桜の花も、そろそろとその役目を終えて散り始めた。
彼女らは何を思って咲き、散るのだろうか。
植物にだって感情はある。
その証拠が『妖精』だ。
妖精という種族は自然が顕現した姿だ。
時に恐ろしい程の力を見せる事もあるし、妖精が済んでいる場所は植物の成長が早い。
植物も動物と同じ様に生きて、そして死んでいく。
彼等はどの様に意思を表しているのか。
僕は、姿を変える事で表していると推測する。
『花が咲く』、というのは春の訪れを表している。
彼等が喜びを表しているはずだ。
綺麗な花を開花させるのは、その為だ。
では、『花が散る』というのは何を表しているのだろうか?
「散る、散るのか。散るねぇ。ちる、ちるの、チルノか!?」
と、思いついたがそんな馬鹿な、と一蹴した。
まさか春の訪れに氷の妖精が絡んでくるはずもない。
僕こと森近霖之助は頭を振りながら夜道を歩いていく。
今は人間の里への曲がり道を越えて迷いの竹林へと続く道。
それなりに人や妖怪が歩いてきた歴史を示す様に、道はしっかりと出来ていた。
夜空にぽっかりと浮かぶ月も、その道を照らしている。
そんな道に、所々に桜の花びらが散っていた。
「さてさて、どこから飛んできたのやら」
幻想郷では連日連夜の勢いで花見が繰り返されている。
僕はそういう騒がしいのは苦手というか、嫌なのでほとんど参加はしていない。
それでも、風に乗って何処かの宴会の笑い声が香霖堂まで届いてくる。
それは、まぁ、仕方がない。
風が運んでくるものに文句を言っても情緒に欠ける。
また、それを風流だと思える自分がいるのも確かなので、裏に生えている桜を肴に呑んだ事もある。
そんな日々を過ごしていると、僕もまぁ、半分は人間な訳で。
少し他人と話がしたくなった訳だ。
魔理沙や霊夢は、どうにも情緒がない。
となれば、あの屋台しか無い訳なのだが……
「どうにも、なぁ」
なんだか妙に複雑な感情が湧いてきそうな気がした。
気のせいだとは思いたい。
なんて事を思いふけながら夜道を歩いていくと、そろそろと彼女の歌声が聞こえてきた。
いつもの竹林沿いのいつもの夜道。
そして、いつもの屋台からは、いつもの歌声。
いつも通りの日常が、そこにはある。
「君が~いた春は~、遠い夢の中~♪ 空に消えて~った~、打上げ花びら~♪」
打上げ花びらって何だ!?
桜の花びらを空へと打ち上げる事だろうか?
それはそれで、綺麗で良いかもしれない。
しかし、散ってしまった桜の花びらは砂や土が混ざってしまうと途端に見劣りする。
元が美しく可愛らしいだけに、落差を酷く感じてしまうのかもしれない。
綺麗な花びらだけを綺麗に打ち上げるのは、中々に骨が折れる作業になるだろう。
「お、いらっしゃ~い♪」
屋台の側まで来ると、景気よく店主であるミスティアが僕を迎えてくれた。
どうやら、今はお客さんが一人もいないらしい。
僕は屋台の真ん中に座った。
「あら、香霖堂じゃない。久しぶりね」
店の裏でお皿を洗っている蓬莱山輝夜がマヌケな格好のまま挨拶した。
今まで見た事がなかったけど、ちゃんとアルバイトなんだな、と思う。
なにせ、タライに溜めた水でお皿をガチャガチャと洗っているのだ。
髪が濡れない様にポニーテールに結ってはいるせいか、お姫様らしさの欠片もない。
「やぁ、輝夜。今の君はとてもお姫様に見えないよ」
「ありがとう。さすが私の香霖堂ね、嬉しい事を言ってくれるじゃない」
皮肉なのか強がりなのか、その中身は良く分からないけれど輝夜は笑った。
「ほいほい、霖之助は何食べる~?」
「そうだな……筍ご飯と、タラの芽はあるかい?」
「あ~、タラの芽は売り切れちゃったよ。ふきのとうならあるよ」
「お、じゃぁそれもらえるかい?」
「はい、よろこんで。天ぷらでいい?」
