Coolier - 新生・東方創想話

あなたは人間を食べますか

2011/08/20 22:28:42
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信仰集めに一心不乱な彼女の元にやってきたのは、とある村人の切実な願いを叶えるものである。




 日はとうに暮れたころ、早苗は里人のとある夫婦のところにいた。

「つまり、この子の弟さんがまだ帰っていないんですね」

早苗が確認をとると、その子の親子である二人はこらえるものを必死に耐え、うなずいた。
事の始まりはこうである。好奇心旺盛であり、また怖いもの知らずなとある里人の子どもたちは、恐ろしく危険な遊びを思いついてしまった。
それは、誰が一番人里から遠くまでいけるか、という無茶極まりないものである。
この中で一番度胸があるところを見せてやる、と我が先と飛び出したのは、実行犯であり、またグループのリーダー格の子であった。
彼はグループ内で一番年上であり、“りーだーしっぷ”というものに憧れたのだろう、どんなときでも率先して前に立ち、怖いものから決して逃げない、というのを自慢していた。
とはいえども、寺小屋の授業でこっそり弁当のつまみ食いをする、夜の厠を一人で行く、ぐらいのほほえましいものであった。
それがいきなり生命の危機に瀕するほどの度胸試しであるから、賢明な部下たちは止めようとした。そこで、リーダーが乗り気でない部下の奮起を促そうと、「一番になったやつの言うことなんでも聞かなきゃ駄目だ」、と言い出したものだから、子どもたちは負けん気が働いてしまい、10人の子どもたちがそのチキンレースに参加してしまう。
そして、2人の子どもが行方不明になってしまった。




夕飯の支度がすっかり終わってしまっても一向に帰ってこない息子たちがいる。
人里にその情報が入ってきたのは、夜も暮れ、あたりが漆黒の闇に包まれてからのことであった。
何か起きたんじゃないか。そう人々が思案した矢先、長男坊がすっかり憔悴しきった顔で戻ってきた。
親が詰め寄り、下のほうは、と聞くと、とうとうこらえ切れずに泣き崩れてしまった。
事情を聞くと、その10人の子どもたちの内の8人は人里を出る寸前になって逃げ出したという。
しかし、リーダーの子とその弟の2人はとうとう人里から出て行ってしまった。
ならば、その弟がいまだ家に帰っていないで、兄のほうは帰ってきたというのはなぜだ。
泣きじゃくる息子に理由を問い詰めると、置いてきてしまった、とつぶやいたとたん、再び滝のように涙が溢れだした。
泣きたいのは親のほうだろう。しかし、気丈な親は一縷の望みを賢明に求め、そうして出会ったのが早苗であった。





早苗は、リーダーの子が最後にいたと思われる場所に降り立った。
なるほどここからだと人里は米粒一つにまで見え、あたり一面は何も目印となるものはない。
あの米粒が消えると、ぽつんと未知の世界にほうり出されるようなものだろう。


それにしても、と早苗は思う。慧音さんは何処にいったんだろう、と。


早苗が里人の願いを聞いたとき、最初に思いついたことは、協力を仰ごうと慧音の元へ出向くことだった。
獣人であっても人間の味方をしてくれる慧音に、早苗は信頼を寄せていた。
ひょっとしたら、もう既に捜索に入っているのかもしれない。
そんなことを思いつつ慧音の自宅へと赴くと、案の定家には誰もいなかった。
知らせを聞いて飛び出したのだろう、と里人に聞いてみると、どうやらそうではないらしい。
里人もまた慧音のことを探していたらしい。
この時間帯だったら普段は自宅に篭っているか、もしくは夜間警備のほうに向かっているかだから、
それでもいないというのだから人里の何処にもいないのだ。




