Coolier - 新生・東方創想話

「魔理沙の図書館」

2005/06/21 10:30:52
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 鋭い三日月が浮かぶ、雲一つ無い、ある夜。
 珍しく無い客が、珍しい行為をしてきた時、自分はどのような反応をしたらいいのか。紅魔館の門番隊長である紅美鈴は真剣に悩んでいた。
 彼女の後ろには、手にそれぞれの得物を手にした部下達が緊張気味に待機している。
 副長などは、すでに愛刀を抜き日頃の恨みを晴らそうと、すでに殺る気満々だった。
 そんな外野達の思惑など、我関せずと、その目の前に立つ人物は不平を足らす。
「だーかーら。パチュリーに借りた魔導書を返しに来たって言ってるだろ。湖越えてくると、鈴鵬だっけか。あの鉄砲魚に七割近く撃墜されてるから、わざわざ奴の縄張りを迂回して、正式に魔女様に取り次ぎ願いたいって手順を踏んで来たんだぜ。それとも何時も通りに押して入るか? 」

 門番隊全員に緊張が走る。
 一触即発の空気を止めたのは美鈴だった。ここでその人物、黒い魔法使い、霧雨魔理沙の機嫌を損なうのは得策ではないと判断し、愛想笑いを浮かべながら魔理沙にたずねる。
「はい、分かりましたー。じゃあ伝令を出しますので、しばらく門番隊の詰め所でお待ちいただけますか? 」

 魔理沙は美鈴の言う詰め所を見ながら答える。
「ふーん、ログハウスって奴だな、これ。なかなか凝った造りだな。どうやって作ったんだ? 」

 丸太を組み上げて作り上げられた詰め所は、彼女の心の琴線に触れたらしい。
「お屋敷の廃材や山から木を集めて作ったんですよー。内装は新人ちゃんが色々工夫してくれたので中々快適です。ねー」

 当人らしい少女が顔を赤くしながらペコリと頭を下げる。
「ふーん、じゃあ遠慮無く待たせてもらうぜ。緑茶があると文句無しなんだが」

 魔理沙の問いに、美鈴が答える。
「お嬢様が巫女用にでも置いておけと出してくれた玉露もありますよ。今、図書館に使いをやりましたんで、どうぞごゆっくり」
「じゃあ、遠慮なく上がらせてもらうぜ」

 魔理沙は愛用の箒を手に詰め所にあがる。建物の中はフローリングになっていて、簡素だが季節の花などで飾り付けされていた。
「ほぉーお・・・・・・ 」

 彼女は感嘆の声を上げながら茶道具を探す。
 紅茶党が多いせいか、湯飲みには埃がうっすらと付いている事で、まだ一度も使われた形跡が無いのが分かった。
「お前も湯飲みとして生まれたんだから、本懐を果たしたいよなあ」

 その湯飲みを手に取って軽く洗い、淹れた緑茶を注ぐ。
 その辺にあった座布団に座り、彼女はまったり時が過ぎるのを楽しむ。
 二杯目の緑茶を飲み終えた時、扉の向こうから間延びした返事があった。
「お待たせしましたー。司書さんが案内するそうなので、どうぞ本館の方へどうぞ。茶道具は私達で片付けますよー」

 彼女達門番隊も、基本はメイドなのでお客様? に片付けをさせる事はしない様だ。普段が普段なので魔理沙にお茶を入れようとする者はいなかったのだが。
 魔理沙が外に出ると見知った顔が待っていた。
「パチュリー様がお待ちです。どうぞこちらへ」
 
 司書である小悪魔の案内を受け、魔理沙は紅い魔の館へ箒に乗り入り込む。外観に反比例して無駄に広い館の中では、歩くよりも飛んだ方が早い。用心してはいたが、蒼いメイド長は現れなかった。どうやら杞憂だった様だ。今頃主人と夜空でも眺めているのだろう。
 普段は借りっぱなしにしている本を、図書館の魔女に返そうなどと考えたのも、今晩の夜空を見ていてふと思いついた。
 訳は自分でも分からないが、なんとなくそんな気分になったのだ。

