ある晴れた日に、テキサスでマリアリ本を売ろうとしていた男に「う×こ ×んこ」といった内容のメールが友達から送られてきた。彼は「こwwれwwはwwひwwどwwいww」とまず「これはひどい」という文にwwという二文字をひとつひとつ間にはさむ稲植えを連想させる地道な作業を行った。そうしてなぜ生きているのか疑問に思って窓から飛び降りたが、彼の部屋は一階にあった。
う×こ
「南無みょん法蓮華経、南無みょん法蓮華経…」その唱題の声がだんだんかぼそくなってきてから十年ほどになる。ここは今から数年後のある日、お縄一郎が忘れられていき、人気弾幕シューティングゲーム「東方project」の最新作の自機が霊夢と魔理沙と雲山になった程度の、だれも気づかない程度の変化しかない近未来である。
そーなのかー学会インターネチョナルの名誉会長だいさ⑨はかぼそい唱題を聞きながら、彼の部屋で寝ているゆっくりぱちぇ(ゆっくりは長い時間寝るのである)と自身を制御しているPCの(実はOSは2000)前でため息をついた。
彼は機械の体を数十年維持しつづけている。最初はまず手足からだった。そうして次には内臓に手をつけはじめた。心臓、肺、胃、肝臓、生殖器などから、ついに十年前にだいさ⑨は最後までとっておいた臓器、脳を機械にすることにした。内臓がないぞう。
そうして、かの始皇帝すら得られなかった人類の夢、不老不死が実現することとなった。これは地上の民では二人目の快挙である。(ついでに言うと妹紅とあのお縄一郎の師匠にあたる田中角栄のカップリングをかくもこと言う。詳しくは「かくもこは悪人の笑い」参考)
しかし、彼への信仰はだんだん集まらなくなってきた。まずは、ニチ・レーン正臭からも富士大石寺にあるご本ゆんの大ゆっくりもこうへの参詣を禁じられ、破門されることになった。それによっていくらかの人物がそーなのかー学会を捨てた。そうして、先代の戸田みょん聖の時代などの初期の入信者たちがどんどん亡くなっていった。
そーなのかー学会は政治に参加していたが、議席は最盛時の三分の一ほどに減ってしまい、彼への信仰のバロメータとなる「聖教。新聞」の売り上げもじりじり下がっていった。
大さ⑨は彼の少年時代のことを思い出している。
少年は旅のひと。彼の道連れは二つ。手を触れずとも動き出す性器と、「献金」を頂く者に課せられた、三十年後の密約。そんな彼に話しかける一人の老女…
そう。それが彼の母,AIR本だった。そうして母に旅の最終目的地、大ゆっくりもこうのすばらしさを聞いていた。彼は旅の途中美しい建物、絵画、少女などを見ると「もこたんのように美しい」と表現した。美しさのバロメータが彼にとってはそれだった、ということだ。やがて、彼はもこうの住む富士山麓までたどりついた。そのゆっくりもこうは日蓮大聖人の時代から住んでいると聞いていて、大ご本ゆんに参詣しようとする少年の心は高鳴っていた。朱塗りで統一された建物ともこうの寝顔のコントラストがすばらしいと思い、ひとしきり涙を流してから、かれはもこうが起きるのを待った。
「ゆっくりしていってね!!」とそのゆっくりは言った。彼はそれに対して、「私は弥勒菩薩への待ち時間があり、せかせかしていても究極的にはゆっくりなのでゆっくりしていますがゆえにゆっくりです」と答えた。非常に丁寧な挨拶である。
かれはこれから何が起こるのだろうとwktkした。
永遠とも思える間の後、「ゆっくりふじやまぼるけいのするお!」と大ゆっくりは叫んだ。そうするといくつかのゆっくりがさっと集まり、うぜぇ丸がEXILEのように顔を上下に回転させて、中心のもこうが火を放ち始めた。
それは確かに話に聞いていたとおり他には見られないものであったが、彼は感動するより先に混乱した。前にも書いたとおり、彼にとって大ゆっくりというのは「美」そのものであって、あらゆるものの美しさはこのものにどれだけ近いかで判断されるものだという風に思っていた。
しかし、自分が今見ているものは「美」そのものを体現しているものなのか、彼にはわからなかったのだ。
そうして、大ゆっくりはしばらくして、「すっきりしたお!!」と言って、また寝た。
この後、彼は女性に「美しい」と感じるとゆっくりもこうを思い出し、その結果彼は勃起できなくなった。みすずちん(こ)、ピンチ。
旅を終え、抜け殻のようになった彼は勉強を始め、やがて偏差値が0721もある優秀な学校に合格し、彼はそこでもとてもよく勉強した。そうして法学、哲学、仏教学、家庭の医学の四学を究めた。多くの弟子に慕われてるようになったが、しかしいっこうに賢くなった気がしなかった。彼の抑圧されていた反抗期のもやもやした思いが解消されていないままだったし、何より彼は深刻なニヒリズムに陥っていて、一人夜になると顔がつきそうな距離の数千万の掛け軸に向けて正面から大さ⑨るフォークを放つような毎日を続けていた。
そうして、彼はある日、マイクロソフト社が世界のさまざまなゲーム(囲碁、将棋など)を自社のOSに標準搭載しはじめたのを知り、自分の頭脳のデータも、例えばアイスカップを買って、あけたときの表面の凹凸の凸の部分があたかもおまけのように思える形でついてくるのと同じように、そのOSに搭載してくれないかと頼んだが、それは丁重に断られてしまった。
そういうわけで、彼は自身の肉体をウイルスと化して、世界にあまねく存在する知性、WWWを使った脳細胞の再現として、電子の海に飛び出そうとしていた。それは機械仕掛けの仏のように即座に、ホップス的な混乱へと世界の人々を突き落とすだろう。それは日蓮大聖人の予言が成就するためである。
もうさっきの展開を忘れてしまっている鳥頭の人のためにすこし書いておくが、かれはパソコン(OSはMEである)とゆっくりの前にいた。これは客観的に見ると、ゆっくりにお別れをしているように見える。(はずだ)彼が「これまでたのしかったよ」とお別れの言葉を、そのゆっくりぱちぇにかけた。せめてノーベル平和賞をもらってから消えたかった。中国の地味な大学から学位を298個くらいもらうのにかけた金を全部使ってでも、ノルウェーに献金するんだった…!
