彼女は真っ白い縁側に座っていた。
強い夏の日差しが、庭を白く染めている。
日差しの勢力は縁側にまで及び、その照り返しの中に、彼女は腰掛けていた。
「………」
振り向く。
屋内は、日差しに追いやられた色が、よどんだ暗がりとなって視界を妨げている。
私はいつから、ここにいるのだろうと、霊夢は思った。
何故、こんなところにいるのだろう。
そうは思っても、今までの経緯を思い出そうという気持ちは起きなかった。
ひどい二日酔いの寝起きのように、頭が働いていない。
眼前に広がるのは、見慣れた博麗神社の中庭に見えたが、霊夢は、そこに懐かしさを感じなかった。
ここは、『違う』場所だ。
しかし、さりとて何かをしようという気にもならない。
倦怠に近いが、それとは少し違う、ふわふわした感覚に包まれて、霊夢は縁側に腰掛けたままでいる。
無意識に、手が近くの縁側を探る。
期待した湯呑みとお盆の感触は返ってこなかった。
ふと、黒い影がさした。
庭の端の方に、いつの間にか小さな人影が現れて、歩いて来るのが見えた。
それは、だんだん大きくなってきたが、それは目の前に来ても“人影”のままだった。
日差しに照らされた影がそのまま形になったような、かすかな陰影だけを持つシルエットは、ごく普通の足取りで、霊夢の前を横切っていく。
「ちょっと、あんた」
霊夢は、それに声をかけた。
「何?」
そのシルエットは、女の声で答えた。
この声を知っている、と霊夢は思った。
「なんでそんなに真っ黒になってるのよ」
そう霊夢が聞いた。
その人影は、霊夢が知っている誰かの声で答えた。
「それはあなたが霊夢だからよ」
「意味わかんないけど?」
霊夢がそう返すと、影はちょっと笑ったようだった。
「あなたって、そういう子よね」
「どういう子よ」
「面倒臭がり、誰かを知るのも面倒くさいってこと」
「………そうね」
「貴女が私を知らないから、私はこんな姿なのよ」
そういうと、影はスカートをつまんで、優雅にお辞儀する、ような動きをしてみせたが、なにぶんシルエットだけなので、何をしたのかはっきりとは分からなかった。
「………」
「でもいいわ、私だって同じようなものだから」
「…結局誰なのよ」
「誰でもいいのよ、今日はあなたのお友達はいないけど、本当ならあの子でも良かったんだから」
「?なんのことよ」
「別にー」
そう言うと、その人影は再び歩きだした。
「ちょっと…」
そう声をかけたが、人影は歩いてきた方とは反対側に、歩いて行ってしまった。
「……なんだっての?」
特に何も考えることなく、霊夢は庭を見ている。
先ほどの人影だろうか。
シルエットがひとつ、何かを抱えながら帰ってきた。
「おせんにーキャラメルー」
言いながら、底の浅い箱のようなものを抱えて、霊夢の前を通りかかる。
「………」
「なんて、飴しかないけど」
立ち止まると、箱から棒の先に丸い包み紙がついたものを取り出し、霊夢に渡す。
「何のつもり?」
「観劇の前には、こういうことをするらしいのよ?」
霊夢は、受け取った棒飴を指先でくるくると動かしながら、横目で人影を見た。
その影は、空箱を地面にぶん投げると、すっ転がる箱には目もくれずに、そっと霊夢の隣に腰掛けた。
「…観劇?」
「そうよ」
庭に、人影が集まりつつあった。
ゆらゆらと陽炎のように現れた、それらはみんな“人影”だ、背の高さもまちまちだし、性別は見分けがつかなかった。
陰影も、霊夢の隣にいる影よりずっと薄い。ほとんど真っ黒の泥人形のようだ。
「題名のない音楽会、始まり始まり~」
「音楽会なの?」
「ううん、劇だってば。観劇って言ったでしょ?何言ってんの、もう」
「それはこっちのセリフよね」
隣の人影は、霊夢の突っ込みを気にした様子もなく言った。
「普通のお話よ、普通すぎて題名もいらないくらい」
