Coolier - 新生・東方創想話

「上白沢慧音・1955」

2005/07/03 06:50:24
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 秋の日が山肌に沈み、宵闇が訪れる。
 闇の世界。
 妖怪達が騒ぎ始める逢魔ヶ刻。
 私は、人里を見渡せる小高い丘の上に立つ、木の梢に腰掛けていた。
 妖気を含んだ風が吹き、私の蒼銀の髪と藍色のスカートを揺らす。
 殺意を持つ、何かが近づきつつあるのを感じる。
 すでに、それらの立てる羽音を私の聴覚が捉えている。
 方角は今、私の居る場所から、里を挟んで反対側から侵入しようとしている。
 私が居る事を、向こうも承知した上での行為だろう。
 そして、その目的は分かっている。
 里の人間を襲い、喰らう。
 単純だが、私にはそれが許せない。
 私は木の枝に手をかけ、反動をつけ宙に舞い上がる。
 里への襲撃者、妖怪達を追い払う為に私は空を駆ける。
 夜空には、真円に少し欠けた月が浮かんでいる。
 月の光の中、妖怪達の襲撃に気が付き、松明を掲げ叫びながら動き回る人間達の姿が見える。
 私は里の人間達に気付かれない様に、高度を上げ里の上空を飛び越える。
 敵意を剥き出しにして、こちらに近づく妖鳥の群れが視界に入った。
 その数、およそ十。
「私が誰だか知っているか、知っているならば大人しく山へ帰れ」

 牽制の声も空しく、奇声を上げ、群れの中から私を攻撃する為に半数近くがこちらに向かってくる。
 
 私は速度を上げ、蜥蜴の頭部を持つ一匹の懐に飛び込み、勢いを殺さずその腹に掌底を叩き込む。
 後方から風を切る音が聞こえる。私は体を回転させつつ、鉤爪で奇襲を試みた敵に裏拳を見舞う。
 その様子を見て、すくみ上がり動揺している残りの妖鳥達の中に飛び込み、拳を、膝を、蹴りを入れる。   
 いずれも急所は外しているので失神した程度だろう。倒した相手が墜落していくのを確かめ、里へ向かった連中を追いかける。
 少々手間取りすぎたせいか、群れの一匹が里の中に侵入したのが見えた。
 私は自分の迂闊さを悔やみつつ、己の力で里を覆い隠すように障壁を展開する。これで残りの奴らは里に侵入する事は出来ない。何しろ目的地が見え無いのだから。
 視界から突然に里が消失し、恐慌を起こしている連中を次々と殴り落とす。そして私は、隠されて見えない里へ侵入する。妖怪が里の人間に殺されていない事を願いながら。
 里の中は、怒号と焦燥の叫び声に包まれていた。妖鳥は上空を旋回しながら人々の放つ矢を回避している。
 そして。
「おい、新手が来たぞ!! 」

 その声は明らかに私の事を指しているのが明白だった。
 月の光を背に受けているせいで、私の姿は仲間の妖怪の影に見えるのだろう。
 胸が痛む、張り裂けそうな位に。
 一瞬、何故自分でもこんな事を、人間を守り続けているのだろうと迷いが生じる。
 迷いを振り払い、空を舞う妖鳥に飛び掛り、羽交い絞めにして耳元で囁く。
「命は奪わない、大人しく巣に帰れ」
 
 奴はしばらく悪あがきしていたが、一声鳴くと里の外へ向かって飛び始めた。
 だが、次の瞬間。
 一筋の矢が妖鳥の体を貫いた。
 しかし奴は、よたよたと里の外へ飛び出した。
 それを見届け、私は上空から里の人間達に怒り交じりに叫んだ。
「奴は巣に戻るつもりだった。何故逃げる者に追い討ちをかける様な、卑怯な真似をする!! 」

 私の声を聞き、誰かが叫び返した。
「妖怪を退治して何が悪い。たびたび里を救ってくれるのは有り難いと思っているが、やはり、お前も所詮妖怪だな。この鬼娘、慧音め!! 」