_ババーン/
紫が聞いたら額に青筋を立てそうな音を立てながら、ゆっくりとゆっくりは動いていきます。
ゆっくりは空を自力で一周します。動力がどこから出ているのかは誰も知りません。
そうして、支障なくなんか元の姿に戻ってしまいました。困ったことです。
さて、また彼は挨拶をしなおすことにします。「これまでたのしかったよ」もう一回言い直しました。
すると、またゆっくりはゆっくり動き出しました。紫が聞いたら額に青筋を立てそうな音をもう一回出しました。そうしてまたゆっくり一周して又もとの場所に戻りました。
彼はもう別れるのがいいかげん面倒くさくなりました。
すると、そんな感情を察したのか、後ろに「べりべり」という音がしました。そして、「もこたんとかINしたお!」という声が聞こえました。彼、だいさ⑨はとても怖い顔になりました。彼には「もこたんとかIN(ポ)にしたお!」と聞こえたのです。卑猥ですね。
彼が893を連想させる顔で振り向くと、そこには八雲紫と橙がいました。もこたんはいなかった。そうして、紫はスキマをまた「べりべり」という音を立てながら閉じた。なお、紫はスキマを開け閉めする際に彼女の飼い猫がお茶碗に残したおコメ粒をのりにして使うようにしているので、地霊殿であんなにスタイリッシュな音をしているのは純粋に何かの間違いである。
「ねえ、お姐さんといいことしない?」
「俺は老婆なんかにも興味ねーんだよ!」明らかに怪しい自称御姐さんに対して言ってみました。
何か鋭い光が見える気がしました。
目を覚ますと、そこにはいつもの通りの彼の部屋のベッドに寝ていた。彼は一度あくびをして、ふと自分の腹の上を見た。謎の物体がある。何か木の棒のように見える。でかい。すげぇ。
とのんきなことを考えていられたのは数秒ほどのことだった。自分がどうやら動けなくなっているようだ。木の棒がやたら重いのだ。これがあの御柱かと思う。そうして目を上にあげてみると、なんだかどこかで見覚えのあるような気がしないでもない顔の黒い人がいらっしゃる。ここで敬語を用いたのには深い意味はない。
「私はお縄一郎である」そう神々しい、縄を背負った、そうは言ってもやはりどう見てもおっさんの人が言いました。
しばらく彼の話を聞いていると、こういうことだった。お縄は過去に民主党を統括していたカンナ音(葬儀大臣)の治めていた党を侵略した。
カンナ音は当時最先端の話題であった子供手当てと財政再建で応戦したが、お縄は弱い頭をした柔道家などの票をかざすと偽善でできている武器はたちまち錆びてしまい、カンナ音はお縄との政治力の差を確信し党を明け渡した。
しかし祟り神であるお縄への恐怖から、人々の票を得られないことを悟ると名前だけの新しい党首を立て、実務をカンナ音に任せて対外的には党の信仰を支配したように見せかけた。
しかし、長い年月のうちに人々の信仰は薄れていってしまった。
「というわけで、わたしは幻想郷に行こうと思う」彼は言った。「あなたも含めて、我々は忘れ去られた存在。ならばともに行こう。新たな信仰の得られる場所へ」
私は気がついたら、彼と握手をしていた。
「パチュリー様、何をしておいでです?」
「いや、ちょっと実験をしているの。外の世界に紫と協力して、面白そうなことをやっている人間に監視(ゆっくり)をつけてみているんだけど、ちょっと動きが変なのよね」
「そうなのですか…わかりました」
お縄の親族の広域指定暴力団台風一家とともにデジタルの神霊と化した男数名が東北へと北上しつつあった。案外乗せてもらってる最中風通しがいいので蒸れなくてすむ。
「これからは遊説のときにはこれを使おう」そうお縄にいわしめたほどだ。
しばらくして、東北についた。「ああ、俺が立てた新幹線が運休してる」
「仕方ないね」台風一家は日本で最も大きな損害を与えることで知られる。それは彼の
生きがいなのだ。彼はそれらと常日頃から懇意にしていて時には報酬も与えていた。
今度の仕事は幻想郷へ行くことだ、といったとき露骨にいやそうな顔を彼はした。「いや…ちょっとあそこには会いたくない知り合いがいるんですよね」
しかし、彼はそれを百万ドルと綿あめで引き受けることにした。綿あめはおいしいのである。
「はい、ここでっせ」
下を見ると、そこには寺があった。少し遠くの山には神社もある。なんだか紅い洋館もある。よくわからない竹林もあった。ここで自分は宗教家としての新たなキャリアを築いていくのだ、と思うと若いころの武者震いに似た感情がよみがえった。
自分も若返ったのか、と彼が思ったそのときだった。
「うぐっ!」
彼は死んだ。
記録者(わたし)としては、これではあまりに読者に不親切な気がする。なので前にさかのぼって説明する。
まず、台風一家には勘当された雲山(これはどちらでもいいのだが、雲山とこーりんとのカップリングを「うんこ」、「うんこは茶色の輝き」と呼ばれる。これは性器の短小になやむこーりんと自由に大きさを変えられる雲山の組み合わせでいまや人気はうなぎのぼりである)という名の舎弟がいた。(というか自分が勘当させたのだ)彼は最初は人々を滅ぼす極道の暮らしで安住していたが、ある日頭巾をかぶった宗教の勧誘のお姉さんが現れて、その禁欲的な少女が「仏様…こんなことやってちゃいけないのに…」とか言いながら上品に喘ぎ声を立てて0721している様子を想像した彼はほいほいついていったが、その途中で聖に出会ってしまった。
彼はちょうど中国の揚子江気團や南の小笠原気團などとの毎年の恒例行事の一環になってしまっている抗争にむなしさを感じていて、仏の道にうっかり入ってしまった。そして組の金で仏堂をつくるという極道にあるまじき行いをはじめた。
その結果、追い出された彼は聖にその後も帰依しつけ、いまでは彼の過去を知るものもほとんどおらず誠実な仏道修行者として尊敬されていたりもするという。
