Coolier - 新生・東方創想話

「紅美鈴、湖の妖怪と対決する之巻・改」

2005/06/12 10:55:01
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 ここは常春の幻想郷。
 そよそよと温かい風が吹き、草花の中をふうわりとすり抜けていく。
 穏やかな空気に満ちたそんな中。
 大きな湖畔の森の影から突然に、およそ子供ぐらいの大きな白い玉が跳ねる様に飛び出した。
 飛沫を上げながら水の中に飛び込んだそれは、すぐに見えなくなり姿を消した。
 息を切らしながらそれを追いかけていた九尾の狐、八雲藍は悪態をつく。
「逃げられたか」
 
 そして、白い玉が逃げ込んだ湖の先に見える物。
 紅い悪魔の住む館を凝視する。
「面倒な事にならなければいいが」
 
 自分が追いかけていた物の正体を知る彼女は、呟きを残し主への言い訳を考えながらマヨヒガへ帰還した。

 それから数週間後の、ある日の夕暮れ時。
 風も止まり、波の無い鏡の様な湖面の上に浮かぶ二つの影が、水中の魚目がけて、えいやっと投網を投げていた。
「まったく、何でこんな事までしなくちゃならないの」
 
 投網が立てる水飛沫を避けながら、紅魔館の制服を着た片割れの一人が不平を述べる。
 彼女はまだ紅魔館に来て日が浅い。
 素敵な館の中で働ける事を夢見ていたのに、配属先は「館外守衛隊」
 常に最前線で館の守備に当たる為、一番人気が無いとも言われていた。
 だが実際に働き始めてみると、隊長をはじめ皆活き活きと職務に当たっていた。
 勤め始めてから大きな争いも無い。
 ただし、食事に関しては自給自足。
 隊長が根っからのサバイバーの為、本館からの食事の配給は無い。まったく無い。
 その為、仕事の合間に野良仕事をこなす事になる。
 館を取り囲む壁の外側は、各種野菜の畑になっているし、蛋白源にいたっては基本的に魚が中心。
 ときどき隊長が、山から猪を狩って帰って来た時などは宴会になる。
 しかし、館内のメイド達との差がありすぎじゃないかと彼女は一人思っていた。
 だが、「鬼」と呼ばれるメイド長に進言するだけの勇気も無い。
 そんな思いがつい愚痴となってこぼれだしてしまった。
「そんな事、口にだす物じゃないわねぇ。慣れると中々楽しい職場よ」
 
 先輩で、新人の教育係を勤めているもう一人のメイドが彼女をたしなめる。
 教育係の先輩メイドは、引っ張り上げた網の中から器用に魚を取り外し、腰にぶら下げ半分水の中に沈んでいる魚籠の中に放り込んでいた。
「ほんとですかぁ、なんか隊長も頼りない感じだし・・・・・・」

 彼女は配属初日の挨拶時の、見るからに能天気そうな隊長の顔を思い出した。流れる様な紅い髪に若草色の民族衣装風の服を着た、『気』の操りに長けた正体不明の妖怪。
 そして彼女は、自分の隊長がメイド長に弄られる場面を何度も見ていた。
 どう考えても自分は外れを引いてしまったとしか思えない。
「入ったばかりの貴方がそう思うのは、まあ分からないでも無いけど」

 作業の手を止め、先輩メイドは新人に語りかける。
「隊長は凄い人よ。貴方も時が経てば分かる・・・・・・。何かが来るわ、上空へ上がりなさい、早く! 」 

 何を感じたのだろうか、湖面から急上昇する先輩メイドの指示に従い、遅れて舞い上がろうとした新人だったが。
 突然、視界が闇に包まれ、そして何か柔らかく生臭い物に包まれる。
 彼女は袋の中に放り込まれ、無茶苦茶に振り回された様な衝撃を受け気を失った。

 そして残された者が見た物は。
 水面から音も無く飛び上がり金色の輝きを放つ巨大な『何か』と、それに飲み込まれる新人の姿だった。
『何か』は再び水中に消える。そして何も無かったかの様に水面に静けさだけが残った。
 

 数分後、門番隊長の紅美鈴は生還した部下から報告を受けた。
 すでにメイド長への伝達も済み対応の指示も受けている。
「あなただけでも無事良かったわ。落着くまで休みなさい」

