ゆかてんで現代パロ。
大事なことなので、タグと合わせて二回書きました。
理科準備室というのは、私たち理科を受け持つ教師――物理とか化学とか生物とか。ちなみに私は物理を教えている――の待機部屋みたいな場所であるが、試験前後のような特別な場合を除いて、ことさら生徒の立ち入りを禁止しているわけではない。
とは言ったものの、この学校の理科準備室はあまり盛況というわけではない。
管理責任者ではある私が、あまり愛想の良い先生ではないというか、よく分からない怖い先生と見られているらしくて、「火元管理責任者:八雲紫」のプレートが絶大な威力の人散らしのお札となっている。
そう言うわけで、用事もないのにやってる生徒は変わり者としか言いようが無くて。
つまり、今目の前で私の弁当を物欲しそうに見つめているこの子は変わり者と言う事だ。
「おいしそう……」
「……貴女、自分のはどうしたのよ」
「桃なら有るわ」
返事をしながらも彼女の視線は私の昼食に注がれたまま。
口と弁当箱を往復する箸に絡みつく視線が実にうっとうしい。
「ほら、そんなに欲しいなら、あげるわ」
半分ぐらい中身が残った弁当箱を差し出す。
1.5人分ぐらい作ってきてあるので、これくらいは痛くない。どうせ集られるなら最初から余分に作っておけば良いわけだ。
まあ、そう思って二人分作ってきたときは、ピンポイントで彼女が風邪を引いて来なくて余らせたので、一人で食べきれる量に収めるようにはしている。
「良いの!? いただきますっ」
遠慮する様子もなく弁当に手を付け始める彼女。
行き場を失った「良いから食べなさい」は喉の奥に流し落として、無造作に机の上に置かれているプラスチックのビーカーを掴む。
軽くて、熱湯程度の熱に耐えて、取っ手付き。お茶やコーヒーを入れるのに丁度良い便利アイテムだ。
「紅茶とコーヒーどっちが良い?」
「紅茶!」
当たり前の様に答える彼女に少し呆れながら、紅茶のティーバッグを取り出す。
それをビーカーの端から垂らして、ポットからお湯を注ぐ。
あとは少しの間待つだけで、掛けた手間にしては美味しい紅茶の出来上がりだ。
机を傷めないように鍋敷きの上にビーカーを乗せて……手持ちぶさたになったので、彼女の正面に座って食べる様子を眺めることにする。
今日のおかずは、だし巻き卵に、夕食の残りの煮物。それとほうれん草のゴマ和え。
大層なものは作ってこないけど、毎回美味しそうに食べてくれる……っていうか、自分のために作ってるはずなんだけど。
まあ、それぐらい彼女に昼食を集られているわけだが、それ故に分かってきたこともある。
例えば、俗っぽい言動とは裏腹に、食事の作法はキチンと心得ているようだ。
箸の使い方はお手本に出来るほど丁寧で、自分が恥ずかしくなるぐらい。
家は良いところだって聞くから、育ちは良いんだろう。
「ん、何、先生?」
「別に。お茶入ったわよ」
見とれていたのを誤魔化しながら、紙コップを取りだしてビーカーから紅茶を注ぐ。
専用のカップなんか用意したら負けな気がするから、来客用の紙コップで通しているんだけど、来客なんてろくに無いから、実質的に彼女専用になっている節がある。
……まあ、深く考えたら負けだろう。何に負けるのかよく分からないけど。
「ありがと、先生」
「熱いから気を付けなさい」
言われて、ふぅふぅとコップの液面に息を吹きかける彼女。
その小動物的な可愛さに目を奪われそうになりつつ、自分用のカップにお茶を注ぐ。
口を付けてゆっくりと傾けて……思った以上に熱くてカップを戻す。