「もちろん」
ミスティアが輝夜に、注文だよ~、と通す。
輝夜も丁度洗い物が終わったのか、ポニーテールを解いてこちらへ寄ってきた。
「はい、ご注文の筍ご飯ね」
「あれ?」
輝夜の今の動作に、筍ご飯を茶碗によそう動作が無かった。
かと言って予め用意されていた物ではない。
筍ご飯からは、温かい湯気が昇っているのだ。
冷め切ったものじゃない。
「相変わらず早い店だな」
「それが自慢よ。ね、店長」
「私には無理だけどね~」
と、ミスティアは苦笑している。
「あぁ、君の能力か。『永遠と須臾を操る程度の能力』」
恐らく、時間を引き延ばしたのだろう。
須臾の時間を引き延ばせば、世界はゆっくりとした時間が流れる。
周り全てがスローになる。
限りなく時間停止に近い状態で、用意しているという訳か。
「ノンノン。仕事が早いのは、出来る女の証拠よ。嫁に貰うなら今のうち」
「君をもらうと、僕のヨメイが縮まってしまうじゃないか」
「メイヨは貰えるわよ」
「メイドの方がマシだね」
「失礼ね。このままじゃメドが立たないわ」
「まったく、メンドウな話だ」
そろそろ厳しい。
言葉遊びというか駄洒落というか。
でも、まぁ、輝夜も僕も満足した様な表情を浮かべている。
「相変わらず、二人はそういうの好きだね」
はい、とミスティアがお酒を注いでくれる。
注文してなかったけど、まぁ、どうせ呑むつもりだったし、いいか。
ぐい飲みに日本酒が注がれた。
僕は、ちびり、と口を潤す。
うむ、美味い。
「店長も混ざればいいのに」
「私はダメだよ。なにせ鳥頭だから」
「そう? でも店長も得意なのがあるじゃない」
「何かあったっけ?」
「歌よ、歌。私は好きだわ。香霖堂は?」
「ミスティアの奏でるメロディは好きだな」
彼女の歌は初めて聞くメロディばかりだ。
既存の物に囚われない、自由がそこにある。
いずれ、彼女の時代が来るかもしれない。
もしかしたら、僕達は今、時代の最先端を味わっているのかもしれない。
「そうよね~、ステキなメロディだもの。誇っていいわよ、店長」
「ちょっと~! 二人とも歌詞も褒めてよ~!」
「え?」
「え?」
僕と輝夜は示し合わせた様に疑問符をプレゼントした。
「むきー! 歌ってやる! こうなったらトコトン歌ってやるぅ!」
うぅむ、どうやらミスティアを怒らせてしまったらしい。
彼女は肩を怒らせて隣の長机の方へ。
椅子である切り株の上に立ち上がると、夜空へ向かって歌い始めた。
「輝夜と香霖が夢の国~♪ 守矢の小さな神社で~、結婚式をあげました♪」
「ちょ!?」
「あはははは!」
僕は思わず止めようと立ち上がる。
対して、輝夜は爆笑していた。
相変わらず、このお姫様の笑いのツボが分からない。
まったく。
「ほらほら香霖堂、手拍子なさい。私とあなたを祝う曲なのよ。素直に喜びなさい」
「素直に喜べないよ。まったく」
「だからダメなのよ」
「何が」
「何でもよ、何でも」
そう言って、輝夜は僕の唇に人差し指を押し当てる。
静かに聴けって事か。
しょうがない。
今宵はミスティアの歌を肴に、酒を楽しむとしよう。
~♪~
「君と春の終わり、将来の希望、大きな夢、忘れない~♪ 100年後の8月また出会えるのを信じて~♪」
屋台はすっかりとディナーショウの会場と化してしまった。
やんややんや、と手拍子を送るのは輝夜。
僕はその隣でのんびりとお酒を楽しんでいる。
まぁ、計らずとも花見の宴会っぽく成ってしまった。
たまには、こういうのもいいか。
静かな酒でもなく、賑やかな酒でもない、落ち着いた酒、というべきか。
それぞれの席にはそれぞれの魅力がある。
静かな酒は、思考が纏まる。
賑やかな酒は、晴れやかな気持ちになる。
では、落ち着いた酒はどういうものだろうか?