雲山はちょうど幻想郷に入ったところで、かつての組のものが現れたことに気付いた。彼はいまだ組からは金を持ち出したことで追われている身分であった。その気配を察し、先手を打って奇襲しようと思った。まず、先手を打つにはいいがかりをつける必要がある。これは徳川家康なども使った手法で決して卑怯な策ではない(と思いたい)。彼が使った理由は以下である
・ローマ法にも「地の主は空の主」という言葉があり、命蓮寺は本来雲を撃墜する権利を持っていてわれわれはそれを留保しているだけである
・雲は耐空証明を受けることができず、よって航空法違反である
・雲が乗せているだいさ⑨は「大『白蓮』華」というタイトルの雑誌の創刊者で、その名前は姐さんを侮辱しているから。
・だいさ⑨は日蓮宗の分派の教祖で、彼ら日蓮宗は姐さんの真言宗を侮辱しているから。(大難の来たれるは、真言は国をほろぼす、念仏は無間地獄、禅は天魔の所為、律僧は国賊との給ふゆへなり 日蓮著 諫暁八幡抄 より)
というわけで、彼はスペルカード宣言 他力「萃香落とし」をした。それは上海アリス幻楽団史上最狂のスペルと言われて、その後も長く語り継がれるボムで、普段は雲の上でのんびりしながら地上を見守っている萃香を敵に向けて落とすのである。「罪悪感が残る」と非難ごうごうであったがSの人に人気が出て「Mは紅魔組咲夜単騎、Sは雲山」といわれるまでになった。しかし、このスペルも相手が霊夢や紫や文や勇儀だと相手にキックする前に世間話をはじめそのまま去っていってしまううえ、風祝には当たり判定が持ってかれてしまったりするため六面中五面で実質役に立たないことが判明し、ネタ機体と化した。
このスペルをだいさ⑨に「横からのキック」ということにして落としておいて、それでもし相手が攻撃を始めたら「だいさ⑨は命蓮寺への入場をするべきではないので落としたが、それは決してあなたがたへの攻撃ではない。あなた方が行った攻撃は不当な先制攻撃である」と主張できるのである。
と、いう事情で現在彼は落ちているのである。彼は思った。こんなことよりおうどん食べたい。
幻想郷の著名人数名が妖怪の山中腹の小さなプレハブ小屋のようなものに呼び出されていた。
「あ、こんなところでなにが起こるんでしょう?」
「さあ…私にもちょっとわかりかねますね」
「バッコイ!」
「にょろーん」
「にゃー」
「ツナマヨ」
このようににぎやかな状態にあったが、その平和はこれから三十秒後にまず壊され、その五分後に完膚なきまでに決定的に壊されることとなる。
なお、この後はプライバシー保護のため頭文字で書かせていただく。
TNK(原告)天人。「今年ぃ一年入ってきたけど、お前らが一番態度悪いって言われているぞ」
説明しよう
SNE…風祝。新参の分際で無知ゆえに幻想郷を支配できると思い込み、その後も生意気な態度をとり続け自分をどう誰が見てもただの女子高生なのに神であると称して動物差別などのエリート意識を持ち続けている。敬語は使っているが、本当に敬意とともに使っているのかはきわめて怪しい
AYY…新聞記者。書いている記事が嘘に満ちている上先輩への敬意が欠けている
HTT…上に同じく。さらに同業であり、かつ先輩のAYYに敬意を示す気がないところを見ると相当の重症。要再教育
CHN…最近日本領を自分のものと言い張り始めたから
ZUN…最近ネタ切れしているっぽいから
「まあ、とりあえず脱げ」TNK(原告)は言いました。
当然、誰から脱ぐかがもっとも重要な問題になりますね。これは誰が脱ぐのでしょうか。
「幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」そう目を輝かせている少女がいます。「では私が脱ぎますっ!」
ここ以降は分岐点です どれか好きな選択肢を選んでください。
検閲だらけでも早苗さんの脱衣が見たい→A
検閲だらけだったらそんなもん読むより記録者の余談が読みたい→B
うんこしたい→最初に戻る
A
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××ふと×××××××××××××××××××ん××××××××××××××××××××××××××××××が××××××ふと××××××んだ×××××××××××××××××××××××××××××××××××雲××山××××××××××と×××××××××××××××こー××××××りんで×××××「うん×××××××××こ」××××××××××××××××××××××××××××××××××××××のカップ××××××××××リング××××は×××××××××××××××××××××××××××人×××××××××気×××××××××××××××が×××××××××××××ない×××××が
×××××××××おもら××××××××し××××××××そう×××××××××××××××じゃない
B
どうやら、外の世界ではスペルカード名にアリスの人形(上海、蓬莱、大江戸など)が東方キャラとして認めてられていて、アポロ13(「天呪」アポロ13)が東方キャラ扱いではないらしいですね。個人的には無口コンビで雲山×アポロ13のエロ動画みたいなものがあったら私の友人の経営する店で取り扱いたいです。
「…」(静かに雲山の中に入るアポロ13)
「…………」(静かに機体と雲の擦れる音が響く)
「……………」(アポロ13が爆発する)
といったものです。わたしは買いますよ。
おっと、こんな話をしているうちに早苗さんは脱ぎ終わってしまったようです。なぜか全裸で踊っています、そのなにか最高のおもちゃをもらったときの子供のような顔、そのたゆんたゆんしている胸、爆薬が撒き散らされている腹
…?
