あの頃の私は、若かった。いいえ、今でも十分瑞々しいのだけれど。盛夏を彩る髪を、空を惑わす瞳を、時の花の気を有している。ただ、現在より少々乱暴だった。四季を従え、人も妖も蹴散らしていた。
◇
◇◆◇
◇
驕り、尖り。世界は私の庭だった。
そんな楽園に、独り。日陰でできているような、貧弱な少女が現れた。頼りない猫背で、世の中全てにごめんなさいをしていた。昼の向日葵畑にいるのに、観梅に相応しい厚着姿。泥模様の上衣はほつれ、中身の枯れ枝が零れていた。
みすぼらしい異物だ。私は一瞬追い出しかけて、やめた。勝負に足る相手ではないから。彼女がくすんだ顔を上げて、大輪を見詰めたから。控えめに、嬉しそうに。
優越感や興味が、戦意を上回った。その子達は私が育てたのよ、凄いでしょうさあ褒めなさい。貴方なんで変な格好してるの、病人? 妖怪? 家はどこ。話し相手になってあげてもいいわ。頭をお喋りで満たしながら、娘に近付いた。肩を叩いて浴びた、第一声は愉快な悲鳴だった。怯えた妖精級。
「すいません、じゃなくてごめんなさ、あなたのものだと知らなくて、夢中で、夢中じゃなければ挨拶だって」
「もう構わないわ。きちんと呼吸と会話をしなさい、姿勢も」
訂正、妖精未満。小鳥を捕まえた気分になってきた。
彼女は目線と声をふらつかせ、ゆっくり応じていった。お花、立派です。服は、趣味です。暑いの、平気です。妖怪です。山奥で暮らしています。名前、ないです。
「話し相手、ありがとうです、でした。でももう来られないので、いいです」
再訂正、小鳥未満。飛ばない鳥は、やがて翼を失う。少女はひとにとっての翼、喉を衰えさせている。どんな生活をしてきたのだろう。人食いの妖だというのに、地味でみじめで情けない。
着物の胸は、左側だけやや膨らんでいた。体勢と腕組みで誤魔化しているようだけれど、逆に怪しい。
「来られないってどういうことかしら。夜逃げ? 最後にこっそり花泥棒?」
だったら苛めて後悔させてやる。日傘を突きつけられ、娘は汗ばんだ首を振った。着付け、失敗しました。あら直してあげましょうか。布巾、入れてます。大きいのねぇ、見せて頂戴。交換しましょうか。も、桃の実、入れてます。切ってあげるわ出しなさい。笑顔の脅しに押されて、彼女は観念したらしい。叩かないでと命乞いをして、
「何も、盗ってません」
「そう、ならさっさと潔白、を」
真っ赤な秘密を引っ張り出した。私が後ずさりかけた。心を暴く目玉が、こちらを見ていた。
危険な悪評は伝わっていた。綺麗に聞き流していた。感情に忠実な私には、読まれたくない醜さはないと。過去も煌びやかで、瑕がないと。
実際に向き合って、僅かに恐怖心が湧いた。完璧な花は、作り物。本物はどこかに、雨の染みや粉屑を抱えている。私もそうなのではないか。目の前のこいつは、決して淀みを逃さない。
「別に、閻魔様のようには責めません。それでも、嫌がられます。だから、地底潜ります。こっちとさようならします」
日光のない、地下で花畑は拝めない。ゆえに、一杯覚えておきたかった。たどたどしく説明して、少女は向日葵の観賞に戻った。
半歩の隙間を、風明かりが通り抜けた。
出自を隠す衣と、弱気な態度。一切を、瞳ひとつが納得させようとしていた。認めようとして、自分の眉間の皺に気付いた。美しくない。
痩せた末茎でも、葉をつけ咲こうとするのに。
私の場所を、喜んでくれたのに。
急速に、苛立ちが開きかけていた。彼女如きに怯んだ私へ、
「植物は、好きです。私のこと、怖がりません」
