なんだか、暖かいものに包まれていた。
布団とはちょっと違う、ぬくもりみたいなものを感じた。
ちょうど、まだ人間だった頃に、お母さんと一緒に眠った時のような────
布団を足蹴にして、むくりと体を起こす。
寝ぼけ眼を擦って、ぐいぃ、と大きく伸びをする。
未だ霞む景色の中、ふと違和感を覚えてちら、と目線を落とすと。
誰かが寝息を立てていた。
「……っ!?」
驚いて声を上げそうになる。
けれども、出さなかった。というよりは出なかった。寝起きだからだろうか。
感付かれないよう、ゆっくりと布団から脱出する。
さっきびっくりした所為か、目が冴えてきた。
その目できょろきょろと部屋を見回す。私の部屋に似ていたけれど、違う部屋だった。
おぼつかない足取りで、ぺたぺたと部屋を歩き回る。
殺風景な部屋。なんにもない。
あるものと言ったら机と箪笥と本棚くらいなものだった。本棚には退屈そうな本が詰まっている。
よくよく見てみたら、私の部屋にちっとも似ていなかった。
なんで似ていると思ったのかは分からなかった。
冴えたのは目だけで、きっと頭は冴えていなかったからだと、己に言い聞かせる。
…そもそも私はいつもベッドで寝ているのだから、起きた時点で違和感を覚えてもいいものだろうに。
きっと、隣に人がいたからだ。その動揺がさっきまで続いていただけだ。
そう思って胸に手をやると、いつもより心臓が早く音を立てていた。
未だに動揺してるじゃないか、と、自分の中で誰かが囁くような気がした。
ぶんぶん首を振って、それを打ち払う。
机に視線を落とすと、帽子が二つ置かれていた。
片方は、桃と葉があしらわれた黒い帽子。ちょっと我ながら、自己主張が激しい。
…けれど私にとってもっと自己主張してきたのは、もう片方の帽子だった。
赤いリボンに、私のに似た色と形。
そっと、手に取ってみる。
「衣玖の…帽子?」
「はい…なんでしょうか、総領娘様……」
「っ!?」
背後から声が聞こえた。
さっきまで高鳴っていた心臓が、止まりそうになる。
なってから、また高鳴り始める。さっきより余程激しい。
その動揺に任せて、ぐるんと首を後ろに向ける。
…しかし、声の主は寝息を立てていた。
じゃあ、今の返事はなんだったんだ。寝言?
もしかしたら寝たフリでもしてるの?
衣玖の帽子を持ったまま、そろりそろりと、足音を殺して布団に歩み寄る。
僅かな距離が、えらく長いように思えた。
心臓の鼓動がうるさかった。
布団の前までやってきて、ゆっくりとしゃがみ込む。
私に背を向けて横たわる衣玖の顔を、そっと覗き込む。
…やっぱり、寝ていた。少なくとも私の目にはそう見えた。
すました顔で、無防備に、すうすう寝息を立てていた。
ぼーっと、しばらくその顔を眺めていた。
何故だか頬が熱くなってきたあたりで、我に帰る。
またしても首をぶんぶん振って、湯気が出そうな熱さを振り払う。
すぅ、はぁ、と大きく深呼吸をして、ようやく平静を取り戻す。
さて、どうしてくれようか。
別にこのまま衣玖を起こしてもいい。なんで私が衣玖の家で寝ていたのかも知りたいし。
けれど、そのまま起こそうか、という段階になって、ぴんと閃く。
折角衣玖が眠っているのだ。少しくらい悪戯してもバチは当たるまい。
くくく、と意地の悪い笑みが浮かぶ。
そうと決まれば、何をしよう。やっぱり、定番は落書きよね……そんな事を考えつつ、部屋を歩き回る。
鼻歌でも奏でながら、手に持ったままだった衣玖の帽子をなんとなくかぶって。
机の横に置かれていた小さな箪笥。
その引き出しを、上から次々に開けていく。
すると、三段目あたりに筆と墨が仕舞ってあるのを見つけた。
「お、あった!」
「何かいいものが見つかりましたか?」
「うん、これで衣玖、に……!?」
全身に鳥肌が立つ。
冷や汗を垂らしながら振り向くと、そこには少し眠たそうな顔の衣玖が立っていた。
「なっ、ななななななぁっ!えっ!?」
言葉にならない驚愕の声が、意思とは関係なしに口からぽんぽん出てくる。
衣玖は、開きっ放しだった引き出しをぱたんと閉めて言う。
「全く、油断も隙もないですね、総領娘様」
「なん、え、起きてたの?」
「いえ、起きたのはつい先程です。丁度娘様が箪笥を意気揚々と物色なさっていたところでした」
「え、あー…そう、ふーん…」
目が泳いだ。衣玖を見ようとすると、するりと上滑りした。
「それで…何か御用ですか?総領娘様」
「え、衣玖が何か知ってるんじゃ」