 長い回廊の終点に目的地はあった。
 図書館の魔女の住居ともいえる『ヴワル図書館』の巨大な入り口を小悪魔と共に魔理沙はくぐる。
 城壁の様に連なる書棚の奥の開けた場所で、図書館の魔女は簡素な椅子に腰掛けながら、ランプの光を頼りに分厚い書物を読んでいた。
 魔理沙の来訪に気が付き顔を上げる。
「珍しい、というか天変地異の前触れかもしれないわね。貴方が自分から本を返しに来るなんて」

 手にしていた本を閉じ、パチュリーは魔理沙に向き直る。明かりのせいか、彼女の表情はいつもと違いほんのりと赤みがさしている様に見えた。
「天変地異は余計だぜ。まあ確かに自分でも珍しい事をしていると思ってはいるがな」

 そして肩から掛けた鞄からゴソゴソと魔導書を数冊取り出した。黒の碑、金枝篇、無名祭祀書、エイボンの書、ルルイエ異本等々。
 パチュリーはそれらが魔理沙が強奪していった物のうちの半数だと確認したが別に文句は言わなかった。
「天体運動と魔力の増幅に関する研究論と、星座にまつわる神話大全が無いわね」

 頭をかきながら魔理沙は答える。
「なかなか面白かったんで、また読み直そうと思ったんだ。っていうかそれ読んだせいもあるのかな。今晩ここに来ようなんて思い付いたのは」

 不可思議な表情を浮かべるパチュリーに魔理沙は続ける。
「あいかわらず、この図書館は窓が無いんだな。外は良い夜だぜ、何故か知らないが浮き浮きする様だ」

 そんな彼女に対して、無愛想にパチュリーは答える。
「紫外線は本を傷める原因になるし、夜空の知識なら本を読んで知ってるわ」
「だからだよ」

 魔理沙は右手の人差し指を立て二、三度振る。
「知っているのと、実際に経験してみるのは違うぜ、って誰かが言ってた。という訳で、今晩はお前を私のとっておきの場所に誘拐、もとい案内するぜ」

 そして、強引にパチュリーの手を取り箒の後ろに乗せ、自分もまたがると唖然としている小悪魔に叫ぶ。
「ちょいとご主人様を素敵な場所へ案内するから少し借りるぜ。パチュリー、しっかり捕まってろよ」

 魔女達を乗せた箒は拍車を入れられた馬の如く、大回廊を抜け入り口に到着する。
「あー、これから夜空のデートだ、しばらくしたら戻るから慌てなさんな」

 驚愕しながら自分を見つめる門番隊達に一言伝えると、魔理沙は箒を水平に保ちながら上昇を開始する。
 ゆっくりとだが、紅い館が豆粒の様になる。
 そして上空の博麗結界付近まで達した所で停止した。
「その格好じゃ寒いだろ、私のローブとミニ八卦炉貸してやる。火力は自分で調整してくれ」
「なんなのよ、もう」

 すでに風の精霊の障壁を張っていたので、寒さは感じないが、パチュリーは魔理沙の出した物を借りる事にした。ローブからは、ほんのりとラベンダーの香りがただよってきた。
「上を見てみろよ」

 魔理沙の言葉に従い、上空を見る。
 夜空には、幾億もの星々が煌いていた。
「これが、私の図書館だ。パチュリーの図書館には劣るかもしれないが、星は色んな事を教えてくれる。大星雲の流れや、命の輝き。星も死を迎えるんだって事も教えてくれた。そして、これから生まれてくる星達もある。それから・・・・・・」

 魔理沙はパチュリーを見つめ伝える。
「私の技のアイディアも浮かぶし、それに私が生まれた頃の星の輝きが今、この地上に届いているかもしれない。パチュリーの星の光もあるかもな」

 パチュリーは再び上空の星を眺める。普段外へ出る事の無い彼女にとって、これは今までに無い新鮮な経験だった。
「確かに、知っているのと経験するのは違うわね」

 そうだろそうだろと、得意満面の表情を浮かべつつ、魔理沙はパチュリーにたずねる。
「いっつも本を借りてばかりだから、たまにはこんなお返しも良いかなと思ったんだが。そろそろ戻るか? 」

