Coolier - 新生・東方創想話

深夜のモテない淑女の友、古明地ラジオ、はっじまるよー!

2011/12/22 22:24:03
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どうも! たこ焼き大好き、MCの古明地さとりです!
――ども! イカ焼き大好き……でもない、構成、火焔猫燐です!


先週、と~うとう、このお燐、いえ、もはや家族でも何でもないから、ただの他人の火焔猫燐さんが、私のことを飼い主とは思ってない、もうしょせんは金目当ての、いわゆるパトロンだとしか思っていない事がはっきりした事件が起こりました。

――ちょちょちょ、そんなこと思ってないですってば!

いえもう聞きません。きーきーまーせーんー。先週ですね。私が閻魔様に仕事のことで呼び出されまして、朝からお燐をつれて彼岸に行ってきたんですよ。ほら、旧地獄と彼岸はずいぶん前に分離しちゃったから、お燐も彼岸の知り合いと会う機会なんて滅多にないんです。で、私が閻魔様の部屋に呼ばれている間に、お燐に、ちょっと知り合いと話でもしててたらいいわ、なんていって、私は閻魔様と二人っきりで仕事してましてね。まあ、その仕事は書類上の不備を直すだけの簡単な訂正だったんですけど。で、仕事終わって私が部屋から出てきたら、お燐、もうどこにもいないの。

――すみません。

それは別に良いのよ。時間的には丸一日かかっちゃったわけだし。だから私も「あ、お燐もうおうちへ帰っちゃったのかな」と思って地霊殿にひとりであるいて帰ったわけですよ。で、誰もいない。

――いや本当すみませんって。

許諏訪子ないじゃん。絶対許早苗。神奈子……は字余り! で、晩ご飯の時間にも帰ってこないんですよ。これはいくら何でもおかしいなーと思って、みんなでご飯食べる時に使ってるテーブルで待ってたら。ほら、私直前に仕事というか……もうぶっちゃけるとぉ、えーきちゃんの独り小芝居を丸一日堪能してるじゃないですか、疲れてもういいやってなって。うちは結構放任主義ですからね、その辺は。私は部屋に戻って寝ちゃったんですよ。で、翌日。朝食の時にはさすがにお燐と、あとついでにお空もリビングに帰って来てたんですよ。で。で、ですよ。私がお燐に昨日のことを言い出す前にお空が開口一番、「さとり様昨日は楽しかったです! また行きましょうね!」ってすっごい笑顔。この時点で、私もう訳わかんないじゃないですか。そしたら、このお燐がなんか隅でこそこそ逃げだそうとしてて。何の気なしに心を覗いてみたらですね、このお燐、いえ火焔猫燐さん。お空とこいしと三人で外界のディズ(ピー)シーに行ってるんです。なにそれ。なにそれじゃん!

――ちょ、伏せ字!

あ、大丈夫? ピー音間に合った?

――隣室にいるディレクターのパルスィ、めっちゃ焦ってましたよ今。


まあいいや。外界の、ナズーリンの海的なテーマパークにですよ。ご主人様をほったらかして、丸一日満喫して帰って来てるんです。

――いや、結果的にはそうですけどぉ……

私が! 三途の川の向こう側で! えーきちゃんに「ねえさとり。神霊と怨霊、今年から書類上の扱い変わったの……」から始まる八時間のお茶会と十五分の書類事務やってる間にデスよ。

――仕事は結局十五分ですんだんですか。

うん。じゅうごふん。あとちょっとフォローしておくと、二人っきりの時だけ、閻魔様のこと私はえーきちゃんって呼んでるんだけれど、えーきちゃんは、すごく仕事熱心で優しい、出来る女の子なんだけど、話に熱中すると長いの。その日は別に説教じゃないから、こっちも楽しんで聞けるんだけど、話が終わった後に一時間位すると、すっごい疲労感が襲ってくるの。そんな子。……フォローになってない気もするけどまあいいや。それで、お空はまあしょうがないといえばしょうがないですよ。私とこいし間違えてるんですもの。……いえしょうがなくはないわね。お空には、明日の昼あたり、私直々に温泉卵をお空に「貴方と私の子よ」って満面の笑みでさしだして、お空がぎこちない微笑みをを返した瞬間に、目の前でその卵をむさぼり食うっていうお仕置きが待っているんですが。