なぜ爆薬が撒き散らされているのか?その理由についてはまたこれも数十秒前にさかのぼって説明しましょう。
まず、しばらく前に雲山によってスペル「『他力』萃香落とし」が発動されました。地面と平行に発射された萃香はそのだいさ⑨撃墜の任務を終えたあと、自分の体の表面の密度を密とし、自分の内臓を疎にして風船化していて、現在はぷかぷか空中に浮かんでいた。(なお、これが最近のお気に入りなのだが、永遠亭から無線LANが使えなくなるという抗議と、紅魔館が副業としてはじめた運送サービス「うーパック」を運転する小悪魔との衝突で運転手側に全治三時間のこぶができるという被害が起きたという理由で紅魔館から体で弁償しろという命令(無視した)がきたためそろそろこの習慣もやめようかと思っていた)
その撃墜された機械のかたまり、かつてだいさ⑨と呼ばれていたものは、放物線を描いて妖怪の山の中腹まで落ちていきました。勢いよく落ちてきたそのかつて人間の魂が入っていた物体は、そこの集まりが開かれていたプレハブ小屋に衝突しました。そうして壊された機械とその部品が周辺四方に散乱しています。
「あーうー、山の下の方がうるさいよー。さなえー」だらしないですね。
「早苗ならちょっと前、下に出かけていっていったところだよ」
「大丈夫かなぁ、早苗」
「早苗のことだから心配はいらないよ」
「でもちょっと見に行こうよ」
「じゃあ、行こう」適当感があふれています。
「あれ、なんかここ機械の破片があるけど…」
「なんだろ、外の世界からきたものっぽいね」
「お二人様、こんにちは」
「あ、パチェリーさん、それにこあさん。珍しいですね。こんにちは」
「ケロ」皆さんは人に会ったときにはちゃんと挨拶をしましょう。
「ちょっと待って、何で外に出ているの?」
「もやしケロ」くれぐれも、人のことをむやみに野菜にたとえるのはやめましょう。
「失礼ね」ごもっともです。「たまには外に出るのよ」
記録者はそんなこと初めて知りました。「たまには」って、どのくらいの頻度で自称していいんでしょうか。
まあ、ぱちぇさんは記録者のそんなため息など知らずに、こう言いました。
「まあ、この辺にいるんですよね。あの人は」
あの人、とは何を指しているのだろう。彼女はプレハブのドアをノックした。ほぼ全壊にもかかわらずなぜか律儀にノックするのがさすがぱっちぇさんといったところですね。
「ねえ、そこの汚太名意珍子(きたなゐ ち×こ)。そこにいることはわかっているのよ。あなたは彼、だいさ⑨の失われた勃起。そうね?」
ち×こ、なんて人に言うのはよくないですよ。パチェさん。それになんでそんなことがわかるんですか
「あなた、体のひとつひとつのパーツはまともでも、全体として眺めると完全に男根よ。ハミチンにもほどがあるわ」
ハミチンふたなりっ子と思っていたら…そういうことだったんですね。ショックです
「あなたは彼の失われた勃起。動物にはその機能として反射としての勃起因があるわ。たとえば馬を番いにするとき、雌の性器の匂いを雄に嗅がせれば、雄は勃起する。しかし、人間は想起、つまり妄想、現実には存在しないもの、たとえばこいしちゃんのエロ同人、それでも勃起が可能だわ。それはなぜか?」
なぜでしょう。私にはさっぱりです。
「それはね、数百年の昔にはるか天上のイデア界、真と善と美が完全に一致する世界で清く正しく美しく、まるで松茸が咲くように勃起したからなのよ。地上の勃起はすべてそれを思い出すだけ。あなたが天人のように見えるのもそのせいね」
そういうと、パチェリーは小屋の中に入って、全裸で踊る早苗さんを無視して瀕死のだいさ⑨に声をかけた。
「ほら、あなたの古い友人よ」
だいさ⑨は思い出している。初めて勃起したときのこと。もこたんを想ったときのこと。あの冬の日のこと。麦畑で体を温めていたとき、手の部分にちょうど性器があることに気づいた喜び。すっきりしたとき。女の子がいなくて言葉を持たない狐と性交渉をもったあの冬。狐はあの丘でずっと待っているのだろうか。
「まあ、ここはあなたを治してあげてもいいわよ。でも、普通の人間として過ごさせるわけにはいかないのよね。失われた勃起を手に入れるにはあなたは相応の代償を払わなくてはいけない」
そういうと、こあは空に浮かんでいるすいかを吹き矢で打ち落としました。この連携はあらかじめ練習したのでしょうか。
眠そうなすいかに、こう言いました。
「さて、外来人三人をちっちゃくして」
ああ、ここはいいところだ。私は元気だ。ここでこうやっていると、カクエイに教えを習ったころの若い気持ちを思い出すよ。
そう仲間の菌糸に話しかける男がいた。お縄だ。彼はちっちゃくなって、きのこの上で過ごすことになった。それでも、彼の政治力はきのこの菌糸にたいしても有効だった。かれはここで新しいキャリアを積んでいくことに喜びを感じていた。
ボコ(魔理沙がきのこをミニ八卦炉であぶる音)
彼も死んだ。まるで松茸が咲くように
おしり(fin)
第一の晩
だいさ⑨ 地上に落ちて死亡 彼は自分が小さくなっていることを認め、彼岸に招かれました
第二の晩
お縄 焼かれて死亡 彼は自分が小さくなっていることを認め、彼岸に招かれました
第三の晩
カンナ 行方不明 自分が小さくなっていることを認めず否定する彼を小町は彼岸に招くでしょうか
彼らはそこで、死んだ性器をよみがえらせ、失ったち×こを取り戻すことを選びます。
なぜなら彼らが欲していたものは、どんな山成す黄金でも手に入れることができないものだから。
だいさ⑨はノーベル平和賞を
お縄は首相の地位を
カンナはかっこいいガンキャノンを
TNTNのなくころに、生き残れた者はなし。
ひきこもりの魔女
むきゅ
執筆にいたっての協力者
八雲紫
因幡てゐ
藤原妹紅
記録者
四季映姫・ヤマザナドゥ&小野塚小町
「映姫様、なにか一言」
「断根!」
