ごく普通の常識に囚われない程度の女子高生、東風谷早苗ちゃん。
彼女の朝は酔いつぶれた神奈子と諏訪子の世話と、居間の片づけから始まります。
ちゃぶ台には一番搾りと黒ラベルの缶がそれぞれ数十本。
ささくれ立った六畳の畳には、みさえと蛙が転がっています。
「あーうー……あたまいたい……さなえーみずー……」
「早苗、わたしも……みず……」
「諏訪子様が水吐き出して神奈子様がそれ飲めばいいと思います」
二柱の神様はキリン派かサッポロ派かで揉め、飲み比べで決着をつけようとしたのです。二人がいかに争おうと両社の収益には全く影響しないので平和なものです。穏やかでないのは早苗ちゃんの心中くらいのものでしょう。
「ああ、また諭吉さんがお隠れあそばされたわ……」
Amazonで二箱ずつ買ったのに全て空になっていました。ひと箱4,650円ですので18,600円の出費です。これが毎日なので借金が天文学的な額になっています。二柱の神様は揃ってニートですし、女子高生の早苗ちゃんには収入がありません。全てキリサメ金融からの借金です。
将来に待ちうける借金の返済のことを考えると早苗ちゃんの心中で夜雀が不安の歌を歌いまくります。空からお金が振ってこないかしらと考えて、諦めました。
「ああ、いっそ山奥の異世界に引きこもってしまいたい……幻想郷と名付けましょう」
幻想郷が生まれました。
さあ片づけを始めましょう。
黒い奴(Gとかジョニーとか呼ばれる三億年前から姿形が変わっていないアレ)が大好きなあの臭いを放ちつつあるビール缶を45Lのビニール袋に詰め、三件隣の回収ボックスまでえっちらおっちら運び、布団を敷いてNot currently engaged inEmployment,Education orTrainingな二人を寝かしつけ、コンロが一口しかない台所で洗いものを終わらせた頃には朝七時になっていました。
早苗ちゃんは大急ぎで暗い洗面所に立って身づくろいし、緑色の恐竜バッジと性欲を持て余す隻眼髭面親父の髪留めをつけました。
鏡に向かうと早苗ちゃん、ちょっとイラっとする笑顔を作ります。
「こんにちは♪ 東風谷早苗です☆(ゝω・)v」
毎朝の笑顔の練習は欠かしません。女子高生にとってプリクラ映りほど大事なものはないのです。
七時半。2K五千円の格安ボロアパートを出ます。夜になると百合百合しい声が筒抜けの女性しか入居していないアパートです。他に秋姉妹とか蓮子とかメリーさんとか住んでます。
「わたし……幻想郷に行ったら立派な社を建てて信仰集めて常識に囚われない生活をするんだ。酒池肉林とかデリカテッセンとかスプラッターハウスとか」
フラグが立ちました。後の風神録異変です。
ウフフウフフと気味悪い笑い声を上げながらくるくると踊る早苗ちゃんの周囲で妄想の花びらがひらひらと舞い踊ります。通行人は慣れたもの、カスって点数稼ぎしながら何食わぬ顔で通勤しています。早苗ちゃん、今日も遅刻ですか。
と、そんなとき、空を飛ぶ頭空っぽの核融合カラスを発見!