――やめてくださいよ。お空は割と本気で信じちゃうんですから、泣きじゃくるお空に冗談だって説明するのあたいの役割っぽいじゃないですか。やるならサポートまでやってくださいよ。

無理、だって私、卵を喉に詰まらせてるから。

――あー、ゆで卵とか食べてるときはいつも咽せてますね、さとりさま。

咽せてる間に「さとりさまのバカー!」って逃げるからサポート無理。

――そこまでしてイジワルしたいんですか。やめてくださいよ。お空はさとり様のいうことなら何だって信じちゃうんですから。この前からお空がドロワーズとブラジャーの代わりにマイクロビキニはいてるの、さとり様が原因でしょ?

あ、ばれた? いいでしょ。黒のあれ探すの結構苦労したのよ。

――いっしょに温泉いったとき脱衣所でビックリしましたもん私。

鼻血でた?

――でません!

実はいま私、おそろいの水色のやつ下着の代わりに穿いてるの。

――何考えてるんですか?!

興奮する?

――しません!

ちらっ。

――やめてください!

で、話は戻って問題はお燐。もう他人だから、この方。なーにほっといて遊びに行っちゃってるのー? 第一、私は妹のこいしに全然あえてないのに、一方的に私がこいしを目撃したのが三ヶ月前だっていうのに。

――さとり様気がついてないんですか? こいし様、さとり様にほぼ毎日会いに来てらっしゃいますよ?

うそ?!

――本当です。ちゅっちゅするって言って、どこからとも無くやってきて、夜のさとり様の寝室に、そうですね、だいたい二時間くらいいて、そのあと顔を無駄にツヤツヤさせて又どこかに出て行かれますもん。

うーわ。じゃ、アレは寝汗じゃないの?

――……知りませんよ。

とにかく、私自身はこいしと殆ど話せていないのにですよ。このお方はその妹と外界の、何ですか? テリーオブてゐー? とかいうアトラクションにこいしやお空と乗ってきてるの。

――それにはちゃんとした訳があるんですよ。あたいは彼岸でお空と一緒になんか変な感じにフラフラしてるこいし様を見かけたんで、拙いってんで追いかけたんですよ。そしたらいつの間にか外界にいて……

まあ、百歩譲って、外界って無意識で渡れるとして。入場料とかどうしたの。外界のお金持ってないでしょ?

――それは団体旅行客のうしろに付いてって、こいし様の能力でチョメチョメと……えへ。

もうそれ真っ黒でしょ! お燐さん入園して楽しむ気まんまんじゃん。間違った意味のほうの確信犯じゃん!

――だってもう気がついたら園の目の前にいるし、お空は既に空から入場しちゃってるし、仕方が無いじゃないですか!

でも、ネタ抜きに言って? 入ってみたかった?

――……うん。

はいアウトー。

――だって外界ですら滅多に行けないじゃないですか! その状況になったらもう入場するしかないでしょう?!


まあ、ね、その辺りは分かるわ。仮に私だとしてもその誘惑には抗えないでしょうからね。

――そうでしょう?! 分かって頂けて何よりです。

で、なんでお土産なかったの?

――あれ?


仮にもあなたのご主人よ私。確かに一時期は放任しすぎた嫌いはあるけどー。そのご主人様がですよ? 深夜、屋敷のだだっ広いリビングルームにたった一人でですよ、たったひ・と・りで、カップラーメンすすりつつ、いつ帰るとも知らぬ皆の帰りを、何か異変にでも巻き込まれたんじゃないかと心配しながら待ってるというのにですよ? このお燐さんと来たらまあ! お空とレストランとかでディナー食べつつエレクトリカルパレードとか見て「お燐きれいねー」「うん……でもお空の瞳の方がもっと綺麗だよ……」「うにゅ?」みたいな絡みをしてるんですよ!

