過去に思いを巡らせれば後悔で
未来に思いを馳せれば不安で
現在(いま)を視ることしか出来ない私
幻を視てた方が幸せなのではないだろうか
夢を視てた方が楽なのではないだろうか
ただひたすらに問いかけた
それでも鏡は私を映すことなく割れていった
いつからだろう
夜空を見上げなくなったのは
いつからだろう
彼女らに背を向けていたのは
私にしか視えない景色を
私にしか視ることが許されなかった景色を
本当は私が視るべきではなかったのではないかと
割れた鏡を拾い問う
答えるはずのないあなたは答えた
ならば何故今あなたは現在(いま)を視てるの?
あなたは笑った
あなたはいつから知っていたのかな
答えを既に見つけていたことを
過去も未来も現在も
全て既に視ていたのだから
当たり前のことを教えてくれたあなた
そんなあなたが言ったように
私もいつかなれるのだろうか
許されるなら
願わくば
あの輝く月のように
「ん…」
徐々に視界が開けていく。
「…朝か」
ゆっくりと身体を起こす。
「…なんか懐かしい夢見ちゃったな。」
らしくないけど感慨にふけてみる。
「…よし、せっかく早く起きたし姫様や師匠の代わりにご飯の支度でもするかな」
一つ頷き私は周りの兎達を起こさぬよう慎重に廊下へ向かう。
そこでふと隣で寝ているてゐに目がいく。
…この子も大人しくしてれば可愛いのにねぇ。
ほっぺをツンツン。
「んぅ…鈴仙のパンツ~……ムニャムニャ」
何の夢を見てるんだか。
はだけている毛布をかけ直し私は部屋を出た。
外はまだ薄暗くこの季節にしてはまだ涼しい風が髪をなびかせる。
「あら、思ったより早く起きたのね」
後ろから声がした。
いつも私を悩ませるあの声が。
「おはようございます、師匠。」
振り返りながら頭を下げる。
「おはよう、今日は早いのね、偉い偉い」
微笑みながら師匠の手が私の頭を撫でる。
急なことに動揺を隠せない私。
「え、えぇ、なんだか目が冴えちゃって」
「ふふ、たまにはそんな日もあるわ(ナデナデ)」
「や、やめてくださいよ師匠ー。もう子供じゃないんですから」
師匠はまた微笑む。
うー。この人には敵わないなぁ。
師匠を見ると空へと顔を向けていた。
釣られて私も空を見上げる。
そこにはあの月が何故か輝いていた。
「意味を見つけたのかしら?」
「え?」
「人は誰でも人生で一度は月を眺めるものよ、理由はどうあれ、ね。」
「はぁ…」
「そこには変わらず輝く月が浮かんでいるの」
「ただ、見る人によってはひたすらに暗く、満月も欠けて見える」
「…」
「うどんげ?」
「は、はい?」
「あなたには今、どう映ってるかしらね?」
「月と、私が」
そう呟いたその時の師匠を
私は生涯忘れることはないだろう
あまりにも繊細であまりにも儚げな
あの横顔を…
「さて、そろそろ朝御飯の支度をしなくちゃね!」
台所へ向け歩き出す師匠
「わ、ま、待ってくださいよ~師匠~」
今宵は満月
月明かりはいつもより永く
私達を照らしていた
次に月を眺める時は私はどんな思いであの月を眺めるのだろうか
願いが叶うなら
あの人と二人で...
未来に思いを馳せれば不安で
現在(いま)を視ることしか出来ない私
幻を視てた方が幸せなのではないだろうか
夢を視てた方が楽なのではないだろうか
ただひたすらに問いかけた
それでも鏡は私を映すことなく割れていった
いつからだろう
夜空を見上げなくなったのは
いつからだろう
彼女らに背を向けていたのは
私にしか視えない景色を
私にしか視ることが許されなかった景色を
本当は私が視るべきではなかったのではないかと
割れた鏡を拾い問う
答えるはずのないあなたは答えた
ならば何故今あなたは現在(いま)を視てるの?