 私の心を,言葉に込められた憎しみという不可視の刃が抉る。
 萎えそうになる自分を叱咤し、里の人々に訴える
「妖怪を殺せば、その仲間が恨みを持ち、大勢で報復に来る。今までさんざん伝えてきたのに、まだ分からないのか。奴らは痛い目に遭えば二度と来ない。今晩の連中は新顔だった。だが重傷を負ったさっきの奴が巣に帰ったらどうなると思う」
 
 それに対して、静かな返事が返ってきた。
「だったら、皆返り討ちにするだけだ。この里には身内を妖怪に殺され恨みを持つ者もいる。里のほとんどの人間が、慧音さん。あなたの言う『綺麗事』はもう、たくさんだと思っているんだ」

 私は返事の声の主を探す。
 いた。
 物見やぐらの上で緑と銀色に染められた弓を持ち、真剣な表情で私を見る青年。だが、その目には悪意も憎しみも無かった。皆の総意を代表して私に伝えているのだろう。だから、彼の気持ちが痛いほど分かる。
 私は彼が手にしている弓に驚きつつ、自問自答する。確かに私の言っている事は綺麗事だ。でも。
「だからって」
「これ以上の議論は無駄だよ。それに、皆殺気立っている。このままだと、あなたにも危害が・・・・・・ 」

 青年の言葉が終わるより早く、私の体を破魔の力を持つ矢じりが貫いた。右肩と背中、そして左足に熱く焼けた鉄を押し付けられた様な激痛を受ける。
 青年の激怒の声と、それに答える罵声、怒号を薄れそうになる意識で耳にしながら、私は自分の住居目指して逃げ出した。
 自分でも気付かない内に、目から涙がこぼれていた。
 泣きながら空を飛び続け、山の中腹に在る私の家にたどり着く寸前。
 そこまでが限界だった。
 私の視界は暗転し、体が徐々に落下する。
 私は意識を失った。


 朧な闇の中で、懐かしい声が聞こえた。
 臓腑の奥底から搾り出す様な、願いを込めた声が。
「すまない、慧音。でも頼む、人間を嫌いにならないでくれ。お前も人間だ。喜びも、悲しみも、憎しみも理解できる心がお前にはある。だから・・・・・・ 」
 
 小雨が降る山の中、薄くぼんやりとした視界の中で、一人の猟師の格好をした、体中から血を流し息絶えようとしている男の言葉を、私は聴いていた。彼の手には緑と銀色に塗られた破魔の弓が握られていた。そして、私達を探す人間達の声が近づいてくる。
「まだ、近くに居るはずだ!! 」
「影安の野郎、あんな妖怪の小娘を養ってやがったなんて」
「叩きのめしてやる」

 だが、私は男の最後の言葉を聴いていた。
「人間を、きらわ、ないで、くれ」

 男は息絶え、そして、その言葉は私の魂に刻み込まれた。


 目を覚ますと、私は自分の家の中で寝具に横になっていた。
「ここまで運んで看病までしてあげたんだから、少しは感謝しなさいよ」

 すぐ傍で座りながら、私に笑顔を浮かべ話しかける、銀髪の赤いモンペを穿いた少女がいた。
 藤原妹紅。千年近く前から老いる事も無く、死んでも焔火と化し蘇る力を持つ蓬莱人で私の古い友人。
「すまない、不覚をとってこの様だ」

 私は彼女に礼を言いつつ、自分の体の状態を確認する。
 不器用に巻かれた包帯のおかげで出血は止まっているが、傷は完全に塞がっていない。身動きすると全身に激痛が走る。
「無理に動かない方がいいわ。どうせその体じゃ満足に食事も取れないでしょう。葛湯作ってあげるから待ってなさい」

 妹紅の言葉に甘え、横になる。それにしても。
「ずいぶんとうなされてたみたいだけど。『父上―!! 』とか叫んだ時はもう駄目かって思ったわ」

 彼女に機先を越された。確かに私は悪い夢を見ていた。自分でも思い出したくない位の最悪の夢だった。原因は、里のあの青年が手にしていた弓かもしれない。一目で分かった。神霊の加護を受けた、この世に二つと無い物、私の名を銘した弓。そして私を養ってくれた人の愛用の弓。まだ、残っていたんだ。
 日が沈みかけている家の外から、さらさらと雨音が聞こえてくる。その音に耳を澄ませながら、私は妹紅にたずねた。
「妹紅、私はどのくらい眠っていたんだ?」