 だが、パチュリーは魔理沙の腰にキュッと手を回し答える。
「ううん、もう少し貴方の図書館を見ていたいわ。私は本の傍にいる者だから」

 魔理沙は無言でうなずくと、その体勢を維持する。
 夜空の魔力だろうか、小さな星の欠片を降らせる、箒に乗る二つの影法師は誰にも邪魔をされる事なく、静かに、ただ静かに。
 
 まるで、一つの星の様に漂い続けた。


 

 
 こんにちは、沙門です。タンデムする魔理沙とパチュリーの絵が浮かびこんな話ができました。ご意見、ご指摘、ご感想等いただけると幸いです。それでは失礼いたします。

訂正その一 御意見等でいただきましたが、外宇宙系の魔導書で、今回わりと知られているというかクトゥルフ系の魔導書を個人の趣味で出してしまいました。読んでくださる方達に不快な思いをさせない様に、今後は按排を考える反省の材料とします。後は若干の肉付けと、誤字修正。あとパチュリーの台詞を「ナコト写本とネクロノミコン」から変更しました。書き終えた後もずっとその部分が引っかかっていて、「これでは話が破綻してないかい」と思い、現在の台詞に変えてみました。自分の推敲能力の低さに正座。精進します。

訂正その二 見逃していた部分の訂正と修正をしました。うっかり度も更に上がってまた正座。
沙門
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コメント



0.2810簡易評価
1.50Hodumi削除
 取り敢えずヴワル魔法図書館は深入りするとセラエノ図書館にでも繋がるのかと問いたい。何なのだそのクトゥルーっていうかデモンベインな蔵書の数々は。
 後、霊夢用の玉露を呑ませて美鈴に害が及ばないか少し心配。
 ……なぞと無粋な突っ込みをしてみる。

 ともあれ。
 素直に面白く後半は甘味の効いたお話で、和みました。
3.70シゲル削除
今の時期?にはピッタリかもしれませんね。
たしかにどんなことでもそうですが、知っているのと実際見る(使う)のとでは全然違いますよね
自分も空を眺めるのは好きなので共感する部分があります。(感想になってませんね。。


7.30no削除
とてもいい雰囲気の作品なのですが・・・。
私としては出てくる魔導書が皆メジャーどころだったので一気に現実へと
目覚めさせられた気分です(ケイオシアム系ゲーマーなので)。
せめてクトゥルフ系でも光輝の書とか西欧における魔女信仰とか、
いくらでもマイナーなものが存在しますのに。
これもデモンベインが悪いのか。
10.50吟砂削除
はじめまして、沙門さんの作品は前から読ませて頂いてますが
こうして書き込むのは始めてですね。
作品の雰囲気はいい感じですね、
ほんのりと甘い二人の関係が良く表現されてます。
もう少し二人の会話を多く読みたい気もしましたが・・・これはこれで良いかなと
段々、腕を上げておられるように感じます。これからの活躍期待しております。
楽しませていただきました♪

魔道書については、デモンベインは知らないのですが
クトゥルー自体から入った人から見れば確かに少しあれかも知れないですが・・・
あまりマイナーなの出されてもって気もするのでこれくらいでもいいのでは?
11.50K-999削除
詰め所の内装を設定したのは、以前の鈴鵬事件の英国出身の新人ですか? だとしたら、なんだか尊敬が高じてイケナイ領域に踏み込み始めているような・・・。