「決まってるじゃない。落ち着いた気分になるのよ」
そう言って、輝夜が酒を注いでくれる。
「ふむ、それもそうか。他人といるのに、話さなくても別に大丈夫、という具合かな?」
「あら。香霖堂はそんなに私との会話が嫌な訳?」
「そんな事はないさ。君の唇から零れ落ちる甘い罵詈雑言は聞いていて心地いい」
「褒め言葉として受け取っておくわ。それとも、あなたがドMなのかしら?」
「僕にそんな趣味はないさ。いつも言ってる通りにね。君がドSなんじゃないのかい?」
「褒め言葉として受け取っておくわ」
「褒めたつもりは1ミリもないんだけどね」
「愛する殿方から頂いた言葉は、少女にとっては何だって褒め言葉に変わってしまうものよ」
「ふむ。では……君はブスだなぁ~」
「あぁ、こんな醜い私に声をかけてくださるなんて、香霖堂はなんて優しい人なんでしょう。その御言葉ですら嬉しいですわ」
「……君は自意識過剰だな」
「香霖堂ってば、私を意思ある一人の女として認めてくれるのね。なんて器の大きい人なの」
「僕は君を愛してないし、ましてや好きでも何でもない」
「もう照れちゃって、香霖堂ってば可愛い♪」
輝夜がツンと僕の頬を人差し指で突付いた。
「……それは褒め言葉に変換してないだろう」
「些細な事を気にする男は嫌われちゃうわよ。たかが女の一人ぐらい養ってやる気概を見せなさいな」
「残念ながら、僕は他人の人生を背負える程の気概は持ってないよ。君の下着すら僕には買えないからね」
「下着なんかいらないわよ。ほら」
スカートを捲りあげようとする輝夜の頭を叩いておいた。
危ない危ない。
「いたた……大丈夫よ、マエバリ貼ってるから」
「何の罰ゲームだ……」
やはり宇宙人の考える事は謎に満ちている。
まぁ、嘘か本当なのか、見てないから何とも言えないんだけど。
「何を守る~、何を目指してるの~♪ 手にするもの~は幻想郷かもしれないのに~♪」
ミスティアの歌がアップテンポなそれに変わったところで、道の向こうからやってくる人影に気付いた。
通りすがりの妖怪だろうか、それとも屋台を目指してきた客だろうか。
僕が判断を下す前に、輝夜が立ち上がった。
見上げると、どこか真剣な表情。
楽しそうでもあり、悲しそうなそんな表情。
輝夜が見つめる先を再び伺えば、先ほど歩いてきた人物の正体が分かった。
白く長い髪には赤いリボン。
モンペにサスペンダーという特徴的な衣装。
それは、藤原妹紅だった。
お姫様と仲の悪い正義の味方だった。
否、訂正しよう。
最悪に仲の悪い正義の味方、だった。
「弱ったな」
「弱い事なんてあるもんですか」
僕が漏らした呟きに、輝夜は胸を張って仁王立ちする。
折角の良い酒の席だったのが……しょうがない、仕方がない、こうなっては諦めるしかない。
更に近づいてきた妹紅は両手で何か箱を持っている事が分かった。
何かを運んでいる最中だろうか。
荷物を気にして、まだこちらに輝夜がいる事に気付いていない様だ。
「お、霖之助、久しぶりだな」
妹紅がようやく屋台に辿り着いた時に、僕に気付いたのか挨拶してくれた。
確かに彼女と会うのは久しぶりだった。
「あぁ、久しぶりだな」
「あんたが屋台に来てるとは思わなかったよ」
「まぁ、たまに呑みたくなるんだよ。それで、その大荷物の中身は?」
「竹炭だよ竹炭。たまにミスティアに提供してるのさ……あん? なんで輝夜がいるんだよ」
荷物の説明する為に、改めてこちらを向いた妹紅は初めてお姫様の存在に気づいたらしい。
「それはこっちの台詞よ。どうして妹紅が竹炭を提供してるわけ?」
「そんなの私の勝手だろ。それよりなんだよ、お前ここで働いてるのか?」
「アルバイトよ、アルバイト」
「非正規雇用か。お似合いだな、アルバイト輝夜」
「家が無い非人間に言われたくないわね。ホームレス妹紅」
売り言葉に買い言葉、だな。
ちらりとミスティアの方を見てみたが、どうやら止める気がないらしい。
今も気持ちの良いぐらいに熱唱している。
僕はふきのとうの天ぷらを口に運ぶ。
最後の一個だ。
少しの苦味が口内に広がる。
残念ながら、今日の食事はこれで最後だろうな。
今、筍ご飯をおかわり、なんて言うと怒られるだろうし。
仕方がない。
僕には二人のケンカを止める術なんて持っていない。
恐らく、二人を止められる者は幻想郷にも外の世界にも居ないだろう。
