あやが死んだ。
眠るように彼女は逝った。寿命だった。
寿命など、あってないようなものだが、とにかくあやは、寿命で死んだ。
その訃報は瞬く間に幻想郷中に知れ渡り、知らせを受けた人妖は、皆、我先にとあやの住居へ押し入った。
「大丈夫さ。嘘に決まってる。あいつは冗談が好きなんだ」
そう呟きながら足早にあやの部屋へと入っていき、その冷たくなった姿を確認する。
そして突き付けられる現実。
代わる代わるやってくる人妖の、破裂したように流れる涙は、一日中絶えることはなかった。
様々な種族が住まう幻想郷。その種族の垣根が決して浅くはなかった。
そして、その垣根を越えて、そのかけ橋になろうとしたのが彼女だった。
彼女はよく人間と話をした。彼女はよく妖怪と話をした。それは談話であり、世間話であり、相談であり、取材であり、そして――彼女の生であった。
誰かと会い、何かを話し、聞き、それを記す。それが彼女の使命、生き甲斐、歩む道。
彼女が残した功績は大きかった。
その生は、慎ましく、ひっそりと幕を閉じたのだった。
あやの葬儀には、人間、妖怪、幽霊と様々な種族が集まり、皆一様にあやの死を悲しみ、追悼した。
その日ばかりは、人間は妖怪を敵視せず、また、妖怪も人間を獲物として見なかった。
人間を代表し、博麗の巫女が、妖怪を代表し、八雲紫が追悼の言葉を送った。
取材はもっと穏便にできなかったのか、あの記事は他に書きようがなかったのか……なんで死んでしまったのか。
追悼の言葉と銘打った愚痴は、次第に震えていき、最後の方は嗚咽となっていた。
涙は伝染する。二人の顔が崩れると、周りの人妖も堰を切ったように声を上げた。
「ばかやろう」「早く起きろ」「なんで死んじまったんだ」「俺の記事を書け」「早すぎるだろう」「もう一度、一緒に遊ぼうよ」
どれもこれも、死者に対して送る言葉ではない。しかし、その全てが心の奥から吐きだすような、本気の叫びであった。
葬儀が終わり、あやの住居に募った人妖は、場所を博麗神社に移した。あまり長い時間、多くの妖怪が人間の里にいるのは好ましくないと八雲紫が判断したためだった。
博麗神社では大量の酒が振る舞われた。酒好きの多い幻想郷。そこには葬儀の沈んだ空気を吹き飛ばす喧騒が生まれた。
「うぉー! あやー!」
「ばっかやろー!」
やり切れない想いを酒で飛ばしてしまおうとしているのだった。
「やれやれ……」
叫ぶ男どもを、上白沢慧音を少し離れたところで眺めていた。
彼女は母屋の縁側で、顔を赤くしてちびちびと酒を飲んでいた。
「こんな時くらい、静かに飲めないものなのか」
「こんな時、だからじゃないかい?」
慧音が声に振り向くと、目に入ったのは二本の角。
伊吹萃香は日本酒の瓶を片手に持ち、どかっと慧音の隣に腰を下ろした。
「隣、いいかい?」
「もう座ってるじゃないか」
「おっと。隣、よかったかい?」
「駄目だ、と言っても座るだろう」
「わかってるじゃないか」
にひひ、と笑う萃香に慧音は諦め顔。
慧音は、ぽつりと萃香に訊ねる。
「こんな時だから、とは?」
「んぁ?」
なんだいいきなり? とばかりに萃香は首を傾げた。
「さっき自分で言ったばかりだろう。ペースが早すぎるんじゃないのか?」
「鬼を馬鹿にするない。ちょっと考えごとしてただけさ」
「どうだか。……で?」
「ああ」
萃香は、ぐいと瓶を傾ける。
「ぷぁ。んまぁ、せんせもわかってるんだろう? あいつらだってやり切れないんだ。寂しいんだ。どうしようもないんだ。だから、酒の力を借りるのさ。だからせんせも止めないんだろ?」
「まぁ、な……」
酒に逃げたくなる気持ちは、慧音にも十分に理解できた。事実、慧音も飲んでいるのだ。「静かに飲めないものなのか」それは、慧音の愚痴だった。慧音自身、悲しさに押し潰されそうで、何かに毒づいていないと耐えられなかったのだ。