――なんですかその私のキャラ付け?!

だってお燐さんはもう地霊殿を代表するプレイガールじゃないですか。パーフェクトリア獣じゃないですか。旧地獄における恋符の専門家でしょ?

――そんなことありませんって!

そんなことない?

――断じてそんなことありません。

あ、そう。でさ、そういう心配かけてまで丸一日ほっつき回って遊び歩いて、帰りに温泉までキメて朝帰りしてるお燐がですよ。脱衣所でお空のマイクロビキニ姿に興奮してるお燐がですよ。独り寂しく留守番してた私にはお土産の一つすら買ってこないんですよこれが。

――お土産とか渡したらあたい達があそこへ言ったって事、さとり様にばれちゃうじゃないですか。

ばれてるじゃないもはや。

――今はそうですけどー、その時は黙っててばれないならそっちの方が良いなーってスタンスでしたから。

わたしだってあの耳みたいなの付いてるカチューシャぽい物体かぶってパレードしたかったですよ!

――あれ欲しかったんですか?


欲しかったですよ! あれ付けたら「耳の数がお燐とおそろい! 耳の数がお燐とおそろいでしゅうう!」って叫びながら旧地獄の電柱という電柱にマーキングしますよ。お燐がいつもそうしてるように!

――んなことしたことないですよ! というか電柱自体旧地獄にないです。


あ、そうなんだ。そういう劣情をぶつけるのはお空にたいしてだけで十分と。さっすがナズーリンシーでお空とギョウザドッグでポッキーゲームしたリア獣さんは違いますね。

――やめてくださいよ、心読んで後半だけ微妙に本当の事いうとかは! 本当タチ悪いなーこの人。単に分け合って食べただけです。こいし様も一緒でしたし。


でもさ、実際、あれ大丈夫だった? ネギ系の入ってるじゃん。ああいうの駄目でしょあなた。猫的な意味で。

――ああ、それはまあ。苦手は苦手ですけど。人型の時に食べましたからちょっとは食べても平気です。

人型に変化すると感覚とか耐性が人に近くなったりするもんね。お燐もあれだからね。調教してもらうときの痛みをもっとマニアックに感じたくて人型になれるように頑張ったからね。

――そんな事実はありませんよ!

で、で。ご飯もあそこで食べたんでしょ? すごいらしいじゃない。雰囲気とか徹底してるんでしょ?

――はい、すごかったですよ。

どこ行ったの?

――名前ちょっと忘れちゃったんですけど、地熱発電所をイメージしてるレストランみたいなんですけど、良かったですよ。

地熱発電所。こっちにもあるのに?

――いや、ウチにある実際のやつとはかなり違うんですよ。あたい達のいったとこはリベット止めとかの時代の技術みたいなので内装が統一されてまして、なんかレトロっぽいと言うか良い意味で土臭い感じなんですよ。ほら、旧地獄の発電所って未来志向の奴でチリ一つ無いじゃないですか。

ああ、そうね。旧地獄の地熱発電所は、ごく最近妖怪の山の河童達に作って頂いたんですけどね。金属の継ぎ目とか全く見えない未来っぽいすごいの。それとは違うんだ。

――はい、全然違います。お空が外観を一目見て気に入って「ここにしようよ!」って決めました。

おいしかった?

――ええ。良かったです。料理も中華系で。

お空と一緒なのに和食じゃないのね。

――まあ、お空は根っからの和食派なんですけどね。でも、パンとスパゲッティーが無ければ基本的には大丈夫みたいですよ。


あ、そうなの。それほど偏食家って訳でもないのね。そういえば、お空がスパゲッティー苦手なの、何でか知ってる? 覚りの私にも原因がよく分からないのだけど。

――なんか、お口の中がにゅるにゅるするかららしいですよ。

にゅるにゅる?