「…へぇ」
「それでは、“妖怪が退治されたお話”、はじまりー」
人影たちが、一様に、同じ動きをし始めた。
手には、やはり黒い、鍬のようなものを、いつの間にか持っていた。
それを、地面に振り下ろす。振り上げては、振り下ろす。
“昔々、あるところに、ふつうの村がありました”
人影が一斉に畑を耕す動作は、何か機械的な印象を与えるものだったが、霊夢は黙って眺めていた。
“村人はみんなそこそこ善人で、それなりに信心深い、どこにでもいる人間達でした”
その、「村人」たちの横に、四つの影が歩いてきた。
二つは背が高く、わずかに身長差があり、二つは小さく、やはり身長差があった。
“ある日、その村に一つの家族が訪れました。お父さん、お母さん、そして幼い姉妹です”
二つの背の高い方の影は、「村人」たちに近付き、身振り手振りで何かを伝える仕草をする。
その二人を、村人達が何人か、作業の手を止めて取り囲む。
“流れてきた家族は、排他的な少数の村人に反対されつつ、村に受け入れられました”
やがて、その二つの影も、村人に混じって鍬を振り上げたり、振り下ろしたりをし始めた。
霊夢には、どれが新しく来た人影なのかわからなくなった。
小さな人影は、二つ、端っこにしゃがんで、地面をいじるような仕草をし始めた。
よく見ると、亀のようなものを、二人してもてあそんでいるようだ。
“新しく村人になった一家の両親は働き者で、気立てもよく、村にもすぐ馴染みました”
そして、その小さな人影は、鍬を振る村人たちの間を歩き回る。
“一方、子供の方はというと”
その二つの小さな人影を、やがて大きな人影たちが取り囲むようにして、首をひねる動作をし始める。
“その子供達は、とりわけ妹の方は妙な勘の良さを見せます。村人の失くし物の場所を言い当てたり、明日の天気を当てたり、友達の嘘を見破ったり…”
その、囲む輪の中から、両親らしい人影が、二つの小さな影を引っ張り出す。
“まるで心が読めるようだ、と言う村人もいました”
ぱっ、と。
何かが光ったように、霊夢は感じた。
日差しが強い中ではあったが、かすかに陰影の強さが揺らいだ。
そして、縁側が震えるような響きが鳴り渡った。
カミナリ?と、呟く。
答えは、ない。
“そして、その年が来てしまいます”
空が急激に曇りだした。
純白の日光はたちまち陰り、庭はあっというまに薄暗くなり、急激に日が沈むように闇色を増していった。
“その年は、奇妙なほどに不作でした”
村人の影は、天気の変化を気にする様子もなく、鍬を振るっていたが、
“気候が乱れ、米がほとんど取れなかったのです”
何人かの影が、鍬を落として倒れ、他の影に抱えられて、運ばれていった。
”そして、同時に今まで見たこともない病が起こりました。何人もの村人が、この病に倒れます”
倒れた人影。それを看病しているらしい人影。それらを、離れた場所から眺めている、四つの人影。
“そんなことが、翌年も起こりました。村人達は蓄えを失くし、恐怖を覚えました”
“神様にたくさん貢物を増やし、盛大にお祭りをしましたが、収穫は減り、病は収まりませんでした”
“村人は集まって、たくさん相談しました。これからどうするべきか、そして、何故こうなったのかを”
“やがて、こんな結論を出すものがいました”
“『誰かが悪いものを連れて来たのだ』と”
人影たちは、たいまつのようなものを持って、庭をうろつき始めた。
黒々とした雲が、空全体に広がり、庭は夕闇よりも暗くなった
「………」
寒気を感じたのか、霊夢は、両手で二の腕をさすった。
“…家に火がついたときには、もう親子は逃げ出した後でした”
雷鳴がとどろいた。
闇を雷光が二、三度照らし、手を繋いで走る四人が、一瞬だけ見えた。
その後を追う、何人もの人影も。