ちょっと舌ヤケドしちゃったわ……。
彼女の名前は比那名居天子。私が副担をやっている理系クラスの生徒の一人だ。
基本的には大人しい子だけど、たまに悪い方向に目立ったことをする問題児。
成績は、物理が学年トップ級で、数学が悪くはない。そして、残りは平均以下。
トータルすると、平均かそのちょっと下ぐらいをうろうろしている。
お世辞にも良い成績とは言えないけど、“出来ない”というよりは“やらない”タイプのようだ。
というのも、物理と数学以外も、教えてやれば、飲み込みも早くてそつなく出来るのだ。
物理教師が物理以外を教えているのは、よく分からない状況なのだけれど、タネを明かせば簡単なこと。
放課後も天子がやってきては、宿題やら予習・復習をしていて、質問されるからだ。
……。
「……なんで、貴女はここで宿題をやっているのかしら? ここは貴女の勉強部屋じゃないわよ」
「えー、分からない事があったらすぐ聞けるし」
「それ英語の宿題よね? 私は物理教師なんだけど」
「良いじゃない。高校の英語ぐらい分かるでしょ? ……あ、で、ここなんだけど……」
シームレスに始まる質問タイム。
答える私も私なんだけど……まあ、大分前に諦めの境地には至っている。
「はいはい……」
向かい合っていると逆さまでよく見えないので、立ち上がって後ろへ。
肩越しに覗き込むと、ふわっとシャンプーの匂いが鼻をくすぐる。
生意気にも香水の匂いを漂わせている生徒も居たりするけど、この子はそう言うのがなくて良い。
香水の匂いってちょっと苦手なのよね。
「せ、先生?」
「ああ、ごめんなさい。そこはね……」
ぼーっと別のことを考えていたのを取り繕いながら説明を始める。
視界の端に入り込む天子の横顔が、ちょっと赤く見えるけど、暑いのかしら?
そろそろ冷房を入れる季節かしらねぇ。
「……こんな感じで大丈夫かしら?」
「えっと……大丈夫よ。ありがとう、先生」
「それじゃあ質問代を頂こうかしら」
言いながら天子の後ろから離れると、天子が椅子を回して体ごとこちらを向く。
「後で手伝って貰うわ」
放課後まで理科準備室に入り浸る彼女を追い出したりしないのにはいくつか理由がある。
一つは、入り浸ると言っても、飲み物さえ出しておけば、静かに勉強しているだけで、たまに来る質問に答えていれば無害であること。
そしてもう一つ。
「それじゃ、ちゃんと押さえておいてちょうだいね」
「任せて!」
こうやって雑用を頼めること。
今回は棚の上のものを取るための脚立を押さえて貰っている。
一人でも何とかなるだろうけど、押さえてもらった方が安全なのは自明な事。
「よいしょ……っと」
「気を付けてよ……」
一段一段確かめながら脚立を登っていく。
四段ほど登った所で目当てのもの――埃を被った段ボール箱だ――に手が届いた。
「よっ……と」
棚の上の段ボール箱を掴んで、ぐいっと引き出す。
しかし、「重いはず」と思った以上に、段ボール箱は重かった。
滑り落ちる勢いを殺せずに、頭の上を通り過ぎて行ってしまう。
不味いと思って腕を引いて……
「先生!?」
折り曲げた背中からすーっと落ちて、爪先がふわりと浮いて――「あ、落ちる」って意外と頭の中は冷静だった。
スローモーションみたいにゆっくり体が落ちていく中で、思考だけが高速で走る。
落ちる衝撃を小さくするには軽い方が良いから、段ボール箱は脚立とは別の方向に落とす。
それから――
「きゃぁっ――」
「……っ」
時間が元に戻った。
天子の悲鳴と、床に落ちた段ボール箱から溢れ出すけたたましい金属音。
