「困ったわ」
ここは博麗神社。その縁側に腰掛けているのが神社の巫女、博麗霊夢である。
「困ったわね」
ずずーっと出涸らしのお茶を飲み干して霊夢は再度呟いた。
茶葉が切れた。 状況を一言で説明するとこうである。
これは自他共に認めるお茶ジャンキーである霊夢にとっては死活問題である。
普段は残り少なくなると先に仕入れておくのだが、ここのところ宴会が続いていてうっかり忘れてしまったのだ。
「今は持ち合わせもないし、仕方ないわね。霖之助さんのお店でお茶を仕入れましょう」
脇に置いてあったお払い棒を引っつかんで立ち上がると、重さを感じさせない動作で浮かび上がり一路香霖堂を目指す霊夢。
ちなみに何故財布ではなくお払い棒を持って店に行くのかと言うことについてはここでは言及しない。
暗転 昼過ぎ
――カラン、カラン
「霖之助さん。お客が来てあげたわよ。とりあえずお茶ね」
がらくただか希少品だかがごちゃごちゃと積み上げられた店内に入った霊夢だったが、返事はない。
「いないのかしら。……そんなわけないわね」
言いつつも奥へ入っていくと、店主は居間でお茶を飲みながら本を読んでいた。
「ちょっと霖之助さん?お客が来たって言うのに応対しなくていいわけ?」
「霊夢か。買い物をしない者はお客とは言わないと言ったろう。それにいつも言っているが勝手に居間まで上がってくるんじゃない」
「ちょっと!お茶が切れてるじゃないのよ!」
文句を言った霖之助であったが、既に霊夢は居間を通り抜けて勝手にお茶を入れようとしていた。
「お茶を切らすだなんて、この店はどうなっているのかしら?」
「……ぼくの店は古道具屋であって茶屋ではないよ」
「あら?でも今霖之助さんが飲んでいるのはなんなの?」
「あぁこれかい?これはだね、「てぃーぱっく」と言って外の世界の茶の代用品なんだ
この袋をお湯に浸すことで緑茶や紅茶などの様々な茶を再現できる。味も香りも少し劣るが手軽で凄い道具だよ」
「そんなものがあるんだ。それにしても珍しく使い方がわかったのね」
「箱に使用方法が書いてあった」
「ああ、これね?」
ちゃぶ台の横に置いてあったティーパックの箱を発見すると霊夢は物珍しそうに箱を回して眺め始めた。
「ちょうど茶葉を切らしていたところに緑茶の「てぃーぱっく」を手に入れてね。とても助かったよ」
「そうね、これがあれば助かるわね。これ貰っていくわ」
・ ・ ・
「ま、まてまて霊夢!勝手にもっていくんじゃない!対価も払わずに……第一それは売り物じゃないしそれをもっていかれたら」
「そうそう、里まで降りてお茶を買ってきてあげるから、ここのお金持っていくわよ」ごそごそ
きいていなかった。あまつさえ接客台を漁られていた。
「それじゃあお茶が買えたらそのうちもってくるわねー」カラン、カラン。ぴゅーん。
森近霖之助、絶句である。
数分後
バーン!と店の扉が開け放たれ、黒い小さな影が飛び込んできた。
「いよぉー香霖!どうした?しけた顔になってるぜ?