世界を勝手に狭める彼女へ。
「怖くないわよ、あんたなんか」
視線から爪先まで、全身で見下してやった。片手で命じて、周りの花顔にも包囲させた。
覚り妖怪は、小声で嘘ですと返した。
「目を合わせて言いなさい。驚いたのは最初だけ。怖くなくなったわ。どっちが嘘吐きよ、布巾だ桃だって」
両肩を掴んで、丸まった背を矯正した。
「下でもひっそり生きていくつもり? 同じ結果になるわよ。今度は何処とさようならするの」
「放して、ください。いや、です」
「私も嫌ーい。名無しのぼろで止まってるあんたが。後々のために忠告してあげてるのよ、耳塞いだら引っ叩く」
逃げに走る手を、中空に縫いつけた。現状に妥協するな、自他を騙すな決めつけるな。私のように強く美麗であれ。有難い注文に私は得意になり、彼女は泣き顔になった。涙を呑んだ、唇が震えていた。この程度で傷付くなんて信じられなかった。遊びの喧嘩も、ろくにしたことがないのか。つまらない。
反論は、竹の開花のように遅かった。しかもありきたりな、
「初めから強いあなたには、よわい、私のきもちは解りません」
閉じ籠もる弱者の理屈。何回負け犬にぶつけられたか。私はお決まりの文句を投げた。
「解らなくても結構。反対に訊くわ。生まれつき弱かったら、強くならなくていいのかしら」
大抵の遠吠えは、これで消える。眼差しを濡らした、彼女も沈黙した。
ほんの数秒きり。
「でも、それでも」
脆い声音が、花弁の騒ぎを掻き分けた。
「私は、あなたの強さには憧れられない」
あなたのようには、つよくなりたくない。力は、無力を貶す道具じゃない。そんなの、全然きれいじゃない。
言い返されて、私が戸惑った。彼女はどこまで、私を視たのだろう。何を拒んでいるのだろう。どうして、私が望まれない?
殴って服従させたら、こいつの非難するままになる。何か気に入らない。私は、彼女を解放していた。
「太陽の花の思い出、ありがとうございました。夢中になっていたのは、本当です。忘れません」
見本のようなお辞儀をして、少女が駆け出そうとする。
今を逃したら、一生決着がつかないかもしれない。不快な痕が残る。許せなくて、
「持っていきなさい」
手巾の袋を放った。中には能力で揃えた、春夏秋冬の種が詰まっている。覚りの娘は、背後からの品をしっかり受け止めた。園芸知識の要約も、思念として与えられたらしい。白絹の包みを、優しく抱いてくれた。
「餞別。それと勝負」
地の底で、咲かないとは限らない。私のしもべは、誰よりもしたたかだ。
一輪でも目覚めれば、私の勝ち。
努力しても全滅したら、彼女の勝ち。
ずるいですと、娘は苦笑した。寒桜と藤を重ねたような、春風の髪が揺れた。
「あなたは恐いけれど、ちょっと好きになりました」
「はいはい。手抜いたら容赦しないから」
幽かな色と生気を帯びて、小さな妖は旅立った。
陽を追う花は次第に傾き、少女の新天地に目を遣った。
◇
◇◆◇
◇
日傘は一本と数千。レースと黄花が、真昼の温度を和らげている。鮮やかな眠りと夢へ、私を誘う。
「さとり様、ここで合ってるの?」
妖獣、だろうか。鳥娘と猫娘が、黄金の畑を歩いていた。お揃いの、艶黒の毛並みが素晴らしい。衣類も、主の品の良さが窺える。
「ええ、絶対よ」
さとり様と呼ばれたひとは、繊細な声で断言した。花が化けたような、柔らかい容姿をしていた。果実のように一点、胸元の紅が目立っている。けれども、秘めようとはしない。銀髪の女の子に抱きつかれて、軽く窘めていた。