彼ら三人の前途は不安に満ちている。
そして、お縄に仕事を依頼された台風はその後綿あめを食べようとすると、それがゆっくり雲山になるという仏罰に悩まされた。
う×こ
「南無みょん法蓮華経、南無みょん法蓮華経…」その唱題の声がだんだんかぼそくなってきてから十年ほどになる。ここは今から数年後のある日、お縄一郎が忘れられていき、人気弾幕シューティングゲーム「東方project」の最新作の自機が霊夢と魔理沙と雲山になった程度の、だれも気づかない程度の変化しかない近未来である。
そーなのかー学会インターネチョナルの名誉会長だいさ⑨はかぼそい唱題を聞きながら、彼の部屋で寝ているゆっくりぱちぇ(ゆっくりは長い時間寝るのである)と自身を制御しているPCの(実はOSは2000)前でため息をついた。
彼は機械の体を数十年維持しつづけている。最初はまず手足からだった。そうして次には内臓に手をつけはじめた。心臓、肺、胃、肝臓、生殖器などから、ついに十年前にだいさ⑨は最後までとっておいた臓器、脳を機械にすることにした。内臓がないぞう。
そうして、かの始皇帝すら得られなかった人類の夢、不老不死が実現することとなった。これは地上の民では二人目の快挙である。(ついでに言うと妹紅とあのお縄一郎の師匠にあたる田中角栄のカップリングをかくもこと言う。詳しくは「かくもこは悪人の笑い」参考)
しかし、彼への信仰はだんだん集まらなくなってきた。まずは、ニチ・レーン正臭からも富士大石寺にあるご本ゆんの大ゆっくりもこうへの参詣を禁じられ、破門されることになった。それによっていくらかの人物がそーなのかー学会を捨てた。そうして、先代の戸田みょん聖の時代などの初期の入信者たちがどんどん亡くなっていった。
そーなのかー学会は政治に参加していたが、議席は最盛時の三分の一ほどに減ってしまい、彼への信仰のバロメータとなる「聖教。新聞」の売り上げもじりじり下がっていった。
大さ⑨は彼の少年時代のことを思い出している。
少年は旅のひと。彼の道連れは二つ。手を触れずとも動き出す性器と、「献金」を頂く者に課せられた、三十年後の密約。そんな彼に話しかける一人の老女…
そう。それが彼の母,AIR本だった。そうして母に旅の最終目的地、大ゆっくりもこうのすばらしさを聞いていた。彼は旅の途中美しい建物、絵画、少女などを見ると「もこたんのように美しい」と表現した。美しさのバロメータが彼にとってはそれだった、ということだ。やがて、彼はもこうの住む富士山麓までたどりついた。そのゆっくりもこうは日蓮大聖人の時代から住んでいると聞いていて、大ご本ゆんに参詣しようとする少年の心は高鳴っていた。朱塗りで統一された建物ともこうの寝顔のコントラストがすばらしいと思い、ひとしきり涙を流してから、かれはもこうが起きるのを待った。
「ゆっくりしていってね!!」とそのゆっくりは言った。彼はそれに対して、「私は弥勒菩薩への待ち時間があり、せかせかしていても究極的にはゆっくりなのでゆっくりしていますがゆえにゆっくりです」と答えた。非常に丁寧な挨拶である。
かれはこれから何が起こるのだろうとwktkした。
永遠とも思える間の後、「ゆっくりふじやまぼるけいのするお!」と大ゆっくりは叫んだ。そうするといくつかのゆっくりがさっと集まり、うぜぇ丸がEXILEのように顔を上下に回転させて、中心のもこうが火を放ち始めた。
それは確かに話に聞いていたとおり他には見られないものであったが、彼は感動するより先に混乱した。前にも書いたとおり、彼にとって大ゆっくりというのは「美」そのものであって、あらゆるものの美しさはこのものにどれだけ近いかで判断されるものだという風に思っていた。
しかし、自分が今見ているものは「美」そのものを体現しているものなのか、彼にはわからなかったのだ。
そうして、大ゆっくりはしばらくして、「すっきりしたお!!」と言って、また寝た。
この後、彼は女性に「美しい」と感じるとゆっくりもこうを思い出し、その結果彼は勃起できなくなった。みすずちん(こ)、ピンチ。
旅を終え、抜け殻のようになった彼は勉強を始め、やがて偏差値が0721もある優秀な学校に合格し、彼はそこでもとてもよく勉強した。そうして法学、哲学、仏教学、家庭の医学の四学を究めた。多くの弟子に慕われてるようになったが、しかしいっこうに賢くなった気がしなかった。彼の抑圧されていた反抗期のもやもやした思いが解消されていないままだったし、何より彼は深刻なニヒリズムに陥っていて、一人夜になると顔がつきそうな距離の数千万の掛け軸に向けて正面から大さ⑨るフォークを放つような毎日を続けていた。
そうして、彼はある日、マイクロソフト社が世界のさまざまなゲーム(囲碁、将棋など)を自社のOSに標準搭載しはじめたのを知り、自分の頭脳のデータも、例えばアイスカップを買って、あけたときの表面の凹凸の凸の部分があたかもおまけのように思える形でついてくるのと同じように、そのOSに搭載してくれないかと頼んだが、それは丁重に断られてしまった。
そういうわけで、彼は自身の肉体をウイルスと化して、世界にあまねく存在する知性、WWWを使った脳細胞の再現として、電子の海に飛び出そうとしていた。それは機械仕掛けの仏のように即座に、ホップス的な混乱へと世界の人々を突き落とすだろう。それは日蓮大聖人の予言が成就するためである。
もうさっきの展開を忘れてしまっている鳥頭の人のためにすこし書いておくが、かれはパソコン(OSはMEである)とゆっくりの前にいた。これは客観的に見ると、ゆっくりにお別れをしているように見える。(はずだ)彼が「これまでたのしかったよ」とお別れの言葉を、そのゆっくりぱちぇにかけた。せめてノーベル平和賞をもらってから消えたかった。中国の地味な大学から学位を298個くらいもらうのにかけた金を全部使ってでも、ノルウェーに献金するんだった…!