せっかく私が差し入れに高い酒を持ってきてやったんだ、これでも飲んで元気をだせ
そうそう、お礼はそこの棚に飾ってある魔道書でいいぜ?」
「ま……魔理沙ー!」
「な?ど、どうしたんだ香霖。こ、こら泣くな。抱きつくな~!」
暗転 おやつ時
香霖堂で何が起こっているかなど毛玉の毛一筋ほどにも気にしていない霊夢はスタっと人里に降り立った。
「たのもー」
「いらっしゃい。お、いつもの巫女さんか。毎度っ!今日もいつものお茶かい?」
「そうね。今日は一番高い葉と一番安い葉を半々でもらえるかしら?このお金でかえるだけね」
お金の入った袋を置く霊夢。
「それがねぇ。済まないんだが今切らしていてねぇ」
「え!どういうことよっ!」
「あわわ、今年は不作みたいでほとんど仕入れられなかったんだよ~。噂では害虫が大量発生したとかなんとか」
妹紅ばりの炎を背負ってこぶしをぷるぷると振るわせた霊夢に店主も必死の言い訳。
「う、迂闊だったわ……私の知らないところでこんな重大な異変が起こって居ただなんて……」
「あの……お客さん?」
「私がその不作、解決してみせるわ。まってなさい!」
言うがはやいがお払い棒を握りしめて飛び立ってしまった。
店主、唖然
「神社に空飛ぶ巫女がいるってー噂はほんとだっただ……」
暗転 夕方
「もうすぐ夏~♪夏は蛍の季節~♪」
人里から離れた丘に走る清流の上で、忍び寄る夏の気配に浮かれて歌っているのはリグル・ナイトバグ。
蟲を操る程度の能力をもった蛍の妖怪である。
らしからぬ速度で空をかっとんでいた霊夢は、リグルを発見すると即座に奇襲をしかけた。
「害虫駆除ぉー!」
ドカーン
「ぎゃー!不意打ちとは卑怯なー!」
「問答無用!あんたでしょ、害虫を操ってお茶を不作にしてるのは!」
「そんなの知らないよ!なんだかわからないけど返り討ちにしてやるっ!」
ドーン!ダダダダダ、バンバンバンバン、ズズーン(少女弾幕中)
「封魔陣!」
「あ~れ~、私じゃないのに~」
きりきり舞いして小川に墜落するリグル。そんな相手に霊夢はめもくれず
「うーん、ほんとに関係ないみたいね。次、次、と言っても他に宛はないのよね……。
そうね、お茶畑の人達に直接原因を聞きに行きましょ」ピューン
「ひ、ひどい……」ガクッ
「不作の原因?いんやぁ、不作と言うより今年は冬が長かったから収穫が遅れとるだけじゃよ
あと一週間もすれば収穫できるから待っときなさい」
「そんなに待てるわけないでしょ!それに原因はあの亡霊だったのね……見てなさい!」
がじがじと爪をかみながらお茶畑の人に悪態をつくと霊夢はすかさず飛び去っていった。
「お爺さん。今の紅白の服を来た人はなんじゃったん?」
「さぁのお。目が血走っていてちょっと怖かったわい」
暗転 夜
「月に虫の音、そしてお酒。風情よね~」
お屋敷の縁側に腰掛けて豪華な庭を前に杯を呷っているのは西行寺幽々子その人である。
いい感じにお酒がまわって緩んだような表情で―年がら年中緩んでいると言う説もある―
徳利から杯へとお酒を注ぐが、しずくが垂れるのみであった。
「あら、切れちゃった」
パンパンっと手を打って忠実なる従者を呼ぶ。
・ ・ ・
「あら~?ようむー、ようむー」
よ~う~む~と境内に声が響き渡る。自分でとりに行くと言う考えはあくまで無いらしい。
「迷惑の実行犯ならここよ!」
幽々子の声に答えたのは右手にお払い棒、左手に目を回した妖夢の襟首を掴んだ霊夢であった。
哀れ妖夢は侵入者である霊夢を阻止しようとしてこてんぱんの返り討ちにあったのであった。
「あらまぁ、たしかに迷惑を実行中みたいね」
「違うわよ迷惑の主犯!あたしはお茶をもらいに来たの」
「お茶ぐらいいくらでも淹れてあげますよ、放してもらえれば妖夢がね」
掴んでいた妖夢を投げ落とすと、お払い棒をビシリと幽々子に突きつけて霊夢が言う。
「違うわよ!ここのお茶っ葉をごっそり頂きに来たのよ!」
「……お茶強盗かしら?」
「さ、出してもらえるかしら?」
「そんなことを言われて素直に出すとお思いですか?」
「素直じゃなくても結果的には出させるから問題ないわ」
「貴方はほんと自分の欲求に素直よねぇ」
スチャっとお払い棒と扇が構えられ、弾幕ごっこがはじまった。
ドンドンドン、バババババ、ガォン!(少女弾幕中)