 泣きべそをかいている部下に声をかける美鈴。
 そして周囲に集まってきた部下達に指示を出す。普段とは違った表情で。
「副長」
「はい」

 日本刀を腰に差し、苦無を納めたベルトをたすき掛けした、三つ編みの少女が返事をして一歩踏み出す。
「私はこれから新人の救出に向かいます。その間の采配はあなたに任せます。それから、巫女と魔法使いと庭師等はフリーパスで良いと指示が出たから、変に突っかからないように」
「分かりました」

 その後、美鈴は周りの部下達の顔を見回す。
 緊張気味の彼女達に対して一呼吸置くと、表情を崩し微笑みながら自分の考えを伝えた。
「もし、明日の朝になっても私が帰って来ない場合、後は絶対にメイド長の指示に従う事。変な考えを起こさないようにね。でないと後で怒られるのは私なんだからさ」

 皆黙ってうなずいた。
 館外守衛隊。
 別名『門番隊』には荒事専門の人材が揃っている。
 その誰もが、ほんわかそうな隊長に一戦挑み、皆痛い目に合う事で自分達の上に立つ者の実力を知っていた。
 そして。
 隊長が部下を大事に思っている事も、皆知っていた。
 常に最前線で体を張り、部下を庇い、その失敗も自分一人で背負いメイド長に怒られる。
 知っているから、引き止めようなどと思っていても、口に出さない。
「じゃあ、後はよろしくね」

 散歩にでも出かける様に紅い髪の門番隊長は一声かけ、風を巻き上げ湖上を疾空する。
 衝撃が水面を切り裂き、飛沫が光を受け虹を作る。
 誰かが呟いた。
 
 紅い颶風と。


 しばらく意図的に水面を荒らしながら、美鈴は新人が水中にいた『何か』に飲み込まれた場所にたどり着いた。
 ここに来るまで特に異常は無い。能天気な氷精が遠くに見えたくらいだ。
 彼女は上空から水面を見下ろす。
 波が収まるのを待ちながら、腕を組み尚も凝視する。
 薄く濁った水の中には数匹の魚が見えるだけ。
 自らの誘いに付いて来なかったか、それとも別の場所に移動したのか。
 依然、水面に何も変化は無い。
「ほんじゃあ、こちらから探しますかねー」
 
 緊張感の欠片も無い台詞を口にして、美鈴は服のポケットから輪の付いた青、赤等の色違いの鈴を取り出し指にはめていく。
 計十個の鈴を付け終え、彼女は大きく息を吸い込んだ。
 吸い込んだ空気を体の中で、ゆっくりと、ゆっくりと、飴の様に練り上げていく。
 練り、巻き上げ、凝縮する。
 そして『気』を作り上げた。
 次に作り上げた体の中の『気』を、肩から腕、腕から手の平へと流す。
 イメージは小川を流れる水。『気』は手の平から支流となる指先へ導かれる。
 そして指先に伝わった『気』を受けた鈴達が、互いに音を鳴らし始めた。
 鈴達が共鳴しながら音を奏でる。彼女は頃合を見計らい、両の手を閃かせた。
 鈴は細い糸で指輪に繋がっている。輪の中に収納されている糸の長さは五十メートル程度。『気』が通った状態では、鍛えられた鋼線並みの強度を持つ。
『気』を受けた鈴は澄んだ音を響かせながら彼女を中心に十方に飛び、そして水中でぴたりと停止する。
 美鈴はピアノの鍵盤を叩く様に指を静かに波打たせ始めた。
 水中の鈴の音が互いに共鳴し合い、敵の探査と誘いの為の音の波が、輪となって水中を駆け抜けていく。

 湖の湖底。美鈴の放つ鈴の音に反応した巨大な影が、その体を揺らめかし真っ直ぐに音の発信源である水面を目指し動き出した。
 
 日はすでに沈み、宵闇があたりを包み込む。
 美鈴の表情に焦りが浮かぶ。
 敵の正体は不明。
 水中から現れたのだから妖魚の類だろう。だがここ最近、そんな妖怪の目撃情報は無かった。
 そして相手は、人妖をひと飲みしてしまう程の巨体を持つと聞いた。
 単純な力比べだと、圧倒的にこちらが不利だ。
 必ず水中戦になる。
 少しでも自分が有利になるように、備えをしなければならない。