ごくり、と慧音の隣から聞こえる。
「――だけどさ」
「え?」
萃香は、少し寂しそうで、それでいて少し嬉しそうな顔で言った。
「きっと、それだけじゃないんだ。この酒は、きっとそれだけじゃない」
「それだけじゃない、とは?」
に、と笑って萃香は続ける。
「せんせ、あんたも心の奥では気付いてるはずさ。これは、祝い酒だ。あいつが使命を果たし、何一つ残すことなく幸せなままに逝ったあいつへの、祝い酒。みんな悲しいけど、みんな嬉しいんだ」
「――――」
「だろ?」
慧音は、敵わないな、と髪をぐしゃぐしゃと掻いた。
「おいおい、綺麗な髪が乱れちまうよ」
「いいんだ」
「お?」
慧音は笑う。
「こんな時なんだから、乱れて、笑って、泣いて……思いっきり飲むのだろう?」
「ぉ……」
萃香は少し驚いたような表情を浮かべ、そして満足気に頷いた。
「ああ、そうだとも」
その喧騒は、夜が明けるまで続いた。
白く、暖かく、静かな花畑が広がる。
あやは彼岸にいた。
恐らく此岸であろう方向を見つめる彼女の表情は、安らかであった。
そこにゆっくりと、静かに足音が近づいてくる。
「お勤め、ご苦労様でした」
「閻魔様」
四季映姫・ヤマザナドゥは穏やかな顔で彼女に話しかけた。
「よく、善行を積みましたね。あなたは立派です」
「よしてください。私は、私がしたいことをしただけです。それが善行だとは、思えません」
「それを善行としてした善行は、ただの"善い行い"です。それが善くないとは言いません。善いものは善いのです。けれど、それを善行とせずに、自然と行ってきた善行は、本当の、あなたから出た確かな"善い者の行い"なのです。誇りなさい」
「……閻魔様の言うことは難しいですね」
「勉強不足です」
「たはは……」
あやは苦笑いを浮かべ、そして遠くの、川の向こう――幻想郷の方を眺め、言った。
「私は、幻想郷に何かをもたらせたでしょうか……」
映姫は黙って聞く。
「ものごころ付いた時から、私はそれが使命だと思い、それに全てを注ぎ込んできました。その中にはつらいこともありましたし、もちろん楽しいこともありました。友人もできて、笑いあったりもしました。そしたら――」
きゅ、と顔を崩した。
「いつの間にか、寿命で死んでいた」
あやは吐き出すように続ける。
「死の直前、確かに私は、私の生に満足して死にました。周りの人たちは泣いて、私は笑って、死にました。悔いはない。やり残したこともない。だけど、それだけなんです。私の人生は、私の好きな幻想郷に役立ったのでしょうか」
それだけが、知りたいんです。
そう言って、彼女は口を閉じた。
それまで黙って聞いていた映姫が、口を開いた。
「それは――」
「それは?」
あやは映姫の言葉を待った。
「わかりません」
「わ、わからない?」
「ええ、わかりません。そもそも、あなたは私に何を求めているのですか。私は神ではありません。全知全能でもありません。わからないことなんていくらでもあります。聞く相手を間違っています」
「じゃ、じゃあ誰に聞けば――!」
映姫は人差し指であやの口をふさぐ。
「逆に聞きます。あなたは、それを誰に聞けば満足するんですか?」
「――――」
「妖怪の賢者? 博麗の巫女? 里の人間? いいえ、恐らく、幻想郷の誰に聞いても、あなたは満足しないでしょう。ならば、誰がその答えを知っていて、誰に聞けば、あなたは満足する?」
言葉に詰まるあやに、映姫は穏やかに微笑む。
「そんなの、決まってるじゃないですか。あや、あなたです」
「――え?」
「幻想郷の未来は誰にもわかりません。だけど、どこに向かおうとするのかは誰にでも選択できます。そして、それはあなたにも言えること。これから、あなたがどうするのか。あなた自身が選択し、そして自分の目で確かめるのです」