「死符 ギャストリドリーム!」
幽々子のスペルが発動し、無数の死蝶が霊夢を襲う。が
「ぬるい、ぬるいわ!出涸らしの冷めたお茶のようにね!」
幽々子を中心として弾幕を展開するこのスペルを、もっとも密度の高い場所。
すなわち密着状態でガリガリ音が聞こえるぐらいかすりながら見事な回避で幽々子に攻撃を加える霊夢。
「くっ、やるわね。凄い気迫だわ」
たまらず扇を開いて攻撃を防ぎつつ後退する幽々子。
「今の私は一里離れたお茶が零れた音だってわかるほど研ぎ澄まされてるのよ。
そーれ、夢想封印 瞬!」
「え、き、きゃ~~!」
盛大に吹き飛び庭に墜落する幽々子。
「さ、出してもらえるかしら?」
「一体なんなのかしら、貴方荒れすぎじゃない?」
「あんた達が春を遅らせたせいでお茶の収穫が遅れてこっちは大迷惑してるのよ!」
「あらそういうこと。それならそうと先に言って下されば素直に渡しましたのに。野蛮すぎないかしら?」
「良いからちゃっちゃと出すもん出す」
「はいはい。まったく、月夜の風情が台無しだわ~」
暗転 一方その頃
「ふふ、いい月夜だね」
「はい。お嬢様。本日は私がブレンドした紅茶を出させて頂きましたわ」
「ふぅん中々いい香り。これ、また出しても良いわ」
「光栄ですわ」
紅茶組は平和であった。
ここは博麗神社。その縁側に腰掛けているのが神社の巫女、博麗霊夢である。
「困ったわね」
ずずーっと出涸らしのお茶を飲み干して霊夢は再度呟いた。
茶葉が切れた。 状況を一言で説明するとこうである。
これは自他共に認めるお茶ジャンキーである霊夢にとっては死活問題である。
普段は残り少なくなると先に仕入れておくのだが、ここのところ宴会が続いていてうっかり忘れてしまったのだ。
「今は持ち合わせもないし、仕方ないわね。霖之助さんのお店でお茶を仕入れましょう」
脇に置いてあったお払い棒を引っつかんで立ち上がると、重さを感じさせない動作で浮かび上がり一路香霖堂を目指す霊夢。
ちなみに何故財布ではなくお払い棒を持って店に行くのかと言うことについてはここでは言及しない。
暗転 昼過ぎ
――カラン、カラン
「霖之助さん。お客が来てあげたわよ。とりあえずお茶ね」
がらくただか希少品だかがごちゃごちゃと積み上げられた店内に入った霊夢だったが、返事はない。
「いないのかしら。……そんなわけないわね」
言いつつも奥へ入っていくと、店主は居間でお茶を飲みながら本を読んでいた。
「ちょっと霖之助さん?お客が来たって言うのに応対しなくていいわけ?」
「霊夢か。買い物をしない者はお客とは言わないと言ったろう。それにいつも言っているが勝手に居間まで上がってくるんじゃない」
「ちょっと!お茶が切れてるじゃないのよ!」
文句を言った霖之助であったが、既に霊夢は居間を通り抜けて勝手にお茶を入れようとしていた。
「お茶を切らすだなんて、この店はどうなっているのかしら?」
「……ぼくの店は古道具屋であって茶屋ではないよ」
「あら?でも今霖之助さんが飲んでいるのはなんなの?」
「あぁこれかい?これはだね、「てぃーぱっく」と言って外の世界の茶の代用品なんだ
この袋をお湯に浸すことで緑茶や紅茶などの様々な茶を再現できる。味も香りも少し劣るが手軽で凄い道具だよ」
「そんなものがあるんだ。それにしても珍しく使い方がわかったのね」
「箱に使用方法が書いてあった」
「ああ、これね?」
ちゃぶ台の横に置いてあったティーパックの箱を発見すると霊夢は物珍しそうに箱を回して眺め始めた。
「ちょうど茶葉を切らしていたところに緑茶の「てぃーぱっく」を手に入れてね。とても助かったよ」
「そうね、これがあれば助かるわね。これ貰っていくわ」
・ ・ ・
「ま、まてまて霊夢!勝手にもっていくんじゃない!対価も払わずに……第一それは売り物じゃないしそれをもっていかれたら」
「そうそう、里まで降りてお茶を買ってきてあげるから、ここのお金持っていくわよ」ごそごそ
きいていなかった。あまつさえ接客台を漁られていた。
「それじゃあお茶が買えたらそのうちもってくるわねー」カラン、カラン。ぴゅーん。
森近霖之助、絶句である。
数分後
バーン!と店の扉が開け放たれ、黒い小さな影が飛び込んできた。
「いよぉー香霖!どうした?しけた顔になってるぜ?