こいつ、能天気に制御棒を振り回して手始めに太陽を撃ち落としやがりました。夜になりました。
「たいへん! このままじゃ世界が『わくわくおりんりんランド』になってしまうわ!」
わくわくおりんりんランドではネコミミ着けた園内スタッフが全力で殺しにきます。ネズミ著作権協会も真っ青の徹底ぶりです。三代先まで遡って殺しにきます。
市民が殺されるのは困ります。
特にゲーセンの店員が殺されるのは大変困ります。
「なぜなら、わたしはまだ、プリクラを撮ったことがないからです!」
早苗ちゃんには友達がいません。ご飯はいつもトイレで食べています。食べない日もあります。グループ分けではいつも一人だけ余ります。クラスの人数が25人なので、二人組でも三人組でも四人組でも六人組でも八人組でも余ります。慧音先生はなぜか五人組と七人組は指示しません。休み時間は寝たフリをしています。球技をしていてもボールは回ってきません。移動教室だと教えてくれる人もいません。テストの答案用紙が回ってこないことなんて日常です。
「おいそろそろやめてください死にます」
とそんなとき、美少女ゆかりんが通りすがりました。
ふわりといい香りがします。少女臭です。間違っても加齢s(この文章はスキマに送られました)
「あなた、今こそ祈祷少女まぢかる☆さにゃえになるべきよ。わたし知ってるんだから」
「あなたが見た目より遥かにお年寄りなのはさておいて、どうしてそれを!?」
とても恥ずかしい真っ黒な自分史なので誰にも知られないようにポエム本は全て焼き捨てたはずなのに。
「なぜわたしがあなたの正体を知っているか、なんてことはこの際どうでもいいじゃない?」
「それはそうだけど……」
「わたしはあなたをずっと監視していたのよ。だから知っているの」
「言うんだ」
「ハッ……誘導尋問とは、やるじゃない、まぢかる☆さにゃえ」
実はこの少女こそが核融合カラスを派遣した黒幕であり、まぢかる☆さにゃえを用いて月を征服し『わくわくゆかりんランド』を建設ようともくろんでいる極悪老女・ヤークモなのです!
あの頭空っぽな鴉は哀れな噛ませ犬、いえ、噛ませ鴉なのでした。
そうとは知らない早苗ちゃん、まだまだ悩んでいます。
「そのネーミングだけでも過去を変えることはできないかしら?」
「ダメと慧音が言っていたわ」
「慧音先生が言うなら仕方ない」
担任の言うことは絶対です。逆らうと自分が存在した歴史を食われてしまいます。
「仕方ないわ。なります。なればいいんでしょう!」
プリクラが撮れなくなるのは困りますので。
でも腹に据えかねた早苗ちゃん、美少女ゆかりんを蹴っ飛ばしました。骨法を応用した樹齢百年のケヤキをも倒壊させる猛烈な蹴りです。
「ぶっげがごえっむぶらがげっちょ!!!(悲鳴)」
哀れヤークモはばたんきゅー。祇園精舎の鐘の音が鳴り響きます。
こうして月の平和は守られたのですがそれはまた別の話。
早苗ちゃんは持ち前の健脚をフルに稼働させて駅に向かいます。
着替えるためです。
魔法少女の変身シーンが全て、ポップなBGMとパステルな光に包まれて裸になってシュルシュルと衣服が巻きついて最後にシンボル的な宝石だのリボンだのがキラッ☆と光るようなものだと思ったらその通りです。
祈祷少女は、駅のコインロッカーに着替えを預け、トイレで着替えているのです。
「変身!」
人差し指を天井のモルタルに向かって突き上げました。突き上げただけです。
いそいそと学生服を脱いで緑色の巫女装束に着替えます。腋がチラリと覗くセクシーな衣装です。最近流行りのファッション、つまり今様です。越天楽です。
パクリだのルイージカラーだの言われていますが知ったことではありません。
勝てばいい。それが全てなのです。常識に囚われないことこそが彼女の強みです。
「出撃!」
「はぶるっ!」
ドアを開いて飛び出すと再びヤークモにヤクザキックをお見舞いしてしまいました。
追ってきたのでしょう。懲りませんね。
コインロッカーに制服を預けます。毎回三百円かかるのが悩みのタネですが神奈子と諏訪子以外に見せたことがない乙女の柔肌の価値に比べればこの程度の出費など気にもなりません。
「ごーみーしゅーしゅーしゃ♪ ごーみーしゅーしゅーしゃ♪」
歌いながら飛び出したら街はしっちゃかめっちゃかになっていました。
言い忘れましたがここは京都です。
遥か彼方にアホみたいにでかい入道雲が立ち昇っていました。夜でもハッキリ視認できます。積帝雲くらいあります。空島はたぶんないと思います。
どうやら撃ち落とされた太陽が早くも太平洋を干上がらせているようです。モーセも真っ青です。
きっと蒸発した水分は雲に変わり、世界中に集中豪雨をもたらすことでしょう。しめサバだって食べられなくなるに違いありません。
「海があったら大変ね。幻想郷には海がないことにしましょう。しめサバが食べられないし」
幻想郷から海がなくなりました。でもそれだとしめサバが食べられないのでは。
頭空っぽ核融合カラスはとりあえず目についたアンタレスあたりを撃ち落とそうとしています。えらいことです。
光の速さなんて知ったこっちゃねーので物理法則とか色々無視していやがります。デタラメです。
「んで」
さにゃえちゃん、どうしました?