「大丈夫なんですか。神社や里でも有名な、強い妖怪の出るところですよ」
「どう有名なのかしら。外見は? そう、残虐な方ではないのね。寺子屋の人間にも親切な、笑顔の女王様。強者との真剣勝負は大好き。正解、その方よ」
「お姉ちゃんのお知り合いなんだよね。あれ、下僕や悪魔だったっけ」
「速やかに口を閉じなさいこいし。私は引っ叩かれたくないの」
手際よく、娘達は作業を進めていった。蒸した土を掘り返して、持参品を植える。
「強引でおっかない、恩人よ。友人や、ライバルと思ってもいいのかしら」
「ひどいことされたの、さとり様」
「いいことを教わったの。悩んだし、悔しかったけれど、幸せにも続いていた」
私を、強くしてくれた。あのひとに叱られなかったら、お燐やおくうに会えなかったかも。こいしのことも、諦めていた。
「じゃあこれ恩返しなんだ。ん、仕返し?」
「両方。再会したら泣きそうだから、内緒で退散しましょう」
「さとり様でも泣くんですか」
「今はこーんなだけど、昔はねぇ」
「おやつが惜しかったら口を閉じなさいこいし。美しく」
「結局私からは逃げるんじゃない。次回はじっくり喋りましょうね、お礼に」
午睡から覚めた私は、感想を落とした。お互い、以前と比べて成長した。口論も楽しめるかもしれない。
夢中の景色を思い出して、直行した。
長身の向日葵の空き地に、同種の子供が立っていた。巨木と小枝ほども違った。中央の輪は、ひとの子の拳ほど。幼くも、気高く日を見上げていた。彼女は、さとりは成し遂げたのだ。
私は優雅に勝ち誇り、一拍後に再戦を誓った。
恩返しの隣は、仕返し。
「一勝一敗、いい度胸ね」
地上に存在しない、新種の薔薇が咲き誇っていた。
敵前逃亡は、許してやることにした。
さとりが誕生させた、夏空色の華に免じて。
◇
◇◆◇
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驕り、尖り。世界は私の庭だった。
そんな楽園に、独り。日陰でできているような、貧弱な少女が現れた。頼りない猫背で、世の中全てにごめんなさいをしていた。昼の向日葵畑にいるのに、観梅に相応しい厚着姿。泥模様の上衣はほつれ、中身の枯れ枝が零れていた。
みすぼらしい異物だ。私は一瞬追い出しかけて、やめた。勝負に足る相手ではないから。彼女がくすんだ顔を上げて、大輪を見詰めたから。控えめに、嬉しそうに。
優越感や興味が、戦意を上回った。その子達は私が育てたのよ、凄いでしょうさあ褒めなさい。貴方なんで変な格好してるの、病人? 妖怪? 家はどこ。話し相手になってあげてもいいわ。頭をお喋りで満たしながら、娘に近付いた。肩を叩いて浴びた、第一声は愉快な悲鳴だった。怯えた妖精級。
「すいません、じゃなくてごめんなさ、あなたのものだと知らなくて、夢中で、夢中じゃなければ挨拶だって」
「もう構わないわ。きちんと呼吸と会話をしなさい、姿勢も」
訂正、妖精未満。小鳥を捕まえた気分になってきた。
彼女は目線と声をふらつかせ、ゆっくり応じていった。お花、立派です。服は、趣味です。暑いの、平気です。妖怪です。山奥で暮らしています。名前、ないです。
「話し相手、ありがとうです、でした。でももう来られないので、いいです」
再訂正、小鳥未満。飛ばない鳥は、やがて翼を失う。少女はひとにとっての翼、喉を衰えさせている。どんな生活をしてきたのだろう。人食いの妖だというのに、地味でみじめで情けない。