 家の中の囲炉裏端で、炭火の上に下げられた鍋をかき混ぜながら、彼女は素っ気無く答えた。意地の悪い表情を浮かべながら。
「丸三日。驚いた? でもいいじゃないの、あんな恩知らずどもの里、全滅した方がいいわ。馬鹿は死ななきゃ直らないしね。はい出来上がり」

 妹紅は私の体を支え、程良く温まった葛湯の入った椀を手渡してくれた。だが、私は先程の彼女の言葉が気になりたずねた。
「妹紅、どういう意味だ。教えてくれ」

 その時の私の表情はよほど厳しい物だったのだろう。彼女は顔を固くする。
「まず、これ全部飲んで。そしたら教えてあげるから」

 私は葛湯を腹の中に一気に流し込み、空になった椀を妹紅の前に置く。葛湯の解熱作用で傷の痛みもいくらか引いた気がした。
「さあ話せ」
「呆れたわ、全くせっかちね。いいわよ話してあげる」

 でもね、と彼女はため息をつきながら話を続ける。
「まず、今のあなたは重傷で無理をすれば死ぬわよ、たぶん。それと、この話を終えた後、私にはね、あなたをこの家の外に出す気は無い。それを念頭に置いた上で話を聞いてちょうだい」

 そして妹紅が話始めた内容は、私を驚かせるのに十分すぎる物だった。
「今晩、里が妖怪達の集団に襲われるだと!! イタタ・・・・・・ 」
「はい落ち着いて。二日前、この家を覗きに来た小物の妖怪がいたのよ。今は炭焼き小屋にぶら下げてあるけど。捕まえて何しに来たのか教えろって脅したら、ぺらぺらと良く喋ったわ。慧音と里の人間達が仲たがいして、おまけに怪我した所まで見た奴がいたんだって。ちょうど良いから里を潰そうって事になったそうよ。まあ、自業自得よね。慧音もそう思うでしょ」

 妹紅は不死の体の為、生き物の生き死にに関心が無い。だからこんな事も平然と言う。
「駄目だ、そんな事は。私が許さない」

 妹紅の顔が険しくなる。
「どうしてかしら、私は昔からあなたが里の人間に何を言って聞かせてきたか知っているし、そして言う事を聞くどころか後ろから矢で射られて、下手をすれば殺されるかもしれなかったのに。私だって矢傷を負った慧音を見た時は、本気で里を焼き払ってやろうと思ったわ。破魔の矢なんて使うのは里の人間しかいないからすぐ分かったし。いくら、慧音が小さい頃暮らした里といえどね。それにあなたは一度あの里から追い出されているじゃない、七十年くらい前に。大事な人まで殺されて、それなのになんで、そこまで肩入れするの。ねぇ、もうやめましょう。二人で静かにここでのんびりと時を過ごしましょうよ」

 妹紅は泣いていた。ここまで自分の身を案じてくれる者は彼女しかいない。身を切られる様な心の痛みと、楽になってしまえと誘惑する自分が心の中に居る。
 だが、それでもゆずれない物、魂の奥底から叫ぶ者がいる。
 ここで立ち上がらなければ、自分という存在は崩壊する。
「すまない、私は行かなくちゃならない。でなければ、私は一生この事を後悔しながら生きる事になる」

 立ち上がろうとする私の顔を、妹紅は正面から見据える。彼女は泣きながら怒りに震えていた。
「このわからずやの石頭。いいわ、あなたがその気なら私も始めに言ったとおりにするだけ。焔の翼の牢獄に慧音を閉じ込める。私は本気よ、覚悟しなさい」

 部屋の中の温度がじわじわと上がりつつある。
 私は立ち上がり妹紅の目を見る。
 彼女の赤い瞳に自分の姿が映っている。初めて出会った時から、少しもお互い姿は変わらない。
 だが、心は変わる。変える事が出来る。
 里を追い出された時、私は人間を憎み、半人半獣である自分を呪った。
 でも時が経つにつれ、彼らが私の中の未知の力に恐怖を抱いていた事を理解した。そしてそれは、人間同士についても言える事だ。誰もが心の中に、理解できない物への恐怖を抱えながら生きている。だから、今の私に人間を憎む気持ちは無い。
「妹紅」
「何よ」