「どうしたらいいんですかアレ」
倒しましょうよ。
「着替えただけで強くなれると思わないことです!」
身も蓋もない。祈れよ。
「あんなん勝てるわけないじゃないですか! 核ですよ核! 太陽をカチ落としてるんですよ! エースオブエースでも不可能ですって!」
常識に囚われてはいけませんよ、さにゃえちゃん。
じゃあどうします? このままじゃ一生プリクラ撮れないままですよ。
「制御棒を持った奴が相手なら助っ人を呼ばざるを得ません」
キリサメ金融から拝借しているケータイをポチっと操作。お子様用のハイセンスなケータイです。なにせボタンが三つしかありません。スタイリッシュ。
「おはようございます、キリサメ金融さん。わたしです、東風谷早苗です。ピンチなので助けてください。具体的には世界が核の炎に包まれそうです」
「お覇王……ってハァ!? おまえ、わたしからいったい幾ら借金してると思ってるんだ?」
魔理沙にゃんは世界が世紀末になるより不良債権が増えることの方が問題なようです。
「はあ、幾らでしたっけ」
全力でトボけます。
「銀行が一個建っちゃうレベルだよ! あるいは潰れちゃうレベル!! わたしが毎回毎回どれだけ金策に苦労してると……」
「でも、助けてくれないと返済できませんよ?」
「チクショー!!」
債務が膨大になると債権者との立場が逆転します。人生ガチで詰んだときにオススメです。
魔理沙にゃんが空から駆けつけました。自身が操縦するAH―64Dから自由落下。
「ぎゃん!」
顔から落ち、肩を着き、腰がぶち当たり、膝を叩きつけ、最後に爪先が地面に触れました。
「すごい! 五点接地転回法ですね!」
「……そうだ」
そういうことになりました。魔理沙にゃんは涙目です。腹パンしたくなりますよね。
「さすが魔理沙にゃん! すごいなー憧れちゃうなー」
「それほどでもないが、同情するなら返済してくれ」
AH-64Dは民家に突っ込みました。今回の異変で初めての人的・物的損害です。
そんなことやってたらアンタレスが撃ち落とされました。地上の氷河という氷河が融け始めました。このままではデイアフタトゥモローよろしく世界中の都市が水没し、その後に大氷河期が訪れてしまいます。
「うにゅーうにゅー! まだまだ暴れ足りないよ!私の中の核反応がもっと暴れろと言っているわ!」
「とんでもねえことを言いやがりますね!」
「仕方ないな。一発で仕留めてやるか!」
魔理沙さんが銀色のアタッシュケースからスペルカードを取り出しました。ぎっしりと詰まっています。
「金符『マスターカード』!!」
金銭力にモノを言わせて放つ金ぴかの弾幕です。大量の五百円玉が発射されます。
「弾幕はパワー(金銭力)だぜ!」
上限いっぱいだったのでカード会社からスペルブレイクされました。
「何ィッ!?」
五百円玉が空から降り注ぎます。
「おっやるか? お? お?」
バカラスに目を付けられました。鳥なので目は良いようです。
「鴉符『八咫烏ダイブ』!!」
「ひでぶうらばぁ!!」
金色に光ってボディプレスをかましてきました。あんな遠くから一瞬で間合いを詰めて、魔理沙にゃんの腹に直撃。なんという踏み込みの速さ。低脳に逃走はありません。
魔理沙にゃんはヤムチャになりました。美味しく頂かれてしまいました。
「口に合わぬ! ひれふすのだー! 弾幕はパワー(核の力)だよ!」
「そんな弾幕あってたまるかです」
現実逃避はいけませんよ、さにゃえちゃん。
それにしてもなんだか体がチクチクしますね。
「そこのカッコ可愛いうにゅほさん。肉まん奢るから落ちついてくれませんか?」
今度は買収ですか。さにゃえちゃん、あなたは天子だ。いいえ、それは天人です。
「んーとぉ……」
うにゅほは顎に人差し指を当てて可愛らしく首を傾げます。
「人肉マン?」
「デリカ鉄扇!!」
うにゅほが制御棒をブン回して襲ってきました。気づけば両手に制御棒が装着されています。
