、なんともマイナスな発言が飛び出した。
 何やら面白いことが始まりそう。そんな予感から、メルランがひょっこりと顔を出す。

「その通り! ほら、ルナ姉が出てた幻想郷一料理人決定戦の記録、九ヶ月もがんばった割に長ったらしすぎて全然売れてないじゃない!」
「何のこと言ってるのか私にはさっぱりよ、メルラン! ……とにかく。がんばると失敗するのが世の常なのよ」

 すっかり置いてけぼりにされてしまって、リリカは頭にクエスチョンマーク。

「そうかなあ。がんばった分、うまくいくってもんじゃないの?」
「果たして、そう言える?」

 チッチッチと指を振って、ルナサの質問攻撃が始まった。

「それじゃあ、八雲藍と八雲紫。がんばっているのはどっち?」
「んー。どっちかというと、藍さんの方じゃないの?」
「では、いつも気苦労が絶えないのは?」
「そりゃもちろん、藍さん」
「ほらみなさい! がんばってる方が報われてない!」
「藍さんならそうでしょうよ!」
「いや、彼女だけではないの。幻想郷の従者たちに皆、共通しているのよ! がんばっていて、報われない!」

 なんか腑に落ちない、といったリリカをおいて、ルナサの攻撃目標はメルランに移った。

「がんばると失敗する。特にメルランはよく知っているよね」
「あらあら? 私、そんなにがんばるキャラだったっけ?」
「そう。あなたもがんばっていたじゃないの。ダイエットをね!」
「え、ちょ、なんで知っているの!?」
「急激な食事制限や慣れない運動をすると、どうしてもストレスが溜まる。ストレスが溜まると本能的にどか食いしてしまうの」
「やーめーてー!」
「結果、リバウンド! がんばってしまうが為に失敗する典型的な例よ!」
「なるほど。今度はルナ姉の言うことがよく分かった気がする」
「分かっちゃヤー!」

 しかし、ここに疑問が残る。
 メルランはプリズムリバー三姉妹でストロンゲストなプロポーションを誇っているのだ。
 ルナサ、首をころんと傾けた。

「でも、あなたダイエットの必要なんてないでしょうに」
「んー。ちょっとでも痩せたら姉さんがもうちょっと振り向いてくれるかなーって」
「そうね。主に胸だけ痩せてくれたら嬉しいわね」
「ひーどーいー!」

 しっとにくるうバイオリンになってしまわないように、ルナサ、首をぶるぶる振る。
 そして、ごほんと喉を鳴らして、閑話休題。

「とにかく。世の中、がんばりは失敗の種になってしまうの!」
「まー何となくいいたいことは分かったかも」
「絶望した! 努力の実らない世の中に絶望した!」
「おおー。それ、とうとう言ってしまうのね」

 今のルナサは輝いていた。小学生がお絵かきの時間の後にパレットを洗って出てくる水の色した負のオーラで輝いていた。
 ルナサ節が絶好調すぎて、メルランの瞳は洗う前のパレットの中身のように鈍く怪しげに輝いていた。
 ちょっと屈んで、上目遣い。体からミルクの香りがむんむん湧き上がる。並大抵のものは急性メルラン中毒により悶死する。

「なるほど。姉さんに一生懸命アプローチしてるのに、全然振り向いてくれないのはこういうことだったのね!」
「まだまだ骨折り損のくたびれ儲けの話はいくらでもあるわ。ちょうどいい場所があるので、行ってみましょう」
「とうとう無視までしたよー!?」



 =====



「……どんなとこかと思ったけど、ただの寺子屋じゃない」
「いやいや。学業の場こそ努力が実らないケースが多いのよ。ほら、あれを見て!」

 寺子屋の窓から、中を確認。男の子三人が何やら話をしているのが聞こえてくる。

「俺、今日のテストやべーわ。全然勉強してねーわー。まじ勉強してねーわー」
「俺もー。ちょっとしかできなかった」
「本当に? 俺、今回いつもよりやったよ。算術とか完璧だと思う」

