Coolier - 新生・東方創想話

初夏の怨霊、半熟白玉(前編)

2005/05/09 01:09:22
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1日目/朝


地面を押し潰すかのように天から迫ってきていた雪は溶け、
紅い樹液を枝から噴き出すかのように咲き狂っていた桜は散り、
軒先に残るのは春の残滓。
花弁も葉の一種なのだから、譲り葉と云って差し支えない現象なのだろう。
僕も『散る』という自然の摂理に趣きを感じないわけではない。
まあ、その場合には『他所の桜』という条件が必要になるわけだが……。
植物もいい加減に土に還る場所とそうでない場所の見分けくらいつけても良い頃ではないだろうか?

箒を片手に戸を潜り外に出ると、いきなりの突風が僕の顔を激しく撫で付ける。
風はやや湿気を帯びており、急須から漏れ出ている湯気に当たっているような心地がした。
早摘みの緑茶を想像しながら箒を支えにしばらくは風の気が済むまで好きなようにさせておく。
砂が飛んでいるわけではないが、こういう陽気に目を剥くのもいかがなものかと目を瞑った。
百代の過客に対する店主のせめてもの敬意と云ったところである。

膨れ上がった暖気に飽くことなくその巨躯を圧し付けられて少し辟易してきたところ、鼻先を冷気が掠めて行った。
こんな陽気な日に冷気を発する存在など、それこそ陰気なもの以外にありはしないだろう。
そんな当たりをつけながら目蓋を開けると、目の前には上下緑色の服を着たおかっぱ頭の少女。
やや紅潮気味の頬と爛々と輝く瞳からは『陰気』という言葉の対極にいるように感じられるが、この少女こそまさに『陰気』の代名詞なのである。
「香霖堂の店主さん!」
礼儀正しく、それでいて何故か緊張をはらんだ声。
僕はその意味不明な緊張感に悪い予感を覚えつつも、客である可能性がある以上応対を避けるわけにはいかない。
やや躊躇いがちに開いた口であったが、それよりも早く少女の言葉がこの場を制した。
「私、西行寺家二代目庭師魂魄妖夢が怨霊となって貴方に取り憑きに参りました!」

……ほら、やはり陰気な存在ではないか。
僕は誰に向けるでもなく内心でそう呟いた。

「祟られる覚えがないのだけど。僕が何をしたって言うんだい?」
至極真っ当な疑問だと思うのだが、僕の疑問に少女は頬を膨らませて心外さを表明する。
「何をしたかって? 元々は西行家の持ち物である人魂灯を売り物にした挙句、返して欲しくば雪かきをしろと私に迫ったことをもうお忘れですか!? あのあと私は風邪をひいて2日寝込んだんですからね。」
「なるほど、きちんと理由はあるわけだ。」
無差別に人を祟る傍迷惑な幽霊というのは今も昔も存在する。
この少女が無差別に祟るとは思えないが、理由が確認できて僕は少女に向かって大袈裟に頷いて見せた。
「当然です!!」
その態度が少女の態度を更に硬化させていく。
あまり少女を不機嫌にさせて気温を下げられてはかなわないから、僕は少女を宥める方向に言葉を転化させる。
「だけど、あれは君の自業自得ではないのかな?」
「だからその業に従い、天に代わって不肖ながらこの私が冥罰をですね……」
「わかったよ。幽霊が執念深いことを失念していた。」
先に話題を振っておきながら僕は少女の言葉を遮るように言葉を挟んだ。
とりあえず理性に呼び掛けようと思ったのだが、彼女が理屈でどうこうできるわけがない。
そもそも幻想郷自体が理屈でどうにかなる代物ではないのだ。
論より証拠というか、理論よりも現象が3倍速で進んでいるような世界で口がどれほどの役に立つものか……。

沈潜がやや悲観的なものになってきたことを機に、思考を打ち切って少女の方に目をやる。
どうやら横やりを入れたことで彼女の柳眉――そう表現するにはまだ早いが――はますます難しい角度を描いてしまっていた。
「それで僕にどんな意趣返しをするつもりなんだい?」
僕の言葉が漸く核心に迫った為か、少女の表情が嘘のように晴れやかなものへと変わる。
その愚直なまでの素直さが彼女の発する独特な幼さの正体なのかもしれない。

