モテル少女力を磨くための４つの心得

　こんにちは、恋愛マネジメントを専攻している八雲紫です。
　私は学歴も知識もありませんし妖怪ですが、恋愛に関してはプロフェッショナル。
　今回は、モテる少女力を磨くための４つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。





1 あえて２～３世代前の陰陽玉を飲み会に持っていく

　あえて２～３世代前の陰陽玉を使うようにしましょう。そして飲み会の場で好みの巫女さんがいたら話しかけ、わざとらしく陰陽玉を出していじってみましょう。
　そして「あ～ん！　この陰陽玉 本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお～！」と言って、巫女さんに「どうしたの？」と言わせましょう。
　言わせたらもう大成功。
「陰陽玉とか詳しくなくてぇ～！ ずっとコレ使ってるんですけどぉ～！ 使いにくいんですぅ～！ ぷんぷくり～ん（怒）」と言いましょう。
　だいたいの巫女さんは新しい陰陽玉を持ちたがる習性があるので、古かったとしても１世代前の陰陽玉を使っているはずです。

　そこで巫女さんが「新しい陰陽玉にしないの？」と言ってくるはず（言ってこない空気が読めない緑の巫女はその時点でガン無視ＯＫ）。
　そう言われたらあなたは「なんかなんかぁ～！　最近 innyou５が人気なんでしょー!?　あれってどうなんですかぁ？　新しいの欲しいんですけどわかんなぁぁああい!!　私かわいそーなコ★」と返します。
　すると巫女さんは「innyou４でしょ？　５はまだ出てないよ。本当に良くわからないみたいね。どんなのが欲しいの？」という話になって、次の休みの日にふたりで陰陽玉選びのデートに行けるというわけです。
　あなたの少女力が高ければ、巫女さんが陰陽玉買ってくれるかも！？
　



２　蟲の知らせサービスで＞＜を使うとモテる

「キャー！」とか「悲しい！」などを表現する「＞＜」をコメントに入れると、蟲の知らせサービスの巫女さんユーザーは「なんかこの子カワイイなぁ」や「支えてあげたいかも」と思ってくれます。
　幻想郷上では現実世界よりもイメージが増幅されて相手に伝わるので 「＞＜」 を多用することによって、巫女さんはあなたを可憐で女の子らしいと勘違いしてくれるのです。
　そういうキャラクターにするとほぼ絶対に同性に嫌われますが気にしないようにしましょう。



３　とりあえず巫女さんには「えー！ なにそれ!?　 知りたい知りたーい♪」と言っておく

　飲み会などで巫女さんが妖怪に話すことといえば自慢話や趣味の話ばかり。
　よって、妖怪にとってどうでもいい話ばかりです。
　でもそこで適当に「へぇーそうなんですかぁ～？」とか「よくわかんないですけどすごいんですねぇ」と返してしまうと、さすがの巫女さんも「この妖怪ダメだな」と気がついてしまいます。　ダメ妖怪だとバレたら終わりです。
　そこは無意味にテンションをあげて、「えー！ なにそれ!?　 知りたい知りたーい♪」と言っておくのが正解。
　たとえ興味がない話題でも、テンションと積極性でその場を乗り切りましょう。積極的に話を聞いてくれる妖怪に巫女さんは弱いのです。

　いろいろと話を聞いたあと、「〇〇は〇〇で、〇〇が〇〇なんですね！　覚えたぞぉ！　メモメモ！」とコメントすればパーフェクト。
　続けて頭に指をさしてくるくる回しつつ「キュンキュンキュン！　キュンキュンキュン！」と言って、「どうしたの？」と巫女さんに言わせるのもアリ。
　そこで「私のハードディスクに記録しているのでありますっ☆」と言えば少女力アップ！
　そこでまた巫女さんは「この子おもしろくてカワイイかも!?」と思ってくれます。
　私は学歴も知識もありませんし妖怪ですが、こういうテクニックを使えば知識がない私のような⑨女のほうがモテたりするのです。
　巫女さんは優越感に浸りたいですからね。
　


４　料理店ではヒューマンを食べられない妖怪をアピールせよ

　巫女さんと料理店に入ったら、真っ先に人肉ライスなどの人間を使った料理を探して「あーん！　私これ食べられないんですよねぇ～（悲）」と言いましょう。
　するとほぼ１００パーセント「どうして？　嫌いなの？」と聞かれるので、「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ＞＜」と返答しましょう。
　ここでまた１００パーセント「嫌いじゃないのにどうして食べられないの？」と聞かれるので、うつむいて３～５秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。
「……だって、……だって、頭蓋割ったら人間さんが死んじゃうじゃないですかぁっ！　人間さんかわいそうですぅ！　まだ生まれて間もないのにぃぃ～（悲）。ブヒブヒとすら鳴けないんですよ……」と身を震わせて言うのです。

　その瞬間、あなたの少女力がアップします。きっと巫女さんは「なんて優しい天使のようなコなんだろう！　絶対にゲットしてやるぞ！　コイツは私の女だ！」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中の巫女さんと付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけヒューマンを食べて大丈夫です。
「食べられないんじゃなかったっけ？」と言われたら「大丈夫になった」とか「慣れた」、「そんなこと言ってない」と言っておけばＯＫです。