 ひと通り聞いて、三姉妹は顔を見合わせた。

「最後は無いわね」
「最後の子は死ぬ」
「いやいや、本当に恐ろしいのはここからよ」

 しばらく待つと、教室に慧音先生の声が渡った。算術のテストが始まったらしい。
 三姉妹、ステルスモードにてのぞき見、続行。

「……あら、ちゃんとできてるみたいじゃない」
「本当だ。絶対フラグ立てちゃってたと思ったんだけどなー」
「二人とも甘い。その子の答案だけ見て、何が分かるというの?」

 見回すと、教室の全員が全員、ほとんど全問正解!
 力を入れて取り組んだ教科に限って、易しすぎる問題!
 次はみんな良い点取れますように。そんな慧音先生の優しさは、あの子にとっては鬼でしかなかった。

「なんてこと! せっかくがんばってたのに、これじゃあ意味がない!」
「恐ろしいのはまだまだこれからよ」

 算術のテスト、終了。しかし、テストはこれで終わりではない。

「次は家庭科のテストだな」

 その問題用紙を見るや否や、彼のお肌は青色一号ベタ塗りになってしまった。
 鉛筆を走らせるから歩ませるに変わり。歩ませるから休ませるに変わってしまう。

「ひ、ひどい! よりによってこんな教科が難しいなんて、笑えないよ!」
「副教科はノーマークだったのね!」
「……と、まあ。このように、教育現場では努力が失敗を招くケースが多いのよ」

 非情な現実を、小さい頃から味わわせる。それこそが教育現場の役割なのであった。

「他にも、夏休みの工作で子どもながらに一生懸命がんばったのに、賞を取ってしまうのはどう見てもお父さんの作品だったり!
学級長や運営委員でリーダー的な存在になれば、少しはちやほやされるかと思ってがんばってみるも特にどってこともなく面倒臭いだけだったり!
図工の時間で一生懸命作ったおもちゃを持って帰って家の人に見せるとむしろ冷たい視線が刺さる上、いつの間にか捨てられていたり!
マラソン大会で真面目に走り続けているのに、歩いたり走ったりしてる適当な人に抜かされてしまったり!
好きな人にがんばって好きですと伝えてもあっさりごめんねと言われる、などなどなど!」
「せ、せつない……」
「がんばると駄目という現実を学習していくからこそ、学年が上がるにつれて授業での挙手率がじりじり下がっていくのよ!」
「う、うん。分かったよルナ姉。分かったから、そろそろ……」

 撒き散らされるネガディブ思考から、リリカは何としても脱却しようとする。
 が、駄目!
 まだルナサのターンは終了していない。

「いやいや、まだまだ。幻想郷ならではの骨折り損エピソードもあるのよ!」
「うえー」



 =====



「……ここって、吸血鬼さんの本拠地じゃないの。何があんの?」
「ちょうどよかった。ほら、ここから様子が見えない?」

 紅魔館の数少ない窓から、中をこっそり拝見。今日はのぞき見日和である。
 その中では魔理沙とレミリアが対峙。すでにスペルカードによる決闘が行われていた。

「これは?」
「リベンジマッチってやつみたい。彼女ら、何度も弾幕ってるみたいよ?」

 ルナサに促されて、妹二人は窓にぴたりと貼り付いた。対戦を見るのは幻想郷の娯楽の一つ。釘付けになってしまう。
 レミリアの方は割りとピンピンしている一方、魔理沙の動きは鈍い。肩で息をしているのが見える。

「あらあら。今日のレミリアさん、そこそこ本気みたいじゃない?」
「そうみたい。あー。魔理沙の方は限界が近いって感じだね」

 レミリアが宣言しているのは吸血鬼幻想。
 血のように赤い弾が魔理沙の周囲を囲んでは、ぐるりとねじ巻き渦巻いてしまう。
 軌道が読みにくく、いつ被弾してもおかしくない。というか被弾した。

「ああ、厳しい! 彼女、多分あと一発も耐えられないよ!」
「魔理沙の残りスペルカードは三枚ってとこねー」

 被弾しつつも、粘り強い執念によって吸血鬼幻想を突破。しかし、状況は厳しい。
 なにより、あと一回も被弾してはならない。しかも、スペルカードはあと三枚。
 対するレミリアは無名攻撃が一つ、さらにスカーレットマイスタと紅色の幻想郷が残されている。どちらのスペルカードも非常に強力である。
 さて、レミリアの無名攻撃が展開されようとしている。無数の蝙蝠が霧のように湧いてきた。