あなたは笑った
あなたはいつから知っていたのかな
答えを既に見つけていたことを
過去も未来も現在も
全て既に視ていたのだから
当たり前のことを教えてくれたあなた
そんなあなたが言ったように
私もいつかなれるのだろうか
許されるなら
願わくば
あの輝く月のように
「ん…」
徐々に視界が開けていく。
「…朝か」
ゆっくりと身体を起こす。
「…なんか懐かしい夢見ちゃったな。」
らしくないけど感慨にふけてみる。
「…よし、せっかく早く起きたし姫様や師匠の代わりにご飯の支度でもするかな」
一つ頷き私は周りの兎達を起こさぬよう慎重に廊下へ向かう。
そこでふと隣で寝ているてゐに目がいく。
…この子も大人しくしてれば可愛いのにねぇ。
ほっぺをツンツン。
「んぅ…鈴仙のパンツ~……ムニャムニャ」
何の夢を見てるんだか。
はだけている毛布をかけ直し私は部屋を出た。
外はまだ薄暗くこの季節にしてはまだ涼しい風が髪をなびかせる。
「あら、思ったより早く起きたのね」
後ろから声がした。
いつも私を悩ませるあの声が。
「おはようございます、師匠。」
振り返りながら頭を下げる。
「おはよう、今日は早いのね、偉い偉い」
微笑みながら師匠の手が私の頭を撫でる。
急なことに動揺を隠せない私。
「え、えぇ、なんだか目が冴えちゃって」
「ふふ、たまにはそんな日もあるわ(ナデナデ)」
「や、やめてくださいよ師匠ー。もう子供じゃないんですから」
師匠はまた微笑む。
うー。この人には敵わないなぁ。
師匠を見ると空へと顔を向けていた。
釣られて私も空を見上げる。
そこにはあの月が何故か輝いていた。
「意味を見つけたのかしら?」
「え?」
「人は誰でも人生で一度は月を眺めるものよ、理由はどうあれ、ね。」
「はぁ…」
「そこには変わらず輝く月が浮かんでいるの」
「ただ、見る人によってはひたすらに暗く、満月も欠けて見える」
「…」
「うどんげ?」
「は、はい?」
「あなたには今、どう映ってるかしらね?」
「月と、私が」
そう呟いたその時の師匠を
私は生涯忘れることはないだろう
あまりにも繊細であまりにも儚げな
あの横顔を…
「さて、そろそろ朝御飯の支度をしなくちゃね!」
台所へ向け歩き出す師匠
「わ、ま、待ってくださいよ~師匠~」
今宵は満月
月明かりはいつもより永く
私達を照らしていた
次に月を眺める時は私はどんな思いであの月を眺めるのだろうか
願いが叶うなら
あの人と二人で...
短編連発するくらいなら、一本しっかり練って書いた方が良いかと。
いつぞやも、連発した人がいましたが、あまり好意的な反応はなかったですし。
物書きに拙速はよろしくないと思いますよ。
今後に期待です。
そんな疑問がまず先に。
話の核が伝わりませんよ。
少なくともここに投稿すべきではないかと。
それと、短すぎてあまりわかりませんでした。
まぁ、要約すると一作品でそこそこ長く、読みやすい作品を書いた方がいいですよ、と。
勿論、全ての話に繋がりを持たせて相応のオチが用意出来ればだけど。
と、そんな戯言が頭に浮かぶくらい単品では不完全。
作品そのものを見直すか投稿の仕方を工夫した方が良いかと。
あと作品とは直接関係ないけど後書き・・・連投するなら毎回あんな挨拶の仕方しなくていい気がする。
どこかで見たかっこよさげな言葉を並べるだけは詩の範疇に過ぎないので、
次回からは、ストーリーの途中途中に詩を挟むような工夫をされるといいかもしれません。
改行や段落などからケータイ小説の感覚で書かれている印象を受けましたので、
こちらに投稿されている方々の作品を読めば、普通のSSのスタイルが分かると思います。
今回は申し訳ないですが、SSの形を為しているとは思えませんでしたのでフリーレスで失礼します。
全体的に辛口評価が多いですが、これをバネにして向上を目指していかれることを願っています。
自重して下さい。