閻魔さまである四季映姫だって無理だ。
「来いよアルバイト輝夜。常識なんか捨ててかかってこい」
「言われなくても行くわよ、ホームレスもこたん。笑ったり泣いたり出来ない様にしてあげる」
輝夜と妹紅が空へと舞い上がる。
少なからずとも、常識はあるらしい。
二人がやり合うとなると、周りへの影響は絶大だ。
特に妹紅の炎は、それなりに火事の原因となる。
「まぁ、花火と思えば肴にならなくもない」
「酷い男だねぇ、霖之助は」
「おや、ミスティア。歌はもういいのかい?」
「今歌うと霖之助の為だけに歌う事になっちゃうじゃない。そんなの私の乙女心が許さない」
「酷い言い草だ」
ミスティアが酒瓶を取り出したので、僕はぐい飲みを差し出す。
とくとくと注がれたそれを、僕はちょいと頂く。
「一杯奢ろうか?」
「よろこんで」
ミスティアもぐい飲みを取り出したので、僕は酒瓶を持ち上げ注いだ。
「いただきます」
「どうぞ」
ミスティアは僕の隣に座って、ちびりと酒を呑む。
そういえば、こうしてミスティアと呑むのは初めてだな。
いつもは店長と客という関係だが、今は同じ客同士といった感じだ。
「どうだい、輝夜は立派な店員になれそうかい?」
「う~ん、立派な店員になっちゃうと私の存在意義が無くなっちゃうしな~。微妙な感じだね」
「それは嫉妬かい?」
「あはは。橋姫がやってきそうだけど。お姫様は気まぐれだから、いつ辞めてもいい様にね。そうは思ってるんだけど、ずっとこうしてやっていきたい気もする。う~ん、どうかな?」
「どう、とは?」
「輝夜を正式に店員にしちゃって、ずっと一緒に屋台をやっていきたいな~。って、そう思ってる」
「いいんじゃないかい。アルバイト輝夜、という妹紅の言葉はすぐに消えてしまう事になるけど」
「将来は人間の里にお店を出したいよね。夜の通りを歩く人間をことごとく鳥目にしちゃってさ。きっと八目鰻を求めるお客さんでいっぱいになるよ~。焼き鳥の撲滅も早まるかもしれないね」
「はっはっは、そいつは迷惑な話だ」
夜空には花火の様に色とりどりの弾幕が展開されている。
思った以上にそれは綺麗で、桜の花には及ばないものの、酒の肴にはなるかな。
時々聞こえる二人の喧騒も良い雰囲気だ。
こういう酒も悪くない。
と、ミスティアと苦笑しあった時、後ろからボゥという音と少しの空気の揺らぎを感じた。
「ん?」
「なに?」
僕とミスティアが振り返ると、天ぷらを揚げていた鍋から炎が上がっていた。
「ぎゃあ!?」
ミスティアが悲鳴をあげる。
恐らくふきのとうを揚げたまま、鍋を炭の上に置いていたのだろう。
ミスティアは歌を熱唱し、輝夜はそれを聴いていた。
誰も屋台の中にはいなかった。
油の温度がじょじょにあがり、今頃に火がついたらしい。
「燃える! 私の屋台が燃えちゃう! あぁ、わぁ、あ、あ、あああ!?」
「落ち着けミスティア!」
僕の声は聞こえていない。
すぐに鍋を炭から下ろさなくてはならないが、炎を巻き上げているあれには中々近寄れない。
僕もミスティアも炎に強い妖怪という訳ではない。
僕が対策を練り上げていると、ミスティアが屋台の裏側へと廻っていった。
「消えろぉ!」
「あ、馬鹿!」
ミスティアが食器を洗う為に用意していた桶の水を鍋にかける。
最悪だ。
それは天ぷら火災で一番やってはいけない事。
水は一瞬で蒸発する。
その蒸発した水は上へと昇るのだ。
それは炎が立ち上る事に通じる。
激しい音と共に、炎は屋台の天井を多い尽くす様に立ち上った。
「あああああぁぁぁぁ!?」
「危ない! 落ち着けミスティア! おい!」
半狂乱になるミスティアを何とか押さえつける。
木で作られている屋台だけに、燃えるのが早かった。
すでに半分は火に包まれている。
今更、できる事なんて無い。
火傷をしない様に、周りに延焼しない様に見守るしかない。
「私の……私の屋台がぁ…………」
ミスティアがぺったりと尻餅をつく。
「なに、また作ればいいさ……人間の里にいる良い大工を紹介しよう。きっと立派な屋台を作ってくれると思うよ」
空を見れば、輝夜と妹紅はまだケンカの真っ最中だった。
彼女らのケンカは殺し合い。
どちらかが死ぬまで続けられる。
パチパチと爆ぜる音を聞きながら、僕は大きくため息をついた。
~☆~