「それでは、ここでクエスチョンです」
「何よ、いいとこなのにー」
「この無名攻撃に対し、魔理沙はどうすべきでしょうか?」

 ミステリーハンタールナサが人差し指をぴんと立てて出題。
 姉に比べて弾幕に慣れていないリリカは、少しばかり悩んでしまう。

「んー。今あるスペルは三枚。でも、マイスタで一枚使うのはほぼ確定。今使うとラストで一枚になっちゃって心細いよね。
そもそも状況が厳しいから……。今の無名攻撃はがんばって何とかするしかない!」
「いやいやリリカ。それはいくらなんでもあり得ない」
「メル姉にだけは弾幕教えられたくないなー。花の異変の時とか正直、私より弱……」
「それは言わないの! おほん。まあ、今はスペルカードを使ってなんぼだと思うわよ?」

 無名攻撃も赤色の幻想郷も、避けられないことはない攻撃。しかし、どちらもミスをする可能性がある。
 ならば、まずは安全に最後まで進む。万一のことがあっても、最後の一枚が残っている。
 欲張って無名攻撃をノースペルで突破するリスクを考えると、スペル一択という主張である。

「ボムってなんぼじゃないのよ。ねー姉さん」
「……では、正解はこちら」

 蝙蝠に変化しては、霧が舞い、泡が吹き出し、さらには炎が炸裂し。多彩な攻撃を仕掛けてくる。
 しかし、魔理沙も意地を見せる。服が千切れんばかりに弾をかする。すんでのところでかわし、的確にミサイルを撃ちこむ。
 再度、霧状弾幕。形勢逆転の目が見える。レミリアの額に、汗が一筋流れる。
 マイスタを宣言しようと、レミリアの手がポケットに伸びたところで、なんか魔理沙がひどくあっさり米に被弾。試合終了。
 あっけない試合展開に、ついつい妹たち、絶叫。

「なんてこった! 魔理沙がやられちゃった!」
「この人でなし!」

 と、いうことで正解発表。メルランのトーンが一段と高くなる。

「ね、ね! こんなとこでがんばるから、すっきりしない終わり方になってしまったのね!」
「そうね。メルランが半分正解、といったとこかしら」
「……半分?」
「正確にいうと『できればボムりたくないなーと思いつつもキツイのが見えて怖くなったので結局ボム』が正解」
「細かいよ!? 確かにありがちだけど!」
「結局、弾幕なんてがんばったら負け! いかにがんばらずに済むかを計画するべきなのよ!」
「ああ、うん。そうだよねー」

 ルナサの理論が、リリカにすっかり染み付いてしまった。頭の中までたっぷりルナサだ。
 一方、空はリリカ色に染まり始めていた。



===



 喧騒のピタリと止んだ館を離れ、三姉妹たちは空をゆく。帰宅中であった。

「ともかく、がんばったら失敗ということはよく分かったわよね」
「ああ、うん。いやというほど見せられた気がするよ……」

 まとめタイムに入ろうと落ち着き始めたリリカとルナサ。
 しかし、もう一度だけ場をかき乱そうとするもの、一人。
 メルラン、人差し指を頬に当てて、何やらぶつぶつ考える。

「がんばったならば失敗。なんだよね」
「……そういうことになるけど」
「じゃあ! 成功ならばがんばってない! これも真なり!」
「え……? まあ、そういうことになるのかしら」

 すなわち、対偶であった。
 メルランの新説に、ルナサは思わず納得してしまう。

「ダイエットに成功してる人は、ストレスなく減量してた、とか?」
「ストレスなく減量とか。もともと痩せやすい体質なんでしょうよ」
「ああ、ごめんなさいね。でも、自分ががんばってできないことを、いともたやすくやってのけちゃう人、いるわよね」