間髪入れずに襲ってくる背中への衝撃。
体中が悲鳴を上げて、全身に痺れが回る。
「いたた……」
「ごめんなさい、天……」
「あ……」
謝りながら目を開けると、すぐ目の前に天子の赤い瞳。
不意打ちには十分すぎる近さで、出かかった彼女の名前を置き去りに思考は固まる。
彼女も小さく驚いた声を上げて固まってしまう。
一つ間違えばキス出来てしまう距離で、見つめ合う教師と生徒。
ああ、これは不味い。実によろしくない。
押し倒しているのが生徒の方だからまだマシかもしれないけど、焼け石に水というものだろう。
有らぬ誤解を招く前に……と思うんだけど、体は全然動いてくれない。
上から見下ろす天子も動く様子は無くて。それどころかスッと目を閉じて……
「ったぁっ――」
唇と唇……ではなく額と額が良い音を立てる。
悲鳴を上げながら彼女が飛び起き、その間に私も起き上がる。
「押し倒してる方が目を閉じてどうするのよ?」
おかげで飲まれ掛かった雰囲気から脱出出来た訳だ。
あのまま迫られていたら、拒めたかどうか……いや、拒まなければならない。教師として。
「じゃあ、先生が押し倒してよ」
「馬鹿なこと言ってるんじゃありません」
天子の軽口に応えながら、状況を確認する。
脚立は立ったまま。棚のガラス戸は無事。床に転がっているのは、下ろそうとした段ボール箱だけ。
体も今のところは大丈夫。ちゃんと診てもらった方が良いかもしれないけど。
「むぅ」
「せめて高校卒業してから言いなさい」
「卒業……」
「……?」
急に天子が黙り込んでしまう。
ちょっと不思議に思ったけど、今は段ボール箱の中身の方だ。
かなり派手な音がしていたから、中を確認するのが怖いというか……。
「卒業……したら、よね」
「え、何が?」
「……何でもないわ」
大事なことなので、タグと合わせて二回書きました。
理科準備室というのは、私たち理科を受け持つ教師――物理とか化学とか生物とか。ちなみに私は物理を教えている――の待機部屋みたいな場所であるが、試験前後のような特別な場合を除いて、ことさら生徒の立ち入りを禁止しているわけではない。
とは言ったものの、この学校の理科準備室はあまり盛況というわけではない。
管理責任者ではある私が、あまり愛想の良い先生ではないというか、よく分からない怖い先生と見られているらしくて、「火元管理責任者:八雲紫」のプレートが絶大な威力の人散らしのお札となっている。
そう言うわけで、用事もないのにやってる生徒は変わり者としか言いようが無くて。
つまり、今目の前で私の弁当を物欲しそうに見つめているこの子は変わり者と言う事だ。
「おいしそう……」
「……貴女、自分のはどうしたのよ」
「桃なら有るわ」
返事をしながらも彼女の視線は私の昼食に注がれたまま。
口と弁当箱を往復する箸に絡みつく視線が実にうっとうしい。
「ほら、そんなに欲しいなら、あげるわ」
半分ぐらい中身が残った弁当箱を差し出す。
1.5人分ぐらい作ってきてあるので、これくらいは痛くない。どうせ集られるなら最初から余分に作っておけば良いわけだ。
まあ、そう思って二人分作ってきたときは、ピンポイントで彼女が風邪を引いて来なくて余らせたので、一人で食べきれる量に収めるようにはしている。
「良いの!? いただきますっ」
遠慮する様子もなく弁当に手を付け始める彼女。
行き場を失った「良いから食べなさい」は喉の奥に流し落として、無造作に机の上に置かれているプラスチックのビーカーを掴む。
軽くて、熱湯程度の熱に耐えて、取っ手付き。お茶やコーヒーを入れるのに丁度良い便利アイテムだ。