後日の話になるのだが……
とりあえずミスティアには大工を紹介しておいた。
アルバイトが優秀だったのか、お金にはそれなりに余裕があり立派な屋台が完成しそうだ。
それに合わせて、制服も作るらしい。
和服にエプロンという輝夜を見習った衣装は、ミスティアも気に入っていた。
これからは『おかミスチー』と呼んでね、とご機嫌な様子。
「暇~」
はてさて、問題の輝夜はというと香霖堂でお茶を呑みながら道具を適当に弄っていた。
彼女が弄っているのは『バーコードバトラー』という遊戯装置。
もちろん動かない。
「だからってここに入り浸れても困るんだがね」
「いいじゃない。お姫様が遊びに来てるのよ? 感謝しなさい」
「はいはい、分かったよ」
「むぅ~……」
「すぐに屋台も出来上がるさ。また雇ってもらえるだろ?」
「そうね~。その間、別の仕事でも探そうかな」
「それがいいさ」
「名付けてインターンシップ輝夜」
「それでいいんじゃないかい?」
「うん、決まりね。ちょっと人間の里に行って来る」
「はいはい、いってらっしゃい」
カランカランとドアベルが鳴った。
僕は大きくため息を吐く。
これでようやく、平穏が戻った。
「ふぅ。まぁ、彼女の筍ご飯がしばらく食べれないというのは、僕にとっても痛手かな」
『取っても』と、『とても』、を掛けてみたのだが……
誰も聞いてないから意味はない。
もう一つため息を吐いた。
すっかりとため息が板についた気がする。
まぁ、それが森近霖之助らしいといえば、らしいのだが。
アルバイト輝夜おわり。
玄爺「もうちょっとだけ続くんじゃ」
そしてインターンシップ輝夜でわらたw
これまでの話の雰囲気が好きだっただけに残念です
ファンだっただけに残念でなりません。
霖之助が元気すぎた・・・?
身勝手ながら、もっと続けてほしいと思う自分がいます。
期待して損したわ
5分返してほしいレベル
個人的にこのシリーズでは、落ち着いた日常の雰囲気の中での二人の関係が描かれているためとても面白く感じていました。
しかし今回の話では全体の雰囲気が軽く、何を描きたいのかが伝わらないず、作者様のシリーズを終わらせたいという意志だけしか読んでいて感じられませんでした。
描きたい物が感じられないため、よくある全く内容の無い、タグにギャグと入れれば何を書いても良いと勘違いしている作品達と少し似た印象を受けました。
もっと面白い終わらせ方も出来たと思うのでこの最終回は心から残念です。
正直なところ放り投げちゃったような感覚がありますね。
次の展開のために無理やりピリオドを打った感じがします。
まぁ何はともあれファイナルお疲れ様でして。
次のシリーズを楽しみにしています。
描写、展開が非常に「甘く」、アルバイト輝夜にある2人の独特な掛け合いや、霖之助の考察が殆ど見られない。
他の方たちも言っていますが、無理やり完結させたかっただけ、というようにしか思えません。
これはあくまでも私の持論ですが、完結編こそ一番力を入れるべきだと思います。こんな酷い完結編は、むしろ公開しないでください。
また、上にも書きましたが、最近の作品は非常に低レベルなものとなっています。正直、私には次回作に対する期待を持つことは出来ませんね。
次回作を書くにしても、時間をかけてしっかりとした描写、展開をもって投稿するよう願います。
ちとこれは無い…
今までのストーリー全否定過ぎる…
ファイナルでなければここまでの酷評にはならなかったのか……?
次回も楽しみにしてます
お疲れさまでした、今回も楽しく読ませて頂きました。夏が春に変わったり、10年が100年になってたりと何時も通り楽しい替え歌で良かったと思います。
あと、他の人もいってましたけど、今回は皆がアクティブな感じで何時もとはちょっと違った雰囲気でした。個人的には霖之助に喧嘩を止めてもらって、酔っ払った妹紅が燃やしちゃったとかのが・・・いえ、なんでもないです。
次回も期待しています。
今までの雰囲気はないと思う
さすがに、あれだけの数の凝った話を作ってるのだから、輝夜ネタが多少は尽きても仕方ないかと…
それでも、やはり安定した面白さはあるので安心して読めました。
次回作にも期待しております。
あの二人は十分に魅力があるので是非続けてください
期待してます。
実に傲慢な読者様視点な意見だな