_ババーン/
紫が聞いたら額に青筋を立てそうな音を立てながら、ゆっくりとゆっくりは動いていきます。
ゆっくりは空を自力で一周します。動力がどこから出ているのかは誰も知りません。
そうして、支障なくなんか元の姿に戻ってしまいました。困ったことです。
さて、また彼は挨拶をしなおすことにします。「これまでたのしかったよ」もう一回言い直しました。
すると、またゆっくりはゆっくり動き出しました。紫が聞いたら額に青筋を立てそうな音をもう一回出しました。そうしてまたゆっくり一周して又もとの場所に戻りました。
彼はもう別れるのがいいかげん面倒くさくなりました。
すると、そんな感情を察したのか、後ろに「べりべり」という音がしました。そして、「もこたんとかINしたお!」という声が聞こえました。彼、だいさ⑨はとても怖い顔になりました。彼には「もこたんとかIN(ポ)にしたお!」と聞こえたのです。卑猥ですね。
彼が893を連想させる顔で振り向くと、そこには八雲紫と橙がいました。もこたんはいなかった。そうして、紫はスキマをまた「べりべり」という音を立てながら閉じた。なお、紫はスキマを開け閉めする際に彼女の飼い猫がお茶碗に残したおコメ粒をのりにして使うようにしているので、地霊殿であんなにスタイリッシュな音をしているのは純粋に何かの間違いである。
「ねえ、お姐さんといいことしない?」
「俺は老婆なんかにも興味ねーんだよ!」明らかに怪しい自称御姐さんに対して言ってみました。
何か鋭い光が見える気がしました。
目を覚ますと、そこにはいつもの通りの彼の部屋のベッドに寝ていた。彼は一度あくびをして、ふと自分の腹の上を見た。謎の物体がある。何か木の棒のように見える。でかい。すげぇ。
とのんきなことを考えていられたのは数秒ほどのことだった。自分がどうやら動けなくなっているようだ。木の棒がやたら重いのだ。これがあの御柱かと思う。そうして目を上にあげてみると、なんだかどこかで見覚えのあるような気がしないでもない顔の黒い人がいらっしゃる。ここで敬語を用いたのには深い意味はない。
「私はお縄一郎である」そう神々しい、縄を背負った、そうは言ってもやはりどう見てもおっさんの人が言いました。
しばらく彼の話を聞いていると、こういうことだった。お縄は過去に民主党を統括していたカンナ音(葬儀大臣)の治めていた党を侵略した。
カンナ音は当時最先端の話題であった子供手当てと財政再建で応戦したが、お縄は弱い頭をした柔道家などの票をかざすと偽善でできている武器はたちまち錆びてしまい、カンナ音はお縄との政治力の差を確信し党を明け渡した。
しかし祟り神であるお縄への恐怖から、人々の票を得られないことを悟ると名前だけの新しい党首を立て、実務をカンナ音に任せて対外的には党の信仰を支配したように見せかけた。
しかし、長い年月のうちに人々の信仰は薄れていってしまった。
「というわけで、わたしは幻想郷に行こうと思う」彼は言った。「あなたも含めて、我々は忘れ去られた存在。ならばともに行こう。新たな信仰の得られる場所へ」
私は気がついたら、彼と握手をしていた。
「パチュリー様、何をしておいでです?」
「いや、ちょっと実験をしているの。外の世界に紫と協力して、面白そうなことをやっている人間に監視(ゆっくり)をつけてみているんだけど、ちょっと動きが変なのよね」
「そうなのですか…わかりました」
お縄の親族の広域指定暴力団台風一家とともにデジタルの神霊と化した男数名が東北へと北上しつつあった。案外乗せてもらってる最中風通しがいいので蒸れなくてすむ。
「これからは遊説のときにはこれを使おう」そうお縄にいわしめたほどだ。
しばらくして、東北についた。「ああ、俺が立てた新幹線が運休してる」
「仕方ないね」台風一家は日本で最も大きな損害を与えることで知られる。それは彼の
生きがいなのだ。彼はそれらと常日頃から懇意にしていて時には報酬も与えていた。
今度の仕事は幻想郷へ行くことだ、といったとき露骨にいやそうな顔を彼はした。「いや…ちょっとあそこには会いたくない知り合いがいるんですよね」
しかし、彼はそれを百万ドルと綿あめで引き受けることにした。綿あめはおいしいのである。
「はい、ここでっせ」
下を見ると、そこには寺があった。少し遠くの山には神社もある。なんだか紅い洋館もある。よくわからない竹林もあった。ここで自分は宗教家としての新たなキャリアを築いていくのだ、と思うと若いころの武者震いに似た感情がよみがえった。
自分も若返ったのか、と彼が思ったそのときだった。
「うぐっ!」
彼は死んだ。
記録者(わたし)としては、これではあまりに読者に不親切な気がする。なので前にさかのぼって説明する。
まず、台風一家には勘当された雲山(これはどちらでもいいのだが、雲山とこーりんとのカップリングを「うんこ」、「うんこは茶色の輝き」と呼ばれる。これは性器の短小になやむこーりんと自由に大きさを変えられる雲山の組み合わせでいまや人気はうなぎのぼりである)という名の舎弟がいた。(というか自分が勘当させたのだ)彼は最初は人々を滅ぼす極道の暮らしで安住していたが、ある日頭巾をかぶった宗教の勧誘のお姉さんが現れて、その禁欲的な少女が「仏様…こんなことやってちゃいけないのに…」とか言いながら上品に喘ぎ声を立てて0721している様子を想像した彼はほいほいついていったが、その途中で聖に出会ってしまった。
