魔法の森の昼下がり
私は明日人里で披露する人形劇用の衣装の仕上げをしていた
作業に一段落ついて、軽く伸びをしていると
トタトタと廊下を走ってくる音に気付く。
「ごはんのじかんだぜ!」
大きな音を立ててドアを開き一人の少女が部屋の中に入ってくる。
「もう少し静かにドアあけられないの?あと廊下走っちゃだめって言ったでしょ。」
「うぅ……ごめんなさい。」
「分かればいいわ。」
ちらっと柱時計を見ると12時を少し回っていた。
「もうそんな時間なんだ」
「おなかペコペコだぜ。」
少女は椅子に座っている私に抱き着いてきた。
小さな体をよいしょと抱き上げ、その子の頭を撫でる。
「そうね、何が食べたい?」
「うーんと……えーっと……オムライスがいいんだぜ!」
「はいはい。じゃあ準備するわね。」
「ちょっと時間がかかるから、その辺で遊んでおいで。」
「わたしもてつだうぜ!」
「そうね、じゃあお野菜を切るの手伝ってもらおうかしら」
「わかったぜ。」
そういうと少女は私から降りてキッチンに向かい早足でトタトタと走っていった。
「まったくいうこと聞かない子……けがしたらどうするのよ……」
半ば呆れながらも、気が付いたら笑みがこぼれていた。
やっぱり、似てるなぁ。
口調も、仕草も。
ダイニングに三人分の料理を運んでいる途中、窓の外を見た。
そろそろ帰ってくる頃だと思っていたのだ。
昼間なのにキラキラした星屑の軌道が空から玄関先へと続いていた。
「いい匂いがしたんでな」
「おかえり魔理沙」
「おかえりママ」
君ならいいのが書けるよ
でも、ベタで良いですな。
…でも、ちと短すぎるのが残念。
まあ、この展開で、これ以上長くすると冗長になりそうだから、あるいはこれで良いのか…
難しいとこです。
もっと前後が読みたいな。長編だと涙流して喜ぶ。
確かに短すぎる気もしますが、これはこれで。