「珈琲をお願い咲夜」
「………はぁ」
紅霧騒動の頃から、仲良くなり始めているお嬢様と妹様。
本日はお二人のお茶会です。
さて、いつも通り紅茶をお淹れしようと思っていたのですが、お嬢様が突然珈琲を飲みたいとおっしゃいまいした。
いえ、突然ではありませんね。
最近になって、お嬢様は(お砂糖と牛乳をたっぷり入れた)珈琲を飲み始めましたから。
ただ、それはお一人のとき。
どなたかと一緒のときにお飲みになったことは、確かありません。
まぁ私が考えるに、お嬢様は妹様に対して格好つけたいだけなのでしょうが。
「こぉひぃ?」
妹様が不思議な顔を浮かべます。
「えぇ、紅茶も良いけれど、珈琲も美味しいのよ」
「そうなの? 私も飲んでみたい!」
「駄目よ、貴方には苦すぎるわ」
妹様に教えるお嬢様。(珍しく)姉らしいお姿ですね。
お嬢様が、『妹様には苦すぎる』とおっしゃいましたが、実際はお嬢様の方が甘党でいらっしゃいます。
口には出しませんが。
「それでは、少々お待ち下さい」
珈琲は紅茶に比べて時間がかかりますので、早めに準備を始めます。
淹れるにはコツが必要ですし、手間も多くて………本当に、大変ですわ。
大変大変♪
0,準備ですわ
まずは器具を全て並べますわ。
これは、いざという時に慌てないためでもありますし、私としては心を落ち着ける儀式にもなるのです。
よく磨かれたケトル。
使う毎に色味を増していくサーバー。
それだけで一つの芸術として完成しているミル。
他にもスクープやドリッパーなど、見ていて飽きないものばかり。
それらが一堂に会しているのを見れば、嫌でも気分は高揚しますわ。
さて、用具を揃えたところで実際に作業を始めましょうか。
1,豆を挽きますわ
さて、ではまず珈琲豆を挽きます。
力も必要ですし、時間も掛かりますので、珈琲を淹れる上では最も面倒な作業と言えるでしょう。
しかしだからと言って蔑ろには出来ません。
既に挽いてある豆を買うこともできますが、その場合は粉が完全に湿気ていることを覚悟しなければいけません。
目の前で挽いてくれるとしても、持ち帰っている内に他の匂いが混じったり、せっかくの香りが段々と飛んでしまいます。
一度に大量に挽いてしまうのも同じ事。
まぁ何にせよ、この一つ一つのルーチンワークを守れない人間は、自分の味も守れないのですわ。
さて、豆をセットして、ミルのねじを回して粉の粗さを調節します。
ペーパードリップでは中挽きが基本と言われています。
ですが、今日は豆を少し粗めに挽きます。
いつもは寧ろ細目に挽くのですが、それはお嬢様がお好きなカフェオレに合わせる為です。
コーヒーは、細かく挽けば濃く抽出されます。
ミルクの白には、濃い黒が似合いますよね。
では、なぜ今日は粗めに挽くのか。
今日は妹様とのお茶会。
きっとお嬢様は、妹様の手前ミルクを入れないでしょう。
つまりブラック。
ブラックで飲むなら、できるだけ苦味を抑えないとお嬢様は飲みきれないでしょう。
さて先程申し上げました通り、細く挽けば濃いコーヒーになります。
粗く挽けば、当然その逆で、あっさりと仕上がるのです。
粗挽きのコーヒーは、しばしば紅茶に喩えられます。
実のところ紅茶の方がお好きなお嬢様としては、ブラックでしたらこちらの方がよろしいと判断し、粗く挽くことにしました。
紅茶に喩えるなんて聞いたことがない? 嘘ですもの。
気を取り直して。
粉の粗さは、目立たないところではありますが、人の好みが分かれる重要なポイントなのです。
主人の言外から全てを察する従者は、こういうところからも推測して気遣いするのです。
さて、講義をしている内に豆を挽き終わりました。
粉はミルの受け皿にそのまま残して、次の工程に移りましょう。
2,お湯を沸かしますわ。
次はお湯を沸かします。
ただ単に、薬缶を火にかけて待っていれば良いのではありません。
美味しいコーヒーを抽出するには、珈琲豆ももちろん重要ですが、それを活かすも殺すもお湯次第。