 そう彼女が思った時。

 水中の一つの鈴が異音を拾い上げた。
 こちらに向かって巨大な『何か』が近づきつつある。
 反射された音から、それの大きさもほぼ判断できた。
 全長は約二十メートル程度。
 そして速い。弾丸の様に水の中を突き進んでくる。
「見つけた」

 美鈴は呟くと共に、両手から伸びる糸をより合わせた。
 山の主である大猪にも破られた事の無い、『気』で作り上げられた鋼糸の網が作りだされる。
「さあ来い!! 」

 彼女の勇ましい叫びに誘われる様に、黒い影が波飛沫を上げ近づいて来る。
 金色の輝きを放つ異形の巨大な魚。
 
 当たりだ。
 
 彼女は迫り来る異形に対して網を展開する。鈴と同色の糸で編まれた網が虹色に輝いた。
 期待は出来ないものの、力比べで陸上に引き上げられれば後はたやすく料理できるのだが。
 巨体が網に頭から突っ込んだ。途轍もない力がかかる。
 一瞬の力比べの後、やはり彼女の目論見は外れた。
「おおぉっと!! 」

 敵は網ごと美鈴を引きずりながら沖へ向かって泳ぎ続ける。
 幸い網を破る程の力は無い様だが、力比べでは向こうが上手だ。だが次の手はもう考えてある。問題は・・・・・・。
 その瞬間、妖魚が頭を湖の底へと向けた。
「潜られる!! 」

 美鈴は吸い込めるだけの、ありったけの空気を体に溜め込む。
 同時に妖魚は身を捻り、美鈴を引きずりながら湖の奥底めがけて潜水した。

 美鈴は壁の様な水の抵抗を受け揉みくちゃにされながらも、網を握った手を離さない。
 自分が『気』を流し続けている限り、妖魚を逃がす事は無い。
 ここで逃がす訳にはいかない。
 絶対に。
 日が沈み水中の視界は無しに等しい。だが妖魚の金色の鱗の輝きにより、その姿をだいたい把握できた。
 流線型の体に、鳥の翼の様なヒレを持つ妖魚。
 それは、彼女の知識の中で該当する妖物と一致した。何しろ歴史に残る超大物だ。この世に一体しか存在しないと聞いていたが。
「ぶくぶくぶくぶくぶくぶく・・・・・・ 」(どこの馬鹿がこんなの放流したんだー)
 
 悪態と共に貴重な空気がもれ出してしまう。無呼吸でも10分はもつが、何時まで水中にいる事になるか先が見えない。
 あわてて息を止め、美鈴は網を頼りに苦戦しながらも、なんとか妖魚の体にしがみつく事に成功した。
 人間の使う盾程もある鱗に耳を当てる。かすかにだが、門番隊全員に配ってある鈴の音と、弱弱しい呼吸音が聞こえた。
 
 まだ無事だ。生きてる。
 
 だが、しかし。
 安堵の気持ちで文字通り『気』が緩んだのか、隙を逃さず妖魚は体を振り回す。翼のようなヒレが網の束縛を力任せに引き裂いた。
 引き千切られた鈴が音を立て彼方に消えていく。
 引き剥がされまいと美鈴は咄嗟に、妖魚の背中の鱗とヒレの隙間に右の貫き手を入れる。
 攻撃の二手目、網で包んだ妖魚の体に『気』の波を浴びせ弱らせる。それを先に崩された。次の手を考えさせてくれる程、敵も余裕をくれない。
 妖魚は抜き手の痛みで暴れ、美鈴を体から振り落とそうとし。
 美鈴は逆に、放されない様にさらに爪を立てしがみ付く。
 膠着状態ではあるが、水中では圧倒的に美鈴が不利だ。地の利は敵にある。絶望的な程に。
 一度でいいから水面に顔を出せれば、勝機はある。だがどうすれば? 。
 その時、指輪から流れる千切れた糸が目に見えた。
 頭の中で何かカチリと音がした。そして三手目を瞬時に組み立てる。
 