「紅茶とコーヒーどっちが良い?」
「紅茶!」
当たり前の様に答える彼女に少し呆れながら、紅茶のティーバッグを取り出す。
それをビーカーの端から垂らして、ポットからお湯を注ぐ。
あとは少しの間待つだけで、掛けた手間にしては美味しい紅茶の出来上がりだ。
机を傷めないように鍋敷きの上にビーカーを乗せて……手持ちぶさたになったので、彼女の正面に座って食べる様子を眺めることにする。
今日のおかずは、だし巻き卵に、夕食の残りの煮物。それとほうれん草のゴマ和え。
大層なものは作ってこないけど、毎回美味しそうに食べてくれる……っていうか、自分のために作ってるはずなんだけど。
まあ、それぐらい彼女に昼食を集られているわけだが、それ故に分かってきたこともある。
例えば、俗っぽい言動とは裏腹に、食事の作法はキチンと心得ているようだ。
箸の使い方はお手本に出来るほど丁寧で、自分が恥ずかしくなるぐらい。
家は良いところだって聞くから、育ちは良いんだろう。
「ん、何、先生?」
「別に。お茶入ったわよ」
見とれていたのを誤魔化しながら、紙コップを取りだしてビーカーから紅茶を注ぐ。
専用のカップなんか用意したら負けな気がするから、来客用の紙コップで通しているんだけど、来客なんてろくに無いから、実質的に彼女専用になっている節がある。
……まあ、深く考えたら負けだろう。何に負けるのかよく分からないけど。
「ありがと、先生」
「熱いから気を付けなさい」
言われて、ふぅふぅとコップの液面に息を吹きかける彼女。
その小動物的な可愛さに目を奪われそうになりつつ、自分用のカップにお茶を注ぐ。
口を付けてゆっくりと傾けて……思った以上に熱くてカップを戻す。
ちょっと舌ヤケドしちゃったわ……。
彼女の名前は比那名居天子。私が副担をやっている理系クラスの生徒の一人だ。
基本的には大人しい子だけど、たまに悪い方向に目立ったことをする問題児。
成績は、物理が学年トップ級で、数学が悪くはない。そして、残りは平均以下。
トータルすると、平均かそのちょっと下ぐらいをうろうろしている。
お世辞にも良い成績とは言えないけど、“出来ない”というよりは“やらない”タイプのようだ。
というのも、物理と数学以外も、教えてやれば、飲み込みも早くてそつなく出来るのだ。
物理教師が物理以外を教えているのは、よく分からない状況なのだけれど、タネを明かせば簡単なこと。
放課後も天子がやってきては、宿題やら予習・復習をしていて、質問されるからだ。
……。
「……なんで、貴女はここで宿題をやっているのかしら? ここは貴女の勉強部屋じゃないわよ」
「えー、分からない事があったらすぐ聞けるし」
「それ英語の宿題よね? 私は物理教師なんだけど」
「良いじゃない。高校の英語ぐらい分かるでしょ? ……あ、で、ここなんだけど……」
シームレスに始まる質問タイム。
答える私も私なんだけど……まあ、大分前に諦めの境地には至っている。
「はいはい……」
向かい合っていると逆さまでよく見えないので、立ち上がって後ろへ。
肩越しに覗き込むと、ふわっとシャンプーの匂いが鼻をくすぐる。
生意気にも香水の匂いを漂わせている生徒も居たりするけど、この子はそう言うのがなくて良い。
香水の匂いってちょっと苦手なのよね。
「せ、先生?」
「ああ、ごめんなさい。そこはね……」
ぼーっと別のことを考えていたのを取り繕いながら説明を始める。
視界の端に入り込む天子の横顔が、ちょっと赤く見えるけど、暑いのかしら?