しかしこのもやしを見てると、Drパチュが懐かしく感じますね。「ペェター」とか「ジェニファァァ」とか言う怪しい呼気を出していた事実を思い浮かべては遠い目をしてしまいます。
12.40名前が無い程度の能力削除
雰囲気は好きです。しかし、魔道書は具体名を出さなくてもよかったのでは。
29.40名乗らない削除
本類はまぁ有名なのがソレなもんだからいいとしても、東方としちゃどうなんだろう?この手のものが段々と宵闇眩燈草紙っぽく見えてくる私も悪いのか。
にしても鈴鵬強ぇぇ。7割って。
32.無評価沙門削除
 ご感想ありがとうございました。話の中に出てくる魔道書については、自分の悪乗りが過ぎたかと思います。「自分は東方の話を書いている」事を常に自覚し今後は注意します。
>取り敢えずヴワル魔法図書館は深入りするとセラエノ図書館にでも繋がるのかと問いたい。何なのだそのクトゥルーっていうかデモンベインな蔵書の数々は。
 後、霊夢用の玉露を呑ませて美鈴に害が及ばないか少し心配。
 ……なぞと無粋な突っ込みをしてみる。
 セラエノ図書館は、高密度の情報を蓄積した様な天体ではないかと思いつつ、今回のラインナップは趣味に走りすぎてしまいました。あと、最初は話の最後で美鈴がお嬢様に弄られる場面もありましたが、切りました。雰囲気ぶち壊しになりますので。静かで、ほんのりとした話にしたかったので楽しんでいただけた様で幸いです。
>たしかにどんなことでもそうですが、知っているのと実際見る(使う)のとでは全然違いますよね
自分も空を眺めるのは好きなので共感する部分があります。(感想になってませんね。。
 いえ、ずばり感想になっています。ヘッセの「シッダールタ」の中にも、知る事よりも、自ら体験する事はすばらしい事だ、というような事が書いてありましたし、この話から何か感じた事を書いていただけただけで、私はとても幸せです。
>私としては出てくる魔導書が皆メジャーどころだったので一気に現実へと
目覚めさせられた気分です
 選択を誤ると火傷をするという、良い教訓になりました。ご指摘有難うございます。悪いのは私自身です。少々調子に乗りすぎました。多謝。
>作品の雰囲気はいい感じですね、
ほんのりと甘い二人の関係が良く表現されてます。
 はじめまして、ご感想有難うございます。百合の一歩手前の感じになればいいと思いながら書いたのですが、一番悩んだのは二人の会話でした。色々考えた挙句、シンプルイズベストの選択を選びました。今後も精進します。魔導書については、後書きにも書きましたが、以後、按排を考える様にします。謝々。
>詰め所の内装を設定したのは、以前の鈴鵬事件の英国出身の新人ですか? だとしたら、なんだか尊敬が高じてイケナイ領域に踏み込み始めているような・・・。
 そうです、そしてイケナイ領域といえば、Drパチュですよ。薬を飲むと人格が変わるとかいう設定。可能であれば、いつでも彼女は現れます。人には光と闇の面がありますので。でわでわ。
>雰囲気は好きです。しかし、魔道書は具体名を出さなくてもよかったのでは。
 ご感想とご意見有難うございます。魔導書の名を出す必要があったのかと問われれば「無くても話は成立する」というのが現在の心境です。まだまだ未熟者ですが今後も精進し続けます。謝々。 
33.無評価紅狂削除
魔導書の列記はちょっとベタすぎるなぁと読んでて思いました。
しかし鈴鵬、魔理沙相手に撃墜率7割とは…⑨の安否が気になります。
34.50紅狂削除
点数入れ忘れたましたorz
35.無評価沙門削除
>本類はまぁ有名なのがソレなもんだからいいとしても、東方としちゃどうなんだろう?この手のものが段々と宵闇眩燈草紙っぽく見えてくる私も悪いのか。
にしても鈴鵬強ぇぇ。7割って。
 ご指摘有難うございます。「ここは東方なんだよ」と以前ある方からお叱りいただいていたのですが、にんともかんとも。後、魔理沙は直線的な移動のイメージがあるので、水中からのサイレントスナイパーには今の所、分がありますが今後はどうなる事か。焼き魚にされない事を祈ります。謝々。
36.無評価沙門削除
>魔導書の列記はちょっとベタすぎるなぁと読んでて思いました。
しかし鈴鵬、魔理沙相手に撃墜率7割とは…⑨の安否が気になります。
 ご指摘有難うございます。はい、ベタでした。⑨とは逆に気が合うかも知れません。両者共、まだお子様ですので。と書いている途中で鈴鵬とコンビを組んで魔理沙に挑むチルノの絵が見えてしまいました。アイディアの一つとして漬け置きする事にします。謝々。
42.70床間たろひ削除
……図鑑の写真で星を見る……空に浮かんで星を視る……どちらも同じ
視覚情報なのにね……
この違いは何かしら? 髪を優しく撫でる風? 鼻腔を擽る甘い匂い?
あぁ……隣に貴方がいるからなのね。