「? 何を仰っているのか分かりませんが…」
衣玖の声はいつものように冷たかった。
そりゃ、起きたら隣に人がいた私よりかは、動揺も少ないだろうけど。
それとも、衣玖からしてみれば私がいきなり部屋に入ってきても不思議ではないのだろうか。
少しくらい驚いた顔してくれたっていいのに。
…まあ、顔見られないんだけどさ。
「…はぁ、とりあえず私はもう仕事に行きますから、部屋を荒らすのはほどほどにしてくださいね」
「えっ、もう行くの?」
顔も洗ってないのに。
衣玖は机から帽子を拾い上げて、深めにかぶって言う。
「ええ、行きますよ。名居様に叱られてしまいますから」
「あ、ちょ、ちょっと、待って…」
手が、衣玖の服を掴んだ。
自分が何をやっているのか分からなかった。
ただ、手に入る力ばかりが、強くなった。
「…総領娘様?」
「……………………」
ダメだ。
目を合わせられなかった。
顔をそっぽに向けて、沸騰しかけの頭を必死で動かした。
けれど、なんにも言葉にならなかった。
引き留めるもっともらしい理由は、見つからなかったのだ。
衣玖は、いつもより少しだけ優しい声で言った。
「…話なら、帰ってから聞きますから」
それだけ言って、飛び去っていった。
衣玖の服を掴んでいた手だけが、私の目の前に残った。
その手を、ぎゅっと硬く握り締める。
頬が、妙に熱かった。
けれど、首を振ることはしなかった。
しばらく、ぼうっと。
衣玖の家の玄関で、立ち尽くしていた。
眠っていた時の暖かい感覚を、思い出しながら。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
「……ふぅ」
危なかった。
本当に危なかった。色々と。
朝、目を覚ましたら目の前で総領娘様が寝息を立てていた。
ぎょっとして慌てて背を向けた。
どうしてこうなったと言いたい気持ちで一杯だった。よもや不埒を働いてはいないだろうな。
しかし昨日の記憶は曖昧だった。確か、娘様に誘われて無理矢理博麗神社の宴会に参加したはずだが、それから記憶がない。ぷっつりと途切れている。
そうやって混乱しているうちに娘様が起きてしまった。
それからはまあ必死で、どうにかこの焦りを気付かれまいとしていた。
…だから、思わず娘様の言葉に返事を返してしまった時は内心死んだと思った。
名前を呼ばれて反射的に答えてしまったのだった。
どうにか狸寝入りで誤魔化し通して、タイミングを伺って布団から出た。
…ああ、鼻歌交じりに部屋を歩き回る娘様は可愛らしかったなぁ。あれで素行が悪くなければ。まあ、聞いていただけで見てはいないのだけれど。
結局、勢いに任せて家から出てきてしまった。別にまだ仕事の時間ではない。ついでに、顔も洗い忘れていた。
…引き留めてきた時の、耳まで赤くなった娘様の顔が頭に貼りついていた。
見せまいと顔を逸らしていたけれど、ばればれだった。それがまた娘様らしかった。
思い出しながらふよふよと漂っていると、下から声が聞こえた。
「おー?龍宮の使いかー?」
「貴方は…前の異変で現れた鬼ですか」
確か名前を、伊吹萃香といった。
最近天界で酒を飲んでいる姿をよく見る。
「んー…?お前、帽子変えたのか?」
「へ?」
慌てて帽子を取ってみて、はっとした。
どれだけ焦っていたのだ、自分は。
でも、娘様も確かに帽子をかぶっていたような気がする。
…まさか、入れ替わっているとか。
ふ、と溜息をつく。
鬼が不思議そうな顔をしていた。
「なあ」
「何ですか?」
「お前、前に見た時よりいい顔してるな」
そう言って、鬼はがははと笑った。
頬が、少しだけ熱くなった気がした。
布団とはちょっと違う、ぬくもりみたいなものを感じた。
ちょうど、まだ人間だった頃に、お母さんと一緒に眠った時のような────
布団を足蹴にして、むくりと体を起こす。
寝ぼけ眼を擦って、ぐいぃ、と大きく伸びをする。
未だ霞む景色の中、ふと違和感を覚えてちら、と目線を落とすと。
誰かが寝息を立てていた。
「……っ!?」
驚いて声を上げそうになる。
けれども、出さなかった。というよりは出なかった。寝起きだからだろうか。
感付かれないよう、ゆっくりと布団から脱出する。
さっきびっくりした所為か、目が冴えてきた。
その目できょろきょろと部屋を見回す。私の部屋に似ていたけれど、違う部屋だった。
おぼつかない足取りで、ぺたぺたと部屋を歩き回る。
殺風景な部屋。なんにもない。
