「諏訪子様、神奈子様、朝ですよー」
うー、早苗が呼んでる...起きなきゃ
「ふぁ~。おやよう早苗、神奈子」
「かつぜちゅ回ってないぞ、諏訪子」
神奈子も回ってないよ、そう言いたかった
「二人共ですよ、朝ごはんはできてますから顔を洗ってきてくださいね」
そう言われると食卓の方から味噌汁とご飯のいい匂いがしているのに気づいた
お腹も空いていたので顔を洗い食卓に着こう。と思う
「今日は焼き魚に大根おろしか、良いじゃないか」
「納豆はー…?」
「明日は納豆にしますよ。諏訪子様」
別に魚に大根おろしも嫌いではない。だけど納豆には勝てないと思う
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「「「ご馳走様でした!」」」
皆でご飯を食べ終わり食器を片付けていると
「ねむ...」
神奈子はまた寝るみたい。だから太るのだ
「早苗ー何かしよー」
「洗濯物と食器洗い終わったらですよ」
しょうがないので渋々手伝う。神奈子働け
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「諏訪子様、ありがとうございます」
「いや、良いって」
働くとなかなか気持ちが良いものだ
天気も良いし、縁側にでも座ってくつろぐ
早苗はその隣でお茶を飲みながら煎餅を食べていた
私も眠くなってくるな…
「早苗、膝枕してー」
「はいはい、どうぞ」
パタッ
そのままうつらうつらし始めて寝ようとしてしたいたとき
「こうして見れば本当に子供みたいなんだけどなー...」
ちょっと聞き捨てならないことを聞いたがこの膝枕に免じて許してあげよう
そんなことを考えていたらいつのまにか寝ていてしまった
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「諏訪子、早苗、昼ごはんは?」
「すうー」
「…もう夕方だよ、神奈子」
早苗もあの後寝てしまったらしく、返事がなかった
そういえば私達も昼ごはん食べてないな
「…疲れてるんだな、早苗も」
「うん、もうちょっと寝かせてあげよう」
しかし私達も色々手伝ってはいる。なぜこんなに疲れているのだろうか?
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「あっ夕飯作らなきゃ!」
部屋の中にそのままいれた早苗が跳ね起きて随分と面白い動きを見せてくれた
でも心配は要らないよ。早苗
「早苗、夕飯なら私たちが作ったよ」
「そうそう、うまく出来たんだから食べてよね」
実は3回ほど失敗し、残骸が台所に散乱しているのは内緒
「ありがとうございます、諏訪子様、神奈子様」
それにしても神奈子の不器用さには驚いた
卵がうまく割れないからといって御柱で割るのはどうかと思う
「じゃあ食べようか」
「うん、冷めないうちにね」
「「「いただきまーす」」」
そう言うと皆揃って箸を口に入れる
…すごい味だ
なんというか今まで食べたことの無い感じ
早苗は美味しい美味しいといって食べてくれた。嘘だと思うけど嬉しい
神奈子はどうでも良いや
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「美味しかったですよ、二人の手料理」
「ありがとう、早苗」「お世辞でもうれしいよ」
「お世辞じゃありませんよ」
神奈子はお風呂に入り、私と早苗は皿を洗っている。神奈子働け
そしてお風呂に入った後、疲れたのですぐに眠ることにした
-------翌日
「諏訪子様、神奈子様、朝ですよー」
いつもどうりに一日が始まる
「早苗ー今日のおかずはー?」
「魚と納豆ですよ」
違和感の原因はそれか…
後で直しときます