「あ、あれはザンギュラのダブルウリアッ上!?」
半径はざっと二百五十センチはあるでしょうか。離れないとぶち当たってミンチになってしまいます。サウスパークも裸足で逃げ出すスプラッターハウスぶりが目に浮かびます。
「じんにくじんにくー!」
「きゃあああああああああああ!」
このままではさにゃえちゃんが死んでしまう。
「助けて! 神様仏様イナバ様!」
あ、祈った。
空からブレザー姿の耳折れ兎が後光と共に降臨しました。でかいです。東京タワーくらいあります。
登場の仕方が宇宙人っぽいな、と早苗ちゃんは思いました。
それもそのはず、なにを隠そう彼女は月の民。アルバイトでたまに地上に派遣されます。そろそろバックレようかなと思っているところです。
「わたしはイナバ。鈴仙優曇華院」
「院? 神道なのか仏道なのかハッキリしてくれません?」
「(イラッ)やっぱ助けるのやめた。あとダルいからバイトやめるわ」
消えました。幻想郷に行きました。この後の彼女はうっかり者の天才薬師と出会い、悠久の時を生きるネオニート姫と共に弐寺三昧の日々を送るのですがそれはまた別の話。
「もしかして……わたしって、祈ったら神様が降臨したりするのかしらん?」
はい、その通りです。
「そうと分かれば日本神話最強のDQNを呼びだすことにするわ!」
ほう。だいたい思い当たりますよね。
「究極武神! スサノオモン!!」
三貴子を呼びだすというのに祝詞を詠唱破棄しましたよこの巫女。
地面に穴が開きました。魔界に通じる穴です。スサノオは地底へ行ったと伝説に残されているのでたぶんそのあたりです。
「なになに、ロボが出てくるの? ジャイアントなの?」
うにゅほは追う足を止め、目を輝かせて全裸待機します。
「いでよ!」
黒い穴が白く光り、人の姿がずずずとせり上がってきました。潜水艦のようです。
「うう……もうやだよぉ……魔界怖いよぉ……」
ショタっ子が召喚されました。
お姉さんが食っちゃいそうな正太郎みたいなアレ。
「……なんで?」
こっちが聞きたいです、うにゅほさん。
「そういえばスサノオ君、泣き喚いたり脱糞したりとまるで子供の所業ですものね……記紀の前半部分と後半部分とで性格がまるで違うため、スサノオ伝説は多数の神が集合されていったものだという説があるとか」
解説ありがとうございます空気読めないさにゃえちゃん。
「なんか、うん。帰っていいですよ」
魔界に送り返しました。また魅魔様がいぢめてくれることでしょう。
「なんだー、つまんなーい。じゃあそろそろ肉味噌になってくれる?」
「じゃがバターッ!?」
いえ、じゃがバタに肉味噌は合わないかと。
「こ……こうなったらやってやるです!」
さにゃえちゃんは手に持った魔法少女ステッキ……ではなくハエタタキに似たあの白いやつを振りかざします。
「奇跡『客星の明るすぎる夜(Ver1.00)』!!」
おいばかやめろ。明るすぎますそれは。
ちょうどその時、ベテルギウスが超新星爆発を起こしました。正確には640年前に爆発したのですが。
空が明るくなりました。奇跡が起きたのです。
ヤバい量の宇宙線が降り注いでいます。ガンマ線バーストでオゾン層がぶっ壊されているのです。宇宙ヤバい。このままだと地球上の全生物がヤバい。ドラゴンボールで例えると上空にエネルギー弾を保持したブロリーがいるくらいヤバい。この地球は早くも終了ですね。
「おおー? やるじゃん。じゃあこっちもいくよ!」
核の申し子は放射線なんて屁でもねえのでむしろ元気百倍アンパンマンです。
「『サブタレイニアンサン』!!!」
太平洋をマリアナ海溝の底まで干上がらせていた太陽が唐突に上昇を始めました。
融合を続ける水素の火球はあっという間に元の大きさに見えるくらいまで上昇してしまいました。