あるものと言ったら机と箪笥と本棚くらいなものだった。本棚には退屈そうな本が詰まっている。
よくよく見てみたら、私の部屋にちっとも似ていなかった。
なんで似ていると思ったのかは分からなかった。
冴えたのは目だけで、きっと頭は冴えていなかったからだと、己に言い聞かせる。
…そもそも私はいつもベッドで寝ているのだから、起きた時点で違和感を覚えてもいいものだろうに。
きっと、隣に人がいたからだ。その動揺がさっきまで続いていただけだ。
そう思って胸に手をやると、いつもより心臓が早く音を立てていた。
未だに動揺してるじゃないか、と、自分の中で誰かが囁くような気がした。
ぶんぶん首を振って、それを打ち払う。
机に視線を落とすと、帽子が二つ置かれていた。
片方は、桃と葉があしらわれた黒い帽子。ちょっと我ながら、自己主張が激しい。
…けれど私にとってもっと自己主張してきたのは、もう片方の帽子だった。
赤いリボンに、私のに似た色と形。
そっと、手に取ってみる。
「衣玖の…帽子?」
「はい…なんでしょうか、総領娘様……」
「っ!?」
背後から声が聞こえた。
さっきまで高鳴っていた心臓が、止まりそうになる。
なってから、また高鳴り始める。さっきより余程激しい。
その動揺に任せて、ぐるんと首を後ろに向ける。
…しかし、声の主は寝息を立てていた。
じゃあ、今の返事はなんだったんだ。寝言?
もしかしたら寝たフリでもしてるの?
衣玖の帽子を持ったまま、そろりそろりと、足音を殺して布団に歩み寄る。
僅かな距離が、えらく長いように思えた。
心臓の鼓動がうるさかった。
布団の前までやってきて、ゆっくりとしゃがみ込む。
私に背を向けて横たわる衣玖の顔を、そっと覗き込む。
…やっぱり、寝ていた。少なくとも私の目にはそう見えた。
すました顔で、無防備に、すうすう寝息を立てていた。
ぼーっと、しばらくその顔を眺めていた。
何故だか頬が熱くなってきたあたりで、我に帰る。
またしても首をぶんぶん振って、湯気が出そうな熱さを振り払う。
すぅ、はぁ、と大きく深呼吸をして、ようやく平静を取り戻す。
さて、どうしてくれようか。
別にこのまま衣玖を起こしてもいい。なんで私が衣玖の家で寝ていたのかも知りたいし。
けれど、そのまま起こそうか、という段階になって、ぴんと閃く。
折角衣玖が眠っているのだ。少しくらい悪戯してもバチは当たるまい。
くくく、と意地の悪い笑みが浮かぶ。
そうと決まれば、何をしよう。やっぱり、定番は落書きよね……そんな事を考えつつ、部屋を歩き回る。
鼻歌でも奏でながら、手に持ったままだった衣玖の帽子をなんとなくかぶって。
机の横に置かれていた小さな箪笥。
その引き出しを、上から次々に開けていく。
すると、三段目あたりに筆と墨が仕舞ってあるのを見つけた。
「お、あった!」
「何かいいものが見つかりましたか?」
「うん、これで衣玖、に……!?」
全身に鳥肌が立つ。
冷や汗を垂らしながら振り向くと、そこには少し眠たそうな顔の衣玖が立っていた。
「なっ、ななななななぁっ!えっ!?」
言葉にならない驚愕の声が、意思とは関係なしに口からぽんぽん出てくる。
衣玖は、開きっ放しだった引き出しをぱたんと閉めて言う。
「全く、油断も隙もないですね、総領娘様」
「なん、え、起きてたの?」
「いえ、起きたのはつい先程です。丁度娘様が箪笥を意気揚々と物色なさっていたところでした」
「え、あー…そう、ふーん…」
目が泳いだ。衣玖を見ようとすると、するりと上滑りした。
「それで…何か御用ですか?総領娘様」
「え、衣玖が何か知ってるんじゃ」
「? 何を仰っているのか分かりませんが…」
衣玖の声はいつものように冷たかった。
そりゃ、起きたら隣に人がいた私よりかは、動揺も少ないだろうけど。
それとも、衣玖からしてみれば私がいきなり部屋に入ってきても不思議ではないのだろうか。
少しくらい驚いた顔してくれたっていいのに。
…まあ、顔見られないんだけどさ。
「…はぁ、とりあえず私はもう仕事に行きますから、部屋を荒らすのはほどほどにしてくださいね」
「えっ、もう行くの?」
顔も洗ってないのに。
衣玖は机から帽子を拾い上げて、深めにかぶって言う。
「ええ、行きますよ。名居様に叱られてしまいますから」
「あ、ちょ、ちょっと、待って…」
手が、衣玖の服を掴んだ。
自分が何をやっているのか分からなかった。
ただ、手に入る力ばかりが、強くなった。