 リリカは重々承知していた。ルナサの暴走よりも、メルランの暴走のほうがたちが悪い。
 彼女はどこまでも頭がぐるぐるしてしまう! ぐるぐる。ルーピー。
 メルランの暴走街道、まだまだ一丁目。つぎつぎに新説のネタを投げかける。

「じゃあ紫さんと藍さんの例だと、紫さんはがんばってない、ということになるわよね」
「そうね。彼女だけでなく、幽々子や輝夜といった主犯格は特にそう。あるいは、霊夢とか。実力者はがんばってないわね」
「余裕ぶっこいてるやつは余裕ぶっこくだけの余裕があるってとこね」
「口が悪いわよ、メルラン」

 リリカは本能的に察知していた。
 ダイエットの例、幻想郷の住人の例。過去を段々とさかのぼっている。
 となれば、次に来るのは、禁断のネタしかない。

「じゃあ、幻想郷一料理人決定戦の記録とか、がんばらなかったら売り上げも良かったんじゃない?」
「……どういうこと?」
「んー。まず、短くする」
「まあ、確かにがんばる量は減るわね」
「それから、料理食べるだけとか、いちゃつくだけのがんばら……」
「シャラーップ!」
「ふごがー!」

 咄嗟の判断で、メルランの災の元は姉の手のひらによって塞がれた。

「危ないところだった。これ以上メルランに話させていたら、『読者様』がやってくるところだった」
「ルナ姉のも危ないよー!?」

 一触即発。暴走の果てに、メルランは爆発しかねない。
 早く家に連れ帰って、落ち着かせる他、ないだろう。



===



「ルナ姉の言うことはよく分かったよ。がんばったら失敗しちゃうんだって」
「ええ、そうね」

 無事、プリズムリバー邸に帰宅。古びたソファーに腰掛けて、ゆったりモード。
 ただ、リリカはどうしても納得行かないことがあったのだ。

「でもさ、それって何か、嫌だよ。がんばったもん負けって、理不尽な気がするよ」
「そう、ね」
「がんばらない人はうまくいって、がんばった人は失敗。なんか、不公平だよ!」

 リリカのソロコンサートの失敗。彼女の幼く小さな心では、どんな傷も深いものになってしまう。
 思い出してしまい、リリカは再び、その目が赤くなり始めてしまう。手をぎゅっと握り、うつむいてしまった。

「がんばると失敗。それは、まあいいよ。でも、なんでそうなるの!? 私、納得できないよ!」

 ルナサの目が、すっと細くなって垂れ下がる。
 ソファーから立ち上がって、リリカの隣に腰掛けた。

「好きなこととか楽しいことに対して、『がんばる』とか『努力する』っていうのは、普通使わない」
「……どういうこと?」
「がんばって遊んだとか、がんばって好きなお菓子食べたとか、言わないでしょう?
心のどこかで、辛いなとか、苦しいなって思うから、がんばったって言葉になるの」
「そう、かも」
「極端に言うとね。がんばったとか努力したっていうのは、嫌々やってたってことになるのよ」

 リリカは少し、どきりとしてしまった。
 ルナサは自分の心にも他人の心にも敏感だ。心を、読まれているようにさえ感じるのだ。

「嫌々ってほどじゃ、ないよ。……でも、それなりにがんばっちゃってた」
「そう、ね。なら、仕方がない。がんばっている人と、好きなことに夢中になっている人。どっちがしっかり練習できるか、なんて分かりきっている」

 リリカの脳裏に、メルランの姿がよぎった。
 楽しいことをやっているだけの彼女であるが、だからこそ彼女の自由な音楽に憧れる者も少なくない。
 熱中するからこそ、どこまでも高みに昇っていく。それが、彼女の姉であった。

「で、でも! 分かんないよ! がんばんなきゃ駄目だと思うのに、がんばっても駄目だなんて!」
「うん、うん」
「もっと上手になりたいだけなのに。どうすればいいのか、分からないよ……」

 リリカはむしろ、八方塞がりにされたような気分であった。
 がんばって上手になりたい。しかし、がんばると駄目。頭が混乱して、どうすることもできないように感じられてしまう。
 ふと、頭に何か柔らかないものが触れる。姉の手の平であった。