あやはその言葉に、自分が甘えていることに気付いた。
「……すみません。ちょっと、思った以上に、己の死にショックを受けてたみたいです。私は甘えていました」
「ですが、それもここまででしょう?」
「ええ」
力強い彼女の表情を見て、映姫は満足そうに微笑んだ。
「それでこそ、です。やることはいっぱいありますよ。さぁ、行きましょう!」
「稗田阿弥よ!」
了
眠るように彼女は逝った。寿命だった。
寿命など、あってないようなものだが、とにかくあやは、寿命で死んだ。
その訃報は瞬く間に幻想郷中に知れ渡り、知らせを受けた人妖は、皆、我先にとあやの住居へ押し入った。
「大丈夫さ。嘘に決まってる。あいつは冗談が好きなんだ」
そう呟きながら足早にあやの部屋へと入っていき、その冷たくなった姿を確認する。
そして突き付けられる現実。
代わる代わるやってくる人妖の、破裂したように流れる涙は、一日中絶えることはなかった。
様々な種族が住まう幻想郷。その種族の垣根が決して浅くはなかった。
そして、その垣根を越えて、そのかけ橋になろうとしたのが彼女だった。
彼女はよく人間と話をした。彼女はよく妖怪と話をした。それは談話であり、世間話であり、相談であり、取材であり、そして――彼女の生であった。
誰かと会い、何かを話し、聞き、それを記す。それが彼女の使命、生き甲斐、歩む道。
彼女が残した功績は大きかった。
その生は、慎ましく、ひっそりと幕を閉じたのだった。
あやの葬儀には、人間、妖怪、幽霊と様々な種族が集まり、皆一様にあやの死を悲しみ、追悼した。
その日ばかりは、人間は妖怪を敵視せず、また、妖怪も人間を獲物として見なかった。
人間を代表し、博麗の巫女が、妖怪を代表し、八雲紫が追悼の言葉を送った。
取材はもっと穏便にできなかったのか、あの記事は他に書きようがなかったのか……なんで死んでしまったのか。
追悼の言葉と銘打った愚痴は、次第に震えていき、最後の方は嗚咽となっていた。
涙は伝染する。二人の顔が崩れると、周りの人妖も堰を切ったように声を上げた。
「ばかやろう」「早く起きろ」「なんで死んじまったんだ」「俺の記事を書け」「早すぎるだろう」「もう一度、一緒に遊ぼうよ」
どれもこれも、死者に対して送る言葉ではない。しかし、その全てが心の奥から吐きだすような、本気の叫びであった。
葬儀が終わり、あやの住居に募った人妖は、場所を博麗神社に移した。あまり長い時間、多くの妖怪が人間の里にいるのは好ましくないと八雲紫が判断したためだった。
博麗神社では大量の酒が振る舞われた。酒好きの多い幻想郷。そこには葬儀の沈んだ空気を吹き飛ばす喧騒が生まれた。
「うぉー! あやー!」
「ばっかやろー!」
やり切れない想いを酒で飛ばしてしまおうとしているのだった。
「やれやれ……」
叫ぶ男どもを、上白沢慧音を少し離れたところで眺めていた。
彼女は母屋の縁側で、顔を赤くしてちびちびと酒を飲んでいた。
「こんな時くらい、静かに飲めないものなのか」
「こんな時、だからじゃないかい?」
慧音が声に振り向くと、目に入ったのは二本の角。
伊吹萃香は日本酒の瓶を片手に持ち、どかっと慧音の隣に腰を下ろした。
「隣、いいかい?」
「もう座ってるじゃないか」
「おっと。隣、よかったかい?」
「駄目だ、と言っても座るだろう」
「わかってるじゃないか」
にひひ、と笑う萃香に慧音は諦め顔。
慧音は、ぽつりと萃香に訊ねる。
「こんな時だから、とは?」
「んぁ?」
なんだいいきなり? とばかりに萃香は首を傾げた。
「さっき自分で言ったばかりだろう。ペースが早すぎるんじゃないのか?」
「鬼を馬鹿にするない。ちょっと考えごとしてただけさ」
