幻想郷の奥地、太陽の畑で幽香は静かに暮らしていた。ここには暇を持て余した白黒や、村からの依頼を受けた命知らずの賞金稼ぎしか基本的に来ない。幽香は時たま来る来襲者で暇を潰しながら花を愛でるという生活を続けている。
その平穏をぶち壊す黒い影が一つ太陽の畑に凄まじいスピードで向かっていた。まだ幽香は知らない。
音速を超えたそれが近づいてくるのに幽香が気付くのにそれほど時間はかからなかった。幽香は気付いたと同時に、極太のレーザーを傘から射出し叩き落とそうとしたが余りの速さに間に合わず、それは悠々と地上に下りてしまった。
「あややや、手厳しい挨拶ですねぇ」そう言いながら余裕な表情で文は地上に降りた。
「挨拶と言うより蚊トンボを落とそうとしただけよ…」
「これはこれは!看板に偽りなしですね!」
「そんな看板がどこにあるのかしら?早く教えなさい、塵にしにいくから。そして何しに来たの?」
「いわゆる一つの比喩表現ですよぅ!何しに来た…哲学的な質問ですねぇ…私は何しに来たのでしょう?」
「くどいわね。」
「あややや…実を言うとですね、最近外の世界で向日葵が注目されているようでして。」
「話が全く見えないわね。死にたい?」
「いやぁだから取材ですよ取材!射命丸文の行く処にネタはあるのです!」幽香の形相にしどろもどろになりながら文が答える。
「それで向日葵が外の世界で…あぁもう!早く本題に入りなさい!」
「あや…えぇとですね、どうやら外の世界では放射線というものを吸収するのに向日葵を使うようなのですよ。」
「ほうしゃ、せん?」幽香は首を傾げた。
「私も良く知らないんですが…どうやら害のあるもののようです。」
「放射線とか言うのはよく分からないけれどそれは幻想郷には無いんでしょう?じゃあなぜ取材に来たのかしら」
「いや、あながち外の世界だけの話では無さそうですよ?あの地獄烏とか」
「地獄烏?」
「ああ、幽香さんは地獄に行ってないんでしたっけ?地獄にそれはもうべらぼうな力を持った烏が居るんですよ」
「へぇ…それは良いことを聞いたわ…!!…また横道に逸れたわね。話題を戻しなさい、全く」
「幽香さん自由ですねー…いえね、その地獄烏が利用しているエネルギーの残り滓として放射線が出るとかなんとか。」
「あんたの話はたらとかればとか仮定が多いわね。それでも新聞記者なの?」
「うぐっ…先程からちょくちょく痛いところ突いてきますね…流石です」
「はぁ…で、一つ質問良いかしら?」
「え?あ、どうぞー」
「向日葵はその…放射線?とか言うのを吸収するのよね?」
「ええ、そのようですよ?」
「吸収ってことは、向日葵が吸収するのよね?その吸収した後の向日葵はどうなるのかしら。」
「あ、あややややややや…」
「放射線って害があるのよねぇ?って事はその向日葵も害がある存在になるんじゃないかしらぁ?」
「い、いやはや…どうなることでしょう…?」
「今すぐ帰りなさいな。私の目の届く範囲で花を使ってそんな事はさせないわよ。」
「うぅっ…分かりましたよー…今度は幽香さんが怒らないようなネタを持ってきますので!」
「いや、来なくていいから」
「ではではっ!また来ますね!お元気でー!」
「…」
すっかり静かになった太陽の畑で幽香は溜め息をついた。
なんだかんだ言って、幽香は文に対し嫌悪感などは抱いていなかった。自分の事を恐れず飄々としている人妖はなかなか居ないので新鮮なのである。だが幽香は素直になれず他の人妖よりも文に対してきつく当たっている。そんな情けない自分に軽い嫌悪を抱きながら、次に文が来襲してくるのを心の片隅で待っているのだった。
その平穏をぶち壊す黒い影が一つ太陽の畑に凄まじいスピードで向かっていた。まだ幽香は知らない。
音速を超えたそれが近づいてくるのに幽香が気付くのにそれほど時間はかからなかった。幽香は気付いたと同時に、極太のレーザーを傘から射出し叩き落とそうとしたが余りの速さに間に合わず、それは悠々と地上に下りてしまった。