“しかし、それに気付いた村人は叫びます、追え、捕まえろ、と”
さああぁぁ…と音を立てて、雨が降り出した。
庭に降りしきる驟雨の中、人影が時折、雷光に映る。
“やがて、逃げ切れぬと悟った父親は、三人に、別の方に逃げるように言います。そして自分は、わざと追っ手に姿を晒しました”
闇の中、白い線として雨が、その中で、いくつもの人影が、一つのものに向かって鍬を何度となく振り下ろすのが、映った。
“やがて、逃げ切れぬと悟った母親は、二人に、別の方に逃げるように言います。そして自分は、わざと追っ手に姿を晒しました”
雷鳴が止む。しかし、雨音は一層強くなった。
“姉は、妹に一人で逃げるように言いました。しかし、妹は姉と離れることを拒みました”
薄闇の中に、何か長いものが立つのが見えた。
再び、小さく稲光が走った。
二つの立てられた柱と、根元には薪らしい黒い堆積と、柱の先にくくられた、小さな人影が見えた。
“捕えられた娘たちは、火あぶりにされましたが、いざ火を点けんとしたその時、どちらともなく村人に向かって言いました”
“汝ら、ありもせぬ恐れを我らに映し、これを火で焼き清めんとせしむ”
“その愚盲救い難し。なんとなれば、恐れるところからこそ魔は生まれり”
“故に汝らが恐れを以って、我、汝らの恐れを現す妖怪とならん”
雨の音、そして風が強くごうごうと鳴る音が響くものの、闇の中で、何が起こっているのかは全く見えなかった。
霊夢は、胸の奥が焼けるような、気分の悪さを感じた。
「……ッ」
“それを聞いた村人達は、やはり魔物じゃと口々に言いながら火をつけました”
風が強くなり、
“火が消えたとき、そこに二つの屍はありませんでした”
いつの間にか、雨音が消えていた。
“その後、飢饉も流行り病も収まり、村人たちは一家のタタリをひどく恐れつつ、幸せに暮らしましたとさ”
黒雲が急激に流されて、あっという間に空から消えていった。
そして、庭はまた、ただ日光が差す、白いおもてになった。人影はひとつも残っていない。
「…彼らは妖怪を退治したのでしょうか?」
霊夢のとなりで、影が唄うように言う。
「それとも、退治したから妖怪になったのでしょうか?」
「ばっかじゃないの」
霊夢は呆れたように言った。
人影は笑ったようだ。
「妖怪と人間が、どれほど違うっていうんだろうね」
「違うわよ」
霊夢はそういうと、下を向いた。
こころなしか、顔が青ざめていた。
「へえ、そう?」
「何をやっても、人間は人間、妖怪は妖怪よ」
「良かったら、教えて欲しいなー」
人影は、嗜虐的に笑って、ひどく嬉しそうにいった。
「あなたにとって人間と妖怪は、どこが違うの?」
霊夢は、何かをこらえるように眉をひそめ、呟いた。
「それは――」
◇
霊夢が目を開けた時、彼女はくるぶしから下を縁側からはみ出させ、仰向けに寝ていた。
縁側の板間をまたぐように寝ていた彼女は、誰かに膝枕をされていた。
意識が覚醒した直後に、ふわふわした太腿の感触を覚える間もなく頭が跳ね上がったのは、ボディに誰かの足が突き刺さったからだった。
「…あ」
酒で桃色に顔を染めた比那名居天子が、なんとも言いがたい表情で霊夢の鳩尾から足を引き上げ、その一方で霊夢の顔色は真っ青になった。
弾幕ごっこにおいて脅威の回避率を誇る博麗霊夢は、予想外の被弾に弱かった、と言っては酷かもしれない。
もはや一時の猶予もなくなった霊夢は、起き上がろうとしつつよろけて、叶わず下を向き、
吐いた。
「おげえええ」
「ぎゃあああああ!!」
膝枕の提供者、古明地こいしはそのゲロをもって報いられることとなった。
「…悪かったわよ」
外の水場で、霊夢はこいしのスカートを洗いながら、憮然とした顔で言った。
こいしはむくれた顔でそっぽを向いた。
夜空には十六夜の月が輝いている。