着物の胸は、左側だけやや膨らんでいた。体勢と腕組みで誤魔化しているようだけれど、逆に怪しい。
「来られないってどういうことかしら。夜逃げ? 最後にこっそり花泥棒?」
だったら苛めて後悔させてやる。日傘を突きつけられ、娘は汗ばんだ首を振った。着付け、失敗しました。あら直してあげましょうか。布巾、入れてます。大きいのねぇ、見せて頂戴。交換しましょうか。も、桃の実、入れてます。切ってあげるわ出しなさい。笑顔の脅しに押されて、彼女は観念したらしい。叩かないでと命乞いをして、
「何も、盗ってません」
「そう、ならさっさと潔白、を」
真っ赤な秘密を引っ張り出した。私が後ずさりかけた。心を暴く目玉が、こちらを見ていた。
危険な悪評は伝わっていた。綺麗に聞き流していた。感情に忠実な私には、読まれたくない醜さはないと。過去も煌びやかで、瑕がないと。
実際に向き合って、僅かに恐怖心が湧いた。完璧な花は、作り物。本物はどこかに、雨の染みや粉屑を抱えている。私もそうなのではないか。目の前のこいつは、決して淀みを逃さない。
「別に、閻魔様のようには責めません。それでも、嫌がられます。だから、地底潜ります。こっちとさようならします」
日光のない、地下で花畑は拝めない。ゆえに、一杯覚えておきたかった。たどたどしく説明して、少女は向日葵の観賞に戻った。
半歩の隙間を、風明かりが通り抜けた。
出自を隠す衣と、弱気な態度。一切を、瞳ひとつが納得させようとしていた。認めようとして、自分の眉間の皺に気付いた。美しくない。
痩せた末茎でも、葉をつけ咲こうとするのに。
私の場所を、喜んでくれたのに。
急速に、苛立ちが開きかけていた。彼女如きに怯んだ私へ、
「植物は、好きです。私のこと、怖がりません」
世界を勝手に狭める彼女へ。
「怖くないわよ、あんたなんか」
視線から爪先まで、全身で見下してやった。片手で命じて、周りの花顔にも包囲させた。
覚り妖怪は、小声で嘘ですと返した。
「目を合わせて言いなさい。驚いたのは最初だけ。怖くなくなったわ。どっちが嘘吐きよ、布巾だ桃だって」
両肩を掴んで、丸まった背を矯正した。
「下でもひっそり生きていくつもり? 同じ結果になるわよ。今度は何処とさようならするの」
「放して、ください。いや、です」
「私も嫌ーい。名無しのぼろで止まってるあんたが。後々のために忠告してあげてるのよ、耳塞いだら引っ叩く」
逃げに走る手を、中空に縫いつけた。現状に妥協するな、自他を騙すな決めつけるな。私のように強く美麗であれ。有難い注文に私は得意になり、彼女は泣き顔になった。涙を呑んだ、唇が震えていた。この程度で傷付くなんて信じられなかった。遊びの喧嘩も、ろくにしたことがないのか。つまらない。
反論は、竹の開花のように遅かった。しかもありきたりな、
「初めから強いあなたには、よわい、私のきもちは解りません」
閉じ籠もる弱者の理屈。何回負け犬にぶつけられたか。私はお決まりの文句を投げた。
「解らなくても結構。反対に訊くわ。生まれつき弱かったら、強くならなくていいのかしら」
大抵の遠吠えは、これで消える。眼差しを濡らした、彼女も沈黙した。
ほんの数秒きり。
「でも、それでも」
脆い声音が、花弁の騒ぎを掻き分けた。
「私は、あなたの強さには憧れられない」
あなたのようには、つよくなりたくない。力は、無力を貶す道具じゃない。そんなの、全然きれいじゃない。
言い返されて、私が戸惑った。彼女はどこまで、私を視たのだろう。何を拒んでいるのだろう。どうして、私が望まれない?