 彼女は口を尖らせて答える。
「私は、人間が好きなんだ。だから、妹紅も好きだ」
「な、何言ってんのよ、こんな時に」

 彼女は顔を赤らめる。
「でも、妹紅が私を止めるというなら、私は自分の力で『慧音は妹紅と出逢わなかった』事にする。私も本気だ」

 その言葉を聞いた途端に、妹紅の顔から表情が無くなり膝を付く。うつむいたまま彼女はつぶやく。
「そんなの、そんな事、嫌よ、絶対に」

 うつむき動かない妹紅の脇を通り過ぎ、寝巻きからいつもの服に着替えつつ、傷口に薬を塗りこみ包帯をきつく締め直す。これで何とか持つだろう。緊急用の退魔の符と護身用の短い直刀を身につけ、全ての準備は整った。
「妹紅、じゃあ行って来る」
「待って」

 妹紅が家を出ようとした私に声をかける。恐る恐る、子供が叱られる事に怯える様に。
「慧音は、死にに行くんじゃないよね」

 私は痛みをやせ我慢しながら胸をはり、答える。
「ああ、私はこれから先もずっと人間を守り続ける。妹紅も含めてな。だから、こんな所で死ぬ訳には行かないよ。それに、もしも、この先の未来。戦わなくても良い日が来たら、その時はのんびり、静かに暮らそう。約束だ」
「本当!! 」
「私が守れない約束をした事あったかな」


 外は既に闇に包まれ、空は雨雲で覆いつくされている。妖怪達が里に攻め込むには十分過ぎる状態だ。
 その時、里のある方向に火の手が上がるのが見えた。
 急がなければならない。
 私は地を蹴り、出来うる限りの速度で里をめがけ飛翔し続けた。
 森を
 川を
 草原を
 そして丘を飛び越える。
 雨の中、戦場はすでに乱戦と化し、剣戟の音や気合の叫び声が聞こえて来た。
 先日、あの弓を持っていた青年が、叫び指揮を取っているのが見える。人間と妖怪、共にかなりの数の負傷者が出ているのが見えた。
 私は、里の丸太で作られた外壁の正門に着地する。
 そこでは、後陣として女、子供まで武装していた。
「大丈夫か」

 私は里の皆に声をかける。驚きと申し訳なさそうな表情が皆の顔から見て取れる。
「慧音様・・・・・・ 」
「何も言わなくていい、私は忘れっぽいんだ。それより指揮を取っている男の名前を教えて欲しい」

 弓を持った娘が即座に答える。
「陽之助さんです!! 」
「よし、分かった。後は任せるがいい」

 その時不安げに私を見ている子供と目が会った。
 出来るだけの笑顔を作り、その子や、周りの人間達に大声で叫ぶ。
「心配するな、私は人間の味方だ。行って来るぞ!! 」

 そして私は襲い掛かって来る妖怪達を回避しながら、指揮を取っている陽之助の元に駆け寄る。
「慧音さん、なんで・・・ 」
 
 当惑気味の陽之助に私は指示を出す。
「訳は後だ、それより皆を里の外壁まで下がらせろ。後は私が里を隠して、一気にケリを着ける。さぁ、早く!! 」
「しかし・・・ 」
「私を信じろ。それとその弓、大事にしてやってくれよ。私の思い出の品なんだ」
 
 陽之助は意を決しうなずくと、後退の合図の法螺貝を吹き鳴らす。負傷者を抱えた人々の援護の為、私は先陣を切って妖怪達に拳を振るい、光弾を放つ。
「全員撤退しました!!! 」

