この話は、作者が前々から書こうと思っていた珍カプです
なので、ひろーーーーーーーーーーーーい心で読んでください
ではどーぞ
もしも、もしも、
私の願いが叶うなら、また、貴方と話がしたいんです
なんて
ただの、我侭ですね
[ 私自身、白かどうかさえ定かでわない ]
人の 縁 とは、まったく不思議なものであると
最近つくづく思うようになった
まさか、もう会うことも無いと思ってた人とこんなにも気が合うなんて
本当に人生とは、不思議であふれている
彼女との出会いは、約、一週間くらい前のこと
久しぶりにさとりに宴会に誘われたので
骨休めに小町を連れて行ったのが発端だった
初めて、彼女を見たときは『 孤独 』のイメージがあった
まあ、一人、空を見上げながら飲んでいたせいかもしれないが
気になったことは、しょうがないと思い
私は声をかけた
「あの、お一人ですか?」
出会いなんてこんなちっぽけな物だったのに
[ 歯がゆいなんて言葉じゃ言い表せない距離 ]
初めて、こいつと会った時、苦手なタイプだなって思った
さとりと言い方が似てる割に( そこまで、捻くれてないが )
それよりも、頭が回る
正直言って、あんまり関わりたい相手ではなかった
まあ、今となってはこうやって居酒屋で飲んでるわけだが
ああ、そうだ
こいつに声をかけられたとき
ふと、誰かに似ていた気がしたが・・・
気のせいだろうか?
「でっ、どー言う事なの」
そう聞き返すと彼女は答える
「だから、最近、部下がまじめに働かないんです!!」
「じゃあ、首、切っちゃえばいいんじゃないの」
私がそう言うと
「彼女もがんばっているんです、その努力を無駄にはできない」
あんたさっき、サボってるって言ったじゃない
これだから、酔っ払いは・・・
あれ?酔ってない
どちらにしよ、たちが悪いのは変わらないか
「ああ、そうそう私には初恋の人がいたんです」
いきなり、話し変わったなぁと思いながら耳を傾ける
「へえ、どんな人」
今宵は、長くなりそうだと思いながらも
私は何も言わずその話を聞いた
[ 有りがちな、昔の話なんて話さなくても良かったのに ]
「お地蔵様、私もうすぐ結婚するんです」
と少女が私の所に来たのはいつごろでしょうか
少女の名前は、 『 未央 』 と言うそうで
最近、結婚が決まったばかりでした
「お地蔵様、私、昔おじい様にここに連れてきてもらった事があるんです」
当然私はそんなこと覚えていませんでした
「その時、おじい様に言われたんです」
お前が、結婚したときはお地蔵様に伝えてあげなさい
きっとお前を守ってくれるから
私は、その言葉を聞いて驚きました
まだそんな言葉を、律儀に守っている人がいたなんて
「だから、伝えにきました」
私は、とても、嬉しくなりました
「これから毎日ここに着ますから」
それから、私は少女に会えるときだけが楽しみでした
そしてそれは、少女が結婚した後も続きました
ですが
ある日を境に少女は来なくなってしまったんです
私は、何かあったのかと心配しました
そんなある日少女は私の前に現れました
体中傷だらけで泣きながら
― 旦那に裏切られた ―
それは私が閻魔になる三日前でした
[ なんて事ないなんて嘘だ ]
「それで、どうしたの?」
あまりにも続きが気になったので聞き返してしまった
「ああ、そんなに、急かさないでください」
彼女は、少し困った顔をして笑った
「今、言いますから」
― 何だかなあ ―
そして少女は、言いました
「 お地蔵様、お願いします、私に・・・私に、力をください、お願いします 」
少女は、地に手を着き泣きながら言いました