そろそろ冷房を入れる季節かしらねぇ。
「……こんな感じで大丈夫かしら?」
「えっと……大丈夫よ。ありがとう、先生」
「それじゃあ質問代を頂こうかしら」
言いながら天子の後ろから離れると、天子が椅子を回して体ごとこちらを向く。
「後で手伝って貰うわ」
放課後まで理科準備室に入り浸る彼女を追い出したりしないのにはいくつか理由がある。
一つは、入り浸ると言っても、飲み物さえ出しておけば、静かに勉強しているだけで、たまに来る質問に答えていれば無害であること。
そしてもう一つ。
「それじゃ、ちゃんと押さえておいてちょうだいね」
「任せて!」
こうやって雑用を頼めること。
今回は棚の上のものを取るための脚立を押さえて貰っている。
一人でも何とかなるだろうけど、押さえてもらった方が安全なのは自明な事。
「よいしょ……っと」
「気を付けてよ……」
一段一段確かめながら脚立を登っていく。
四段ほど登った所で目当てのもの――埃を被った段ボール箱だ――に手が届いた。
「よっ……と」
棚の上の段ボール箱を掴んで、ぐいっと引き出す。
しかし、「重いはず」と思った以上に、段ボール箱は重かった。
滑り落ちる勢いを殺せずに、頭の上を通り過ぎて行ってしまう。
不味いと思って腕を引いて……
「先生!?」
折り曲げた背中からすーっと落ちて、爪先がふわりと浮いて――「あ、落ちる」って意外と頭の中は冷静だった。
スローモーションみたいにゆっくり体が落ちていく中で、思考だけが高速で走る。
落ちる衝撃を小さくするには軽い方が良いから、段ボール箱は脚立とは別の方向に落とす。
それから――
「きゃぁっ――」
「……っ」
時間が元に戻った。
天子の悲鳴と、床に落ちた段ボール箱から溢れ出すけたたましい金属音。
間髪入れずに襲ってくる背中への衝撃。
体中が悲鳴を上げて、全身に痺れが回る。
「いたた……」
「ごめんなさい、天……」
「あ……」
謝りながら目を開けると、すぐ目の前に天子の赤い瞳。
不意打ちには十分すぎる近さで、出かかった彼女の名前を置き去りに思考は固まる。
彼女も小さく驚いた声を上げて固まってしまう。
一つ間違えばキス出来てしまう距離で、見つめ合う教師と生徒。
ああ、これは不味い。実によろしくない。
押し倒しているのが生徒の方だからまだマシかもしれないけど、焼け石に水というものだろう。
有らぬ誤解を招く前に……と思うんだけど、体は全然動いてくれない。
上から見下ろす天子も動く様子は無くて。それどころかスッと目を閉じて……
「ったぁっ――」
唇と唇……ではなく額と額が良い音を立てる。
悲鳴を上げながら彼女が飛び起き、その間に私も起き上がる。
「押し倒してる方が目を閉じてどうするのよ?」
おかげで飲まれ掛かった雰囲気から脱出出来た訳だ。
あのまま迫られていたら、拒めたかどうか……いや、拒まなければならない。教師として。
「じゃあ、先生が押し倒してよ」
「馬鹿なこと言ってるんじゃありません」
天子の軽口に応えながら、状況を確認する。
脚立は立ったまま。棚のガラス戸は無事。床に転がっているのは、下ろそうとした段ボール箱だけ。
体も今のところは大丈夫。ちゃんと診てもらった方が良いかもしれないけど。
「むぅ」
「せめて高校卒業してから言いなさい」
「卒業……」
「……?」
急に天子が黙り込んでしまう。
ちょっと不思議に思ったけど、今は段ボール箱の中身の方だ。
かなり派手な音がしていたから、中を確認するのが怖いというか……。
「卒業……したら、よね」
「え、何が?」
「……何でもないわ」
こういう学パロ系もっと増えて欲しい…
なるほどな…
これはいいゆかてん。そして紫せんせいを狙うライバルが
とっても気にる。
これは続編に、というかシリーズ化を期待せざるを得ない。
学園パロディは読むの初めてでしたが中々いいもので
果たして天子は紫を卒業まで独占しきれるのか!?
現代設定になっても天子は桃をしっかり持っていたりするところが面白いです。
天子と紫の関係を、教師と生徒の関係に置き換えても、すごくしっくり来ますね。
教師と生徒というと、「禁断の関係」の要素も入ってくるわけで。元の東方では、天子と紫の間には、寿命とか、結ばれるにあたっての障害とか無いわけですが、教師ものだとそういう「障害」ができてくるので、一層燃える展開になりますね。
ライバルいっぱいいる中でも、周りに構わず積極的に紫にアタックをしかける天子の行動力に惚れます。ゆかりん、天子の思いに早く気づいてあげて!