 陽之助の合図を聞き、私は里全体を『元から無かった事に』歴史を喰い変える。これこそ、ワーハクタクの本領発揮だ。後は残る妖怪達を追い返すだけ・・・ 。
 その瞬間、私は知らず片膝を付いてしまった。里までの移動と援護、そして能力の行使で予想以上に力を使い過ぎたようだ。
 私の異変に気付いた妖怪達が、ゆっくりと包囲の輪を縮めてくる。
 私は空を見る。
 この雨を降らす雲さえ晴れれば、月の光があればなんとかなるのに。
 妹紅の顔が浮かぶ。
 約束は守れそうに無い、許せ。
 私の心が折れそうになったその時。
 紅蓮の焔火を纏った、巨大な火の鳥が上空を通過し、雨雲を消滅させた。
 そして。
 月の光が煌々と私を照らす。
 満月ではないが、今の私には十分すぎる程だ。
 全身に、力が渦を巻く様に湧き上がる。両足で大地を踏みしめ、両手を広げ天を仰ぐ。
 力も、機も満ちた。
 後はそれを解放するだけだ。
 周囲の妖怪達を尻目にし、私は退魔の符を取り出し天にかざす。
「高天原におわす三神に申し上げる!! 」

「今ひととき、我にその力を貸し与えたまえ! 」

「力たる剣! 」

「命たる勾玉! 」

「そして、光たる鏡よ! 」

 私は両の手を胸の前で組み、最後の言葉を、言霊をつむぎ出す。
「たばねられし神の威光にて、この地を払い清めたまえ!! 」

 符から膨大な、太陽に匹敵するかの様な光の奔流が溢れ出す。
 その光の力に押し流される様に、妖怪達は全てどこかに吹き飛ばされていった。

「ふぅー」

 一息ついて首を回す私の視界に、赤いリボンを揺らしながら、こちらに走りよって来る少女の姿が見えた。
「なんとか、約束も果たせたかな」

 周囲の月の光に照らされた大地は、まるで何も無かったかのごとく、清浄な気を満たしていた。



 

 そして、あれから五十年がたった。
 現在では、里を襲おうとする妖怪はほとんどいない。
 里の人間達も長になった陽之助の指導により、日々鍛錬を続け、一騎当千の猛者揃いだ。
 陽之助の弓『神 白沢 慧音』は、神具として祀られていると聞く。
 妖怪達も食料を人間から他の物に変えている。今の幻想卿は至って平穏で、私ものんびり静かに暮らせると思ったのだが・・・・・・。
「慧音ー、また輝夜の馬鹿に負けちゃったよー。慰めてお願い、ねえねえねえったら」
「妹紅、何をどう慰めろというのだ」
「えーと、頭を撫で撫でするとかね、いーこ、いーこしてくれるとか色々」

 私は苦笑しながら妹紅を見る。
 人の心も、妖怪の心も、時と共に変わり続ける。
 願わくば、この蓬莱人同士が良い茶飲み友達になりますように。

 「終」
 こんにちは沙門です。まずは読んで下さいました方達と慧音先生スレで助言してくれた方達に感謝を。ご指摘、お叱り、感想等頂けると幸いです。蛇足ですが今回の元ネタは『仮面ライダースピリッツ』等です。

速攻で訂正 タイトルと後書きで誤爆。まったく進歩がないです。
沙門
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コメント



0.1940簡易評価
1.30ハルカ削除
先生彗音って何ですかー!
と言いつつも、いい話でした。妹紅は美味しい役どころですね。
6.70K-999削除
ふーーーむ・・・。慧音って正統派主人公キャラですねー。・・・ってそれだけかい俺!
>私は自分の力で『慧音は妹紅と出逢わなかった』事にする
 ひ・・・卑劣な!! 絶対にしたくないことを相手が受け入れないことを承知で言うとは! ・・・素敵(ぉーぃ)。

>妖怪達も食料を人間から他の物に変えている
 え? このエピローグって未来の話なんでしょうか。でもタイトルからすると現代(もちろんあくまで幻想郷の)の話っぽいし・・・?

>また輝夜の馬鹿に負けちゃったよー
 ・・・どう考えても妹紅のほうが強いと思いますが・・・。ゲームの強さは関係なくあくまで設定はてるよの方が強いのか、ゲームではてるよが手加減しているのか。だとしたら、てるよより強いとされている永琳は・・・。永遠亭の師匠は化け物か!?
12.80SETH削除
かっこいい慧音先生だ!