「どうだか。……で?」
「ああ」
萃香は、ぐいと瓶を傾ける。
「ぷぁ。んまぁ、せんせもわかってるんだろう? あいつらだってやり切れないんだ。寂しいんだ。どうしようもないんだ。だから、酒の力を借りるのさ。だからせんせも止めないんだろ?」
「まぁ、な……」
酒に逃げたくなる気持ちは、慧音にも十分に理解できた。事実、慧音も飲んでいるのだ。「静かに飲めないものなのか」それは、慧音の愚痴だった。慧音自身、悲しさに押し潰されそうで、何かに毒づいていないと耐えられなかったのだ。
ごくり、と慧音の隣から聞こえる。
「――だけどさ」
「え?」
萃香は、少し寂しそうで、それでいて少し嬉しそうな顔で言った。
「きっと、それだけじゃないんだ。この酒は、きっとそれだけじゃない」
「それだけじゃない、とは?」
に、と笑って萃香は続ける。
「せんせ、あんたも心の奥では気付いてるはずさ。これは、祝い酒だ。あいつが使命を果たし、何一つ残すことなく幸せなままに逝ったあいつへの、祝い酒。みんな悲しいけど、みんな嬉しいんだ」
「――――」
「だろ?」
慧音は、敵わないな、と髪をぐしゃぐしゃと掻いた。
「おいおい、綺麗な髪が乱れちまうよ」
「いいんだ」
「お?」
慧音は笑う。
「こんな時なんだから、乱れて、笑って、泣いて……思いっきり飲むのだろう?」
「ぉ……」
萃香は少し驚いたような表情を浮かべ、そして満足気に頷いた。
「ああ、そうだとも」
その喧騒は、夜が明けるまで続いた。
白く、暖かく、静かな花畑が広がる。
あやは彼岸にいた。
恐らく此岸であろう方向を見つめる彼女の表情は、安らかであった。
そこにゆっくりと、静かに足音が近づいてくる。
「お勤め、ご苦労様でした」
「閻魔様」
四季映姫・ヤマザナドゥは穏やかな顔で彼女に話しかけた。
「よく、善行を積みましたね。あなたは立派です」
「よしてください。私は、私がしたいことをしただけです。それが善行だとは、思えません」
「それを善行としてした善行は、ただの"善い行い"です。それが善くないとは言いません。善いものは善いのです。けれど、それを善行とせずに、自然と行ってきた善行は、本当の、あなたから出た確かな"善い者の行い"なのです。誇りなさい」
「……閻魔様の言うことは難しいですね」
「勉強不足です」
「たはは……」
あやは苦笑いを浮かべ、そして遠くの、川の向こう――幻想郷の方を眺め、言った。
「私は、幻想郷に何かをもたらせたでしょうか……」
映姫は黙って聞く。
「ものごころ付いた時から、私はそれが使命だと思い、それに全てを注ぎ込んできました。その中にはつらいこともありましたし、もちろん楽しいこともありました。友人もできて、笑いあったりもしました。そしたら――」
きゅ、と顔を崩した。
「いつの間にか、寿命で死んでいた」
あやは吐き出すように続ける。
「死の直前、確かに私は、私の生に満足して死にました。周りの人たちは泣いて、私は笑って、死にました。悔いはない。やり残したこともない。だけど、それだけなんです。私の人生は、私の好きな幻想郷に役立ったのでしょうか」
それだけが、知りたいんです。
そう言って、彼女は口を閉じた。
それまで黙って聞いていた映姫が、口を開いた。
「それは――」
「それは?」
あやは映姫の言葉を待った。
「わかりません」
「わ、わからない?」
「ええ、わかりません。そもそも、あなたは私に何を求めているのですか。私は神ではありません。全知全能でもありません。わからないことなんていくらでもあります。聞く相手を間違っています」
「じゃ、じゃあ誰に聞けば――!」
映姫は人差し指であやの口をふさぐ。
「逆に聞きます。あなたは、それを誰に聞けば満足するんですか?」
「――――」