今日はちょっとした宴会だったのだが、その月齢を名前に冠する少女は来ていない。
というか、料理が出来る連中がほとんどいない。
お陰で、霊夢は大忙しだった。おまけに、鬼につかまって、準備でろくに食ってないのを忘れて大杯を干した。
酒には強いつもりだったが、悪酔いしていたようだ。
咲夜やアリスあたりがいたら楽できたのになあ。
「そこの手桶とって」
「これ?」
言われて素直に差し出された手桶を取ると、霊夢は盥から水をすくっては、手で広げたスカートに叩きつける。
「何してるの?」
「こうするとシミになりにくいのよ。ていうか、下になにか履きなさいよ」
「別にいいよ。女しかいないんだし」
上着で前を隠す様子もないこいしに、霊夢は半眼になって言う。
「私がそういうの嫌なの。あっちに私のが干してあるから」
「今まで干しっぱなし?だらしないなー霊夢だらしない」
「忙しかったの!」
やがて、赤い袴をはきながら戻ってくるこいし。
白に近い灰色の、ふわふわした髪に包まれた、碧の瞳はどこまでもあどけなく見える。
「…ちょっと腰がブカブカ」
「無理矢理引っ張りなさい。紐を」
「破れちゃうよ?」
「破ったら叩く」
霊夢は洗っていたスカートを広げて、二、三度振る。
ぱん、と小気味いい音を立てて、水滴が飛び散る。
「はい、これ」
「?」
差し出されたスカートに、首を傾げるこいし。
「干してきて。それが干してあったところに」
こいしの身に着けた袴を指しながら言う霊夢に、こいしはじっとりした目つきで、
「誰が洗濯しなきゃいけなくしたんだっけ?」
「洗ったのは私よ」
平然と言う霊夢。
こいしはますますむくれた。
「それなんかおかしいなー」
「…わかったわかった」
霊夢はため息をついて言った。
「人間は弱いわ、そして、妖怪は強いわ」
「……」
こいしは緑の目をまるくした。
「ほら、質問には答えてやったでしょ、これで帳消しね」
「…覚えてるんだ」
意外そうな声音で言うこいしに、霊夢は片目をつむって、呆れたように言った。
「あんな悪趣味な夢を見せれるなんて知らなかったわ。あんた本当に危ないヤツよね」
「んー、それはまあ、夢も無意識の領分なので…」
こいしはバツが悪そうに、目をそらしながら言った。
「まあ、いいけど」
霊夢はそう言うと、こいしにスカートを投げつけた。
「わわ」
「あんまりやっちゃ駄目だからね。無駄なトラブルになるんだから」
「……」
霊夢はそう言って、母屋の方に戻ろうとした。
「…霊夢は」
こいしは、首をかしげて言った。
「妖怪になろうと思わなかったの?」
「……」
霊夢は、ちらっとこいしを見て、
「あの夢、いろいろごっちゃになってたわよね」
「…人の夢の中で、完全に好き勝手はできないの。どうしても、色んな影響受けちゃうの。本当は私の夢に引き込む予定だったんだけどな…」
「何がしたかったのよ」
「れ、霊夢に、あの……」
こいしは、ちょっと赤くなりながら言った。
「ペットになって欲しくて…」
「……」
「妖怪の素晴らしさをエサにしつつ…その、お燐だってお空だって、しょっちゅうここに来てるみたいだし……」
霊夢は、ぼそっと言った。
「ばっかじゃないの」
「…」
「妖怪になんて、なりたいわけないでしょ、まったく…」
べし、と、
こいしの頭を手刀で叩くと、霊夢はのびをしながら、今度こそ、母屋のほうに歩き出した。
「霊夢」
霊夢が縁側から顔を出すと、天子がすぐに近寄ってきた。
「何よ」
「湯豆腐を食べたいわ。作って」
霊夢は無言で天子の頭を拳骨で叩いた。
「あう」
「鬱陶しい」
縁側に上がると、部屋の中を見渡す。
今日のお客は妖怪ばかり、残っている連中は朝までか、雑魚寝コースだろう。
「まったく」
霊夢は、台所に向かう。
その後を、天子がついてきた。
「まだお酒あるかしら?」