せっかく私が差し入れに高い酒を持ってきてやったんだ、これでも飲んで元気をだせ
そうそう、お礼はそこの棚に飾ってある魔道書でいいぜ?」
「ま……魔理沙ー!」
「な?ど、どうしたんだ香霖。こ、こら泣くな。抱きつくな~!」
暗転 おやつ時
香霖堂で何が起こっているかなど毛玉の毛一筋ほどにも気にしていない霊夢はスタっと人里に降り立った。
「たのもー」
「いらっしゃい。お、いつもの巫女さんか。毎度っ!今日もいつものお茶かい?」
「そうね。今日は一番高い葉と一番安い葉を半々でもらえるかしら?このお金でかえるだけね」
お金の入った袋を置く霊夢。
「それがねぇ。済まないんだが今切らしていてねぇ」
「え!どういうことよっ!」
「あわわ、今年は不作みたいでほとんど仕入れられなかったんだよ~。噂では害虫が大量発生したとかなんとか」
妹紅ばりの炎を背負ってこぶしをぷるぷると振るわせた霊夢に店主も必死の言い訳。
「う、迂闊だったわ……私の知らないところでこんな重大な異変が起こって居ただなんて……」
「あの……お客さん?」
「私がその不作、解決してみせるわ。まってなさい!」
言うがはやいがお払い棒を握りしめて飛び立ってしまった。
店主、唖然
「神社に空飛ぶ巫女がいるってー噂はほんとだっただ……」
暗転 夕方
「もうすぐ夏~♪夏は蛍の季節~♪」
人里から離れた丘に走る清流の上で、忍び寄る夏の気配に浮かれて歌っているのはリグル・ナイトバグ。
蟲を操る程度の能力をもった蛍の妖怪である。
らしからぬ速度で空をかっとんでいた霊夢は、リグルを発見すると即座に奇襲をしかけた。
「害虫駆除ぉー!」
ドカーン
「ぎゃー!不意打ちとは卑怯なー!」
「問答無用!あんたでしょ、害虫を操ってお茶を不作にしてるのは!」
「そんなの知らないよ!なんだかわからないけど返り討ちにしてやるっ!」
ドーン!ダダダダダ、バンバンバンバン、ズズーン(少女弾幕中)
「封魔陣!」
「あ~れ~、私じゃないのに~」
きりきり舞いして小川に墜落するリグル。そんな相手に霊夢はめもくれず
「うーん、ほんとに関係ないみたいね。次、次、と言っても他に宛はないのよね……。
そうね、お茶畑の人達に直接原因を聞きに行きましょ」ピューン
「ひ、ひどい……」ガクッ
「不作の原因?いんやぁ、不作と言うより今年は冬が長かったから収穫が遅れとるだけじゃよ
あと一週間もすれば収穫できるから待っときなさい」
「そんなに待てるわけないでしょ!それに原因はあの亡霊だったのね……見てなさい!」
がじがじと爪をかみながらお茶畑の人に悪態をつくと霊夢はすかさず飛び去っていった。
「お爺さん。今の紅白の服を来た人はなんじゃったん?」
「さぁのお。目が血走っていてちょっと怖かったわい」
暗転 夜
「月に虫の音、そしてお酒。風情よね~」
お屋敷の縁側に腰掛けて豪華な庭を前に杯を呷っているのは西行寺幽々子その人である。