「あややや、手厳しい挨拶ですねぇ」そう言いながら余裕な表情で文は地上に降りた。
「挨拶と言うより蚊トンボを落とそうとしただけよ…」
「これはこれは!看板に偽りなしですね!」
「そんな看板がどこにあるのかしら?早く教えなさい、塵にしにいくから。そして何しに来たの?」
「いわゆる一つの比喩表現ですよぅ!何しに来た…哲学的な質問ですねぇ…私は何しに来たのでしょう?」
「くどいわね。」
「あややや…実を言うとですね、最近外の世界で向日葵が注目されているようでして。」
「話が全く見えないわね。死にたい?」
「いやぁだから取材ですよ取材!射命丸文の行く処にネタはあるのです!」幽香の形相にしどろもどろになりながら文が答える。
「それで向日葵が外の世界で…あぁもう!早く本題に入りなさい!」
「あや…えぇとですね、どうやら外の世界では放射線というものを吸収するのに向日葵を使うようなのですよ。」
「ほうしゃ、せん?」幽香は首を傾げた。
「私も良く知らないんですが…どうやら害のあるもののようです。」
「放射線とか言うのはよく分からないけれどそれは幻想郷には無いんでしょう?じゃあなぜ取材に来たのかしら」
「いや、あながち外の世界だけの話では無さそうですよ?あの地獄烏とか」
「地獄烏?」
「ああ、幽香さんは地獄に行ってないんでしたっけ?地獄にそれはもうべらぼうな力を持った烏が居るんですよ」
「へぇ…それは良いことを聞いたわ…!!…また横道に逸れたわね。話題を戻しなさい、全く」
「幽香さん自由ですねー…いえね、その地獄烏が利用しているエネルギーの残り滓として放射線が出るとかなんとか。」
「あんたの話はたらとかればとか仮定が多いわね。それでも新聞記者なの?」
「うぐっ…先程からちょくちょく痛いところ突いてきますね…流石です」
「はぁ…で、一つ質問良いかしら?」
「え?あ、どうぞー」
「向日葵はその…放射線?とか言うのを吸収するのよね?」
「ええ、そのようですよ?」
「吸収ってことは、向日葵が吸収するのよね?その吸収した後の向日葵はどうなるのかしら。」
「あ、あややややややや…」
「放射線って害があるのよねぇ?って事はその向日葵も害がある存在になるんじゃないかしらぁ?」
「い、いやはや…どうなることでしょう…?」
「今すぐ帰りなさいな。私の目の届く範囲で花を使ってそんな事はさせないわよ。」
「うぅっ…分かりましたよー…今度は幽香さんが怒らないようなネタを持ってきますので!」
「いや、来なくていいから」
「ではではっ!また来ますね!お元気でー!」
「…」
すっかり静かになった太陽の畑で幽香は溜め息をついた。
なんだかんだ言って、幽香は文に対し嫌悪感などは抱いていなかった。自分の事を恐れず飄々としている人妖はなかなか居ないので新鮮なのである。だが幽香は素直になれず他の人妖よりも文に対してきつく当たっている。そんな情けない自分に軽い嫌悪を抱きながら、次に文が来襲してくるのを心の片隅で待っているのだった。
あと、セリフの最後に句点を入れるのか入れないのか、統一した方が宜しいかと。
クリーンじゃないお空も見てみたいけれど怖い怖い。幻想郷が北斗の拳になってしまう。
もっと想像力を働かせることもできたかと思います
「あんたの話はたらとかればとか仮定が多いわね。それでも新聞記者なの?」→別に文は一度も仮定の話をしてない
とか。勢いで書いている感じがするので、もう少し落ち着いて見直しをしてから投稿してみるとよくなるかもです。
書いたら少し時間を置いて見直したら如何でしょう。
こういった書き方も十分ありだと思いますが、登場人物の心情等が全て会話に頼る事になってしまいます。
特にこのお話での幽香は余り感情を表に出さないようなので、最後に幽香の文への想いを書かれると、ちょっと唐突かな、と思いました。
はい、どうでもいいですねwww
感想としてはやはり他の方もおっしゃっていましたが、一度も仮定の話をしていないのに仮定の話ばかりだと言っていることなどが気になりました。