わからないことを考えていても仕方がない。今やるべきことは子どもの救助。
早苗はそう自分に言い聞かし、辺りを見渡しながら、名前を呼んで子どもを捜した。
ここ最近は寒さが厳しくなっているから、きっと寒くて動けないかもしれない。そこまで遠くには行っていないだろう。
そう思い、辺りを見渡したのだが、人の姿どころか、妖怪すら見かけない。
少なくとも、上空から望んだ景色から人影が一つとして見えないのはおかしい。
早苗の頭から、考えられる最悪の事態が浮かんできた。

まさか、と早苗は思わず口に漏らす。




─はたして妖怪たちは人を喰うということがあるのだろうか─




いや、こんなことを考えるのは実に馬鹿馬鹿しいということはわかる。
妖怪の食事メニューには人間という文字がしっかりインプットされているからだ。

それでも、と早苗は考える。


─求聞紀にはたしかこう書いてあった─


「今では妖怪に人間が喰われる事も殆ど無い」


何を隠そう、伝統の一家の娘、稗田阿求の言葉である。
早苗自身でも、この幻想郷という世界が思いのほかファンシーであるということは実感している。
人間の敵であり、妖怪もまた人間を敵とみなす本来の図式が、ここ幻想郷では素敵に洒落た喫茶店で人と妖怪が身上をしんみりと語り合い、宴会では肩を組んで飲み比べときたものだ。
はじめて幻想郷に来た時、早苗は大変驚いた。
当初の作戦では、殺伐とした世界に「救世主」東風谷早苗が颯爽と現れ、人々を苦しめる悪しき妖怪どもを蹴散らし、歓喜と賛美に包まれ守矢神社は最盛期を迎えようとしていた・・・はずであったのが、今では毎晩毎晩強烈な個性を持った妖怪たちに飲めや飲めやと酒を飲まされ吐かされ担ぎ込まれ投げ出され朝を向かえ鬱になる有様である。


少し吐き気がしてきたところで、早苗は回想をやめた。





これだけ名前を呼んでも一向に出てくる気配はない。
焦燥感に襲われた早苗の前方に面したものは、迷いの竹林だった。
あの子どもが進んだ方向の行き着く場所は、ここに違いない。この中に入って、妖怪から隠れているのだ。





竹林に入ってからどれくらいたっただろうか。
隠れやすい場所に注意するために地の足で進み、声を張り上げて名前を呼ぶ。
整備されていない道を歩くのは早苗にとって不慣れであり、時々足に刺さる木の枝がうっとうしい。
足が棒になり、清潔な巫女服は葉と土に踏まれ汚れていった。
喉がからからになり、そういえば夕飯はまだだったと気づいたところで胃袋が悲鳴をあげた。
木が醸し出す独特の香りにうんざりし、そこで人里の夕飯の匂いを思い出すことにより、胃袋はもはや限界を超えてしまいそうになった。
脳が栄養を求め叫び、体が重くなる。



─何処にいるんだろう。まさか竹林の中ではなかった?─



竹林の中には妖怪らしい妖怪はいなかった。
せめて、かわいらしい動物がいるくらいか。
しかし、奥にはきっと凶暴な妖怪がいるに違いない。
なんとしてでも探し出さなければ。
大丈夫、きっと見つけられる。早苗は自分に言い聞かせ、重くなった体を懸命に動かした。

それでも、いくらたっても子どもは見つからない。
体力が尽きそうになったとき、早苗は再び子どもの最悪の事態を想像した。
まさか。そんなこと、あっていいはずがない。
早苗は頭を振り回し、喝を入れる。
しかし、想起は止まらない。
早苗は背筋がぞっとするのを抑え、とにかく冷静になろうと努めた。

風は不気味なほどに強くなり、竹林を大げさに鳴かせている。



突然、目の前になにかが現れた。
早苗は禍々しいものを感じ、早苗の横から不穏な風がつうっと吹き抜けた。
身がすくむこの心持ちはなんだ、と警戒感をかきたてたのもつかの間、目の前に悠然と姿を現したのは、ありとあらゆる事象を無きものとして扱うことの出来る、幻想郷のパワーバランスの一角を担う、幻想郷の創生主こと、八雲紫であった。



