(※1)
さなえちゃんこんにちは。今日はぼくはさなえちゃんにいいたいことがあるので、このてがみをかきました。ほんとうはちょくせついいたかったけど、ぼくはゆうきがないのでいえませんでした。でも、どうしてもいいたいことがあるので、どうしたらいいかお姉ちゃんにきいたら、ならてがみがいいといったので、このてがみをかきました。
さなえちゃん、いつもぼくをたすけてくれてありがとう。ぼくの体そうぎがケンタくんにかくされてないてたときに、さなえちゃんがとり返してくれたおかげで、ぼくはたいくのじぎょうに出ることができました。きゅうしょくの時に、ぼくがにんじんを食べれなくて、先生に食べるまで外に出ちゃだめといわれたときに、こっそり食べるのをてつだってくれてありがとう。うれしかったよ。ドッチボールのとき、いつもぼくのまえに立って守ってもらってばかりでごめんね。どくしょのじかんのときに、ぼくがおならをしてしまい、みんながはん人さがしをはじめて、ぼくがはん人だとケンタくんがゆびをさしてきたとき、ぼくはなにもいえなくて、でもそのときとなりのせきにいたさなえちゃんが立ちあがって、自分がはん人だよといってくれたおかげで、ぼくはケンタくんにオナラせい人といわれていじめられることはありませんでした。でも、ぼくのせいでさなえちゃんがケンタくんにオナラせい人だといわれるようになったので、ぼくはほんとうにわるいことをしたのだとおもいました。さなちゃんごめんなさい。ゆるしてください。
ぼくはそんな弱虫な自分がきらいなので、空手をならうことをしました。空手の先生はたいくのやまざき先生よりもおっきくてこわいけど、ぼくはつよくなるというけついをしたので、だれにもまけまないようにがんばります。さなえちゃん。ぼくはさなえちゃんのことが大すきです。でもぼくはよわいので、さなえちゃんを守ることができません。いつかぼくがルフィみたいにつよくなって、ケンタくんにかてるぐらいつよい男になったら、ぼくとケッコンしてください。あと、こんなぼくでよければ、これからもなかよくしてください。
こち谷 さなえちゃんへ 2年1くみ 谷口 しょう太
(※1)妖怪の山付近で拾った手紙を
原文のまま全文掲載
あれか、早苗さんの恥ずかしがる姿を想像しろとそういうことか。
手紙の幼い感じが良く出てて良かった。
たいくとかドッチボールみたいな間違えて覚えてる感じや、ら抜き言葉が、子供らしくて微笑ましかったです。
どっかの掲示板に書くならまだしも
サイドストーリーと書いてSS。別に小説の体裁をとらなければNGとか規約にも載ってないわけだし。
これはこれで面白かったです。
好きだなこういうの・・・
小学生の時はこれで合ってると思ってましたよ……
この手紙を見た各人の反応とかまで書いたりして、話を拡げてもいいかな、と思いました。