ポエムって難しい。それはともかく優しい物語をありがとう御座いました。
44.70SETH削除
でもまぁ、ヴワルにおいてあると流石の有名魔導書も
なんか少年ジャンプとかみたいなものに感じるw
45.無評価沙門削除
ご感想有難うございます。
>あぁ……隣に貴方がいるからなのね。

ポエムって難しい。それはともかく優しい物語をありがとう御座いました。
 素敵なポエムを有難うです。今回の様なパチュリーの話は、私の書いた物の中では初めてだったので楽しんで頂けて幸いです。謝々。
>でもまぁ、ヴワルにおいてあると流石の有名魔導書も
なんか少年ジャンプとかみたいなものに感じるw
 ヴワル図書館は、どこからともなく書物が勝手に集まってくるイメージがあったので、あってもおかしくないかなーと悪乗りしてしまいました。蛇足ですが、クトゥルフ物で面白かったのは「アーカム計画」や「永劫の探索」などがあります。「ラプラスの魔」に続いて中学の時に「ダンウイッチの怪」を読んだのがきっかけで、色々集めているんですが全集の四が見つからないのが残念無念。でわでわ。
46.無評価名無しさん削除
金枝篇は特にクト系ではないだろうっていうかデモベの所為ですね。
実際に読んでも魔術書ではないですから。
51.無評価名前が無い程度の能力削除
>金枝篇
まあAmazonでも買えますし(^^;
52.70名前が無い程度の能力削除
和みますなあ…
東京都心は星が見えません
そろそろ私の図書館に帰りますかな
55.無評価沙門削除
ご感想、ご意見有難うございます。
>金枝篇は特にクト系ではないだろうっていうかデモベの所為ですね。
実際に読んでも魔術書ではないですから。
 現本は実在していて、内容は哲学書っぽい物だったかと曖昧な記憶があるんですが、なにげに呼び出されるデウス・マキナがツタンカーメンというか、金箔付の土偶みたいでインパクトがありました。新作も楽しみです。
>>金枝篇
まあAmazonでも買えますし(^^;
 素晴らしきかなネットの世界。残念ながら私が巣くっている場所は回線が繋がらない所なので、夜な夜な駅前まで行く羽目になるのですが。
 話は変わりまして、この場所にssを投稿する様になったのは、例大祭で私の本を購入して頂いてくれた方の一言がきっかけでした。創造する事の楽しさを、再び思い出す事ができました。これからも、しつこく投稿し続けます。
>和みますなあ…
東京都心は星が見えません
そろそろ私の図書館に帰りますかな
 楽しんでいただけて幸いです。湾岸沿い、ぶっちゃけビックサイトのあたりだったらよい塩梅で星が見えます。
 星座からギリシャ神話を創造した、いにしえの作家に敬意を表しつつ、先日録画した「タイタンの戦い」を観て、一杯やろうと思います。謝々。
57.80名前が無い程度の能力削除
>パチュリーは魔理沙の腰にキュッと手を回し答える。
>「ううん、もう少し貴方の図書館を見ていたいわ。私は本の傍にいる者だから」
このシーンだけでお腹一杯です。魔理沙の男前ップリも惚れ惚れする程……
ややマリスよりな自分ですが、魔チュ理ーも良いかな、とかなり傾かされましたよ、ええ。
58.無評価沙門削除
>このシーンだけでお腹一杯です。魔理沙の男前ップリも惚れ惚れする程……
実はこの様なシーン、恋愛風味の場面は正直苦手で自分としては冒険でした。
楽しんで頂けて何よりです。これからも精進します。多謝。
59.60おやつ削除
星空の図書館……
なんだかマジで昔の自分を思い出しました。
懐古的な気分に浸らせていただきました。

内容は正直どっかで見たような、つまり良くある話に感じました。
それでも飽きさせることなく最後まで読めました。
これが王道というものか……
61.無評価沙門削除
>それでも飽きさせることなく最後まで読めました。
これが王道というものか……
 ご感想、及びお褒めの言葉を有り難うございます。先程「ウルトラマンネクサス」の最終回を見終えたばかりなのですが、善が悪に勝つ、恋人同士が結ばれる、主人公が人間として大きく成長する等、この世界には星の数ほど様々な物語が、すでに存在しています。そこからどの様にして新しい話を作り出すか、作り手の一人として挑戦し続けようと思います。