彼はちょうど中国の揚子江気團や南の小笠原気團などとの毎年の恒例行事の一環になってしまっている抗争にむなしさを感じていて、仏の道にうっかり入ってしまった。そして組の金で仏堂をつくるという極道にあるまじき行いをはじめた。
その結果、追い出された彼は聖にその後も帰依しつけ、いまでは彼の過去を知るものもほとんどおらず誠実な仏道修行者として尊敬されていたりもするという。
雲山はちょうど幻想郷に入ったところで、かつての組のものが現れたことに気付いた。彼はいまだ組からは金を持ち出したことで追われている身分であった。その気配を察し、先手を打って奇襲しようと思った。まず、先手を打つにはいいがかりをつける必要がある。これは徳川家康なども使った手法で決して卑怯な策ではない(と思いたい)。彼が使った理由は以下である
・ローマ法にも「地の主は空の主」という言葉があり、命蓮寺は本来雲を撃墜する権利を持っていてわれわれはそれを留保しているだけである
・雲は耐空証明を受けることができず、よって航空法違反である
・雲が乗せているだいさ⑨は「大『白蓮』華」というタイトルの雑誌の創刊者で、その名前は姐さんを侮辱しているから。
・だいさ⑨は日蓮宗の分派の教祖で、彼ら日蓮宗は姐さんの真言宗を侮辱しているから。(大難の来たれるは、真言は国をほろぼす、念仏は無間地獄、禅は天魔の所為、律僧は国賊との給ふゆへなり 日蓮著 諫暁八幡抄 より)
というわけで、彼はスペルカード宣言 他力「萃香落とし」をした。それは上海アリス幻楽団史上最狂のスペルと言われて、その後も長く語り継がれるボムで、普段は雲の上でのんびりしながら地上を見守っている萃香を敵に向けて落とすのである。「罪悪感が残る」と非難ごうごうであったがSの人に人気が出て「Mは紅魔組咲夜単騎、Sは雲山」といわれるまでになった。しかし、このスペルも相手が霊夢や紫や文や勇儀だと相手にキックする前に世間話をはじめそのまま去っていってしまううえ、風祝には当たり判定が持ってかれてしまったりするため六面中五面で実質役に立たないことが判明し、ネタ機体と化した。
このスペルをだいさ⑨に「横からのキック」ということにして落としておいて、それでもし相手が攻撃を始めたら「だいさ⑨は命蓮寺への入場をするべきではないので落としたが、それは決してあなたがたへの攻撃ではない。あなた方が行った攻撃は不当な先制攻撃である」と主張できるのである。
と、いう事情で現在彼は落ちているのである。彼は思った。こんなことよりおうどん食べたい。
幻想郷の著名人数名が妖怪の山中腹の小さなプレハブ小屋のようなものに呼び出されていた。
「あ、こんなところでなにが起こるんでしょう?」
「さあ…私にもちょっとわかりかねますね」
「バッコイ!」
「にょろーん」
「にゃー」
「ツナマヨ」
このようににぎやかな状態にあったが、その平和はこれから三十秒後にまず壊され、その五分後に完膚なきまでに決定的に壊されることとなる。
なお、この後はプライバシー保護のため頭文字で書かせていただく。
TNK(原告)天人。「今年ぃ一年入ってきたけど、お前らが一番態度悪いって言われているぞ」
説明しよう
SNE…風祝。新参の分際で無知ゆえに幻想郷を支配できると思い込み、その後も生意気な態度をとり続け自分をどう誰が見てもただの女子高生なのに神であると称して動物差別などのエリート意識を持ち続けている。敬語は使っているが、本当に敬意とともに使っているのかはきわめて怪しい
AYY…新聞記者。書いている記事が嘘に満ちている上先輩への敬意が欠けている
HTT…上に同じく。さらに同業であり、かつ先輩のAYYに敬意を示す気がないところを見ると相当の重症。要再教育
CHN…最近日本領を自分のものと言い張り始めたから
ZUN…最近ネタ切れしているっぽいから
「まあ、とりあえず脱げ」TNK(原告)は言いました。
当然、誰から脱ぐかがもっとも重要な問題になりますね。これは誰が脱ぐのでしょうか。
「幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」そう目を輝かせている少女がいます。「では私が脱ぎますっ!」
ここ以降は分岐点です どれか好きな選択肢を選んでください。
検閲だらけでも早苗さんの脱衣が見たい→A
検閲だらけだったらそんなもん読むより記録者の余談が読みたい→B
うんこしたい→最初に戻る
A
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B
どうやら、外の世界ではスペルカード名にアリスの人形(上海、蓬莱、大江戸など)が東方キャラとして認めてられていて、アポロ13(「天呪」アポロ13)が東方キャラ扱いではないらしいですね。個人的には無口コンビで雲山×アポロ13のエロ動画みたいなものがあったら私の友人の経営する店で取り扱いたいです。
「…」(静かに雲山の中に入るアポロ13)
「…………」(静かに機体と雲の擦れる音が響く)
「……………」(アポロ13が爆発する)
といったものです。わたしは買いますよ。
おっと、こんな話をしているうちに早苗さんは脱ぎ終わってしまったようです。なぜか全裸で踊っています、そのなにか最高のおもちゃをもらったときの子供のような顔、そのたゆんたゆんしている胸、爆薬が撒き散らされている腹
…?