「おひさしぶりね」

と、作法どおりに頭をちょこんと下げた紫の顔は、口こそ微笑んでいるように見えたが、目は丁重なものではなかった。
少なくとも、ただ単に早苗を通り過ぎるようなことは無いだろう。
こうなると、「あら偶然ですね」とのんきに声をかけ、さっさとこの場をさるわけにもいかない。

実を言うと早苗は、この妖怪を面と向かって対峙するのは何としても避けるべきものだと思っていたのだ。
平たく言うと、大の苦手としていた。
正直同じ空間にいるというだけで寒気がとまらない。面と向かうのだから尚更だ。
ここで早苗は、以前紫が守矢神社に赴いたことを思い出す。
紫の目的は、幻想郷の新たなパワーバランスとしての役割を担うであろう陣営の様子を見ることである。
それはつまり、この幻想郷にとって脅威になるものかどうかを調べるということと同じである。
八坂神奈子、洩矢諏訪子は、紫を歓迎した。幻想郷の長からじきじきに自分たちの領分を認めてくれるわけだ。
ここで下手に強腰に出ても、生存できる世界はここだけしかないのだから、わざわざ荒波を立てるまでも無いだろう。
結果守矢神社は、強気な態度を見せることもなく、頭を低くする格好で紫を出迎えた。 

その形勢にどうしても納得のいかなかったのは、早苗であった。なぜ尊い神々が、忌々しい妖怪にへりくだらなければならないのか、と。

それでも、守矢神社の風祝として、気丈な立ち回りを演じなければならない。早苗は気力を振り切り、紫の目をしっかりと捉え、述べ立てた。



「これはこれは、“八雲”さんじゃありませんか」

「紫よ」

「久しく会っていませんでしたね、お元気でしたか」

「最近からだが重くなったかしらねえ」

「季節の変わり目ですからね」

「嘘よ。」

「え」

「そういう時は『いえいえ、いつものように活き活きとしていますよ』というのがマナーよ」

「そうなんですか」

「冗談が通じないわねえ」

「え」

「霊夢だったら何と言うかしら。まあそんなことはいいのだけれど」



またこの妖怪のペースに乗られてしまっている。心の中で悪態をつく。


「ところで、こんな時間に一人でどうしたのかしら。妖怪たちは夜に目覚めるのよ?」


早苗は、紫の子ども扱いした、いや、実際そう見えるのだろうが、態度に苛立った。


「心配は無用です。どうもありがとうございます」

「私は、どうしてこの時間帯にここにいるのかを聞いているのだけれど」


ずいぶんとつっかかってくるな、と早苗は思った。
と同時に、あることを予感した。瞬間、体の底からどろっとしたものが這った。
それは全身を遣い、体の節々まで浸透した。身の毛が立ち、頭がじんじんと唸る。
早苗は押し倒そうとするかのごとく紫に詰め寄った。


「里の子はどこですか」


早苗は精一杯の気迫を押したつもりであった。眉をはちきれんばかりに吊り上げ、瞳は鋭く紫を向いている。

紫はその眼光を無視して言う。

「それを教えてどうするのかしら?」

「今すぐにでも迎えにいきます」

「残念ながらそれは無理ね」


早苗は息が切れ切れだった。


「私たち妖怪が食べちゃうもの」


 早苗の手が紫の腕をつかもうとする寸前で紫は姿を消し、早苗が慌てて辺りを見渡す隙に背後から再び現れた。
この時、早苗は紫がスキマを使ったと認識できず、体は硬直し、恐怖で指一本動かせなかった。