「…総領娘様?」
「……………………」
ダメだ。
目を合わせられなかった。
顔をそっぽに向けて、沸騰しかけの頭を必死で動かした。
けれど、なんにも言葉にならなかった。
引き留めるもっともらしい理由は、見つからなかったのだ。
衣玖は、いつもより少しだけ優しい声で言った。
「…話なら、帰ってから聞きますから」
それだけ言って、飛び去っていった。
衣玖の服を掴んでいた手だけが、私の目の前に残った。
その手を、ぎゅっと硬く握り締める。
頬が、妙に熱かった。
けれど、首を振ることはしなかった。
しばらく、ぼうっと。
衣玖の家の玄関で、立ち尽くしていた。
眠っていた時の暖かい感覚を、思い出しながら。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
「……ふぅ」
危なかった。
本当に危なかった。色々と。
朝、目を覚ましたら目の前で総領娘様が寝息を立てていた。
ぎょっとして慌てて背を向けた。
どうしてこうなったと言いたい気持ちで一杯だった。よもや不埒を働いてはいないだろうな。
しかし昨日の記憶は曖昧だった。確か、娘様に誘われて無理矢理博麗神社の宴会に参加したはずだが、それから記憶がない。ぷっつりと途切れている。
そうやって混乱しているうちに娘様が起きてしまった。
それからはまあ必死で、どうにかこの焦りを気付かれまいとしていた。
…だから、思わず娘様の言葉に返事を返してしまった時は内心死んだと思った。
名前を呼ばれて反射的に答えてしまったのだった。
どうにか狸寝入りで誤魔化し通して、タイミングを伺って布団から出た。
…ああ、鼻歌交じりに部屋を歩き回る娘様は可愛らしかったなぁ。あれで素行が悪くなければ。まあ、聞いていただけで見てはいないのだけれど。
結局、勢いに任せて家から出てきてしまった。別にまだ仕事の時間ではない。ついでに、顔も洗い忘れていた。
…引き留めてきた時の、耳まで赤くなった娘様の顔が頭に貼りついていた。
見せまいと顔を逸らしていたけれど、ばればれだった。それがまた娘様らしかった。
思い出しながらふよふよと漂っていると、下から声が聞こえた。
「おー?龍宮の使いかー?」
「貴方は…前の異変で現れた鬼ですか」
確か名前を、伊吹萃香といった。
最近天界で酒を飲んでいる姿をよく見る。
「んー…?お前、帽子変えたのか?」
「へ?」
慌てて帽子を取ってみて、はっとした。
どれだけ焦っていたのだ、自分は。
でも、娘様も確かに帽子をかぶっていたような気がする。
…まさか、入れ替わっているとか。
ふ、と溜息をつく。
鬼が不思議そうな顔をしていた。
「なあ」
「何ですか?」
「お前、前に見た時よりいい顔してるな」
そう言って、鬼はがははと笑った。
頬が、少しだけ熱くなった気がした。
ほのぼのしました
貴方の長編が読みたくなりました。次作品を楽しみにしております。
衣玖さんも天子も可愛くて良かったです。
次も期待させて頂きます
あっさりレモン味で。
ジャンピング土下座は高低差が生まれることにより、額の他に膝が痛くなったりするので、もしするとしたら、サポーターを付けるのが賢明ですよ。
ラストの萃香に言われて照れる衣玖さんは、何というか、すごくイイ!
ところで、昨夜の宴会で天人の方はどう凄かったのかkwsk
>>2 ほのぼの好きなのでそう言って頂けるとほっこりします。
>>4 衣玖さんは書く人によって結構性格に差異があって面白いです。
>>11 今のところは膝を痛めずに済みそうで無い胸を撫で下ろしています。
>>15 白黒「あー?私も結構酔ってたからよく覚えてないが…なんか、抱き付いてたな。うん」
スペース取りたくなかったので一部割合させて頂きましたすいません。
百合といえば百合なのですけれど、衣玖さんはどっちかって言うと母性愛かなぁとか思ってます。
「全く総領娘様は…いくら身体が丈夫だからって、お腹を出して寝たら風邪を召しますよ」とか言いながら布団かけてるといいです。駄文蛇足失礼しました。
次の作品を楽しみにしています
すみません調子に乗りました。orz
いや、ね。あまりに暖か過ぎる話とか、二人が可愛過ぎるのが悪いんです。
砂糖吐いたり ツンデレ口調になったりしてもおかしくないじゃないですか。
可愛過ぎるんですもん。
つ、次の作品も期待しててあげるから、書きなさいよねっ
天子も衣玖も、恥ずかしがる乙女はよいものですなフヒヒ