「普段なら『即斬!』というところなのですが……」
そういって少女は背負っている2本の刀の鞘を触る。
……どうやら僕は時として子供は大人よりも容赦がないという揺ぎ無い事実を失念していたようだった。

「まあ、丸腰の相手を斬るのは剣の道に反しますから、最初に述べたとおり怨霊として貴方に取り憑かせてもらいます。」
僕の硬直に気付かないまま、少女はそうニコリと微笑む。
邪気がない分、それは僕の目には非常に脅威的に映った。
「……それで、取り憑くといってもどれくらいだい? まさか七代とか末代まで祟る訳じゃないだろうね?」
幽霊というより怨霊の恐ろしいところはここにある。
彼ら(彼女ら)の執念というのは人間の時計では到底計り知ることができない。まだ一族郎党を鏖殺する方が心情として理解できる。……あまり良い喩えではないが。
「その程度のことでそこまでは祟りませんよ。親子二代といったところが精々です。」
朗らかな様子で少女は断言する。
世間話ぐらいの気安さでさらりと述べてしまうところに恐ろしいまでの真実味があった。
もっとも、この少女に綺麗に嘘をつくことができるとは思えないが……。

「風邪を拗らせて病死した場合はそれくらいですが、私は元々冥界の住人ですし、今回は寝込んだ時間に利息をつけて三日といったところです。」
どうやら彼女は相手の言葉に逐一応対する為か、会話のテンポが若干ずれる嫌いがあるようだった。
この少女らしいといえばらしいのだが、これは下手な嘘よりも性質が悪い。
少なくとも極度な緊張の緩急が続くことは僕の身体には毒なのであった。
「三日間僕に取り憑いて、具体的にはどんなことをするんだい?」
商業を営むものとして高利貸しも真っ青な五割利息に意見すべきだと思わないでもなかったが、三日程度ならと心情的に妥協してしまったこともまた事実なのである。
もしかしたら、この少女は僕よりもずっと商才があるのかもしれない。
……それに、
僕は風でくるくると地面に螺旋を描いていく花びらに視線を移した。
ここの掃除を僕がする必要がなくなるかもしれないのである。
「そうですねぇ、おそらく肩こりが酷くなったり、突然背筋が冷たくなったりするんじゃないでしょうか?」
そんな僕の内心を他所に、少女は小首をやや傾げながら答える。
今までのはきはきしていた物言いに比べたら、なまくらといって良いほど彼女の言には切れがなかった。
 「用件を伝えましたし、そろそろ私は帰りますね。」
その不審を問い質す前に、少女の口からはこんな言葉が漏れる。
「君が僕に取り憑くのだろう?」
「ええ、そうですよ。」
僕の疑問に対して少女は当然とばかりに大きく頷く。……最早、わけがわからなかった。
「でも君は帰るのだろう?」
「はい、幽々子様のお世話とか色々ありますからね。」
会話を交わすごとに泥沼にはまっていることを彼女は自覚しているのだろうか?
ふとそんな揶揄が浮かぶが、この少女の場合それが矛盾ではない可能性がある。
それは今までの会話で十二分に身に沁みた教訓であった。

「ちょっと混乱してきたから、もう一度聞き返すけど良いかい?」
僕の言葉に少女は快く首を縦に振る。
会話が噛み合わなくなってきたときは僕が足踏みをするしかない。……これが僕の習得したこの少女と軽快に会話をするコツなのであった。
「僕に取り憑くのは他の幽霊ではなく、君なのだよね?」
「ええ。」
「だけど、君はこれから冥界に帰るわけだ。」
「ええ。」
「では、いつ僕に取り憑くのかね?」
「これからすぐにですよ。」
「冥界から僕に取り憑くことは可能なのかい?」
「いいえ、3日間貴方のお店に居付きますよ。」
「だから誰が?」
「ですから、私がです。」
……泥沼というよりも、ここまでくれば混沌であった。