熱すぎれば、豆の香りを殺してしまいます。
温すぎれば、豆の雑味まで吸い込んでしまいます。
お湯の温度は、コーヒーの仕上がりをそのまま表すのですよ。
一秒も目を離さないのが、本来であれば理想なのですが………現実的には、他の細々とした作業をお湯が沸くまでに済ませるのが、合理的でしょう。
3,面倒くさいと言ってはいけませんわ
細々とした作業とは、ドリッパーにペーパーと豆をセットする作業のことです。
コツや気遣いなんて必要なさそうですよね。
ですが、最高のコーヒーを淹れるためには、そういう作業でさえも気は抜けないのです。
まず、ドリッパーにペーパーをセットする作業。
これは『空気を入れないこと』が重要になってきます。
ペーパーとドリッパーの間に、ですね。
ここに隙間が出来てしまうと、後でお湯を注ぐときに失敗しやすくなってしまいます。
なので、指でペーパーをなぞって空気を抜きます。
因みに、『豆を入れれば勝手に抜けるんじゃね?』とか言ったらブチ殺しますわ。
さて、ペーパーをセットしたら、今度はそこに粉を入れます。
入れるのはおざなりで結構ですわ。
ここでも偉そうな講釈を垂れようと思いましたが、特に思いつきませんでしたし。
さて粉の量です。
これは淹れる杯数×10g、三杯目からは8g、というのが一般的です。
まぁそんなに厳密に守る必要はありません。お好みで増減してください。
粉を入れたら、それを平らにします。
そうしないと、お湯が均一に注げませんので。
おっとここで一つ注意。
粉を平らにする際、粉に直接触れてはいけませんわ。
ドリッパーを叩いたり揺らせば、自然と粉が平らになりますのでそのように。
4,お湯の登場ですわ
そこまでの準備が終わったら、あとは薬缶を注視していましょう。
ぶっちゃけ携帯とか弄ってても問題無いっちゃないですが、そんなこと言ったらこのSSが成立しないので。
薬缶が湯気を立て、少し音が鳴り始めたら直ぐに火を止めましょう。
そして、沸きたてのお湯をサーバーに少し注ぎます。
サーバーを温めるためですわ。
こうしておくと、コーヒーの味が落ちず適温を保っていられますので。
因みにそのお湯は忘れずに捨てましょうね。
あと、沸騰したてをそのまま粉に注ぎますと、先程も申し上げました通り豆の香りを殺してしまいます。
なのでケトルにお湯を移しかえましょう。
一度に全部入れるとケトルが重くなったり、お湯がどうしても多めに出てしまいますので、何度かに分けて移しかえてくださいね。
5,蒸らしますわ
因みに私は、これを飲んで苦そうな顔をしているお嬢様を想像すると、ムラムラしますわ。
さて、ケトルから粉にお湯を注いで、まずは蒸らすのですが………この過程、忘れられがちなんですよね。
本によってもやり方がバラバラですし、蒸らす時間も様々です。
ですが、どんな風にやっても構わない、というわけではありません。
寧ろ、珈琲を淹れる上で最も重要な過程です。
私は、珈琲の出来上がりを決めるのは、豆、湯温、蒸らしの三要素だと考えているのですが、その割合は『豆2:湯温1:蒸らし3』というのが私の持論です。
心を落ち着け、慌てず騒がず。
ゆっくりとケトルを傾けます。
まずは真ん中に一滴二滴。
そこからくるりと一周しながら周りにも注ぎます。
そこで一度止めてもう一周、場合によってはもう一回り。
お湯の量としては、サーバーに二、三滴ポタリポタリと液が滴り落ちるくらいがいいでしょう。
すると、粉が膨れ上がってきます。
ハンバーグのような形に、モコモコと大きくなっていって………良い香りも立ち上ります。
飲める状態の珈琲とも、豆のときとも違う芳醇な香り。
この香りを楽しめるのは、珈琲を淹れる人間の特権ですわ。
さて、じわじわと膨らみが小さくなってきました。
だからといって、まだお湯を注いではいけませんよ。
最初にお湯を注いでから、一分くらいは待ちましょう。
そんなに待てない、という方でも最低三十秒。これは鉄則ですわ。
辛抱と忍耐こそが、美味しい珈琲を淹れるコツですわ。