─私は“得体の知れないもの”のすぐそばにいる─



そう思うだけで逃げ出したかった。


「妖怪は人を喰わない、なんて誰が言ったの」


紫は早苗に質問したのかもしれない。しかし、今の早苗には答える気力など無かった。


「人間がそう思ってくれるのは、妖怪たちにとってとても好都合なことなの」


風は相変わらず強く吹いているが、二人の間だけはしんとしている。


紫は一度小さく息を吸い込み、早苗に鋭く目を向けた。


早苗は、紫が怒っていると思った。ちゃんと人の話を聞きなさい、と。



「あなたが前にいた世界の人間は、いかにして妖怪を克服することが出来たのかしら」


「人間が」


早苗はのどを絞り上げて答える。


「知恵を、持って、不可思議な現象を、解明していったから、だと思います」


紫がうなずく。


「それが結局、神様の信仰を薄めていくことになったのよね」


早苗は紫の挑発的な言動に少し反応した。早苗の中で沸々としたものがこみ上げてくる。

紫は一向に気にしない。

「つまり、妖怪と神様は一心同体であることを」


早苗はきれた。足元に転がっていた木の棒を手に取り、紫に襲い掛かる。
紫は動じない。
早苗は思うがままに木の棒を振り下ろす。
瞬間、手にあった木の棒が粉々となり、ぱらぱらと落ちた。
紫が何らかの術を使ったのだろう。早苗はさっきまで木の棒を持っていた手を握りしめる。
すると今度は肘を大きく引いて、紫に殴りかかる。紫はじっと早苗の顔を見ている。
早苗の拳が紫の腹部まであと拳四個分のところで、早苗の動きが止まった。
結界だろうか、早苗の拳はそれ以上紫のところへ進めない。拳が壁を突き抜けるように何度も突いたが、ものの一寸と変わらない。
もはや観念したのか、早苗は震える拳を戻した。
それでも、この妖怪だけは絶対に許さない。
早苗は足の力を込めた。紫はなおも落ち着き払って言う。


「もしも幻想郷の人間たちが知恵を持ったら、私たちは消えてしまうわ」


早苗は紫の言葉をほとんど聴いていない。この妖怪を制圧する方法は無いものかと考えている。


「だから、私たち妖怪は人間を喰わないように“仕向けなきゃいけない”の」


それがどうした。くるならかかってくればいいではないか。私たち人間には神様がついている。


「でも、どうしても人間を食べたいと思ってしまう時はくるわ」


「それで、あの子を捕まえたのですか」


怒気を強めて早苗が言う。 
と、紫はこのまま無言になった。
何を企んでいるのだろう。早苗は考えた。
紫は一体何をしようとしている。
もしこのままあの子を殺してしまうことがあれば、里の人間は妖怪を倒そうとするだろう。
それこそ、紫が言ったように知恵を用いて、妖怪たちの存在を否定することと同じになるではないか。
そもそも、妖怪が人間を食べるなど、だいぶ当たり前なことをどうして雄弁に語るのか。

なぜ私にそんなことを─



早苗は体を強ばらせた。
気づいてしまった。決して想像してはならないことに。


「ようやくわかったかしら?」


紫はクイズの答えが分かった子どもを見るような目で言う。
早苗は全身が震えて崩れ落ちそうになるのを必死に耐えている。
紫は扇子を両手で持ち、言う。


「そう、人間の倉庫は、あなたのいた世界。あなたと同じ世界に住む、同胞」

 
早苗は自分の体が何処にあるのかが分からなくなった。

私は今、地面に立っているのか、それとも宙に浮かんでいるのか。

耳鳴りが響き、目に映る景色が歪な形になる。


言葉一つ一つが早苗の心を蝕んでいくのが分かるのか、紫ははっきり、ゆっくりとしゃべる。





─私が人里で会っている妖怪、弾幕勝負で遊ぶ妖怪。彼女たちが、私の知っている人たちを、おいしそうに食べていたとしたら─












 
「そこでなにをしている」

と、早苗の背後から声がした。早苗ははっと後ろを振り返ると、そこには慧音が疲れた顔で立っていた。
紫はうきうきした顔のままだ。慧音は早苗に伝える。

「大丈夫だ。あの子は無事に里に帰したよ。もう何も心配することは無い」

慧音は優しく早苗に言った。しかし、早苗からの反応は無い。
紫はいだずらっぽい顔をしたまま黙っている。反応を楽しみにしているようだ。
後ろで慧音はいらいらした様子で紫を凝視している。紫はその目線をひらりとかわし、スキマから姿を消した。
慧音は早苗に近づき、巫女服に付いた汚れを手で優しく払う。