はるかなる愛にかけて!
13.無評価沙門削除
 ご指摘、ご感想有難うございます
>先生彗音って何ですかー!
はっきりいって致命的なミスです。創想話スレを読んでアクセルターンしながら修正しました。その後、慧音先生に「だから、お前の目玉は節穴なのだ」と一晩中お説教をいただきました。二歩進んで三歩下がる様な私にご指摘いただき、皆様に感謝します。

>ふーーーむ・・・。慧音って正統派主人公キャラですねー。・・・ってそれだけかい俺!
 私の中では慧音先生=変身ヒーロー。妹紅=ヒロイン、もしくはゼクロスという図式になってるのでこんな話になりました。そうすると輝夜=Judoになるのか・・・・・・
>ひ・・・卑劣な!! 絶対にしたくないことを相手が受け入れないことを承知で言うとは! ・・・素敵(ぉーぃ)。
 先生は知識と言葉で相手を落とすのです。実際、本気になった妹紅を止めるには物理的には無理だと思ったので、精神面で揺さぶりをかける事にしました。
>え? このエピローグって未来の話なんでしょうか。でもタイトルからすると現代(もちろんあくまで幻想郷の)の話っぽいし・・・?
 エピローグは2005年の現在です。幻想郷の時間軸を外界に合わせて、人間と妖怪はお互い関わり合わないように共存していると解釈しました。本編はその50年前の話になります。
>・・・どう考えても妹紅のほうが強いと思いますが・・・。
輝夜が強いのはえーりんからドーピングか何かされているんですよ。きっと。

>かっこいい慧音先生だ!

はるかなる愛にかけて!
「敵は多いな妹紅。でも、関係ないか。今夜は、私とお前でダブル(以下略)」な場面も考えたりしましたが、調子に乗りすぎだと「なかった事に」。
最初は里の人間からも、うざったがられている慧音先生の話だったんですが、
結果、この様な話になりました。楽しんで頂けた様で幸いです。 
18.80とらねこ削除
 今はのんびりしている幻想郷の、もっと血なまぐさかった頃の物語。自分を排斥した人間を、それでも信じ続けようとする慧音は切ないです。最後に和解できたという結末にはほっとしました。やっぱ最後に救いがある話はいいですね。ありがとうございました。
19.無評価名前が無い程度の能力削除
>「私が守れない約束をした事あったかな」
この慧音さんかっこいいなぁ……・・・・・・
Σ('A`;)なかったことにしてるだけかっ?

ギャ~(断末魔

最近二次風味の強い慧音さんしか見ていなかったので、こういうかっちょいい慧音さんは久しぶりでした。ありがとうございます。
20.70名前が無い程度の能力削除
そんでもって点数を忘れる俺が大嫌いorz
↓を無かったことにしてくれぇ(無理
26.無評価沙門削除
 ご感想有難うございます。
>自分を排斥した人間を、それでも信じ続けようとする慧音は切ないです。最後に和解できたという結末にはほっとしました。

 私の文章力はまだ低いので、読んで下さる方に伝えられるか心配でした。なぜ慧音先生は人間が好きで、里を守っているのかなというのも今回の話の動機でした。蛇足ですが、作中の弓「神 白沢 慧音」は、『神より授かりし白沢の子 慧音』という俺設定です。

>最近二次風味の強い慧音さんしか見ていなかったので、こういうかっちょいい慧音さんは久しぶりでした。ありがとうございます
 
 お褒めの言葉、有難うございます。戦闘描写とかもっと腕を上げられるよう頑張ります。

>そんでもって点数を忘れる俺が大嫌いorz
↓を無かったことにしてくれぇ(無理

 私もタイトルと後書きで、先生の名前を間違えて気付かないという大失敗をやらかしてしまったので、先生に穴掘られて埋められました。恥ずかしい過去、「なかった事」にして欲しいです。え、先生満月でもないのに角が・・・・・・ caved!!!!
45.100名前が無い程度の能力削除
慧音が格好良いよぉ!!
52.無評価名前が無い程度の能力削除
僭越ながら誤字指摘。
幻想郷の『郷』が『卿』になってますよ。