6,ドリップですわ
さぁ遂に本格的にお湯を注ぎます。
とは言っても、ここでは最低限のことを守るだけですので、目や鼻で珈琲を楽しむことに終始できる過程ですわ。
ここでも、ケトルはゆっくり傾けてゆっくりお湯を注ぎます。
早く珈琲が飲みたいという気持ちは解りますが、気を急いてはいけません。
中心から外に向かい『の』の字を描くように注ぎます。
すると先程のように豆が膨らみますので、そこで少し待ちますわ。
膨らみが少ししぼんで、平らになる前くらいにもう一投お湯を注ぎます。
それを何度か繰り返しますと、サーバーにお湯が落ちてきます。
その様は、本当に見ていて楽しいものですわ。
コーヒー渋で少し色のついたサーバーのガラス。
それを通して見える、生まれたての珈琲。
底に溜まった液に、また新たな液が滴り落ちてきて。
褐色の泡や更に引き立つ香り………嗚呼、それらに包まれているだけで、エクスタシーさえ感じます……。
あとは何度もそれを繰り返し、必要な液量が溜まったらドリッパーを外して豆をペーパーごとダストシュート。
このとき、勿体無いなんて思わないでくださいね。
同じ粉で最高の味を引き出すには、限界があります。
その限界を超えてお湯を注いでしまえば、それだけで今までの苦労は台無しになってしまいます。
最高の珈琲には、最高の要素が最高に揃わなければなりません。
何か一つが欠けていたり、満足でなければ、『最高に近い珈琲』ではなく、ただの低俗な泥水と化してしまいます。
その要素の中には、最高の思いきり、というのも含まれるのでしょうね。
7,ぶっちゃけここはどうでもいいですわ
さて、粉とペーパーを捨ててドリッパーを外して。
ドリッパーに蓋をしたら、お嬢様たちの元へ――――おっと、一つ忘れていました。
カップの準備です。
このカップですが、いつもお嬢様達の使っている物ではいけません。
なぜなら、お嬢様達が御常用なさっているのは紅茶用ですから。
本質的には変わらないのですが、折角ここまで気を使って淹れた珈琲ですから、折角ならここもこだわりたいですよね。
珈琲が、飲むべき者の口に運ばれるまでが、珈琲を淹れる者の仕事ですので。
できることは何でもすべきなのですわ。
あぁ因みに、厳密に言えばそれぞれのカップに違いがあります。
珈琲用の物は、紅茶用よりも口が狭く冷めにくいのです。
香りを楽しむ為に、口が広く作られている紅茶用とは逆なのですね。
まぁそんなわけで、カップをお湯で温めて(本音を言えば蒸気で温めるのが最高なのですが……)、お嬢様達の元へ運びましょう。
8,ほぼおまけですわ
さぁ、お嬢様達は喜んでくださるでしょうか?
そういえば、さりげなく妹様用の紅茶を淹れるのを忘れていましたわ。
まぁ珈琲は充分にありますし、こちらを飲んでいただきましょう。
表面上は、『飲んでみたい』とおっしゃいった妹様のご希望に沿ったということにして。
「お待たせいたしました」
まずはカップをお嬢様達の前に置きます。
「咲夜、私の分もくれるの!?」
「えぇ、苦味を抑えてありますので安心してお飲みいただけますわ」
軽く言葉を交わしながら、珈琲をサーバーから注ぎます。
本当は、太陽の光が反射して輝いてくれると演出としては最高なのですが、それは望めませんね。
「それでは、どうぞ」
注ぎ終わり、お盆を持って一歩下がります。
本来ならば、私はここで失礼して別の仕事に移るのですが………ティータイムをご一緒するくらい許されますよね。
妹様が自分の物には手をつけず、姉であるお嬢様をじっと見つめていらっしゃいます。
お嬢様が、(隠しているつもりなのでしょうが)恐る恐るカップに手を伸ばします。
そして一口。
「………苦く、ないわ」
その言葉はきっと『私にはこの程度何でもない』という意図の、虚勢としての言葉だったのでしょうが、後半から真実味を増していきます。
きっと本当に苦くなかったのでしょう。
私のささやかな気遣いが、お嬢様を喜ばせることができたなら何よりです。