「妖怪の賢者? 博麗の巫女? 里の人間? いいえ、恐らく、幻想郷の誰に聞いても、あなたは満足しないでしょう。ならば、誰がその答えを知っていて、誰に聞けば、あなたは満足する?」
言葉に詰まるあやに、映姫は穏やかに微笑む。
「そんなの、決まってるじゃないですか。あや、あなたです」
「――え?」
「幻想郷の未来は誰にもわかりません。だけど、どこに向かおうとするのかは誰にでも選択できます。そして、それはあなたにも言えること。これから、あなたがどうするのか。あなた自身が選択し、そして自分の目で確かめるのです」
あやはその言葉に、自分が甘えていることに気付いた。
「……すみません。ちょっと、思った以上に、己の死にショックを受けてたみたいです。私は甘えていました」
「ですが、それもここまででしょう?」
「ええ」
力強い彼女の表情を見て、映姫は満足そうに微笑んだ。
「それでこそ、です。やることはいっぱいありますよ。さぁ、行きましょう!」
「稗田阿弥よ!」
了
ですが「記事」ってのはちょっと卑怯じゃないですかねw
ものの見事に騙されたwでも良かったです
この点数をもらっといてくださいな。
あや=あ八ということで、読後に阿求の先代と勝手に予想しました。
そう考えると今の時代に至る彼女の貢献は大きかったんだなぁ……
十九年に一度の月の綺麗な晩に、素敵な作品をありがとうございました。
幻想郷現代でもしっかり伝わってる、と分かるのが更に。見事!
雰囲気も非常に好みです。
霊夢ではなく、博麗の巫女
幻想郷で人間と妖怪がいがみ合っていた時代
叙述トリックのヒントとなるのは、このあたりですね。
ただ、萃香が人目にふれることになったのは、随分後の時代の筈だから
そこだけ少し惜しいかも。
ミスリードを狙ってるのだとしたら、もうちょっと工夫が必要だったかなぁと思います。
内容はとてもいい話でした。みんなに思われるような人生、歩んでみたいものです。
そういえばもう一人居ましたね、あや
そのひっかけを抜いても萃香と慧音のやりとりや描写の一つ一つが綺麗でよかった
ありがとうございました。
ちょっと日きょうだったかもしれませんね。
>4
ありがとうございます。
>奇声を発する程度の能力さん
ご満足いただけたようで良かったです。
>10
まだまだ甘い部分があったということですね。
ありがとうございました。
>13
ありがとうございます。
ちなみに阿弥は公式に存在してたりします。
>14
人は泣いて生まれて笑って迎えられる。そして笑いながら死んで、泣きながら見送られる。
つまりは、そんな人生だったのでしょう。
>16
ありがとうございました。
>18
普段は黒いみたいですね。まあ鴉ですが。
>23
練りが甘かったですね。
>24
同上で、練り込みが甘かったです。
紫あたりにしておけばよかったのでしょうが、なんとなく萃香を出したかった。
>25
ありがとうございました。
ミスリードとは難しいものですね。
>29
ご満足いただけたようでなによりです。
>過剰さん
会話はあまり悩まずに書けました。
キャラクター同士の掛け合いは書いてて楽しいです。
>32
ありがとうございました。
「どうせ文と阿弥を掛けてるんだろ?」と先読みする読者を見越したオチに出来てたら、もっと良い点を差し上げられたとかなぁと。
「このネタ誰かが先にやってるかも……」なんていちいち考えながらやるのは面倒くさいかもしれませんが、読者としては作者さんには一歩以上先に行った想像を見せてもらいたいんでさぁ(マーナンテワガママナ
着眼点は素晴らしいと思うので、焦らず練り上げたお話を次に期待して待っております。
文阿弥ネタは過去作でけっこう有名な力作があったりするので、
これ一段では些か力不足に感じる