 やってやる。
 やってみせる。
 
 美鈴は再び『気』を練り直す。
 作り出す量は少しでいい。これは次の手の為の布石だ。
 作り出した『気』を残っていた左手の四本の糸に流す。
 イメージは指の延長。
 それぞれの糸が彼女の思惑通りに蛇の如く動きだす。それらは鱗をすり抜け、肉を貫き、目標に、妖魚の運動神経に突き刺さった。
 そして各ヒレと尻尾に向けて、狙い通り『気』を流す。
 ほんの少しヒレの角度を変える。
 妖魚の頭が水面を向いた。
 そして、機を逃さず推進力を発生させる尾に指示を出す。
「跳ねろ!! 」

 反射的に、妖魚は水面を目指し矢の如く突進する。

 三日月が浮かぶ夜の天の川に、金色の巨大魚が舞い上がる。

 その頭部に向かって紅い流星が風を切り走った。
 勝負は一瞬。この『機』を逃しはしない。
 新鮮な酸素を補充した美鈴は、新しく練り上げた『気』を右腕に集中させる。
 右腕に渦巻き、開放の時を待つ『気』のイメージは金槌。
 妖魚の眉間に右の掌底をかざす。瞬間、敵と目があった。
「悪いけど、ちょっと寝ててくれない」

 彼女はニヤリと笑い、手の平から全ての力を捻じ込む様に遠慮なく解放した。
 強烈な衝撃が妖魚の脳を揺さぶり抜ける。
 その巨体は水面に大音声を上げながら落下し、柱の様な水飛沫が立ち上る。
「さてと、次は新人救助」
 
 美鈴は、脳震盪を起こし水面にぷかりと浮いている魚の口をこじ開け、呼びかける。
「おーい、生きてる? 」 


 夜の紅魔館。
 門番隊は湖畔から全員で帰りの遅い隊長を待っていた。中にはしゃがみ込み手を握り締めている者もいる。
 さらに。
 鬼のメイド長、十六夜咲夜も腕を組み仁王立ちしながら、湖をぎらりと睨みつけていた。
 その為、周囲には緊張した空気が漂っていた。指示に従わない者の監視の為か、それとも美鈴の安否を気にしているのか。
 その時。
「あれ、隊長じゃない? 」
 
 夜目の効く副長が湖を指差す。その先には鼻歌を歌いながら新人を背負い、巨大な獲物を牽引してくる門番隊長の姿が見えた。
 歓声が上がる中、一人立ち去ろうとする咲夜に副長が声をかける。
「お戻りになられるのですか? 」
「ふふっ、私がいると色々差し障りが有るでしょうからね」

 館に戻る咲夜の後ろ姿に一礼し、副長は隊長の帰館を祝う輪の中に走っていった。


 さて、その後日談。
 助けられた新人の、美鈴を見る目が変わった。
「隊長お疲れ様です。肩でもお揉みしましょうか? 」
「そんな事言って、あなたの方が肩こらないの」
「まったく平気であります。サー! 」
「そういえば、生まれはどこだったっけ? 」
「ブリテンです。サー! 」
「はいはい、じゃあ後で、気功術の練習でもしよっか」
「光栄であります。サー! 」

 捕獲された妖魚の正体は、中国の妖怪、大鵬だと判明した。
 産まれたばかりなので魚の様にも見えるが、成長すると天を覆うほどの巨鳥になると云われている。
 希少種という事で、結局また湖に放されたのだが。
「隊長、また来てますよ、鈴鵬が」
「懐かれるのは悪い気はしないけど。ちなみに誰? あの子に名前付けたの。わたしなんて肩書きかあだ名でしか呼ばれないのに」
 
 大鵬の子供は、湖の魚を獲って紅魔館に遊びに来る様になった。
 館に不法侵入しようとする黒い魔法使いを、時々水鉄砲で撃墜するので館の住人からは重宝されている。

 そして今回の黒幕は。
「まあ、とりあえず丸く収まったみたいだし、良しとしましょうか。幽々子のリクエスト、大鵬の温泉卵には応えられなかったけど」
「紫様、収まったのならこのギザギザした石の座布団にもう座らなくてもいいのでしょうか? 」
「やあねぇ、藍。それとこれとは話が別、ってゆーか、貴方まだ反省できてないようだから追加しちゃおうかしら。膝の上に三枚くらい」
「か、か、勘弁してくださーい!! 」