「私も飲んでみるー!」
お嬢様の様子を見て安心したのか、妹様が自分の物に手を伸ばします。
「んー………ちょっと苦いー」
「そ、そう! フランもまだまだ子供ね!」
「お姉さまは大人なの?」
「えぇ勿論! ねぇ咲夜?」
(勝ち誇ったような顔で)お嬢様が私に問い掛けます。
「えぇ、お嬢様は大人の味覚を究めていらっしゃいます」
私の言葉を聞いて、妹様のお嬢様を見る目が羨望の色に変わります。
「お姉さまおとなー!」
「そうよフラン!」
「お姉さまはこの苦い飲み物………『こぉひぃ』をいつも飲んでるの?」
「え、えぇ勿論!」
まぁ、嘘はついてませんよね。
牛乳と砂糖をいつも入れている、という事実を恣意的に隠しているだけで。
その様子を見ていると、私の心の中にムラムラと一つの好奇心が湧いてきました。
「妹様、苦いのであればこちらを入れたらいかがでしょうか」
妹様に、とあるものをご提示します。
時間を止めて取りにいきました。えっへん。
「牛乳?」
「えぇ、牛乳とお砂糖をお入れになれば、苦味も多少はマシになりますから」
お嬢様が、驚いたように私と妹様を交互に見ます。
うふふ、その顔その顔。
「んー、血とか混ぜたい」
「………あとでご用意しますので、今は止めてください」
妹様の提案を、吸血鬼ジョークとして流して、妹様のカップに砂糖と牛乳を入れてかき混ぜ、妹様にお返しします。
「どうぞ」
「ん、ありがと」
妹様が、半信半疑といった様子でカップを受け取り、一口味見をします。
因みに、お嬢様はというと牛乳を恨めしそうに睨みつけています。
「―――美味しい!!」
妹様の顔が明るくなりました。
私はそれに笑顔を返します。
お屋敷を破壊されまくるのは困りますが、こういう笑顔は素直に可愛らしいと思いますわ。
「お姉さま、どうして牛乳をにらみつけてるの? お姉さまも牛乳入れたいの?」
「そ、そんなわけないでしょフラン! カリスマで大人な私が、珈琲に牛乳など………」
「そっか、だよね!」
お嬢様が自分の墓穴を深く深く掘っていきます。
まだ心臓に杭はささってませんがね(吸血鬼のメイドジョーク)。
妹様は、それから直ぐに珈琲を飲み干しました。
お嬢様も多少時間は掛かりましたが何とか飲み干しました。
ティータイムなのに会話が少なかったのはご愛嬌。
「ねぇ咲夜、私も『こぉひぃ』淹れられるようになりたい!」
私が片付けをしていると、妹様がそのようなことをお申し出になりました。
「あら、突然ですわね」
「あのね、私も咲夜みたいに、お姉さまに美味しい『こぉひぃ』を淹れてあげたいの!」
「それは素敵ですわ。勿論教えて差し上げます」
「わーい!」
「フ、フラン? あんまり咲夜を困らせちゃ………」
「お姉様、待っててね! 私が美味しい『こぉひぃ』を淹れてあげる!」
お嬢様が絶望に満ちた表情を浮かべていらっしゃいます。
そんなことをされたら、またブラックで飲まなくてはいけない。でも妹様の好意を無碍にするわけにもいかない……という板ばさみから生まれた表情だと察します。
非常に素敵ですわ。
「うふふ……お姉さまが喜ぶ顔、みたいなぁ!」
「あははまったくふらんはしかたないこねー」
お嬢様の目はお死にでいらっしゃいます。
さて、お片づけも終わりましたし。
大した仕事も残ってませんから、少し休憩しましょうかね………。
休憩には何をするか?
ふふ、本当であればそんなプライベートなことは教えられないのですが……お嬢様の可愛らしいお顔を見る事ができて上機嫌なので、特別に教えてさしあげましょう。
休憩に何をするか。
答えは簡単、珈琲を淹れるのですよ。
今からでもいいからフランちゃんがコーヒー飲む場面をくれっ!
コーヒーいいですよね コーヒー好きなので楽しく読めました
フレーバーコーヒーなら、ブラックが苦手なレミィでも飲みやすいかなーとか色々想像してました。
物語性が欲しいのもあるけれど、コーヒー好きとしてはもっと突っ込んだところまでいって欲しかった!