「あると思うけど…井戸につけないとぬるいわよ」
「ん、じゃあつけてくる」
「あら」
珍しく手伝う気らしい。自分が呑みたいだけだろうけど。
「じゃあ、そこの徳利に入れて持っていって」
「はいはい」
霊夢が土鍋を火にかける横で、酒を徳利に注ぎながら、天子は言う。
「しかし、あなたは本当に、変な子ばかり引き寄せるわよね」
「好きで引き寄せてなんかないっての」
「そうね」
天子は、やけに静かな声で言った。
「あなたは流されはしない、でも拒みもしない」
「……拒んでるつもりだけどね」
「そうね、拒んでるわね」
あっさり前言を翻すと、天子は微笑んで、徳利の束を抱えた。
「でも、拒むことが優しさになることもあるのよ」
「わけわかんない。あんた、それっぽいこと言ってるだけでしょ」
「ふふ」
天子は鼻歌を歌いながら、台所から出て行った。
「……」
豆腐の水を切り、さし入れた鍋の火加減を見ながら、霊夢は思う。
あの夢は、霊夢の夢であり、霊夢の夢ではなかった。
あの夢は、あの子の夢ではないが、あの子の夢でもあったのだ。
「怨憎以って妖怪に変じむ…か」
切ったまま置いてあった柚子を小皿に分けながら、霊夢は呟いた。
幻想郷の賢者、八雲紫に拾われなければ、自分は妖怪になっていたのだろうか。
それとも、ただ死んでいたのか。
「……どうでもいいけどね」
「霊夢ー」
振り向くと、こいしが眉を寄せた困り顔で、袴を抱えていた。
「なんで脱いでんのよ」
「引っ張ったら紐が切れちゃった」
「よし、叩く。土鍋を持っていった後で叩く」
「うわ、これは逃げた方がいいですね?」
「その格好で行くんじゃない!」
霊夢は、豆腐を煮ていた土鍋を抱えながら、逃げたこいしを追いかけて台所から出て行った。
誰もいなくなった台所で、点けたままのかまどの火が、やがて燃やすものがなくなって、消えた。
(了)
終わり方が個人的にかなり好みでした
コメントはしにくいですが。
こいしにペットにされたい。
次も期待してます
作品を投稿して下さってありがとうございます。
貴方の霊夢は良い。彼女の持つ、何者にも属していないという儚さ、不安定な感じがとても印象的。
その由来が博麗の巫女という出自から来るものではなさそうなのが興味深い。
是非とも紫様との邂逅編を読んでみたくなりました。
隠し味的な扱いの天子も良いですね。彼女が登場するのとしないのとで、作品の深みがかなり違った気がする。
こいしちゃんが若干どっちつかずなのが、ちと残念ではありますが。
それにしても何ていうんだろう、とにかくこの霊夢には幸せというか、魂の安息というか、
そういったものが最終的に得られることを強く願ってしまうな。
放っておけないオーラが出ているんだ。本人は心底迷惑そうな表情を浮かべそうだけど、それもまた良し。
また貴方の作品を拝読できることを期待しています。
このくらいの役回りなら他のキャラでもいけますし、わざわざ天子を引っ張り出してきたからにはもっと彼女の特殊なところを活かして欲しかった。
天子は天人という人間でも妖怪でもない存在なのですから、その視点から見た人間と妖怪の違い。あるいは霊夢やこいしから見て長く生きる天人は、同じく長く生きる妖怪とどう違うのか。など突っ込めるところはありますから。
それ以外はとても良い。霊夢の魅力と危うさがよく出ていました。
様々なご指摘も有難いです。反省の種にさせていただきます。
とりあえずの反省として、タグに天子はいりませんでしたね。
霊夢さんはスカートだったかもしれない、と後で思った。
こいしちゃんは妖怪の中でも特殊な立ち位置の子なので、結構好きなのですが…こいしちゃんにも、もっとオーラ的なものを出せるように頑張りたいと思います。
最後の終わり方が、夢で焼け死んだハズの子の消失とダブって嫌な余韻が残るけどむしろそれが良い