――「にゅるにゅるしててやだー」って。

そういえば、ラジオ界で言えば私の大先輩にあたる黒谷ヤマメさんがやっぱりスパゲッティ苦手なんだけど。

――あのかたスパゲティ苦手なんですか。意外ですね。

意外でしょ? 糸系の食べ物なら何でもいけそうなのにね。彼女、最初にレストランで注文したときに長崎の皿うどんみたいなのを想像して頼んだらしいのよ。で、がっかりしてもう食べられないって。私はお空もそういうのかと思ってたけど、違うのね。にゅるにゅるって、食感?

――みたいです。

もしくはお空が食べたスパゲティにはすでに付喪神がついてて蠢いてたとか?

――嫌ですよそんなの! ってかお空、食べる前に動いてるの気づいて!

そういうことならお空がスパゲティ嫌いなの分かりますけどね。世が世なら切腹モノですからね。

――付喪神食べたら切腹モノなんですか?

はい、切腹です。外界の江戸時代とかで生類憐れみの令があった時分なら、お代官様に見つかったら確実に切腹ですよ。「そのほう、一体何をハムハムしておる! ええい、そのような不埒なやつは切腹じゃ!」って。

――外界の人間の法令って妖怪も守らなきゃいけないんですか?

そうですよ、常識です。「お代官様ちげえやす、違うんでございやす。食べたんじゃございやせん。こいつは人型に変化出来るから、こうやって調教してたんでごぜえやす。マニアックな、マニアックな痛みを味あわせていたんでごぜえやすう!」「そうか……なら良し!」ってなっちゃうから。

――良しなんですか。人の姿になれる妖怪立場悪いなー!


さて、ここらでお便りを読んでいきましょうか。ラジオネーム星熊勇儀さん……って相変わらず名前隠す気ないのね。「古明地ラジオ、いつも楽しく聞いています。外界の漫画であったシチュエーションなんですが、恋人と家族、どちらか一方しか助けられない場合、お二人はどちらを助けますか? あと、以前ラジオで言っていた、エルフ耳の耳たぶに鬼がさりげなく甘噛みをすると、ゼ○ダの伝説で仕掛けが解けた時の効果音が流れるってやつ、いくらやっても相手が可愛くびっくりした声をあげるだけでうまくいきません。何かコツとかはあるんでしょうか?」あ・れ・は、う~そです!

――勇儀さんはほんと毎回騙されますね。

にもかかわらず、いつも丁寧なハガキおくって頂いてます。

――はい。ありがたい事です。家族と恋人どっちが大切かって質問ですね。

比べられないわね。おもに私に恋人いないからって理由で。

――寂しいこと言わないでくださいよ。

じゃ逆にさ、恋人が家族だったらどうなの? 

――さとり様とこいし様みたいな?

私はそういう百合趣味無いから。セクハラとかは全然アレだけど、大丈夫だけど、つきあうのまではアレ。残念だけど。

――こいし様とは恋人でもないし百合趣味もないと? 普段の生活があれで?

こいしとは私、柳生セクハラ流の継承権をあらそう関係だから。

――柳生ですか?

そう、柳生。柳生ってすごいわよ。柳生十兵衛三厳ってお侍が江戸時代の外界にいて、この人隻眼なんだけど、逸話があって。ある日父親と木刀で稽古をしていたら誤って親の木刀が目に当たったんだけど、その時十兵衛は、傷ついた目ではなく、残された目を護ったそうよ。あるかもしれない次の攻撃に対処するために。で、その心構えが武士の鑑だって賞賛されてるの。

――痛いのとか無視したんですか。すごいですね。

ま、その時木刀に当たった目が、こいしのサードアイなんですけどね。十兵衛は全然痛くない。

――現場にいたんですかこいし様? っていうかじゃあ十兵衛さんの隻眼はなんなんですか?