お嬢様に合わせた銘柄とか、食べ合わせのいい軽食作りとか、実は焙煎までしてますとか。
霖之助にバトン渡して蘊蓄混ぜれば物語性なくても東方チックに……
東方でやる(ry なんてその程度の工夫なので気に病む必要ないですよ
「アリスが本気で紅茶を淹れるようです」も期待して良いのでしょうか?
続編では美鈴やパチュリー逹にも飲んで貰いたいです。
やっぱり東方成分が欲しいですねー。コーヒーに対するこだわりは充分伝わってきたんですが、コーヒーを入れる、飲む、それだけのことの中におぜうらしさやふらんらしさ、咲夜さんの気持ちを表現して欲しかった。
次に投稿するときに期待してます。頑張ってくださいねー。
なんというか、おぜうとフランちゃんの……出番が足りない?出されて飲む。咲夜さんは入れる。
それぞれ「らしい」行動はしてるんですが、何を思ってるのか、何を感じてるのかに言葉を尽くして欲しいと思いました。個人的な感想ですが。
偉そうな物言いになってすみません。次の作品を楽しみにしてますね。
次回も頑張って~。
こういう書き方は好き
特にオチがないのは、原作からして同じようなものなのでプラスに受け止められますが……。
伝えるべき魅力の主体を見誤ってしまったのが残念なところ。ここの住人はあくまでも東方キャラを見に来るのであって、珈琲の魅力を見に来たのではないのです。東方のキャラを引き立てるために珈琲というエッセンスを使うべきところを、珈琲を引き立てるために東方のキャラを使ってしまったのが点数が振るわなかった原因だと思われます。
例えば日常のワンシーンを切り取り、珈琲の蘊蓄などを交える洒落た言い回しで会話する咲夜さん達を描写した後、話のオチも珈琲に関することで締める……とか、妹様がお姉様の為に咲夜さんから珈琲の作り方を学ぶ血と汗と涙のハートフルサクセスストーリー……だったりと、やりようはいくらでも考える事が出来るはずです。
大事なことは主役はあくまで東方キャラの彼女達であるということ。アメトークよろしくディープな知識を持つ人間がそれを語ると、普段はなんとも思わないものでも異様な魅力を放って見えることがあります(技術云々も当然ありますが)。そういう人が語る話は個人的に結構好きだったりします。ですのでまたいつか、アナタが作った珈琲を題材とした話を見てみたいと思っています。
青年誌の漫画などそういったやりかたが上手い話が多いので、是非参考にしてみては。
あっちでもこっちでも期待してるよ!
---そんなあなたに缶コーヒー--
珈琲講座は良いチョイスだったと思います。
何か足りないというか…
ところで、ブラックコーヒーって砂糖は入れてもいいんだよ、レミィちゃん
むしろ荒挽きアッサリの琥珀色したコーヒーはブラック(黒)じゃねぇ ってアメリカ人の知り合いに小一時間語られた。
まぁ人によって認識や拘りが違うのもコーヒーの面白い所ですが
けれどこのssを読んでいると拘りのドリップコーヒーというものも口にして見たくなりました。
そして物語の中ではおぜうのために苦くならないように粗めに挽く咲夜さんの気遣いが特によかったなぁと思います。
ではクーリエでも頑張ってください
コーヒーに対するこだわりが色々なところに見れて読んでて楽しかったです。それが咲夜さんの
性格にとってもマッチ。またこだわりあるお話を読んでみたいです。
趣味に生きてまったりしている幻想郷住人って空気がする。そして珈琲飲みたくなるw
意味は十分にあった。
誰かに淹れてもらうのがやっぱり最高。
講座ではなく、拘りの部分をもっと見せて欲しかったです。
あと、ばい煎、生豆関連にはまったく触れていないので残念でした。
飲み手?が放置されていて可愛そう…。
なので、登場人物は一人でもいいかなと思いました。
…いっその事、みんなで楽しく抽出するのも良いかもしれませんね。
放置を回避しつつキャラの個性を生かす事ができるかもしれません。
とりあえず、読みやすく雰囲気が良かったので十分楽しめました。
次回も(勝手に)期待してます。