 こうして、今日も幻想郷は平和に過ぎて行くのでした。

「終」
 推敲するのは楽しかった。
 話を作って見直すのも楽しかった。
 現在の自分の全力出して、こんな話ができました。
 ご意見・お叱り・感想等いただけると幸いです。
 
訂正その一 脱字等がありましたので訂正しました。もう一日待ってから投稿すれば良かったと反省。あと感想欄でもご指摘いただきましたが大鵬のイメージはデビルサマナーの画集の影響を受けています。最初から書いておけば良かったと、これも反省。

訂正その二 余りにも気がつくのが遅かった、台詞と地文の段落開けを統一、ご指摘いただいた点を活かせる様にちょっぴり訂正。でも、新人さんは美鈴をさらに「サー!」と呼び続けます。でわでわ。

05/08/26 加筆・修正
05/08/29 さらに修正
沙門
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コメント



0.3700簡易評価
1.100無為削除
めーりん! めーりん!(AA略
5.30Hodumi削除
 先ずは。
 大鵬:中国の荘子に記述が見られる巨鳥。翼は天を覆う程に大きく、一飛びで九万里を翔る誇り高き鳥。「封神演技」では大鵬金翅鳥の名で登場し、仙人に勝る力を持つ。尚、この世に一体しか存在しない。
 そんな鳥が何故魚に。確かに女神転生デビルサマナーでのイラストは翼のある魚ではありましたが。それとも別の大鵬が?
 後は全体的に美鈴の言葉に緊迫感が無さ過ぎたように思われました。部下の安否がどうとかいう前に相手を晩御飯呼ばわりする等、さて如何なものでしょう。
 と、一読して気になった点を書き出さしてみました。

 その他諸々は、これといって特筆すべき事も無く。
 これからも頑張ってください。
6.80床間たろひ削除
 ひさびさに格好良い美鈴を読ませて頂きました。ナイスです。
鈴鵬……逃げ出さなかったら、幽々子に喰われてたのかな? 踊り食い?
『あぁ 生きてるって 素晴らしい……』
8.70K-999削除
このSSのヒロインは咲夜さんですね(絶対違う)。
>食事に関しては自給自足
 絶対レミリアの悪ふざけだと思う。猪狩ってきたときは宴会って、そりゃどこの蛮族やねんッ!? と突っ込んでしまうことしかり。

>巫女と魔女と庭師等はフリーパスでいいって指示が出たから~
 これで美鈴の負担も減る・・・のか?(レミリアが新たな悪ふざけを思いつくのに50チルノ)

>鈴鵬
 大きい獲物を噛まずに飲み込むなんて、さすが幻想郷の妖物。やってみればわかりますが、咀嚼せずに飲み込むのはかなりしんどいですよ。蛇は丸呑みもするけど。ま、人間の常識を他の生物(しかも妖怪)に当てはめるほうがおかしいんですが。

久しぶりに、愛されてる美鈴を見た気がします。謝々。
15.80no削除
他の方も言われてますが、タイホウは鳥なんだけどな・・・と思いながら読んでいました。
が、金子一馬氏(女神転生)のイメージは強烈すぎるので、ビジュアル的に幻視しながら読めたので結果オーライ。
隊長に全幅の信頼を置いている門番隊の描写も、余裕のあるポーズを崩さない美鈴の言動も素敵です。
猪肉で宴会なんて、なんて素晴しい・・・とか思ってしまいました。
新人ちゃんもブリテン出身ならきっと門番隊の水があいそうですね。
良いものを読ませていただきました。
16.無評価no削除
蛇足ですが、作者からのメッセージがどうしても気になったため、過去作品を検索して読ませていただきました。
・・・おお、まるで別人ではありませぬか!?
短期間のうちに、荒野に水が染み渡るように様々なものを身につけられたのですね。
ぜひこれからも精進され、素晴しい作品を作られんことを祈念いたします。
連カキコすみませんでした。
26.無評価紅狂削除
魚の時は「鯤」、鳥に変化した時は「鵬」と呼ばれるそうです。
ttp://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/bongo/050524.html
27.無評価EXAM削除
そういえば美鈴って気を操るんじゃなくて気を使う程度の能力なんですよね~
この作品は「気を使っている」美鈴の戦い方が良かったです。
さり気に咲夜さん優しいしw