殴って服従させたら、こいつの非難するままになる。何か気に入らない。私は、彼女を解放していた。
「太陽の花の思い出、ありがとうございました。夢中になっていたのは、本当です。忘れません」
見本のようなお辞儀をして、少女が駆け出そうとする。
今を逃したら、一生決着がつかないかもしれない。不快な痕が残る。許せなくて、
「持っていきなさい」
手巾の袋を放った。中には能力で揃えた、春夏秋冬の種が詰まっている。覚りの娘は、背後からの品をしっかり受け止めた。園芸知識の要約も、思念として与えられたらしい。白絹の包みを、優しく抱いてくれた。
「餞別。それと勝負」
地の底で、咲かないとは限らない。私のしもべは、誰よりもしたたかだ。
一輪でも目覚めれば、私の勝ち。
努力しても全滅したら、彼女の勝ち。
ずるいですと、娘は苦笑した。寒桜と藤を重ねたような、春風の髪が揺れた。
「あなたは恐いけれど、ちょっと好きになりました」
「はいはい。手抜いたら容赦しないから」
幽かな色と生気を帯びて、小さな妖は旅立った。
陽を追う花は次第に傾き、少女の新天地に目を遣った。
◇
◇◆◇
◇
日傘は一本と数千。レースと黄花が、真昼の温度を和らげている。鮮やかな眠りと夢へ、私を誘う。
「さとり様、ここで合ってるの?」
妖獣、だろうか。鳥娘と猫娘が、黄金の畑を歩いていた。お揃いの、艶黒の毛並みが素晴らしい。衣類も、主の品の良さが窺える。
「ええ、絶対よ」
さとり様と呼ばれたひとは、繊細な声で断言した。花が化けたような、柔らかい容姿をしていた。果実のように一点、胸元の紅が目立っている。けれども、秘めようとはしない。銀髪の女の子に抱きつかれて、軽く窘めていた。
「大丈夫なんですか。神社や里でも有名な、強い妖怪の出るところですよ」
「どう有名なのかしら。外見は? そう、残虐な方ではないのね。寺子屋の人間にも親切な、笑顔の女王様。強者との真剣勝負は大好き。正解、その方よ」
「お姉ちゃんのお知り合いなんだよね。あれ、下僕や悪魔だったっけ」
「速やかに口を閉じなさいこいし。私は引っ叩かれたくないの」
手際よく、娘達は作業を進めていった。蒸した土を掘り返して、持参品を植える。
「強引でおっかない、恩人よ。友人や、ライバルと思ってもいいのかしら」
「ひどいことされたの、さとり様」
「いいことを教わったの。悩んだし、悔しかったけれど、幸せにも続いていた」
私を、強くしてくれた。あのひとに叱られなかったら、お燐やおくうに会えなかったかも。こいしのことも、諦めていた。
「じゃあこれ恩返しなんだ。ん、仕返し?」
「両方。再会したら泣きそうだから、内緒で退散しましょう」
「さとり様でも泣くんですか」
「今はこーんなだけど、昔はねぇ」
「おやつが惜しかったら口を閉じなさいこいし。美しく」
「結局私からは逃げるんじゃない。次回はじっくり喋りましょうね、お礼に」
午睡から覚めた私は、感想を落とした。お互い、以前と比べて成長した。口論も楽しめるかもしれない。
夢中の景色を思い出して、直行した。
長身の向日葵の空き地に、同種の子供が立っていた。巨木と小枝ほども違った。中央の輪は、ひとの子の拳ほど。幼くも、気高く日を見上げていた。彼女は、さとりは成し遂げたのだ。
私は優雅に勝ち誇り、一拍後に再戦を誓った。
恩返しの隣は、仕返し。
「一勝一敗、いい度胸ね」
地上に存在しない、新種の薔薇が咲き誇っていた。
敵前逃亡は、許してやることにした。
さとりが誕生させた、夏空色の華に免じて。
確かにあのお花とかこんな感じでもらってたらいいなぁ
いかにも幽香らしくて引き込まれました。