だから十兵衛は痛がってるこいしを抱きしめて親父さんから全力でかばったのよ。

――え?

その時十兵衛が叫んだ「武士道とはペロペロする事と見つけたり!」という名言はあまりにも有名。

――色々まざってます。まざりすぎです。


で、質問の内容に戻るけど、恋人ってあれよね。今現在はもう倦怠期とかに入って愛情感じてないカップルとかもいるけど、少なくとも一度は相手を本気で好きになったって事よね。

――そうですね。あたいとしては前半を言う必要性は全く感じないんですけど。

一方で家族って生まれたときにもういるから、多分家族に一度も愛情を感じなかったって人もいるんじゃないかしら。

――そういう人も結構いそうですね。

お燐とか?

――いや違います。あたいはさとり様の愛情をいっぱい感じています。

力士の親方とかが、カワイガリってルビ振る事でおなじみの?

――そんなことないです。ふつうの家族愛です。アガペーです。

そういえば、地霊殿のペット達の間でも、お燐はお空ととりわけ仲いいみたいだけど、お燐としてはお空は家族? 恋人?。

――そうですねー。お空は家族です。恋人じゃありません。

恋人じゃないと。お燐はお空が大っ嫌いだもんね。

――そんなことはありませんよ。大好きです。

以前はお燐、地霊殿の屋敷のメンバーで一番バストがおっきい妖怪だったんですけれども、お空が八咫烏の力を手に入れてからはその辺が逆転してジェラシー感じまくりですもんね。

――ちょっと何おっしゃっているか分かりませんけれどもね……

今ではお燐は、毎夜毎夜お風呂上がりに十五分、ベッドの下に隠し込んだ、月給二ヶ月をはたいて購入した豊胸器を使いながら、時折なぜだか無性に死にたくなるというね、そういう毎日を送っております。

――に゛ゃーーーーーーーー!!!

毎月の月初め、地霊殿の誰よりも早く起床して、寝ているお空のおっぱいを気づかれないようにメジャーで計る事が習慣になりました。でおなじみのお燐ちゃんでーす!

――マジでそのへん勘弁してください!


あとさ、恋人って家族と違ってめんどくさいのはさ、自分が好きになっても相手がどう思うかってのがあるわよね。お互い好きあって無くとも、最低限、一方が好きで相手がその人を憎からず思ってなければ成り立たないし。

――その辺の探り合い、あたいは苦手ですね。さとり様は強いでしょ、そのあたり。

別に覚り妖怪だからって恋愛の駆け引きが得意になるわけでもないわ。自分を心の中で好いてくれる方を探すのと、好きになった相手が自分を好きになってくれるのは全く別だから。

――言われてみればそうですね。

例えばこいしとか。あの子いま趣味で、反応が楽しいからってストーキングしてる相手いるんだけど、嫌がられてるし。

――そこは姉としてとめてあげてください。

で、相手がこいし宛にやめてくださいって手紙書いてるんだけど、どういう訳か私の手元にあります。

――何でですか?

地霊殿に古明地さまって宛で手紙が来たら私宛だと思うじゃない。てっきりそう思って、最後まで怪訝な顔しながら読んじゃったわ。その後こいしに手紙を渡そうにも、私、こいしに会えてないし。

――相手、そういうこと知ってるんですか?

まだ知らないというか、たった今これ聞いて知ったんじゃないですか?

――リスナーさんなんですか?

その辺はプライバシーのためにぼかさないと。その辺ぼかして匿名でいうと、おパルさん。パルパルパルパルパルスィステム、で皆さんにさわやかな嫉妬を配達してくれる、でおなじみのおパルさん。

――思いっきり特定できちゃうじゃないですか。

あ、分かっちゃった?

――分かりますよ! てか、エルフ耳のディレクターが向こうの部屋からガラス越しにめっちゃ睨んでますよ!