スペカの効力です。凄まじいパワーです。惑星を破壊するブロリーなぞ目ではありません。やはりこの時代に役割を持てるのは核なんですな。火力的にも最強で申し分ありませんぞ。
「さあさあ! 究極のエネルギー、スペルブレイクしてみせなよ!」
うにゅほは満面の笑顔です。好敵手の出現にちわきにくおどって仕方がないようです。
「えっ、いや、そのままそのまま」
さにゃえちゃんはハエタタキを差し出してどうぞどうぞの姿勢。
「えっ」
「まぁまぁまぁまぁ。せっかく元の位置に戻ったんだからまた落とすのは野暮ってものでしょう。スペルカードルールによるとスペカの重ねがけは禁止でしたよね?」
「えっ」
「そのスペカ、時間制限ないみたいですね。いやあ、よかったよかった」
「いや! でも! 超重力発生してるし! 弾幕も発生してるし!」
「地球は太陽の左舷後方にあるので大丈夫です」
ミノフスキー物理学は今や物理学のメインストリームです。核融合などに熱かい悩むことなどありえません。
え? さっきと言っていることが違う? 科学は秒進分歩ですので。
「それじゃ、わたしは学校に行かなきゃなので、これで」
「(´・ω・)」
うにゅほはしょんぼりしてしまいました。地獄に帰るようです。カワイソース。
さにゃえちゃんの知略によって古都のレトロスペクティブな街並みは守られたのです。
まずは駅に戻って制服に着替えねばなりません。
太陽と同様に撃ち落とされたアンタレスのことなど知ったこっちゃねー早苗ちゃんは軽い足取りで駅のトイレに駆け込みました。
お咎めはありません。駅員さんには既に頭が可哀想な子と認識されています。
トイレのモルタルの天井のシミには不気味に光る二つの双眸が。
覗きです。駅員さんこっちです。
「くっ……これで諦めると思ったら大間違いざぁますよ……」
本性を現したヤークモ。頭身が伸び、妙齢の女性となっています。白い手袋とクラゲ型の傘が萌えポイントです。
「祈るだけで奇跡を起こす東風谷早苗……このチートキャラたるワタクシにもできない芸当を平然とやってのける。痺れるわ。憧れるわ。妬ましいざぁますわ。ああ妬ましいざぁますわ」
橋姫=八雲紫という新たな説を提唱します。学会では受け入れられていませんが。
「あの力を手に入れれば……月の都も……そして超々古酒も手に入りますことよ……うふふうふふふふふふうっふうふうふうふふふふふふ」
禁酒法を復活させましょう今すぐに。
「藍! 橙! さあ、これから人妖境界計画を始めるざぁますよ!」
「いくでがんす」
「ふんがー」
せめてまともに始めてください。
☆予告☆
京都の街を不気味な赤い霧が包み込む!
戸惑う人々の眼前に現れたのは「うー☆」とか言っちゃう勘違い吸血鬼だった!
早苗ちゃんがプリクラを撮れるのはいったいいつになるのか!?
次回!
幼きカリスマ
レミリア・スカーレット襲来!
早苗「見なきゃ祈るぞ!」
そして第二に思ったことはおもしろい。
そういうわけで、私の抱いた感想は、正しく、何だこれ、面白いなわけです。
意味わからないけど、なんかすごい面白かったです。
文章がうまくてネタが豊富。笑えたのでよかったです!
日本神話最強のDQNでアマツミカボシ様が来なくてよかったw DQN要素なさそうだけど
なんだ、続くのか?www
>>1 えっ
>>2 なにそれこわい
>>3 うnうnそれが正常なんだね
>>5 コ ロ ン ビ ア
>>7 ぬえちゃなら俺の隣で眠ってるよ
>>9 書くと言えば書くイケメンですので
>>12 アレクサンダーの話してるときにツクヨミの話はやめろよ!
>>14 犠牲になったのだ…
面白かったけどね!
>>18 テーニース
あと霊夢に祝われたい。
>>24 すごく…居合です…
半分理解できへんだ
いろいろネタがありおもろかったよ
あるいみすごい
じかいさく あればみてみたいゼ
うぐぅ
しかし霊夢ちゃんに祝われたい…うぐぐ。