「君には身体が2つあるのかい?」
流石の僕も堪えかねて、少し棘のある言葉を少女に向ける。
だが、少女は気を悪くした素振りも見せずキョトンとした表情で浮かべるばかりであった。
「ええ、ですから私の幽霊部分が貴方に取り憑くんですよ?」
僕と少女の間を己が存在を示すかのように幽霊が過ぎる。
魔理沙の話によるとこの少女は幽霊使いなどではなく正真正銘彼女の一部なのだそうだ。
「なるほど、漸く理解したよ。」
僕は少女ではなく少女と同じくらいの大きさのある幽霊に向かってそう声を掛ける。
幽霊の方も頭をこちらに向けて――といっても顔がどこにあるのかわからないのだが――僕の話を聞いてくれているようだった。

「それじゃあ、3日間お手柔らかに頼むよ。」
幽霊に限ったことではないが『怨み』というのは基本的に恐ろしい。
この少女の場合はまだ『恨み』に達した程度のものであろうが、蓄積、発酵、腐敗、尾ひれと時間の経過は物事を常に激化させていく傾向がある。
利息も安いうちに返してしまう方が賢明なのだ。……無論、踏み倒せない場合に限っての話ではあるが。
そんな打算の後に僕は幽霊に向かって手を差し出した。
触れることができるほど僕の霊感は高くないのだが、これは友好を表す一種のデモンストレーションなのである。
不本意とはいえ3日間僕に取り憑く相手なのだ、友好的な関係を築くことに利はあっても害はないだろう。
本心としては幽霊では軒先の掃除ができないだろうというちょっとした落胆があったわけだが……。

淡い光を放ちながら、白い影はのったりと幽霊らしい速度で僕のほうに寄ってくる。
少女と同じくらいの背丈のある巨大な――通常は腰くらいの大きさである――幽霊は間近で見ると静かな迫力があった。
のっぺりとした白玉としか形容の仕様がない少女の半身は、僕の差し出した手の前でゆったりと静止する。
そして、僕をじっと見つめるかのようにふらふらとしばらく宙を漂っていた。
大した間があったわけではないが、幽霊を見つめあった時間では僕の人生で最長時間だったと思う。
「よろしく。」
初めてだったとこともあり、らしくなく僕は言葉を重ねた。
幽霊はそれに驚いたのか身体を縮めたあと、今度は頭を垂れるようにして僕の手を見つめる。
そのどこかしら幼い行動は、姿はまるっきり異なるとしてもあの少女の半身であることを実感させた。
この様子ならば、さほど苦労することはないだろう。
そう思った矢先、幽霊は尾の部分を使って鋭く僕の手の平を弾いた。
まあ、実際ところはそのように見えただけで、尾は僕の手の平をすり抜けたのであるが。

……これは一筋縄でいかなさそうだ。
物の見事に体温を奪われ妙にひんやりとしている右手を押さえて、僕は困ったような笑みを浮かべるしかなかった


1日目/昼


初夏の昼下がり、軒先の掃除を終えた僕はカウンターに突っ伏す形で休憩を取っていた。
店内はだいだい閑古鳥が鳴ける余裕があるくらいの賑わいを見せており、風が訪れやすい環境を作っている。
店外に留まっている人を灼き切らんと煌々と照りつける日差しに比べて、程よい温さを孕んだ風はまさに上客といった風情があった。
まあ、簡潔に言ってしまうならば午前中とはいえ外は既に夏の装いを強くしていたのである。
暑さというものは大凡の生物の大敵であり、人間や妖怪もその例に漏れない。
否、何も生物だけに限った話ではないか……。
僕は頭の重みに意識を移して自分の思考に訂正を加えた。
なにぶん頭上のことなので確認はできないが、今朝からずっと僕の頭に乗っかっている幽霊も大分参っていることだろう。
幽霊は他のどんな生物よりも体温が低いために、最も内外の温度差の影響を受けるのである。
故に幽霊は暑さに非常に弱い。今頃は頭の上で茹で過ぎた白玉のようにグテッとしているのではないだろうか?