元は鯤(こん)と言う巨大な魚で、
化して鳥になるんですが、その名前を鵬と言います。
なのでイメージは魚に鳥の翼で正解ですよ~。
31.70おやつ削除
グッドジョブ!!
32.無評価沙門削除
はじめに、読んでいただいてくれた全ての方達に感謝を。
>めーりん! めーりん!(AA略
たすけてめーりん!! ヘルプ ミー!! 初めて創想話に投稿したのが美鈴物だったので、初心に戻ったつもりで書き上げました。楽しんでいただけた様で幸いです。
>一読して気になった点を書き出さしてみました。
ありがとうございます。私はうっかり八兵衛度が高いので、このような指摘をいただけると助かります。ご指摘を次回作に活かせる様に頑張ります。
>鈴鵬……逃げ出さなかったら、幽々子に喰われてたのかな? 踊り食い?
そうですね、アジア料理の孵化直前の卵を茹でる奴の最中に逃げ出したのではないかと。本当に生きてるって素晴らしいですね。
>このSSのヒロインは咲夜さんですね(絶対違う)。
弟子を見守る師匠というところでしょうか。(違う様な気がする)
>絶対レミリアの悪ふざけだと思う。
美鈴スレとか見てると、コッペパンしか食べてないみたいなんで。なら館の外の敷地を有効活用すれば、畑も作れるし、人間を襲う様な事もしなくていいんじゃないかと。でも、幻想郷の猪だと山神になるのかな。
>これで美鈴の負担も減る・・・のか?
おしいです。美鈴不在時の特別措置だったので門番隊長の悩みは尽きません。個人的には、楽な仕事なんてこの世には無いと思っています。
>咀嚼せずに飲み込むのはかなりしんどいですよ。
近くに観賞魚の店があるので、動き等の参考の為アロワナとか見に行ってたんですが、奴らは餌の金魚を丸呑みにするそうです。こわやこわや。
>久しぶりに、愛されてる美鈴を見た気がします。謝々。
こちらこそ、いつも感想ありがとうございます。美鈴が弄られなかった分、藍様が大変な事になっていますが。次も頑張ります。
>蛇足ですが、作者からのメッセージがどうしても気になったため、過去作品を検索して読ませていただきました。
・・・おお、まるで別人ではありませぬか!?
 この点については、本当にたくさんの方達から、ご指南をいただけたおかげです。ただ自分は本当にうっかり者なので、以後またポカをやらかすと思います。その時は、どうぞ遠慮なく指摘お願いします。
>魚の時は「鯤」、鳥に変化した時は「鵬」と呼ばれるそうです。
ご意見ありがとうございます。デビルサマナーの画集にも、ちゃんと書いてありました。正座して反省。ちなみに作中に出てくる『鈴鵬』は、「レイホウ」と呼ばれます。ソウルハッカーズの続編出ないかなー。
>この作品は「気を使っている」美鈴の戦い方が良かったです。
さり気に咲夜さん優しいしw
ドキッ、気を使う程度でしたよね。危なかった。最初の頃は水気を操るとかいう場面とかあったので、推敲と資料の正確な引用の重要性を再認識できました。他の方の書く美鈴とは違う、戦闘場面などが書ければいいなと、ぶっちゃけ水中戦とか面白いかもと考えながら書きました。咲夜さんは、自分設定で「美鈴は現在、部下の一人だけど、元は先輩兼教育係だった」と考えているので、今回こんな感じの役回りをしてもらいました。カシス氏の様に、昔の話も書きたいけど、もっと力が上がってからにします。謝々。
33.無評価沙門削除
>グッドジョブ!!
ありがとうございます。日々精進に勤めます。嬉しいので、今日の轟鬼君の真似をしてギターを片手にくるくる回ってみたり。
36.100じっぱひとからげ削除
やはり強い美鈴は良いです。
37.無評価Hodumi削除
無用かとは思いましたが、大鵬の件について。
手近な所にあった万魔殿とソウルハッカーズの全てを確認した上での書きこみでしたが……あちゃあ。。
取り敢えず紅狂さんとEXAMさんには感謝を。
沙門さんには混乱を招いた(かもしれない)お詫びを申し上げます。
39.90名前を騙る程度の能力削除
やはり美鈴は肉体派なんだなと再確認(笑)
ガチ勝負楽しませてもらいました。