そこでそんな物ないと言えば良かったんです
でも・・・・言えませんでした
私は、少女に力を与えてしまったのです
『 大きすぎる力 』が破滅を生むとも知らずに
力を分け与えた後、少女は喜びながら消えていきました
その後
一人取り残された私は、泣きました
どうして、私は地蔵なのだろうと
どうして、少女に復習の力を与えてしまったんだろう
どうして、こんなにも泣けるのだろうと
それから一日たち
気づいたんです
― 私は少女に、好意を抱いてたことを ―
でも気づくのが遅すぎたみたいです
そのすぐ後、私は、少女に会うことなく、閻魔になりました
あれからいく年が過ぎ、私は、もう少女の顔も覚えていません
だから少女が、生きてるかも、死んでるかもわかりません
でも未だに、彼女との事は覚えています
なんてたって
私の初恋の人で
そして
私のことを一番恨んでる人ですから
「なんて、ちょっとした、閻魔の昔話です」
私は彼女に、苦笑いした
彼女は、私の話を聞いてたのか、聞いていなかったのか
遠くをじっと見たままだった
彼女は、時折こうやって、寂しそうな雰囲気を出す
彼女もまた過去に何か有るのだろうか
私は、彼女に問うことはできなかった
[ たとえどんな時でも、礼儀を忘れては、なら無い ]
ゴーン、ゴーン、ゴーン、
旧都の深夜を伝える鐘が鳴る
彼女は、その鐘の音を聞くと、思い出したように時計を見た
「ああ、もうこんな時間なのね」
私は反射的に
「もう帰るのですか?」
と、尋ねた
彼女は、苦笑しながら言った
「明日も仕事があるしね」
「そう・・・ですか、では、仕方ないですね」
私は少し残念だと思った
せっかく、気の合う友が出来たのにもう別れないといけないなんて
なんて、考えているとふと、あることを思い出した
「そういえば、私、貴方の名前、知りませんね」
前回は、もう会うことも無いと思って聞かなかったんですね
でも、あまりにも自然に話してたんで忘れてました
「よろしければ、教えてくれませんか」
そう、言うと彼女の顔つきが変わった
何か気に障る事でもあったんでしょうか
彼女は、二、三歩、私から離れると」
「すいませんが、閻魔様」
にやりと笑って
「貴方が私に名をくださいませんか」
暗闇の中、光に照らされた彼女は
まさに
鬼女
だった
なので、ひろーーーーーーーーーーーーい心で読んでください
ではどーぞ
もしも、もしも、
私の願いが叶うなら、また、貴方と話がしたいんです
なんて
ただの、我侭ですね
[ 私自身、白かどうかさえ定かでわない ]
人の 縁 とは、まったく不思議なものであると
最近つくづく思うようになった
まさか、もう会うことも無いと思ってた人とこんなにも気が合うなんて
本当に人生とは、不思議であふれている
彼女との出会いは、約、一週間くらい前のこと
久しぶりにさとりに宴会に誘われたので
骨休めに小町を連れて行ったのが発端だった
初めて、彼女を見たときは『 孤独 』のイメージがあった
まあ、一人、空を見上げながら飲んでいたせいかもしれないが
気になったことは、しょうがないと思い
私は声をかけた
「あの、お一人ですか?」
出会いなんてこんなちっぽけな物だったのに
[ 歯がゆいなんて言葉じゃ言い表せない距離 ]
初めて、こいつと会った時、苦手なタイプだなって思った
さとりと言い方が似てる割に( そこまで、捻くれてないが )
それよりも、頭が回る
正直言って、あんまり関わりたい相手ではなかった
まあ、今となってはこうやって居酒屋で飲んでるわけだが
ああ、そうだ
こいつに声をかけられたとき
ふと、誰かに似ていた気がしたが・・・
気のせいだろうか?