「どうしたー? 音楽、嫌いになっちゃった?」
「そ、そんなわけないじゃん!」
「うんうん。なら、もっと好きになればいい。がんばる、なんて言わないで。音楽しか頭に入らないくらいに好きになればいい」
「好きに、なる?」
「成功してる人って、がんばったとかあんまり言わないわ。きっと、ただ好きなことをしているだけなんだもの」

 好きこそものの上手なれ。がんばると失敗するというのは、がんばらない人の強さがあったからなのだ。

「どうしても好きになれないなら、好きになるための時間をとってもいい。そう、思っているわ」

 おしまいと言わんばかりに、リリカの頭をぽんぽんしてから、ルナサの手が離れた。

「まったく。子ども扱いしないでっていつも言ってるじゃん」
「ごめんなさいね」
「……晩御飯まで、練習してくる」

 姉に、くるりと背を向ける。リリカの頬がほんのりと赤くなっているのがちらと見えた。
 逃げるように、足早に階段を上がっていってしまった。

「ぷはー。息苦しかったよー。いつ顔を出せばいいの分からなかった」
「メルランにしては空気読んでたわね」
「いつも読んでるつもりです」
「本気で言っていたとしたら怖いわ……」

 二階から、ピアノの穏やかな音が漂い始めた。
 いつもよりも、柔らかで軽い、羽毛のような響き。それでいて、輝きを増している。

「一件落着ってとこかしらね」

 その調べは、歓喜の歌。
 歓びに満ちた音を目指して、リリカは一歩あゆみ始めたのだ。

「でもね、姉さん。私、どうしても好きになれないものが一つだけあるの」
「……あら、メルランが? 意外ね」
「姉さんがリリカには優しくしてるのに、私にはそっけないしラブしてくれない! こんな世の中、好きになれない!」
「それは……。成仏するしかないんじゃないかしら」

 世の中をどうしても愛せない方は、メンタルへ!
・奇跡的には手術成功するが、最善を尽くすと手術失敗
・あんなにがんばって尽くしたのに! と言うころには離婚の危機
・ケガ率5%以上でがんばって練習するから……。
・がんばって野球を練習するよりも適度にうろついて恋愛したほうが強い
・お年寄りなのにがんばってお餅を食べようとするから……。
・お年寄りなのにがんばって無理に道路渡ろうとするから……。
・お年寄りなのにがんばって台風の中畑の様子を見ようとするから……。

 =====

ここまでお読みくださって、ありがとうございました。
どうみても防衛機制→昇華です。
もうちょっとソフトなネタで、ジェネリックあたりでのんびり続編書けたらいいなーと思ったり思わなかったり。
飛び入り魚
http://sosowafish.blog.fc2.com/
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.1070簡易評価
2.90奇声を発する程度の能力削除
確かに…と共感できる部分が多数ありました
4.100名前が無い程度の能力削除
好きですわー、こういうお話。
ルナサみたいに言えたらカッコイイでしょうね。
6.80名前が無い程度の能力削除
>九ヶ月もがんばった割に長ったらしすぎて全然売れてないじゃない!

全コメが泣いた
7.90名前が無い程度の能力削除
>ケガ率5%以上でがんばって練習するから……。
>がんばって野球を練習するよりも適度にうろついて恋愛したほうが強い

それどんな野球バラエティー
9.100名前が正体不明である程度の能力削除
おもしろかった。
10.90保冷剤削除
ルナサ姉さんと聞いて飛んできました。最低限の状況描写はスマートというよりかはショートといった印象。上手くネタをまとめこんだなと思います。絶望先生テンプレートが頭に入っているとなお楽しく読めるか。
ところで最後の一行はオチとして最強すぎて卑怯だと思うのだがいかがか。
14.80名前が無い程度の能力削除
仕事の真理を知ったわ

ジイ様バア様死にますやん…
16.100名前が無い程度の能力削除
ものすごい絶望先生臭がするw
楽しむことと頑張ることは異であると見つけたり!
リリカには頑張ってほしいですね。
24.100名前が無い程度の能力削除
前作も面白かったよ!よ!
32.100名前が無い程度の能力削除
絶望先生完結記念に