でも、ある意味これがこいしに届かずに私の元に届いたのは運が良かったかもしれないわ。

――何でですか?

ちょっと読むと、「あなたのやっていることはストーカーです……」

――読むんですか? ディレクターが、鍵かかってるここへのドアを全力の弾幕で破壊し始めましたよ!

じゃあ急いで読まないと。「いいかげんストーカーをやめてもらえませんか? しつこいをとおりこして怖いです。ていうか私は別に好きなひとがいますのであしからず。まあ、あなたの百合とかあなたが特別に気持ちが悪いとは思ってはいないの勘違いしないでくださいね。すみません、でもこれが私の本心です」って、後半ちょっとフォロー入ってるのがあれね。ツンデレってやつなのかしら?

――優しいんですよ。

そういうのがストーカーを増長させるのにね! でも本当に良かった。こいしが読む前に私に届いて。

――何でですか?

ほら、これ横書きで書いてあるんだけど。最初を縦読みすると、あ、い、し、て、ま、す、って。

――あらま。

これ絶対こいし勘違いするから。

――って言ってる間に、隣室のディレクターが顔真っ青になってぶっ倒れましたよ。

あらら、本当だ。泡吹いてるわ。今日はもうラジオ続けられないわね。ということで、お~しまい!

――また聞いてくださいねー!
世界に広がれ勇パルの輪

>古明寺 やっべ
羊年
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コメント



0.1910簡易評価
2.90奇声を発する程度の能力削除
勢いがあって読んでて面白かったです
4.80名前が無い程度の能力削除
ラジオ配信っていうより、ラジオ漫才だ!こりゃ。話が展開するテンポがギャグの軽さと合っていてちょうどよいと思う。
関係ないけどラジオ良いよね。テレビは見ないけどラジオは聞きます。

 リア充とか恋人の描写って、大抵イベント盛り上がったり、sexしまくりで付き合い始めっぽいイメージだけど、
もっとこう、一緒にスーパー行って家で、もくもくと二人で餃子作ったり、
背中合わせでゲームして一方は漫画読むとか、ある程度こなれた状態のカップルはどうなの!?そんな恋人なら俺は家族よりも恋人を選ぶぞ!
6.90名前が無い程度の能力削除
以前、とあるキャラが幻想郷と間違えて八景島シーパラダイスに行ってしまう作品を描こうと思ったことがありました。
あなたのおかげで、その頃の情熱が少しだけ戻ってきたような気がします。アリガトウ。
7.90名前が無い程度の能力削除
勢いパねぇwww
笑わせてもらいましたー。おパルさん(仮名)に幸あれ!

蛇足:古明「地」でないのは誤字でしょうか?
13.100名前が無い程度の能力削除
面白かったです。
お燐いじりが楽しいですねw
15.100名前が無い程度の能力削除
いやぁ、たまにこういう系が来ると楽しいですね
16.100名前が無い程度の能力削除
ら、ラジオに夢中になってたらいつの間にか明け方ですよ!
20.100名前が無い程度の能力削除
これはいいww
24.100名前が無い程度の能力削除
おパルさんのエルフ耳をはむはむしたらテレテレテレレレンッ!が聞けるのか・・・!

あと、やはり歴史に名を残す方は人間力が違いますね、十兵衛さん
25.100名前が無い程度の能力削除
終始笑いっぱなしでした。
パルスィ愛されてんなwww
27.100名前が無い程度の能力削除
このラジオは毎週聞いてみたいです
次こそは地霊殿のみんなで東京ナズーリンの海的なテーマパークへ…おや、誰か来たようだ
30.100名前が正体不明である程度の能力削除
ああ、著作権の帝王がくる…
37.100リペヤー削除
なんという勢いwww
パルスィに幸あれ!
38.90名前が無い程度の能力削除
笑ったw
いいノリだなー
50.80名前が無い程度の能力削除
ハハッ