「でっ、どー言う事なの」
そう聞き返すと彼女は答える
「だから、最近、部下がまじめに働かないんです!!」
「じゃあ、首、切っちゃえばいいんじゃないの」
私がそう言うと
「彼女もがんばっているんです、その努力を無駄にはできない」
あんたさっき、サボってるって言ったじゃない
これだから、酔っ払いは・・・
あれ?酔ってない
どちらにしよ、たちが悪いのは変わらないか
「ああ、そうそう私には初恋の人がいたんです」
いきなり、話し変わったなぁと思いながら耳を傾ける
「へえ、どんな人」
今宵は、長くなりそうだと思いながらも
私は何も言わずその話を聞いた
[ 有りがちな、昔の話なんて話さなくても良かったのに ]
「お地蔵様、私もうすぐ結婚するんです」
と少女が私の所に来たのはいつごろでしょうか
少女の名前は、 『 未央 』 と言うそうで
最近、結婚が決まったばかりでした
「お地蔵様、私、昔おじい様にここに連れてきてもらった事があるんです」
当然私はそんなこと覚えていませんでした
「その時、おじい様に言われたんです」
お前が、結婚したときはお地蔵様に伝えてあげなさい
きっとお前を守ってくれるから
私は、その言葉を聞いて驚きました
まだそんな言葉を、律儀に守っている人がいたなんて
「だから、伝えにきました」
私は、とても、嬉しくなりました
「これから毎日ここに着ますから」
それから、私は少女に会えるときだけが楽しみでした
そしてそれは、少女が結婚した後も続きました
ですが
ある日を境に少女は来なくなってしまったんです
私は、何かあったのかと心配しました
そんなある日少女は私の前に現れました
体中傷だらけで泣きながら
― 旦那に裏切られた ―
それは私が閻魔になる三日前でした
[ なんて事ないなんて嘘だ ]
「それで、どうしたの?」
あまりにも続きが気になったので聞き返してしまった
「ああ、そんなに、急かさないでください」
彼女は、少し困った顔をして笑った
「今、言いますから」
― 何だかなあ ―
そして少女は、言いました
「 お地蔵様、お願いします、私に・・・私に、力をください、お願いします 」
少女は、地に手を着き泣きながら言いました
そこでそんな物ないと言えば良かったんです
でも・・・・言えませんでした
私は、少女に力を与えてしまったのです
『 大きすぎる力 』が破滅を生むとも知らずに
力を分け与えた後、少女は喜びながら消えていきました
その後
一人取り残された私は、泣きました
どうして、私は地蔵なのだろうと
どうして、少女に復習の力を与えてしまったんだろう
どうして、こんなにも泣けるのだろうと
それから一日たち
気づいたんです
― 私は少女に、好意を抱いてたことを ―
でも気づくのが遅すぎたみたいです
そのすぐ後、私は、少女に会うことなく、閻魔になりました
あれからいく年が過ぎ、私は、もう少女の顔も覚えていません
だから少女が、生きてるかも、死んでるかもわかりません
でも未だに、彼女との事は覚えています
なんてたって
私の初恋の人で
そして
私のことを一番恨んでる人ですから
「なんて、ちょっとした、閻魔の昔話です」
私は彼女に、苦笑いした
彼女は、私の話を聞いてたのか、聞いていなかったのか
遠くをじっと見たままだった
彼女は、時折こうやって、寂しそうな雰囲気を出す
彼女もまた過去に何か有るのだろうか
私は、彼女に問うことはできなかった
[ たとえどんな時でも、礼儀を忘れては、なら無い ]
ゴーン、ゴーン、ゴーン、
旧都の深夜を伝える鐘が鳴る
彼女は、その鐘の音を聞くと、思い出したように時計を見た
「ああ、もうこんな時間なのね」
私は反射的に
「もう帰るのですか?」
と、尋ねた
彼女は、苦笑しながら言った
「明日も仕事があるしね」
「そう・・・ですか、では、仕方ないですね」
私は少し残念だと思った
せっかく、気の合う友が出来たのにもう別れないといけないなんて
なんて、考えているとふと、あることを思い出した
「そういえば、私、貴方の名前、知りませんね」
前回は、もう会うことも無いと思って聞かなかったんですね
でも、あまりにも自然に話してたんで忘れてました
「よろしければ、教えてくれませんか」
そう、言うと彼女の顔つきが変わった
何か気に障る事でもあったんでしょうか
彼女は、二、三歩、私から離れると」
「すいませんが、閻魔様」
にやりと笑って
「貴方が私に名をくださいませんか」
暗闇の中、光に照らされた彼女は
まさに
鬼女
だった
実際ありえそうなお話でした
>復習→復讐
このあっさりした感じは寧ろ調度良かった。
このあとどうなるかとても気になる作品でした。
映姫様も愚痴りたい時はあるだろうし、パルスィも誰かと一緒にいたい時はあるだろう。雰囲気はとてもいい感じですね。
ただ視点を分けて書くと、明確な分け目がないとどちらの視点かわからず、読者はおいてけぼりです……。特に最後はどっちがどっちかこんがらがってしまいます。
物語の展開が早いのも合間って不完全燃焼です。しっかり推敲をお願いします!
次回期待してますー!
文に句読点が多過ぎて読んでいるときにつっかかりを感じてしまいました。
これを保ちながらもっと読みやすいようにできたら直吉だと思います。
がんばってください。
推敲というよりは、一つ一つの場面をもっと広げてしっかり説明するか、もう少し話の挿入を多くするかが大事かなと思います。