日差しの中では清々しい幽霊の体温も室内では些か冷える。
「あの日差しは君には辛かっただろう? そろそろ降りてきたらどうだい?」
首に掛かる負荷と相まって僕は早くも諭すような口調で弱音を口にした。
無論それは完全に口からでまかせではない。朝から頭上に乗っていた彼女の方が日差しを浴びたであろうし、僕が幽霊の体温を冷たいと感じるように、彼女も僕の体温を熱いと感じている筈なのである。
その返事として下向きだった首に掛かるベクトルが左右へと変化する。
どうやら、頭上で首を横に振っているらしい。
「強情だね君は。」
僕は別段落胆したわけでもなく、再びカウンターに突っ伏した。
だらしが無いといわれても仕方がないが、この負荷に慣れるまではもう少し時間がかかりそうである。

「………………。」
風はどこまでも心地よく、誰もが屋内に籠もって涼を楽しむ時間帯。
僕も頭上の寄留者も例外ではなく、のんびりとしたものだった。
人間のお客が訪れるのは夕方以降になるだろう。
それまではお互いに微妙な居心地の悪さを味わってみるのも乙なことのように思えた。
……まあ、単に動くのが大儀だと言い換えられなくもないのだが。


1日目/夕


夕刻になり、西日は相変わらず辛いものがあるが風は大分涼気を帯びてきた。
気温が下がるごとに頭上の冷気が堪え、状況はますます僕が不利になっていく。
「もう少し手加減してはくれないかな?」
初日目にして何度この言葉を口にしたか自分自身でもよくわからない。
僕が言葉を発したことに幾秒と間をおかず、目の前からするすると白い紐というよりは細い帯のようなものが垂れ下がってきた。
僕がそれを頭上の幽霊の尾と認識するのとほぼ同時に、彼女の尾は僕の視界を遮るように左右に大きく振られる。
この幽霊としては手を左右に振っているつもりなのだろうか?
意思の疎通は前途多難であるが、彼女が夕刻になって元気を取り戻してきたことは紛れもない事実のようであった。
「そうかい……。」
もはや溜息を胸中で押し止める気力もなく、大量の息と共にこの言葉を吐き出す。
それならばせめて風の方に御退出願おうかと戸口に目をやると、紅蓮の夕景からも浮いている紅白色が見えた。
幻想郷には数多の紅白が存在しているだろうが、常連の紅白というのは1人しか心当たりがない。

「あら、霖之助さん。いつから半幽霊になったの?」
博麗神社の巫女の開口一番の言葉はこのようなものであった……。

「そんなわけがないじゃないか。」
「まあ、そうでしょうね。」
霊夢は僕の反論をあっさりとした態度で受け流す。
「それでこの幽霊はどうしたのかしら? 冬のときだって頭に乗ってくるほど積極的なヤツはいなかったでしょ?」
霊夢は視線を僕から頭の上の彼女に移して問い掛けてくる。
「取り憑かれたんだよ。自称怨霊にね。」
僕は頭上の君の機嫌を損ねない程度に簡潔に説明する。
……幸い、彼女は抗議らしい反応を見せることはなかった。
「怨霊ねぇ……。」
何か思うところがあるのか、僕とその上とを交互に見ながら霊夢は歎息をもらした。
確かに利潤を追求する職を生業としている身として、一般の人それよりは多くの恨みを買うことは覚悟している。
しかしながら、同時に僕は周りに出没する少女達に比べたら極々矮小なものだと思っていたのだが……。
「ところで霖之助さん、取り憑かれる気分ってどんな感じなの? 」
「大きな氷嚢を頭に乗せている気分だよ。それなりに重いし、冷たい。」
自分のことを棚にあげている霊夢への内心での抗議を中断して、僕は素直に感想を述べる。
途端、身体に掛かる負荷が増大し頭部の血液が急激に冷めていくような感覚が身体全体を襲う。
氷嚢と喩えたのが不味かったのだろうか? どちらにしても原因が彼女にあることだけは間違いなかった。
「ごめんごめん、喩えが悪かったなら謝るよ。」
頭上にいるため僕の視界からは捉える事ができないが、位置関係から自然と上目遣いになってしまう。
「……霖之助さんも大変ねぇ。」
霊夢は完全に他人事だと決め込んで腕を組んだまま傍観していた。
この様子だと、霊夢は幽霊退治を引き受けてくれそうにない。
口で言わないから当然なのかもしれないが、実際に口にしたところで「幽霊は妖怪じゃないから」と断られるだろう。
寧ろ、断られた後間違いなく臍を曲げるであろう彼女へのリスクを考えると、今度ばかりは「退治」という言葉を口にすることは憚られた。