いい感じにお酒がまわって緩んだような表情で―年がら年中緩んでいると言う説もある―
徳利から杯へとお酒を注ぐが、しずくが垂れるのみであった。
「あら、切れちゃった」
パンパンっと手を打って忠実なる従者を呼ぶ。
・ ・ ・
「あら~?ようむー、ようむー」
よ~う~む~と境内に声が響き渡る。自分でとりに行くと言う考えはあくまで無いらしい。
「迷惑の実行犯ならここよ!」
幽々子の声に答えたのは右手にお払い棒、左手に目を回した妖夢の襟首を掴んだ霊夢であった。
哀れ妖夢は侵入者である霊夢を阻止しようとしてこてんぱんの返り討ちにあったのであった。
「あらまぁ、たしかに迷惑を実行中みたいね」
「違うわよ迷惑の主犯!あたしはお茶をもらいに来たの」
「お茶ぐらいいくらでも淹れてあげますよ、放してもらえれば妖夢がね」
掴んでいた妖夢を投げ落とすと、お払い棒をビシリと幽々子に突きつけて霊夢が言う。
「違うわよ!ここのお茶っ葉をごっそり頂きに来たのよ!」
「……お茶強盗かしら?」
「さ、出してもらえるかしら?」
「そんなことを言われて素直に出すとお思いですか?」
「素直じゃなくても結果的には出させるから問題ないわ」
「貴方はほんと自分の欲求に素直よねぇ」
スチャっとお払い棒と扇が構えられ、弾幕ごっこがはじまった。
ドンドンドン、バババババ、ガォン!(少女弾幕中)
「死符 ギャストリドリーム!」
幽々子のスペルが発動し、無数の死蝶が霊夢を襲う。が
「ぬるい、ぬるいわ!出涸らしの冷めたお茶のようにね!」
幽々子を中心として弾幕を展開するこのスペルを、もっとも密度の高い場所。
すなわち密着状態でガリガリ音が聞こえるぐらいかすりながら見事な回避で幽々子に攻撃を加える霊夢。
「くっ、やるわね。凄い気迫だわ」
たまらず扇を開いて攻撃を防ぎつつ後退する幽々子。
「今の私は一里離れたお茶が零れた音だってわかるほど研ぎ澄まされてるのよ。
そーれ、夢想封印 瞬!」
「え、き、きゃ~~!」
盛大に吹き飛び庭に墜落する幽々子。
「さ、出してもらえるかしら?」
「一体なんなのかしら、貴方荒れすぎじゃない?」
「あんた達が春を遅らせたせいでお茶の収穫が遅れてこっちは大迷惑してるのよ!」
「あらそういうこと。それならそうと先に言って下されば素直に渡しましたのに。野蛮すぎないかしら?」
「良いからちゃっちゃと出すもん出す」
「はいはい。まったく、月夜の風情が台無しだわ~」
暗転 一方その頃
「ふふ、いい月夜だね」
「はい。お嬢様。本日は私がブレンドした紅茶を出させて頂きましたわ」
「ふぅん中々いい香り。これ、また出しても良いわ」
「光栄ですわ」
紅茶組は平和であった。
霊夢、貴女はつ○ピ○ハ○丸ですか・・・
でも……緑茶と紅茶の葉は同じだから紅魔館も十分被害を受けるはず。
ホントどうでもいいところで減点してすいませぬ。
霊夢はお茶がないと生きていけません。間違いないっ。
紅魔館なら茶は自家栽培か?