この一文でやられました
余韻のままに終わっても良いのですが、これはぜひ続編をお願いしたいところです。
というか、貴方の文章で幽香とさとりんの絡みをもっと読んでみたい。
夏になって地霊殿では今年もかき氷が人気なのかな。
地元の祭り行けなかったけど深山さんの書くお話が読めたからもう悲しくないぞ
さすがにもうちょっと読みたかったかもです
震災の影響で創作活動に何か支障が出ていらっしゃるのかと心配していたので、再び深山さんの作品を読めて本当に泣きそうなほど嬉しかったです。
また読むことが出来て本当に嬉しいです。
お互いに得るものがあってこそ芽生えた情、ですかねぇ
いや、実に美しい話でした
(…………みすぼらしいさとり様ハァハァ)
地獄に咲くバラはきっと美しいのでしょうね。
不可能から踏み出せた奇跡の華なのですから。
幽香の優しさ、さとりの努力、育てられた花の美しさ…
素敵な光景が目に浮かぶ、まるで絵本の1ページのような優しいお話ですね。
あっという間に最後まで読んでしまいました。
この2人のお話はもっともっと読んでみたいです!
素敵なお話、ありがとうございました。
さすが深山さんと言うべき流れるような作品で、相変わらずの綺麗なお話でした
これは何を言いたいんでしょうか。何を伝えたいんでしょうか。何もないなら納得です
夏はいいな。
素敵な話でした。読んでいて気持ちいいです。
>確かにあのお花とかこんな感じでもらってたらいいなぁ
>いかにも幽香らしくて
酷い原作離れをしていなかったようで、安心しました。偉そうな台詞で読む方を怒らせないか、心配していました。
>雰囲気
>夏らしさ
幽香の感覚になって、季節や空気を描けていれば何よりです。
単語ひとつの「綺麗」や「美しい」には、きっと限界があります。文章から世界を広げられる、皆様の目が素敵です。
>もっと読んでいたかったよー
>幽香とさとりんの絡みをもっと
地霊殿のさとりの口調が、幾らか幽香と似ているなぁと思いました。接点を想像して、膨らませてみました。
これ以上は蛇足になるかなと、一勝一敗で物語を閉じました。お読みになる方の心を読みたいです。
>待ってたのです。久しぶりで本当に嬉しいのです。
>おかえりなさい!
筆が遅くて、少しご無沙汰していました。
歓迎のお声に、大変驚きました。心に任せて書いているだけの、ふわふわした身ですのに。何だか、すみません。ありがとうございます。
>中身がすっからかんですね
率直なご指摘、胸に刺さりました。残念で、申し訳なくて、悔しいです。
沢山の気持ちを、お話に籠めました。けれども、ごめんなさい。答え合わせは難しいです。意味に分解したら、小説ではなくなってしまう気がするのです。
頂いた多彩なお言葉を、大切にしたいです。
毎回読むたびに感銘を受けます。自分もいつかはこんな作品が書けるように成りたいです。
強くて優雅な幽香は好きです。
異なる強さ、美しさを湛える二輪の花の対比、お見事でした。
小説は、というか何事も、あるべきことを書けばいいもの、
燃え盛るような情熱も、季節とともに流れる情感も。
作者さんが、久しぶりなせいか、全体像のイメージが明確になる前に説明不足で終わった印象。説明不足でもなく、かといって押しつけがましいくどくどとしたところのない文章だと前は感じたが、この作品はもやっとした感じあったはず。
ただ、次の作品が読みたいし、気持ちよく書いてもらうために、90点つけさせてもらいます。
確かにもうちょっと読んでいたかったけどすっきりまとまっていてよかった。
幽香の口上が幽香らしく強く格好いい
目に涙が滲むほど綺麗でした