結局、霊夢は半幽霊化した僕を興味深そうに観察した後、再び巡回(散歩)の続きをしに出て行ってしまった。
「……………………。」
再び静寂を取り戻した店内で、僕はもう一度上目遣いに頭上を見上げる。
一時期不機嫌になった彼女も今では平静を取り戻し、重さも冷たさもそれなりで落ち着いていた。
もしかしたら人間が興奮すると体温が上がるように、幽霊も体温が下がるのかもしれない。
ならば逆にひやりとさせると温かくなるのだろうか?
ふと頭を過ぎる雑念を追い遣って、のそのそと店仕舞いを始める。
長年の経験から今日はもう客が来ないであろう予感がしたし、第一僕自身ひどくくたびれた。
その元凶は僕の頭上にいて相も変わらず姿は見えない。
「取り憑くのならせめて僕に姿が見えるところにしてくれないかな? 意思の疎通がしやすい方が僕としても助かるのだけど。」
僕は天井に向かってそう声をかけた。
相手の反応が僕の身体を通してじゃないと伝わらないということはとても不便であるし、待つ立場としては精神衛生上大変宜しくない。
なによりも、会話が成立しないことが非常に困るのである。それが声聞けぬ幽霊なら尚更、姿が見えないことは辛い。
怨霊だろうが何だろうが、取り憑くのなら話し相手くらいにはなってもらわないとこちらとしても逃げ場がない。
ここまで考えを巡らせて漸く、僕がこの幽霊を受け入れる気になっていることに気付いた。
……まあ、1日という時間は考えを変えるには十分すぎる時間だ。
初志貫徹なんて絵空事より、行雲流水の方が写実的だと断言できるような環境にいると自然と僕も感化されてしまったのかもしれない。
もっとも、僕だけが心変わりしただけではどうしようもないのだが……。
そんなことを思っていると視界の片隅にふらっと白い靄のようなものが見えた。
そして間髪おかずに首筋に冷気が流れ込み、右肩にちょっとした重みが加わる。

……どうやら、気が変わったのは僕だけの話じゃないようだ。
肩の上にうまく乗れないのか、何度も視界を掠める彼女の一部を僕は微笑ましく見守るのであった。

レミ「ねえ、咲夜。」
咲「なんですか、お嬢様?」
レミ「私も『あなたの時間も私のもの…』みたいな決め台詞が欲しいのだけど。」
咲「うーん、そうですぇ……悪魔らしい感じならこんなのはどうですか?」
レミ「なになに?」
咲「お前も蝋人形にしてやろうか!」
レミ「閣下!?」

すいません、なんとなく今思いついたので…・・・。
プチ東方創想話ミニにでも書いとけば良かったかな? という感じの葉爪です。
自己紹介がだんだんフランクになっているのは気のせいです。

今回は前後編にさせていただきました香霖堂モノ。
これ書いてるときにはvol.4が出てなかったので若干矛盾した内容になってますが、書きたかったのは幽霊パートの妖夢です。
まさに妖夢の魅力の半分は白玉からできてますといった愛情を詰め込んでみました。
説明臭い部分が多いのですが、後半からはもっと白玉かわいいよーって感じを押し出してみたいと思います。

では、お目汚し失礼しましたー。
後半も付き合っていただけたら幸いです。
葉爪
[email protected]
http://www2.accsnet.ne.jp/~kohaze/
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コメント



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14.70七死削除
霖之助の語り口調が本編ぽくて非常に好印象でした。
白玉・・・、いやしかしそれでも立派な妖夢の半分と考えれば、つまり半分と言えども妖夢と一つ屋根の下で寝食を共にし、しかも片時も離れる事なく一緒にいる、と言う羨ましい状況が展開されているわけで・・・。

霖之助め、ハハハ! ・・・そのまま祟りコロされるが良い。