「お腹がすいたろう。家でなにか食べていくといい」


慧音は努めて明るい口調で早苗に声を投げかけたが、早苗はじっと地面を見つめている。
慧音はやれやれといった顔で言う。


「あの妖怪がまたなにか戯言をいったのだろう。気にするな、あれはただの─」


「上白沢さんは」


つと、早苗は顔を慧音のほうに向ける。

早苗は、心の中ではためらっていたが、とうとう我慢できずに言ってしまった。



「人間を、食べますか。」







慧音が目を覚ましたとき、早苗は既に帰っていた。
隣には、早苗が使っていた布団が丁寧に畳まれている。
慧音は手を天井に届くほど伸ばし、大きく背伸びした。
今日は寒い。窓には霜がうっすらとついている。昨日の疲れもまだ残っているみたいだ。
慧音はまだ暖かい布団から名残惜しそうに出て行くと、朝食の準備に取り掛かった。
手が悴んで冷水がひりひりする。今日は簡単なもので済ましてしまおうかと考えたとき、また別のことを考えていた。


「あなたは、人間を食べますか」


早苗から言われたその言葉が、今でも脳内に響いている。
昨日、すっかりつかれきった早苗を介抱し、早苗に温かい食べ物を用意したが、早苗の箸は一口二口で止まってしまった。
話をしようにも反応が乏しく言葉も途切れ途切れで、こちらが聴きなおすのも何か申し訳ないような気分になってしまう。
あの張り切り娘から元気がごっそり溶け出し、暗い顔でうつむく早苗の顔を見て、おそらく何か思いつめているのかもしれない、というのは慧音も分かっていた。
しかし、あの言葉が頭の中で再生される度に躊躇してしまった。
結局、早苗は一晩慧音の家で寝泊りすることになったのだが、会話した(といえる)回数は片手で数えられる程度のものでしかなく、
今朝は昨日のことが気になってしまい寝不足になってしまったのである。

 
煮干でとった出汁をとった鍋に味噌を入れ、ワカメと豆腐を適当に刻んで煮立たせる。
羽釜でご飯を炊き、漬けてあった沢庵を取り出し包丁で切る。
いつもの朝の風景であるが、慧音の頭の中はずっと昨日のことで一杯であった。
味噌汁の味見も上の空でやってしまったためか、出来上がったものは味が濃すぎてしまった。
慧音はため息をつく。息は白く、凍っていた。
妖怪は外の世界の人間を食べる、という記述を求聞史紀で見て、それは早苗にとってどうなんだ、ということを書いてみました。

早苗は振り切ったのか、そもそも考えてないのかというのはともかく。
点連
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コメント



0.1040簡易評価
1.80奇声を発する程度の能力削除
何だか少し得体の知れない恐怖を感じました
5.80名前が無い程度の能力削除
妖怪が嘘を吐くでしょうか。
八雲紫が幻想郷の人間総白痴化で妖怪の未来が確保されると、どこぞの将軍様以下の考えに甘んじるでしょうか。
理由はなんにせよ月に攻め込んじゃうような野心的な紫の一面を、あえて無視したにしては、それほど魅力的なストーリーでなかったのが残念。基本的に妖怪に嘘をつかせる展開も嫌いなんで、読後感もいまいち。
けど、幻想郷の暗いところにもきちんと視点を当てようというスタンスは好印象。
6.無評価名前が無い程度の能力削除
途中で終わった感が有ります、続きがあるならそちらへ期待
10.100名前が無い程度の能力削除
面白かったです。
14.10名前が無い程度の能力削除
物語の起承転結の起で終わった印象です。
23.無評価名前が無い程度の能力削除
けーねが話のオチまでおかずにしてしまったらしいな
どうりで塩っぱいわけだ