それにしても「魔女」はパスもらっているのに「魔法使い」は
出入り禁止食らっているんですね。
あまつさえ「たいほう」に撃墜されるって…w
修行の必要アリですな。
40.70紅狂削除
肉弾系だけど何気に技巧派の美鈴が格好いいです(^^
次回作も期待しております。


48.90名前が無い程度の能力削除
格好いい美鈴の話ってあんまり無いので、新鮮で面白かったです。

ちなみに蛇足ながら、女性を呼ぶときの呼称は「サー」ではなく「メム」ですね。(笑)
49.無評価沙門削除
>やはり強い美鈴は良いです。
 弄られている美鈴も良いんですけど、やっぱり門番ですから決める時はビシッと・・・・・・弄られるのかな、やっぱり。ご感想に対して、謝々。
>沙門さんには混乱を招いた(かもしれない)お詫びを申し上げます。
 いえいえ、元はといえば、読んでくれた方を惑わす様な文章を書いた、私に非があります。どうか気になさらずに、そして今後もご指摘いただけると幸いです。謝々。
>あまつさえ「たいほう」に撃墜されるって…w
修行の必要アリですな。
 魔理沙だったら回避力を努力で身に付けて、必ずリベンジしにくるでしょうね。その頃には相手も戦闘ヘリ位になっているかも。ネタの一つにさせていただきます。ご感想に謝々。
>肉弾系だけど何気に技巧派の美鈴が格好いいです(^^
 西新宿に住む、煎餅屋の主人程ではないですが、気を使ってこんな事もできるんじゃないかなーと、ふと思いましてあの様な場面が出来上がりました。
 次も頑張ります、しゅっ。ご感想に多謝。
50.無評価沙門削除
>ちなみに蛇足ながら、女性を呼ぶときの呼称は「サー」ではなく「メム」ですね。(笑)
 失敗失敗。ご指摘有難うございます。沙門の知識がまた一つ増えた!!ご感想と共に感謝。
51.無評価no削除
「イエス、マム!」(メム)は日本の作品群だとあまり見かけないので、
わかりやすさ優先でサーの方がいいかも。というか私の好みなだけかも。かもかも。
55.80SETH削除
沙門先生の作品が読めるのは東方創想話だけ!w

56.無評価沙門削除
>わかりやすさ優先でサーの方がいいかも。
知識を間違った方向で使っている事を自覚しつつ、やっぱり上司には「サー」の方が勢いがあっていいかも。という訳で感嘆符追加しました。多謝。
>沙門先生の作品が読めるのは東方創想話だけ!w
ぶっちゃけ部屋のパソコン、ネットに繋いでないので、今回はメモリーに落としてネットカフェのパソコンから送信しました。それ以前は、店で直接入力してたので効率の悪い事この上無しでした。早く気付け自分。私の様な無知な者も受け入れてくれる東方創想話と、読んでくれて、ご意見、感想、お叱りくださる全ての方達に改めて感謝いたします。
66.90名前が無い程度の能力削除
沙門様の作品としては、珍しく?外の世界と全く関わらないお話でしたが、格好良い美鈴、堪能させていただきました。
能天気に見えて実は強い、仲間想い、しかも意外と頭も良い!?
ちなみに、魚な大鵬に全く違和感を覚えない自分は、デビサマ大好き人間。
いかにも特撮物の敵幹部みたいな、グノーシスの堕天使達にドッキドキでした。ホント、続編出ないスかねぇ…
69.無評価沙門削除
>いかにも特撮物の敵幹部みたいな、グノーシスの堕天使達にドッキドキでした。ホント、続編出ないスかねぇ…
 現在のメガテンの流れだと、続きはちょっと無さそうですね。これだけネットが普及しているのだから、大悪魔復活を目論むファントムソサエティの話とか出来そうですが。
 外の世界を舞台にした話は、現在漬け置き中です。出来上がりましたら、またご感想お願いします。謝々。
99.80名前が無い程度の能力削除
超亀レスだけど、作中の表現見てガノトトス想像したw
103.90リペヤー削除
これはかっこいい美鈴。
珍しい水中戦を楽しませていただきました。