なぜ爆薬が撒き散らされているのか?その理由についてはまたこれも数十秒前にさかのぼって説明しましょう。
まず、しばらく前に雲山によってスペル「『他力』萃香落とし」が発動されました。地面と平行に発射された萃香はそのだいさ⑨撃墜の任務を終えたあと、自分の体の表面の密度を密とし、自分の内臓を疎にして風船化していて、現在はぷかぷか空中に浮かんでいた。(なお、これが最近のお気に入りなのだが、永遠亭から無線LANが使えなくなるという抗議と、紅魔館が副業としてはじめた運送サービス「うーパック」を運転する小悪魔との衝突で運転手側に全治三時間のこぶができるという被害が起きたという理由で紅魔館から体で弁償しろという命令(無視した)がきたためそろそろこの習慣もやめようかと思っていた)
その撃墜された機械のかたまり、かつてだいさ⑨と呼ばれていたものは、放物線を描いて妖怪の山の中腹まで落ちていきました。勢いよく落ちてきたそのかつて人間の魂が入っていた物体は、そこの集まりが開かれていたプレハブ小屋に衝突しました。そうして壊された機械とその部品が周辺四方に散乱しています。
「あーうー、山の下の方がうるさいよー。さなえー」だらしないですね。
「早苗ならちょっと前、下に出かけていっていったところだよ」
「大丈夫かなぁ、早苗」
「早苗のことだから心配はいらないよ」
「でもちょっと見に行こうよ」
「じゃあ、行こう」適当感があふれています。
「あれ、なんかここ機械の破片があるけど…」
「なんだろ、外の世界からきたものっぽいね」
「お二人様、こんにちは」
「あ、パチェリーさん、それにこあさん。珍しいですね。こんにちは」
「ケロ」皆さんは人に会ったときにはちゃんと挨拶をしましょう。
「ちょっと待って、何で外に出ているの?」
「もやしケロ」くれぐれも、人のことをむやみに野菜にたとえるのはやめましょう。
「失礼ね」ごもっともです。「たまには外に出るのよ」
記録者はそんなこと初めて知りました。「たまには」って、どのくらいの頻度で自称していいんでしょうか。
まあ、ぱちぇさんは記録者のそんなため息など知らずに、こう言いました。
「まあ、この辺にいるんですよね。あの人は」
あの人、とは何を指しているのだろう。彼女はプレハブのドアをノックした。ほぼ全壊にもかかわらずなぜか律儀にノックするのがさすがぱっちぇさんといったところですね。
「ねえ、そこの汚太名意珍子(きたなゐ ち×こ)。そこにいることはわかっているのよ。あなたは彼、だいさ⑨の失われた勃起。そうね?」
ち×こ、なんて人に言うのはよくないですよ。パチェさん。それになんでそんなことがわかるんですか
「あなた、体のひとつひとつのパーツはまともでも、全体として眺めると完全に男根よ。ハミチンにもほどがあるわ」
ハミチンふたなりっ子と思っていたら…そういうことだったんですね。ショックです
「あなたは彼の失われた勃起。動物にはその機能として反射としての勃起因があるわ。たとえば馬を番いにするとき、雌の性器の匂いを雄に嗅がせれば、雄は勃起する。しかし、人間は想起、つまり妄想、現実には存在しないもの、たとえばこいしちゃんのエロ同人、それでも勃起が可能だわ。それはなぜか?」
なぜでしょう。私にはさっぱりです。
「それはね、数百年の昔にはるか天上のイデア界、真と善と美が完全に一致する世界で清く正しく美しく、まるで松茸が咲くように勃起したからなのよ。地上の勃起はすべてそれを思い出すだけ。あなたが天人のように見えるのもそのせいね」
そういうと、パチェリーは小屋の中に入って、全裸で踊る早苗さんを無視して瀕死のだいさ⑨に声をかけた。
「ほら、あなたの古い友人よ」
だいさ⑨は思い出している。初めて勃起したときのこと。もこたんを想ったときのこと。あの冬の日のこと。麦畑で体を温めていたとき、手の部分にちょうど性器があることに気づいた喜び。すっきりしたとき。女の子がいなくて言葉を持たない狐と性交渉をもったあの冬。狐はあの丘でずっと待っているのだろうか。
「まあ、ここはあなたを治してあげてもいいわよ。でも、普通の人間として過ごさせるわけにはいかないのよね。失われた勃起を手に入れるにはあなたは相応の代償を払わなくてはいけない」
そういうと、こあは空に浮かんでいるすいかを吹き矢で打ち落としました。この連携はあらかじめ練習したのでしょうか。
眠そうなすいかに、こう言いました。
「さて、外来人三人をちっちゃくして」
ああ、ここはいいところだ。私は元気だ。ここでこうやっていると、カクエイに教えを習ったころの若い気持ちを思い出すよ。
そう仲間の菌糸に話しかける男がいた。お縄だ。彼はちっちゃくなって、きのこの上で過ごすことになった。それでも、彼の政治力はきのこの菌糸にたいしても有効だった。かれはここで新しいキャリアを積んでいくことに喜びを感じていた。
ボコ(魔理沙がきのこをミニ八卦炉であぶる音)
彼も死んだ。まるで松茸が咲くように
おしり(fin)
第一の晩
だいさ⑨ 地上に落ちて死亡 彼は自分が小さくなっていることを認め、彼岸に招かれました
第二の晩
お縄 焼かれて死亡 彼は自分が小さくなっていることを認め、彼岸に招かれました
第三の晩
カンナ 行方不明 自分が小さくなっていることを認めず否定する彼を小町は彼岸に招くでしょうか
彼らはそこで、死んだ性器をよみがえらせ、失ったち×こを取り戻すことを選びます。
なぜなら彼らが欲していたものは、どんな山成す黄金でも手に入れることができないものだから。
だいさ⑨はノーベル平和賞を
お縄は首相の地位を
カンナはかっこいいガンキャノンを
TNTNのなくころに、生き残れた者はなし。
ひきこもりの魔女
むきゅ
執筆にいたっての協力者
八雲紫
因幡てゐ
藤原妹紅
記録者
四季映姫・ヤマザナドゥ&小野塚小町
「映姫様、なにか一言」
「断根!」
彼ら三人の前途は不安に満ちている。
そして、お縄に仕事を依頼された台風はその後綿あめを食べようとすると、それがゆっくり雲山になるという仏罰に悩まされた。
ここまでやるとネタ臭い
なんか致命的に頭の足りなさそうなコメントも良く見る
さぁこの祭典こそ内なる小学3年生が決めた遙かなる望遠カメラ?
絢爛たる紙吹雪は鳥居をくぐってとりあえず叩けそうな物なら叩くの?
その上平気な顔してコメント欄で安価飛ばしやがる、オセアニアじゃあ常識なんだよ!
パロディだらけの作品ならパロディだらけの感想でいいですか?つまんなかったけど面白い、良い味の作品だったと思うよ。まるでコンピューター・グラフィックスなんだこれが!
ンナツさんですか?今こそ青空に向かって凱旋だ。
久々だが、大した文学能力だよ。
全く貴様ってやつはな!!!
まず作者さん、ヤバイから早く逃げろ。
俺たちはあなたが折伏されるのが先か
UIされるのが先か賭けよう。